ARIA The NAVIGATIONE 異世界に転生して麗しの水先案内人と過ごすスローライフ♡   作:neo venetiatti

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第6話 謎だらけの歌姫

 

私の名前はアテナ・グローリィ。

 

このネオ・ヴェネツィアではちょっとした有名人。

 

だから大きなつばの帽子をかぶり、顔を隠すために黒いサングラスまでかけている。

その昔、マンホームで名を馳せた女優オードリー・ヘップバーンのようだと誰かが言った。

なかなか上手く表情したものだわ。

 

私が今いるここはネオ・ヴェネツィアでも一番大きな職業紹介所。つまり、連日仕事を探しに多くのひとがやってくるところ。

なのになぜわたしがこんなところにやってきたのか。

それは気になる噂を耳にしたからに他ならないからよ?。

 

 

あっ、ごめんなさい。

 

 

そういえばまだ自己紹介をちゃんとしてなかったわね。

 

私はアテナ・グローリィ。

 

それは先ほど言ったと思うけど、とりあえずちゃんといっておくわ。

実のところ、私はこのネオ・ヴェネツィアで注目の的といえるウンディーネをやっていたの。

 

ウンディーネってみんなも知ってると思うけど、もちろんあのウンディーネのことよ?

他にウンディーネってあるの?って思った人もいると思うけど、もちろん・・・

 

 

アリマセンよ!

 

 

でもね、やっていたといっても、そんじょそこらのウンディーネじゃないの。

 

つまり、そう、ウンディーネの中でも最高位のプリマ・ウンディーネだったわけ。

しかも歌が上手くて有名だったの。カンツォーネを歌わせたら右に出るものもいなかったくらい。

 

ごめんなさい。ちょっと自慢になってしまったわね。

でもその甲斐あって、本格的に歌手をやってみないかなんて言われちゃたりして・・・

 

そして・・・

 

 

なっちゃいました!

 

 

だから、ウンディーネと歌手の二足のわらじとなるところだったのだけど、そうもいかなくなっちゃったのね?

 

それはなぜだと思う?

 

うーん、どうしよっかなあ~~

 

ご、ごめんなんさい!

あんまりじらすとアリスちゃんに叱られるからやめとくわね♡

 

結論から言うと、わたし、アテナ・グローリィは、ほんとはここネオ・ヴェネツィアを盛り上げるための重要な任務についているの。

 

 

あっ!

 

 

言っておくけど、別にネオ・ヴェネツィアが盛り上がってないなんて言ってるわけじゃないのよ?

これからますます盛り上げようというはなしなの。

 

まあ、強いてゆうなら観光大使的な?

 

でも本当は違うの。

 

 

ウフフフ♡

 

 

じゃあ本当はなんなんだよ!とチョッとイラッとしたそこのあなた。

あなたには本当のことをお伝えしましょう。

 

実はほんとうの私は・・・

 

 

「アテナ先輩!早くしてください!いつまで支度に時間かかってるんですか!もう!」

「ああ~ちょっと待って~アリスちゃ~~ん!」

「だいだいその帽子はなんなんですか?見つけてください!って言ってるようなもんじゃないですかぁ!」

「だってこれがないと顔さされるでしょ?」

「もう!訳がわかんないこと言ってないで早くしてください!」

「訳がわかんないって・・・」

 

 

私のかわいい後輩のアリスちゃんは・・・あっ、彼女もウンディーネなのよ。

それもプリマ。自慢の後輩なの。

 

今日は久々にお出かけしましょうとなったのだけど、なぜか後輩の彼女から「ピクニックに行きましょう!」って言われたの。

みんなは知ってると思うのだけでど、ピクニックに誘うのって、ふつう先輩から後輩を誘うものじゃない?

いったいアリスちゃんて私のことどう思ってるのかしら?

またあの奥の手を使って、アリスちゃんの本当の気持ちを確かめてみてもいいかも・・・

 

エッ、エヘン!

ちゃんと説明しないと、そろそろみんな怒っちゃうわよね?

 

実は何を隠そうこのわたし、アテナ・グローリィは・・・

 

 

「アテナ先輩!ホントに怒りますよ!」

「ああ~ホントに怒るのはやめて~~!」

 

 

ということで早速だけど結論をいうわね♡

 

わたし、アテナ・グローリィは、実のところ、このネオ・ヴェネツィアを影から盛り上げるための秘密の任務についてるの♡

 

なんで盛り上げるのに影からって、おかしいこと言うわねって思った?

それは当然よね?

 

 

そうよねぇ~~

 

 

これには色々と事情があったたりするのね♡

 

またもやコイツ、何をもったいぶってるの?って思ってるわよね?

 

 

う~~ん。どうしよっかななぁ~~

 

 

ああ~ちょ、ちょっと待ってぇ~

悪かったから・・・

 

 

謝ります。

 

 

エヘン!

 

 

ちょっと仕切り直すから。

 

 

つまり、わたし、アテナ・グローリィは・・・

 

 

「アテナ先輩!!スペシャル・マキアート・ジェラートはお預けですからね!いいですね!!!」

 

 

 

 

女神アテナードって言うの!!

 

 

 

・・・・

 

 

 

あぁーあ。

 

ついに本当のこと言っちゃったじゃない・・・

 

 

 

アリシアちゃん・・・じゃなくて、女神アリシアーネになんて説明しようかしら・・・

 

ああ見えてアリシアーネちゃんて結構怖いのよ?

なんとなく伝わってたとは思うけど。

 

えっ?伝わってたの?

 

やっぱり人の目はごまかせないものねぇー

 

ということで、これからスペシャル・マキアート・ジェラートをアリスちゃんと一緒に食べに行ってくるわね♡

 

ホントに楽しみだったの♡

 

 

 

えっと・・・うーん・・・

 

 

ん?

 

 

なんか怒ってる?

 

 

 

ウソよ!ウソ!!

 

 

 

私、女神アテナードはウソは言わない主義なの。

 

そこは女神っていうくらいだかね♡

 

世間では水の妖精なんていわれるけど、それはあくまでも仮の姿。

 

 

 

プリマ・ウンディーネ・セイレーン(仮)

 

 

 

なんてね!

 

 

 

・・・・

 

 

 

なんか疲れてきちゃった。

 

あとは簡単に説明しておくわ。

 

結局つまるところ、何が言いたいかと言うと・・・

 

「ホントにもう!先輩のことは今後ぜったい誘いませんからね!!」

 

「それはダメぇ~!ピクニックはどうするの?スペシャル・マキアート・ジェラートはぁぁ~~?!」

 

「知りません!!!」

 

 

 

 

そう。そういうこと。

 

 

 

 

アリスちゃんは何も知らないの。

 

 

 

 

私はあのマンホームのヴェネツィアと、このアクアのネオ・ヴェネツィアを、長い時を越えて歌で繋いできた女神アテナード。

 

つまり、わたしは歌の女神。

 

妖精じゃなくて残念だった?

 

でも女神も大事なお仕事なのよ。

 

 

いつかはみんなをネオ・ヴェネツィアに私の歌で誘うことができたらいいわね♡

 

 

そして、ネオ・ヴェネツィアをこれからいっそう盛り上げられたらいいなぁなんて思ってた矢先、あの言葉を耳にしたの。

 

 

ネオ・ヴェネツィア夢ランド計画。

 

 

なんであの子たちがそれを知っていたの?

 

しかもナニ?独立ってどういうこと?観光業に打って出るですって?

 

それじゃあウンディーネはどうするの?プリマは?

 

これまで頑張ってきた努力は無駄にするつもりなの?

 

これは由々しき問題だわ!

 

これをもう一人の女神が知ったら黙っていないなず・・・

 

というか・・・

 

 

 

きっと恐ろしいことになるわ!

 

 

 

あぁ~なんとかしないと。

 

 

 

でも・・・

 

 

 

「アリスちゃ~ん!スペシャル・マキアート・ジェラートって、まだ間に合うのかしらぁ~~~」

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