まずは50m走。
いっちゃん最初は、カエル娘と真面目くんか。さて、どうなるか。
「3秒04!」
はっや!?おいおいマジかよ。これホントに大丈夫か?
程なくして、俺の番が来た。最後だから、俺一人で走るらしい。
さて、やるか。
「スタート」
ザッ、砂を蹴る音が響く。
「記録、5秒46」
中学の時と大して変わらんが、最下位にはならずに済みそうだ。
その後、俺はまあまあの記録で最後の種目を迎えた。
緑谷が終わってからか…あれ緑谷って今まで目立った記録なくね。
「46m」
ダメか。だがそれはそれとして、一つ気になる事がある。
「な…今確かに使おうって…」
先生が緑谷に何かをやった。
「個性を消した」
「「「「!?」」」」
やはりか。どうやったかはわからんが
「つくづく、あの入試は合理性に欠くよ。お前のような奴も入学出来てしまう。」
「消した…あのゴーグル…そうか…‼︎観ただけで人の個性を抹消する個性!!
抹消ヒーロー イレイザーヘッド‼︎‼︎
「イレイザーヘッド、聞いた事ねぇな」
「見たとこ…個性を制御出来ないんだろ?また行動不能になって誰かに助けてもらうつもりだったか?」
「そっそんなつもりじゃ…」
「どういうつもりでも、周りはそうせざるをえなくなるって話だ。
昔、暑苦しいヒーローが一人で千人以上救い出すという伝説を作った。
同じ蛮勇でも…お前は一人を助けて木偶の坊になるだけ、緑谷出久、お前の力じゃヒーローにはなれないよ。」
キツイこと言うなー。なるほど使ったら何か代償のある個性なのか…だから今まで使えなかったし強制的に止められた訳か。どうする…緑谷出久。
先生の言う通りだ。今の僕は…一人助けて木偶の坊になるだけ。なら…今の僕に出来る最大限を最小限で…今、僕に出来る事を…
「S M A S H !!!!」
「大丈夫かアイツ、指折れてるぞあれ。」
これが代償…アイツみたいに体が個性に追いついていないのか…
「………!!どーいうことだこら訳を言えデクテメェ!!」
爆豪はそのまま、緑谷に襲い掛かろうとした、が。
「はい、ストップー」
それが叶うことは無かった。
「テメッ!服掴むんじゃねぇ!殺すぞ‼︎」
俺が、そいつ服を掴んで離さないからだ。
「次俺だから、あんま騒ぐな」
緑谷 出久
ボール投げ 705.3m
次は俺か。
そして普通に投げた、俺の記録は87mだった。
全ての種目が終了した。
結果はこれ。
1 八百万 百
2 轟 焦凍
3 爆豪 勝己
4 飯田 天哉
5 常闇 踏陰
6 障子 目蔵
7 尾白 猿夫
8 切島 鋭児郎
9 芦戸 三奈
10麗日 お茶子
11口田 甲司
12砂糖 力道
13蛙吹 梅雨
14無型 悟
15青山 優雅
16瀬呂 範太
17上鳴 電気
18耳漏 響香
19葉隠 透
20峰田 実
21緑谷 出久
「ちなみに除籍はウソな」
「「「「「はぁぁぁぁぁ!?」」」」」
いや、あれはガチの目だった。途中で気が変わったのか。にしても、マジでビビったぁ。
初日終了 下校時間
「さてと、帰りますか。」そう言うと俺は教師をでた。
そして校門まで、行くと、見知った顔が見えた。
「久しぶり」
「アンタ、受かってたんだ。」
入試で出会った、銀髪女だった。
雄英は、バス登校を実施している。勿論それには、俺と銀髪女も乗る訳だ。それだけならいいんだ。それだけなら。
なんで、俺達二人だけ残るんだよ。気まずいわ。
そうして、地獄みたいな雰囲気の中、やっと自分の家に着いた。
俺の家は、D市にある、俺以外に入居者が居ないボロアパートだ。アル中の大家がいるが、ここ一週間あっていない、多分どっかで行き倒れている。
「「やっと着いたー…はぁ!?」」
なんで、お前も降りてんだよ。
「もしかして貴方がお隣さんになるの!?」
フェッ!?
そういや、大家が言ってたな。一人、引っ越してくるって、とうとうクスリにも手を出したと思ったが違ったらしい。
「お前、引っ越してきたの!?」
「そうそう、前住んでた所、追い出されちゃって。」
「何やらかした!?」
「家賃滞納、それで安い所探してたらここ見つけた」
「ちゃんと、条件とかは調べた方がいいぞ。マジで。ここら治安悪いし。はぁ〜今日からよろしく。」
「よろしく」
隣人ができた。