パソコン壊れて色々と大変でした。
今は代替品使ってるんですが中々キーボードも使い慣れない…
少し更新ペース落ちます。
「デク君!お疲れ!」
「素晴らしい戦いだったよ。」
轟との戦いを終え、自分達のクラスの客席に戻ってきた出久を、麗日とウォズが出迎える。
「ありがとう、2人共。」
「当然だ。轟君の呪縛もしっかり断ち切り、良い戦いだったよ。」
先程出久と轟の戦いをウォズは称賛し、小さく拍手をしている。
「そう言えば、飯田君は?」
「彼は自分の試合が近いからね。先に控室に行ったよ。」
「そっか、次の試合、飯田君とB組の塩崎さんの試合だったね…」
出久らの試合で荒れたフィールドがセメントスの手によって修復されていき、それが終わり次第二回戦の第2試合が行われることとなっていた。
その対戦カードは上鳴と倒したB組の塩崎と出久らの友人でもある飯田の組み合わせである。
「飯田君の後はウォズ君の試合だね。」
「ああ、私の相手は常闇君だね。彼も中々強いが…しっかり対策して勝たせてもらうとしよう…」
「そうだね。そろそろ準備しないといけないね…」
「ああ、行ってくるよ。」
ウォズも準決勝、決勝へと上がっていくのに大事な戦いを控えている。
そこに立ちはだかる強敵常闇に備えるため、ウォズも出久に促されて控室に向かう。
「魚津…」
その道中、臨時で用意された保健室から客席に戻る轟がウォズの前に現れた。
「その…ありがとな。お前と緑谷の言葉で俺は…」
轟は出久とウォズの言葉で、自身の過ちに気付けただけでなく、出久に救ってもらっていた。
そのお陰か、憑き物が取れたかのような爽やかな表情でウォズの前に立っている。
「私のことはウォズと呼んでくれ。礼には及ばないさ…君を救い出したのは我が魔王さ…」
轟の言葉に、ウォズは謙遜して廊下を歩いていく。
「いいや、俺はお前にも感謝している。だからこそ、いつか戦って欲しい。全力の俺と…」
以前の屋内戦闘訓練にて、ウォズは轟と対戦して"半分の力"だけでは勝てないというのを知らしめた。
出久との戦いに負けてはしまったが、それは轟の闘志を更に燃やした。
今度は炎の力も使って、ウォズにリベンジしたいとも思っている。
「ああ、望むところだよ。」
轟からの戦いの申し出に、笑みを浮かべて頷きウォズは廊下を歩いていく。
「緑谷、ウォズ…俺もいつか追いつくからな…」
轟は先程の試合でようやくヒーローのスタートラインに立つことができた。
だがこのまま負けるつもりもなく、いずれ追い抜かすことを胸に近い客席に戻っていくのであった。
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飯田と塩崎の試合は、飯田がレシプロバーストで攻撃を避けた後、塩崎を場外に押し出して勝利となった。そして、次はウォズの試合を迎える。
『二回戦第3試合!先程は推薦入学者の八百万を瞬殺!だが、その裏には策謀アリ!?インテリジェンスライダー!ヒーロー科!魚津圭介!VS!こちらも一回戦では見事な瞬殺劇!ダークシャドウを従える黒木侍!常闇踏陰!』
「騎馬戦では組ませてもらったけど、今回は本気で倒させてもらうよ。」
「それはこちらのセリフだ…」
『スタート!』
フィールドに上がったウォズと常闇が睨み合うとすぐ、プレゼントマイクが開始の合図をする。
『シノビ!』
「ダークシャドウ!」
ウォズがシノビミライドウォッチを起動するのと同時に、常闇のダークシャドウが襲いかかる。
「そう来るだろうね…」
ここでウォズは焦って変身することなく、首にあるマフラーを伸ばしてダークシャドウを縛る。
『ダークシャドウをマフラーで拘束!抜け出せるか!?』
《ナンダヨ!?》
ダークシャドウを縛る布がキツく締め付けられていき、ダークシャドウはもがいて抜け出している。
『投影!フューチャータイム!』
『誰じゃ?俺じゃ?忍者!』
『フューチャーリングシノビ!シノビ!』
その間にフューチャーリング・シノビに姿を変え、1度ダークシャドウの拘束を外す。
「戻れ!」
1度常闇の指示で彼の元に戻るダークシャドウ。
しかし、その間にもウォズは肉眼では捉え切れない速さでフィールドを駆け、右側面側から蹴りつける。
《コノ!》
蹴られたダークシャドウは少しムキになり、自分の腕をウォズに向けて振るって爪で引っ掻こうとする。
「何処だ…」
しかし、ダークシャドウの腕は空を切った。
即座にウォズはダークシャドウの攻撃を避け、常闇の前から姿を消す。
《フミカゲ!アブナイ!》
攻撃を避けたウォズが何処にいるのか、ダークシャドウが最初に気付いた。
彼は背後から常闇に迫っており、その距離を確実に縮めていた。
「…!?」
ウォズの動きに常闇自身が対応しきれなかった。
膝蹴りを腹に受けて思わず怯むが、2撃目を加えようとするウォズを駆けつけたダークシャドウが対処して防ぐ。
「流石だね…」
少し引き下がりながらも、常闇の隙をしっかりとカバーしたダークシャドウをウォズは褒める。
「だが、これはどうかな?」
『ジカンデスピア!』
ジカンデスピア・カマモードを手にしたウォズが、ダークシャドウに一太刀浴びせてから引き下がる。
反撃を試みるダークシャドウであったが、攻撃を仕掛ける前にヒット&アウェイ戦法で攻撃してくるウォズの動きをその目で把握し切れていない。
《フセグノガヤットダ!フミカゲ!》
「ああ、わかってる!」
機動力を活かして反撃を避けつつ、連撃を加えていくウォズ。
ダークシャドウは何とか両椀を振るい、攻撃を凌いでいる。だが、常闇自身にはそんな状態のダークシャドウを援護する手段がない。
「なるほど、そっちを叩いてしまった方が良いか…分身の術!」
常闇とダークシャドウのコンビにある隙に気付いたウォズは自らの分身を4体生成する。
「どれが本物だ…」
分身の内3体がダークシャドウに襲いかかり、常闇はどのウォズが本物なのか分からずにフィールド上を見回しているが…
「隙だらけだね…」
その腹部に衝撃が走った。
ウォズ本人が一瞬で常闇に迫り、彼の腹部に蹴りを撃ち込んだのであった。
その衝撃を受けた常闇の身体は場外へと飛んで行ってしまう。
ダークシャドウ自体の戦闘力は確かに強力ではあるが、常闇自身はそこまで戦闘能力はない。
その欠点に気付いたウォズは、ダークシャドウを分身を使って封じしまい常闇本体を叩いたのであった。
「常闇君場外!魚津君、三回戦進出!」
そのままフィールドの境界線を越えてしまった常闇は、負けを宣告されてしまい、彼が起きるのを鉄だろうとウォズが差し出した手を握って身体を引き上げてもらう。
「いい戦いだったよ。ただ常闇君、君自身ももっと強くなった方が良いかもしれないね…」
「そうだな。そのことを思い知らされてしまったな…しっかり鍛錬する。」
「ああ、その意気だ。」
常闇は敗北こそしてしまったが、自分の弱点を見つめ直すいい機会になった。
今後の課題を見つけた常闇はウォズと健闘を称え合い抱擁を交わしてから退場していく。
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そして、二回戦最終試合は爆豪と切島の試合となった。
ゲイツに変身した爆豪の爆破を伴う攻撃を硬化で防御力を高めた切島が防いでいる。
防御面で余裕がある切島は、攻撃を受けつつもパンチを繰り出していく。
『カウンター!』
だが、ゲイツは顔を殴られるのに合わせて爆破を切島の脇腹に撃った。
「はっは!効かねえっての!この爆発さん太郎が!」
(しぶてえな…流石に硬いだけじゃねえみたいだな…)
硬化で防御力を高めた切島は、攻撃をしっかり凌いでからもパンチを次々と繰り出していく。
『爆豪!再びのカウンター!』
爆豪のカウンターが切島の左脇腹に炸裂する。
『さっきと違って効いてる!?』
だが、この攻撃を受けてしまった切島はダメージを浮けてしまったのだろうか、顔をしかめてしまっている。
「テメエ全身ガチガチに気張ってんだろ?その状態で速攻仕掛けてりゃいずれどこか綻ぶわ!」
身体を硬化し続けて常に腕を振るっていた切島だが、少しずつ硬化し切れていない場所ができてしまっていた…その限界を上手く突くゲイツの攻撃に怯みそうになるが体制を立て直し、次に放たれた爆破を硬化した腕で防ぐ。
「オラ!オラ!オラ!オラ!」
だが、連続で繰り出されるゲイツの爆破に押されていく。
「トドメ!」
右腕の大振りと共に放たれた爆破を受け、切島は意識を手放しながら吹き飛んで地面に倒れる。
体操服は爆破を受けたせいでかなり破れてしまっている。
「俺と持久戦やらねえってのも、分かるけどなァ!」
「切島君!戦闘不能!爆豪君三回戦進出!」
主審のミッドナイトによって爆豪の勝利が告げられる。
「私の相手は爆豪君か…」
爆豪が勝利を収めて三回戦…すなわちトーナメントの準決勝への進出が決まった。
その対戦相手はウォズである。
「ウォズ君、次の試合って…」
「ああ、面白いことになりそうだね。」
ウォズと爆豪の試合決定した。この戦いは体育祭初となる仮面ライダー同士の戦いとなる。
自然と出久やクラスメイト、それに観客達は自然と期待感を高めている。
「いい試合にしよう…爆豪君。」
次回はいよいよ準決勝です。
ちょっと遅れるかもですが、お楽しみに!