奴隷はおいおい出てくるのちょっとお待ちください。
人を信用できなくなったのはいつからだろう?
ある程度心許した人でも、心の奥底では信用できずにいた。
だから社会人にもなってろくに友達もいない。
本当に、心から信用できたのはあいつだけだったと思う。
だがそんなあの人も、もういない。
これかまた、退屈な日常が始まるんだと、そう思っていた。
「まさか、部下をかばって死んじまうなんてな。」
独り言のようにそうつぶやく男。
彼は三上 悟の同僚の影白 雪である。
男なのに女のような名前であることが、彼はコンプレックスであった。
しかし、そんな彼の名前を三上はカッコいい名前だなと、そういったのである。
それから、ユキは会社で三上といることが多くなった。
しかし、そんなあいつが昨日死んだ。
いつものように海谷に出社して、いつもいるはずのデスクにあいつはいない
何故いないのか、ただ寝坊して遅刻をしたのか。
それとも、体調を崩して休んだのか。
考えられる理由はいくつもあったのに、不思議と納得できなかった。
そんなこと考えれいる間に、上司から集合がかかる
昨夜、通り魔から部下をかばって死んでしまったと上司から聞かされた。
そんなキャラじゃないだろう、上司に聞かされたときに思った率直な感想だった。
たわいもない話をするのが好きだった。
悪いスライムじゃないよ、などと知ってるものしか笑えないネタで大笑いした。
「お前のいない会社なんて、つまんねーよ」
つたない足取りで帰路に就くユキ。
前を見ずに、足元だけを見ていたからだろう。
信号が変わっていることに気づけなった。
「ッッッッグ!!!」
突如として体に降りかかる痛み
今まで感じたことがないほどの痛みがユキの体を襲う
視界がちらつき、耳もよく聞こえない。
もしかしたら、鼓膜が破れているのかもしれない。
それほどまでに、ユキの体の痛みはひどかった
呼吸がうまくできない
おそらく、このまま死ぬだろう。
死んでしまった人のことを考えいたら、自分が死んでしまった。
とてもじゃないが笑えない。
いやだ、死にたくない。子供のようにそんな気持ちがこみ上げる。
確認しました。超速再生を獲得・・・成功しました。
幻聴すら聞こえてくる。
だが、自分へと近づいている死という存在からは、どうやっても逃げられないだろう。
もし、来世というものがあるのなら、今度は心から信頼できるものとたくさん出会えることを願いたい。
確認しました。純白者を獲得・・・成功しました。
続いて、◆◆◆◆を獲得・・・
ここで、俺の意識は途絶えてしまった。
成功しました。