我が魔王は緑谷出久!?   作:夢野飛羽真

18 / 86
こんばんは~
初期は朝更新だったんですけど最近夕方ごろに切り替えました。
投稿の当日も翌日も結構読んでいただき嬉しいです。


第18話 開幕

時は流れて5月の上旬

各々が特訓を行いこの日に備えてきた。

そう、雄英体育祭の日である。普段は生徒や教師、学校関係者だけが立ち入る土地の中には一般の客やプロヒーロー、マスコミなどが立ち入っている。雄英内にある3つのスタジアムではそれぞれ1年生、2年生、3年生の競技が行われる予定だ。

例年は3年のステージに多くの客が集まるのだが、今年は1年ステージの方に注目が集まっている。

 

「あーあ、コスチューム着たかったな~」

 

「公平を期すため、着用不可なんだよね。」

 

今回の体育祭では、ヒーロー科は全員体操服での参加が義務付けられている。

あくまでも、個性や知能、身体能力など己の力を競い合う場であるためそう言ったルール付けがされている。

因みに、オールマイトの働き掛けも上手くいき、出久とウォズだけでなく爆豪も仮面ライダーの力を使っての参戦が可能となった。

 

「緑谷、爆豪、魚津…」

 

競技に向けて気持ちを整えているライダー陣3人に、轟が声をかける。

 

「轟君…?何?」

 

「お前ら、オールマイトに目えかけられてるよな。別にそこ詮索するつもりはねえが、俺は大人しく負ける気はねえ。」

 

「推薦入学者が宣戦布告!?」

 

出久達ほどではないが、強力な個性で実力を示してきていた推薦入学者の轟。

彼は突如ライダー3人に宣戦布告してみせた。

 

「おいおいおい、急に喧嘩腰でどうした!?直前だろ!」

 

「仲良しごっこじゃねえんだ…なんだって良いだろ…」

 

一通り言いたいことを言った轟は、彼らから離れていく。

 

「まあ、今日ここに来る多くの者が自分の中に熱い思いを秘めて来ているのは私自身、よく分かっているよ。クラス内だけでなく他の科の者にそういう人間がいるのも知ってるさ。」

 

今日に至るまでにクラスメイトの麗日の内に秘めたる思いを聞いたという出来事もあった。普通科からヒーロー科に昇格しようとしている、心操という生徒からA組に対して宣戦布告をされたこともあった。

そしてウォズ自身も、USJで決意したように出久の横に立つためにこの日は彼に挑もうとしていた。

 

「私とて、今日の狙いは一位の座だ。我が魔王にも挑戦させてもらうよ。」

 

ウォズの言葉に出久と爆豪は静かに頷く。

爆豪も今日は出久に負ける気もないし、出久も2人と全力で競い合うことを望んでいる。

 

「だからこそ、君も"全力"で来ると良いさ。楽しみにしてるよ…」

 

しかしながら、轟も熱い思いは持っているが未だに彼自身の左側(炎の個性)を使おうとしていない。この場での全力の戦いにおいて、それが使われるのをウォズも待っている。

 

「僕達も負ける気はないよ。全力で競い合おう!」

 

ウォズの言葉にはあまり納得していないようにも見えた轟だが、出久のアンサーに対しては大人しく首を縦に振る。

 

「みんなー!そろそろ入場だ!ゲートの方に向いたまえ!」

 

そして、飯田の指示でA組一同入場口に向かうのであった。

 

----------------------------------------------------------------------------------------------------

 

『雄英体育祭!ヒーローの卵達が我こそはと鎬を削る、年に一度の大バトルッ!てゆーか、どうせテメーらアレだろ!?コイツ等だろ!?ヴィランの襲撃を受けたにも拘らず、鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星!!ヒーロー科ッ!1年ッ!A組だろぉおおおおおおッ!?』

 

いよいよ、雄英体育祭の開始時刻を迎えて、プレゼントマイクのパフォーマンスと共に1年A組のメンバーが入場してくる。

彼ら目当てで来ている客も多く、彼らの入場と共に歓声が上がる。

 

『さあ、話題性では後れをとっちゃいるが、こちらも実力者揃いだぁッ!1年ッ!B組ィッ!』

 

それに続いてヒーロー科のもう1つのクラスであるB組、普通科、サポート科、経営科が呼び出されて行ってスタジアムに入場してくる。

 

「選手宣誓!」

 

全生徒が入場を終えると、主審のミッドナイトが台の上に立つ。

 

「ミッドナイト先生!なんちゅー格好だ!」

 

「流石18禁ヒーロー」 

 

「18禁なのに高校に居てもいいのか…」

 

「良い!」

 

18禁ヒーローの登場に客席だけでなく、男子生徒達がザワザワして頬をピンク色に染める。

 

「静かにしなさい!選手宣誓!1-A!緑谷出久!」

 

「は、はいッ…!」

 

選手宣誓は入試トップの出久が行うことになっているのだが、彼は緊張で震えながらゆっくりと台の上に上がっていく。

 

「せ、宣誓!僕達は!スポーツマンシップに則り!正々堂々戦うことを誓います!」

 

(((普通だ…!)))

 

特に盛り上がることもなく、無難に宣誓を終えて出久は台から降りていく。

 

「ここは王らしく、もっと何か言っても良かったと思うのだが…」

 

「緊張で何も出てこなかった…」

 

戻ってきたウォズに声を掛けられ…少し安心したような表情を見せる。

 

「さーて、それじゃあ第1種目行きましょう。いわゆる予選よ!毎年ここで多くの者が涙を呑む(ティア。ドリンク)!!さて運命の第1種目!!今年は……コレ!!!」

 

「障害物競走ッ…!」

 

「計11クラス全員参加のレースよ!コースはこのスタジアムの外周約4km!」

 

最初の競技は障害物競走。この競技は予選でもあり合計11クラスの生徒から43人に一気に絞り込んでいく。コースはスタジアムを出てから、屋外を一周してまたスタジアムに戻るというものだ。

 

「我が校は自由が売り文句!コースを守れば何をしたって構わないわ!さあさあ、位置に付きまくりなさい!」

 

ただしそのコース上で何があるか分からない。

生徒達はミッドナイトの指示で各々位置についていく。

 

『ジオウ!』

 

『ゲイツ!』

 

『ウォズ!』

 

そんな中3人はライドウォッチを起動しながら位置についていく。

 

「「「変身!」」」

 

『『ライダータイム!』』

 

『投影!フューチャータイム!』

 

『仮面ライダージオウ!』

 

『仮面ライダーゲイツ!』

 

『スゴイ!ジダイ!ミライ!仮面ライダーウォズ!ウォズ!』

 

ジオウ、ゲイツ、ウォズの3ライダーがその場に立つと、他の生徒や観客からの視線が一気に集まる。

 

「何だよアイツら!」

 

「変身した!?」

 

「スッゲー!」

 

3人が位置につくのと共に、ミッドナイトによって開始の合図が為される。

 

「スタート!」

 

そのミッドナイトの一声と共に、生徒達は一気に走り始める。

 

『さあて!実況していくぜ!解説Are you ready? ミイラマン!』

 

『無理矢理呼んだんだろうが…』

 

その様子を見ながら、放送席のプレゼントマイクと相澤先生が実況・解説を始める。

 

『つーか、A組連中速すぎんだろ!』

 

スタジアムから外周に抜けていく出入口。

そこには多くの生徒が集まってきていたが、そこを圧倒的な走力を誇るライダー3人が先に抜けていくがそれよりも先には1人の男が居た。地面を凍らせて突き進んでいく1人の男子生徒…

 

『現在1位は轟!誰よりも先にスタジアムから出た!』

 

それは轟焦凍であった。

 

「厄介なことになったね…」

 

地面が氷に覆われて下手に走れば足を滑らすか、さらに広がる冷気に足を凍らせられてしまう恐れもある。

3人は地面から足を離して移動しようと考えた。

 

「だったら…ってあれ?」

 

その為にも空を飛んでいこうと、ファイズフォンXからフォーゼライドウォッチを取り出そうとした出久だったが、何故か取り出すことができなかった。

 

『フォーゼ!』

 

「先にいくぜ…」

 

先に爆豪がフォーゼウォッチを手にしており、起動して自身のジクウドライバーに装填していた。

 

『アーマータイム!』

 

『3・2・1!』

 

『フォーゼ!』

 

仮面ライダーゲイツ・フォーゼアーマーは両腕のブースターで飛び、コースを進み始める。

 

「だったら僕は!」

 

『龍騎!』

 

先にフォーゼウォッチを取られてしまった出久だが、すぐに龍騎ウォッチを選んで起動させる。

 

『アーマータイム!』

 

『アドベント!』

 

『龍騎!』

 

仮面ライダージオウ・龍騎アーマーに姿を変えると、赤き龍ドラグレッダーを呼び出してそれに乗って低空飛行状態で突き進んでいく。

 

「私の新しい力もお見せするとしようか…」

 

『リバイス!』

 

そんな2人に続いてウォズもUSJでの戦いで手に入れた、新しいミライドウォッチを起動する。

 

『投影!フューチャータイム!』

 

『バディアップ!』

 

『リバイス!』

 

リバイとバイス、2人の仮面ライダーの力を組み合わせた新たな鎧を纏う新形態がスタジアムのスクリーンに映し出される。

 

「祝え!令和の歴史を継承し、新たな歴史を歩む預言者!その名も仮面ライダーウォズ・フューチャーリングリバイス!その雄姿、この雄英体育祭にてとくと味わうがいい!」

 

仮面ライダーウォズ・フューチャーリングリバイスの君臨と共に、肩部のアーマーからマゼンタとシアンの入り混じったボディと、T-レックスの頭部を模したフロント部を併せ持つバイクが飛び出してくる。そのバイクの名はバイストライカー、古代生物のゲノムを秘めたウォズ専用マシンである。

 

『プテラ!』

 

ウォズがバイクのフロント部についた、ゲノムナビを操作するとバイストライカーに秘められたプテラノドンのゲノムが具現化すると4枚のプロペラがドローンの様に展開する。プテラノドンの頭部を模したフロントを持つホバーバイクに変化して、その上に跨る。

 

「一気にいこうか。」

 

ホバーバイクが浮上し、凍ってしまった地面から飛び立つ。

それぞれの手段で空を飛ぶ、ジオウ、ゲイツ、ウォズ。

彼らが先頭争いに名乗り出ていき、熾烈な争いが繰り広げられていく。

轟やその他のA組生徒によるレベルの高いレースを繰り広げていく中、最初の関門が彼らの前に立ちはだかるのであった…

 

 




次回は障害物競走を本格的に書いていきます。

仮面ライダーウォズ・フューチャリングリバイス

『投影!フューチャータイム!』

『バディアップ!』

『フューチャーリングリバイス!リバイス!』

ジオウよりも未来のライダーであるゼロワンの歴史を秘めたリバイス(リバイ&バイス)のミライドウォッチで変身する。(リバイスミライドウォッチ)
仮面ライダーリバイの力を再現したアーマーにより、握力が強化されている。
仮面ライダーバイスの力を再現したバイク、バイストライカーが変身と同時に召喚される。
必殺技
ゲノミクスブレイク
バイストライカーに乗った状態で、4種のゲノムのリミックスと共に敵を轢く。

バイストライカー
仮面ライダーウォズ・フューチャーリングリバイス変身時に召喚されるバイク。
T-レックスの頭部を模したフロントが付いたマゼンタとシアンが混じった色のバイク。
基礎となるレックスゲノムだけでなく、メガロドン、プテラ、マンモスのゲノムの力が封入されており、フロント部のゲノムナビを操作することでバイクが各ゲノムに対応した姿に変化する。
メガロドンゲノム
前面のフロント部がサメの頭を模したものに変化し、水上での走行が可能となる
プテラゲノム
前面のフロント部がプテラノドンの頭部を模したものに変化する。
ドローンの様な4枚のプロペラが展開し、空中飛行可能なホバーバイクとなる。
マンモスゲノム
マンモスの牙が生えた重機の様な4輪の車に変化する。
また、電車の線路を走れる車輪を展開させて軌道上を走ることができる。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。