我が魔王は緑谷出久!?   作:夢野飛羽真

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最近週一ペースでの更新に切り替わってしまいそうです。
ご了承ください。
期末試験編進めていきますよ~


第41話 期末試験part2

『カメンライド・ゴースト!』

 

雄英の演習場内で、出久達3人と相対する仮面ライダーディケイドはディケイド・ゴーストにカメンライドして3人への対処を試みる。

 

「力を貸せ。」

 

ディケイドの言葉とともに、坂本龍馬、石川五右衛門、卑弥呼の3人の偉人を模したパーカーゴーストが召喚されて出久達に突っ込んでいく。

 

「彼らは私がやろう。」

 

『セイバー!』

 

『投影!フューチャータイム!』

 

『烈火抜刀!』

 

『フューチャーリングセイバー!セイバー!』

 

迫りくるパーカーゴースト達に対し、ウォズはフューチャーリングセイバーへと姿を変えてファイヤソード・レッカを構えてみせる。

 

『ニードルヘッジホッグ!』

 

「まずはこれで…!」

 

ハリネズミの背を模した針を剣を振るうとともに偉人達に放つが、ヒミコゴーストはその攻撃を先読みしてサングラスラッシャーで自身に迫る針を切り落としていく。

 

「なるほど、これを防ぐか。」

 

その攻撃を防いでみせたヒミコの動きに感心しつつ、ウォズはそのままヒミコと相対する。

 

『カイザ!』

 

『カメンライドタイム!カ・カ・カ・カイザ!』

 

「行くぞオラ!」

 

ウォズにさらに襲い掛かろうとするリョウマとゴエモンのパーカーゴーストに対し、ゲイツはディエンドアーマーのカメンライドタイムで仮面ライダーカイザを召喚して対処していく。

 

「彼らは私たちが抑える。」

 

「先に行け!出久!」

 

「ありがとう、2人共!」

 

『ファイズ!』

 

偉人ゴースト達をウォズ達が捌き、その間にジオウはファイズライドウォッチを起動してジクウドライバーのスロットに装填。ジクウドライバーを1回転させて仮面ライダーファイズを模した鎧を身に纏う。

 

『アーマータイム!』

 

『コンプリート!』

 

『ファイズ!』

 

(ワンフォーオール!フルカウル!)

 

仮面ライダージオウ・ファイズアーマーへと姿を変えるとともに、全身にワンフォーオールのエネルギーを張り巡らせる。

 

「スマーッシュ!」

 

身体能力を強化したジオウは加速しながらディケイド・ゴーストに迫り、右ストレートパンチを繰り出そうとする。

 

「英雄はまだいるぞ。」

 

だがここでディケイド・ゴーストもジオウの攻撃を防ぐために、宮本武蔵と織田信長の偉人ゴーストを召喚する。ノブナガ・ゴーストが持っているガンガンハンドを複製して宙に浮かせて迫りくるジオウに集中砲火を浴びせる。

 

(グラントリノに習った動きで!)

 

新手の攻撃に対して方向転換をして、緊急回避する術はすでにグラントリノから学んでいる。

右足で地面を勢い良く蹴り、その勢いで右方向へ退避。

 

「次が来る!」

 

だがその動きを見逃さず、今度はムサシ・ゴーストが二刀流モードにしたガンガンセイバーをジオウに向けて振るう。だが、ジオウは地面を蹴って上方向に跳躍し、攻撃を回避する。

 

(今の…危なかった!もう少し遅かったら切られてた…!)

 

空中に退避した出久はファイズフォンXを取り出してそれを操作。その間にノブナガのガンガンハンドの銃口がジオウを狙うが…

 

(浮遊の出番だ!)

 

ワンフォーオールの継承での1人である志村菜奈の個性、浮遊を継承した出久は空中での攻撃回避もすでに訓練済みだ。浮遊の個性で宙に浮いたまま空を泳ぐように飛んで、ガンガンハンドの射線上から逸れつつもその右手に拡張デバイスであるギア555シリーズのショット555を付ける。

 

「デトロイトッ…」

 

空中を泳ぎつつ、一番近くのビルに足を付けると、ワンフォーオールで強化された己の両足でそのビルの壁を蹴る。強化された脚力により生まれる推進力で加速してムサシに迫り、デジカメ状のガジェットをナックルに変形させてエクシードチャージ。腕力もワンフォーオールで強化させた状態にし、パンチを繰り出そうと構える。

 

(剣を回避してッ…)

 

「スマーッシュ!」

 

ジオウに対抗しようと横薙ぎに剣を振るうムサシ。その攻撃に対して浮遊の力を活かしてムサシの剣が迫る前に再び宙に浮き、ムサシを飛び越えて後ろに回り込むとムサシの背中にワンフォーオールの威力を上乗せしたショット555によるパンチを打ち込む。

 

「1人仕留められたか…」

 

その一撃を喰らったムサシ・ゴーストは体が白い灰となって崩れ落ちてしまう。

そこからさらにジオウは攻撃の手を止めない。

 

「デラウェアスマッシュ!マンチェスタースマッシュ!」

 

ジオウはノブナガの方に自身の手を向けて狙いすまし、ワンフォーオールのエネルギーを込めた状態でデコピンをして空気を押し出す。

 

『フィニッシュタイム!』

 

撃ち出された空気の衝撃波を受け、ノブナガが怯んだ隙を狙い、ジオウはギア555の1つであるポインター555を足に付けてノブナガを狙って円錐状の赤い光を放つ。

 

『エクシードタイムブレーク!』

 

その赤い光を目標にするようにジオウ・ファイズアーマーが飛び蹴りを放てば、それを受けてしまったノブナガ・ゴーストの体は破壊される。

 

『ストームイーグル!』

 

「ハウザーインパクト!」

 

更に同じタイミングでウォズとゲイツも自身に差し向けられたパーカーゴースト達を撃破していた。

 

「中々やるな…」

 

「ええ、ここは突破させてもらいますよ…」

 

「任せたまえ、我が魔王。」

 

パーカーゴーストを倒したジオウ達に感心するディケイドの隙を突き、ジオウはワンフォーオールの身体能力による強化で、ゲイツは爆破の推進力でそれぞれ加速しながらディケイドの横を一気に駆け抜けてゴールを目指す。

 

『ジャッ君と土豆の木!』

 

さらにウォズ・フューチャーリングセイバーが己の剣から作り出した木のツタでディケイドを絡めて拘束を試みる。この間にジオウ達をゴールさせてしまおうという考えだ。

 

「拘束するなら、これを封じるべきだったな。」

 

ディケイドの腕を拘束したウォズだったが、彼の手の可動域は拘束しきれていなかった。

その詰めの甘さを指摘しつつ、ライドブッカーを手に取ってソードモードに変形させて、その刃で蔦を切る。

 

「しまった!これじゃ我が魔王たちが…」

 

『カメンライド!カブト!』

 

ディケイドの拘束に失敗したことで、出久達をピンチにさらしてしまう。

自分のミスに動揺を見せるウォズに対し、ディケイドは赤いカブト虫のような戦士の鎧にその身を包む。

 

「クロックアップ」

 

ディケイド・カブトへと変化した士は、全身にタキオン粒子を駆け巡らせることで超加速をする。

 

「ぐあっ…!」

 

手始めにディケイドは目にも止まらぬ速度でウォズの眼前に迫り、その拳を顔面に放った。

倒れていくウォズを横目に、ディケイドはクロックアップしたままジオウらの方に向かう。

 

「見えてきたぞ!出久!」

 

「うん、後ちょっとだね。」

 

パーカーゴーストを倒し、隙を突いて上手くディケイドを突破できた出久と爆豪。

2人はディケイドと交戦した場所から離れて大通りを直進し、出口となるゲートを視界に捉えていた。

 

「このままいけっ…!ああっ…!!」

 

「出久!?」

 

ゲートへと近付いていたジオウだが、突然その体が地面に叩き付けられてしまう。

その様子に驚くゲイツだったが

 

「クッソ…!」

 

心配して出久の方を向くゲイツの腹に鈍い衝撃が走ったかと思えば、その体が吹き飛ばされて演習場内のビルの壁に叩き付けられる。

 

「まだまだ、油断してるようだな。」

 

2人は自分達を襲った何かの正体をすぐに知ることになった。

そこにいるのはディケイド・カブト。追いついてきた彼の姿を見て、ウォズによる妨害も失敗してしまったのかと察して2人は立ち上がってファイティングポーズを構える。

 

『カメンライド・ブレイド!』

 

ディケイドライバーに仮面ライダーブレイドのカードを装填すると、ベルトから青いオリハルコンエレメントが現れ、それを潜るとディケイドはブレイドの姿へと変化する。

 

「ここで決着を着ける。」

 

もう既にゴール目前。ここでジオウ達を抑えてしまえば試験のルール上ディケイドが勝つことになる。

それ故にここのゲートを通らせない為にもう1枚のカードを使う。

 

『フォームライド・キングフォーム!』

 

ラウズカードの力をその身に纏う、仮面ライダーディケイド・ブレイド・キングフォームへと姿を変えると重醒剣キングラウザーをジオウらに向ける。

 

「僕達だって、ここで負ける気はありません!いくよ!かっちゃん!」

 

「当たり前だ!」

 

『ジオウⅡ!』

 

クラスメイト達と夏休みの林間合宿に行く。そのためには試験で赤点を回避しなければならない。

そのためにもここで勝利を掴まなければならないため、出久もジオウⅡのウォッチを取り出す。

 

『ライダータイム!』

 

『仮面ライダー!ライダー!』

 

『ジオウ・ジオウ・ジオウ!Ⅱ!』

 

仮面ライダージオウⅡへの変身を果たすと、ジカンギレードとサイキョーギレードの2本の剣をディケイドに向ける。

 

『ギャレン!』

 

『カメンライドタイム!ギャ・ギャ・ギャ・ギャレン!』

 

ゲイツ・ディエンドアーマーもギャレンライドウォッチを使い、仮面ライダーギャレンを召喚。

3人のライダーがディケイドと対峙し、一斉に攻撃を仕掛ける。

 

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「クソッ…!私としたことが…」

 

私がディケイドをしっかり抑えていれば、カブトへのカメンライドを使われず我が魔王の所へ行ってしまうことは避けられたはず。

詰めの甘さが出てしまった、ミスで我が魔王達の足を引っ張ってしまった…

 

「私はもう、彼らには及ばなくなってきてしまっている…」

 

我が魔王に体育祭で負けてしまい、そこからワンフォーオールまで得てさらに向こうへ彼は進んでいってしまった。

爆豪君にも職場体験中に先を越されてしまった…ディエンドアーマーを手に入れた彼に実力差を付けられるどころか、職場体験中の組手でも着いていけなくなっていた。

 

「私はもう、彼らの戦いについていけないのか。」

 

徐々に我が魔王や爆豪君達との差は広がってしまっている。

 

「だが、こんなところで諦める気はしないね…」

 

それでも勝つことを諦める気はない。

私とて1人の仮面ライダーだ。ここで勝負を諦める気はない。

ゲートを潜れればまだ勝算はある。そのチャンスがあるならまだ戦いを続ける方がベターだ。

諦めて我が魔王達の足を引っ張る、それだけは一番避けたい。

 

「まだ少しでも助けられるのなら…」

 

『ゼロワン!』

 

「動く…それがヒーローだッ!」

 

『投影!フューチャータイム!』

 

今日はこれまで学んできたことの集大成。

私がこの1学期で学んだこと、それは諦めずにファイティングポーズを取り続けることだ。

救うべき者のために立ち続ける…

 

『プログライズ!』

 

『フューチャーリングゼロワン!ゼロワン!』

 

フューチャーリングゼロワンへと姿を変え、ファルコンのライダモデルの上に乗ると、他のライダモデル達と共にゴール方向に向けて突き進んでいく。

 

『ライトニングスラッシュ』

 

先にバイクで移動していたおかげか、我々が門矢士と対峙した場所はゴール地点と近かった。

すぐに我が魔王達のいる場所に追いついたが、ブレイド・キングフォームにカメンライドしたディケイドによって我が魔王達が斬撃技を喰らってしまっていた。

 

「今助けるよ、我が魔王!」

 

電撃を纏った斬撃攻撃を受け、後方に吹き飛ばされてしまう2人。

そこに追撃を仕掛けようとキングラウザーを振り上げるディケイド・ブレイド。

その彼に向けて、私が召喚したライダモデル達が襲い掛かる。

各生物のライダモデル達がディケイドを襲い我が魔王達から引き剝がすことができた隙に、私はゲートの突破を試みるとしよう…

 

『フォーカード』

 

だがここで、"サンダーディアー"、"ファイアフライ"、"トルネードホーク"、"ブリザードポーラー"の4種類のラウズカードの属性を込めた1振りがキングラウザーから放たれると、その斬撃が私の乗るファルコンのライダモデルに襲い掛かる。

 

「しまった!」

 

私はファルコンごとブレイドの斬撃に撃ち落とされてしまい、地面へと落ちていく。

 

「ウォズ君!」

 

落ちていってしまう私の下に、浮遊の個性を使って我が魔王が飛んで駆けつける。

 

「すまない。助けられてしまった…」

 

我が魔王に手を掴まれ、そのまま爆豪君の下に降りていく。

その間に残ったライダモデル達がディケイド・ブレイドを包囲して対処する。

 

「我が魔王、爆豪君。私のミスで彼を解き放ってしまった…本当にすまない…」

 

私のミスで2人を危険な目に遭わせてしまった。私にはどうすることも…

 

「おい、テメエらしくねえな。」

 

「ああ、私が2人の足を引っ張ってしまっている気がしてね…」

 

こんな時に2人にネガティブな姿を見せてしまうなんてね、情けないよ。

 

「ううん、そんなことないよ!ウォズ君。」

 

「我が魔王…?」

 

「だって、ウォズ君が特訓に付き合ったりしてくれなかったら僕はここまで強くなれてなかったし、浮遊も使いこなせていなかったと思う。」

 

「ああ、俺もテメエの言葉で目が覚めてここまで来れた。それに、出久にここまで歩み寄れなかったかも知れねえ…」

 

「我が魔王…爆豪君…」

 

2人の励ましの言葉を聞くと、私は再び己の心を奮い立たせる。

以前に私の口から2人を奮い立たせたことがあった。そして、今度は私が奮い立たせてもらった。

その期待に応えなければ。

 

「助け合えばいいよ。僕はずっとウォズ君の味方だから。」

 

「とっとと立てや。テメエが立たねえと始まんねえよ。」

 

「そう言ってもらえて嬉しいよ。」

 

「うん、勝つよ。"3人で!"」

 

2人が私を横に立たせてくれる。いや、そこまで認めてもらえるほど私もここまで戦い続けてきたということか…

 

「ああ、私は仮面ライダーであり1人の預言者…皆と共に明るい未来を歩み、切り開く!」

 

再び彼らと共に戦う覚悟を決めた。どれだけ差が開こうと関係ない、全力で喰らいつくだけだ!

 

「ねえ、これって…」

 

その時、私のミライドウォッチと我が魔王のジオウライドウォッチ、爆豪君のゲイツライドウォッチが光始める。

 

『ジオウトリニティ!』

 

その3つの光が集まり、1つのライドウォッチが生成された。

3人でともに立って戦う。その決意が改めて我々の中でできたことがこの力を呼び覚ましたのだろう。

 

「さあ、勝ちに行く時だよ。」

 

「うん、いくよ!」

 

我が魔王がジオウトリニティライドウォッチを手に取り、この戦いのクライマックスが始まろうとしていた。




いよいよ次回!ジオウトリニティが…
GW中に次も出せるように頑張ります!
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