我が魔王は緑谷出久!?   作:夢野飛羽真

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オーマショッカーVS雄英生編が始まります。


第52話 血狂いマスキュラー

合宿3日目の夜。夕飯を終えた生徒達は息抜きのレクリエーションの時間を迎えていた。

 

「さて、腹も膨れた!皿は洗った!お次は~」

 

「肝を試す時間だー!」

 

「「「試すぜ!!」」」

 

レクリエーションとして肝試しを行うということで、芦戸や上鳴、切島達はテンションが上がって場を盛り上げる。

 

「その前に、大変心苦しいが…補習連中はこれから俺と授業だ。」

 

「ウ・ソ・だ・ろー!!」

 

だが、芦戸達は補修のために肝試しに参加できないと告げられ、芦戸は目が飛び出てしまうのではないかと言うほどの表情で驚愕している。

 

「日中の訓練が思ってるより疎かになってたので、こっちを削る。」

 

「勘弁してくれー!」

 

「肝試させてくれー!」

 

ということで、芦戸ら補習組5名は相澤に布で捕縛され、そのまま宿舎に連行されていく。

 

「はい、ということで脅かす側先攻はB組。A組は2人1組で3分おきに出発。ルートの真ん中に自分の名前を書いたお札が置いてあるからそれを持って帰ること!」

 

「闇の饗宴」

 

ピクシーボブが肝試しのルールを説明し、常闇がボソッと呟く。

 

「脅かす側は直接接触禁止!個性を使った脅かしネタを披露してくるよ!」

 

「創意工夫で!より多くの人間を失禁させたクラスが勝者だ!」

 

「やめてください。汚い!」

 

謎の失禁ルールを付け加える虎に、耳郎は若干引いている。

 

「なるほど…競争させることでアイデアを遂行させ、その結果個性にさらなる幅が生まれるという訳か!流石雄英!」

 

一方の飯田は、これまたプッシーキャッツが説明する肝試しのルールを彼らの都合の良いように解釈し、勝手に納得している。その後、くじ引きでペア決めが行われ、障子と常闇、轟と爆豪、耳郎と葉隠、ウォズと八百万、蛙吹と麗日、尾白と峰田、飯田と口田、そして青山と出久がペアとなる。

 

「同じペアですわね。」

 

「ああ、よろしく頼むよ。」

 

ウォズは自分にとって気になる女子である八百万とペアを組めて、内心嬉しそうにしている。

 

「僕達は大トリだね。よろしくね、青山君。」

 

「フフッ…僕の眩さで、お化けを皆撃退してあげるよ!」

 

「う、うん…」

 

自分の世界に入ってしまって居るような様子の青山に、出久は若干引いている。

 

「んじゃあ、先行くぜ。」

 

「うん、行ってらっしゃい。」

 

前の方の組である爆豪は、ウォズや出久に先んじて、轟と共に森の方に向かっていく。

 

「ですけど、私肝試しは初めてで…少し緊張しますわね。」

 

「ならば、私と彼に任せてくれたまえ。」

 

脅かしてくる者達に怯えてる八百万を和ませようと、ウォズはギーツブーストミライドウォッチをフォックスブーストドロイドに変形させる。

 

「かわいらしいですわね!」

 

ウォズの掌の上に乗るドロイドを八百万は指でツンツンと触れて笑みを浮かべる。

 

「肝試しの際には彼にもついてきてくれるだろう。安心してくれればいいさ。」

 

「はい!」

 

肝試しに対する緊張も切れたウォズ達だが、あっという間に彼らが出発する番を迎えた。

 

「じゃあ、4組目はーウォズ君と八百万さん!」

 

「では、行ってくるよ。我が魔王。」

 

「うん!気を付けてね。」

 

4組目であるウォズと八百万もピクシーボブの指示で、森の中に入っていく。

 

「キャアアアアアア!!」

 

「この声、耳郎さんと葉隠さんですわね…」

 

森の中に入っていったウォズ達の耳に入ってくるのは、先に森に入っていった女子達の悲鳴だ。

自分達より先に入っていった女子は耳郎と葉隠だけなので、おそらく彼女らだろうと思いながら先へと進んでいく。

 

「しかしながら、やはり森の中は雰囲気があるね…」

 

ウォズ、八百万に加えてフォックスブーストドロイドは脅かし役を警戒しながら先へ先へと進んでいく。

 

「まだ姿を現していないようだね…ここから先ッ…!」

 

「キャッ…!」

 

未だ脅かし役が出てこず、少し油断してしまっていた2人の前に、地面から女性の頭部の様なものがせり上がってきて、2人は驚いて歩みを止める。

 

「なんだ…君はB組の…」

 

「ん」

 

地面から出てきたのは、B組生徒の小大であり、骨抜の個性で軟化した地面に潜り、やって来たA組メンバーの前にぬるっと出てきて脅かす作戦を遂行していた。

 

「行こう、八百万君。ここに居るのはB組のメンバー、本物のお化けではない。」

 

「そ、そうですわね…」

 

少し体を震わせながらも、八百万は先に進もうとするウォズに付いて行く。

 

「あ、あの…手を繋いでいただいてもよろしいですか?」

 

「う、うん。いいとも…」

 

突然来る恐怖に腰を抜かしそうになっている八百万は、体を支えてリードして欲しいということで、ウォズに自身の手を差し出す。その彼女の行動に、ウォズは胸を高鳴らせながらも了承し、差し出された彼女の手を握って先に進んでいく。

 

「大丈夫かい?八百万君?」

 

「え、ええ…」

 

何とかウォズに支えてもらいながらも、八百万は歩を進めていく。

 

「しかしながら、さっきから焦げた様な匂いがするね。肝試しとはいえ、こんなところで火を使っては困るよ…」

 

「そうですわね…こんなこと…」

 

進んでいく2人の鼻に、今度は焼け焦げた様な匂いが入ってきて、誰かが脅かすために火を使っているのだろうと推察するが…

 

「いや、B組に火の個性を使うものはいないはず…それにこの煙…」

 

「回原さん!凡戸さん!」

 

謎の煙が漂ってきていると2人が感じたその刹那、森の方からB組の男子生徒が2人倒れこんで来る。

 

「有毒ガスだ!吸うな!」

 

『ウォズ!』

 

2人が倒れこんできたのはこの煙、有毒ガスが原因だと見抜いたウォズはすぐに吸わないように忠告し、自身もビヨンドライバーを腰に巻いてミライドウォッチを起動させる。

 

「分かりましたわ!」

 

その指示ですぐに八百万はガスマスクを創造し、自身の顔に付ける。

 

「変身!」

 

『投影!フューチャータイム!』

 

『スゴイ!ジダイ!ミライ!』

 

『仮面ライダーウォズ!ウォズ!』

 

ウォズも即座に仮面ライダーウォズに変身し、ガスから自身の身を守る。

昨日変身した状態で玉ねぎの催涙成分から目や鼻を守れたのと同様に、仮面ライダーのマスクがガスから彼の呼吸器系を守っている。

 

「一先ず、このガスマスクを量産してルート内の者に付けていこう。」

 

「そうですわね!」

 

何が原因で森が燃え、有毒ガスも出ているのかは分からないが、ウォズと八百万はコース内にいる生徒達の救助を最優先に動き出すのであった。

 

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「何、この焦げ臭い匂い…」

 

そして、山が燃えていることによって漂ってくる焦げた匂いは肝試しのスタート地点で待機しているプッシーキャッツや出久達の下にも届いてくる。

 

「あれは…」

 

「黒煙ッ…!」

 

「何か燃えているのか!?」

 

「まさか山火事!」

 

その様子から、生徒達は山が燃えていることを瞬時に察する。

 

「な、何!?」

 

「ピクシーボブ!」

 

すると、今度はピクシーボブの身体が突然宙に浮いて吸い寄せられるように森の方に飛んで行ってしまう。

 

「飼いネコちゃんは邪魔ねぇ!」

 

「な、なんで…万全を期したはずじゃ…」

 

ピクシーボブが飛ばされた方向にいたのは、たらこ唇で大きな鉄の角材の様なものを持ったヴィランであり、その足元には頭から血を流しているピクシーボブが倒れている。

 

「なんでヴィランがいるんだよ!」

 

「ピクシーボブ!」

 

「やばい…」

 

そのヴィラン、マグネの下に駆け出そうとした出久をマンダレイと虎が止めるが、出久の脳裏に一つの心配事が過ぎる。

 

「洸汰君ッ…!」

 

この場で彼の秘密基地を知っているのは自分だけかもしれない、そんな状況で洸汰がヴィランと遭遇していたら…

そう考えた出久は、なりふり構わず彼のいる秘密基地に駆け出していた。

 

「緑谷君ッ…!」

 

「僕は…洸汰君を助けに行きます!」

 

『ジオウ!』

 

『カブト!』

 

出久はジオウライドウォッチとカブトライドウォッチ、ジクウドライバーを取り出して走る。

 

「変身!」

 

『ライダータイム!仮面ライダージオウ!』

 

『アーマータイム!』

 

『Change Beetle!』

 

『カブト!』

 

仮面ライダージオウ・カブトアーマーに変身した出久は、即座に洸汰の下にクロックアップで超加速しながら向かうのであった。

 

「見晴らしの良いところを探してきてみれば…どうも資料になかった顔だ…」

 

その出久の行動は正しいと言えるだろう。

ピクシーボブらへの襲撃、山火事と毒ガスの発生、それと時を同じくして洸汰は巨体とマスクのヴィランと遭遇していた。

 

「なあ、ところでセンスの良い帽子だな…子供。俺のこのダセーマスクと交換してくれよ。新参は納期がどうとかって、こんなん付けられてんの。」

 

マスクを外したそのヴィランが怯える洸汰にせまり、彼が逃げ出すのを追おうとした時だった。

 

「スマーッシュ!」

 

クロックアップで加速したジオウが、ヴィランの眼前まで迫り、ワンフォーオールを込めたパンチを顔面部に繰り出す。

 

「もう大丈夫…僕が来た!」

 

洸汰とマスキュラーの間に入るジオウ。その後ろで、洸汰は腰を抜かしてしまっている。

 

「パパ…ママ…」

 

「お前は…血狂いマスキュラー!」

 

洸汰と出久は、目の前にいるヴィランの顔に見覚えがあった。

一度ニュースで見たことのある顔、そう、洸汰の両親であるプロヒーローウォーターホースが殉職した事件のニュースで報道された犯人の顔であった。

 

「リストで見た面だな…仮面ライダージオウ!」

 

(恐らく、他にもヴィランが来ている…ここは僕一人で抑えて、早く皆を…助けに行かないと!)

 

「洸汰くんッ…!必ず助けるから!」

 

他にも来ているであろうヴィランの存在もあり、ここをまずは1人で攻略して洸汰を助け出し、マンダレイ達の下に戻らないといけないと判断した出久は、クロックアップの加速と、ワンフォーオールによる身体能力強化を活かして一瞬でマスキュラーの懐に潜り込んで蹴りを撃ち込む。

 

「流石、ヒーロー志望者って感じだな。どこにでも現れて正義面しやがる。」

 

血狂いマスキュラー、個性筋肉増強。

自らの筋繊維を増幅させて筋力を高めたり体に纏わせることが出来る。

増幅させた筋繊維を自身の腹部に纏わせ、ジオウのパンチを防いだマスキュラーは右腕に筋繊維を纏わせ、ジオウに殴りかかる。

 

「たっぷりいたぶってやるぜ!」

 

一発目のパンチを受けて後ろに下がるジオウを追撃しようと、さらに拳を繰り出そうとするが、咄嗟にジオウはクロックアップを発動して攻撃を回避する。

 

「スマーッシュ!」

 

敵の視界から逃れ、再度自身が出せる最大火力のパンチをマスキュラーに撃ち込むが…

 

「速さは良いが…パワーが足りねえ!」

 

それはまた、マスキュラーが自身の身に纏わせた筋繊維で防がれる。

 

「作戦ッ…変更だ!」

 

『ジオウ!Ⅱ!』

 

『ライダータイム!』

 

『仮面ライダー!ライダー!ジオウ・ジオウ・ジオウ!Ⅱ!』

 

ジクウドライバーに装填されたライドウォッチを入れ替え、ジオウⅡへと変身すると、浮遊の個性を活かして宙に浮く。

 

(空中で立ち回れたら、あのヴィラン相手にも優位を取れる。流石、俊典の弟子だ。)

 

(ありがとうございます。って!なんであなたが!)

 

浮遊を活かしてまずはマスキュラーの攻撃が出されにくい空中に退避したジオウに、志村菜奈の精神体が話しかける。

 

(あのウォズって子との特訓やこれまでの訓練で君はワンフォーオールの出力を10%以上出せるようになってきた。それがどうやら、私達継承者の意思にまで作用してきたみたいね。)

 

(なるほど…)

 

(とりあえず話は後!まずはあの子を助けるよ!)

 

(はい!)

 

突如、歴代継承者の精神体と対話できるようになったことに驚きつつも、それについて考えようとする出久。だが、志村はまずは目の前のマスキュラーを倒して少年を救け出すことを優先すべきと話す。

 

「そんなとこに逃げやがって!いたぶれねえじゃねえか!」

 

空中に退避したジオウⅡに、さらなる攻撃を加えれず不満気なマスキュラー。

 

「すぐにそっちに行くから待ってろ!マスキュラー!」

 

ジオウⅡは浮遊を解除してマスキュラーに向けて降下しながら、ジカンギレードとサイキョーギレードを構える。

 

「来やがったな!」

 

そんなジオウⅡに筋繊維を纏わせた右腕でパンチを撃ち出そうとするマスキュラーであったが、出久は再び浮遊を発動して空中で静止。降下を止めた状態でサイキョーギレードのフェイス部分を弄る。

 

『ライダー斬り!』

 

サイキョーギレードの刀身から放たれたピンク色の光の斬撃が、マスキュラーに放たれる。

その光の刃はマスキュラーが纏う筋繊維が切り裂かれ、その身に達したのか血が噴き出す。

 

(止まるタイミング!最高だ!)

 

志村の精神は、出久が行った攻勢を絶賛。その一方で攻撃を受けたマスキュラーは破れたタンクトップを脱ぎ捨てて、傷を筋繊維で防ぐ。

 

「そんな戦い方するなら!まずはガキから殺してやる!!」

 

自分の手が届かない範囲である宙に浮いているジオウⅡに業を煮やしたマスキュラーは、手始めに洸汰を狙って駆け出し、拳を振り下ろそうと動く。

 

「洸汰君ッ…!」

 

その動きを見て、出久は咄嗟に浮遊を解除。地に足を付けてワンフォーオールで身体能力を強化、その状態で走ってマスキュラーと洸汰の間に入ると、マスキュラーが振り下ろした拳を両手で受け止める。

 

「そこを退け!先にガキを殺してやる!」

 

「退かない!」

 

「だったらコイツで…!テメエを押しつぶす!!」

 

右腕でジオウを押しつぶそうとするマスキュラーだが、その攻撃を出久はワンフォーオールを全身に張り巡らせて耐える。

だがそこでさらに押しつぶしてやろうとマスキュラーは左目の義眼を取る。これは、洸汰の両親であるウォーターホースを殺めた際に負った傷を隠すための義眼でもあり、自身の力をセーブするための物でもある。

 

「…ッ!」

 

義眼を取ったことでリミッターが解除され、マスキュラーを覆う筋繊維がどんどん増えていく。

 

「それでもッ…!負けない!退かない!僕はヒーローだから…洸汰君を!助ける!」

 

「…なんで、なんでそんなに体を張れるんだよ!なんでそこまで、命を賭けられるんだよ!」

 

自分の命を捨ててまで、人を救おうとするヒーローの姿。

だがそれを、洸汰は理解できなかった。自身の命を犠牲にしてしまう悲しさ、それを両親の死で理解していた。両親や出久が命を賭けてまで人を救う理由、それが理解できなかった。

 

「見たいから!君の笑顔が見たいから助けたいんだ!けど、大丈夫!君の笑顔を見るために、僕も絶対、勝って生きるから!!」

 

自分も命を落とさず、洸汰を助けてヴィランに勝つ。

そんな出久の覚悟に洸汰が心を動かされるとともに、不思議なことが出久の身に起こった。

彼の身体から突然煙幕が発生、マスキュラーも何が起きたかわからず、一度身を退かせる。

 

「これって…」

 

(生き抜きながら人を救う覚悟、しっかり受け止めたぜ。)

 

その時、出久の右肩付近にクールな外見の男の精神体が現れて、語りかけていた。

 

(そいつは煙、私の先代だ。)

 

(よろしく頼むよ。俺の個性は煙幕、自分の周りに紫色の煙幕を発生させることが出来るんだ。出しすぎないように、上手に使ってくれ。)

 

(はい…!よろしくお願いします!!)

 

ワンフォーオール6代目継承者である煙との対話ができるようになり、彼の個性も発現した出久。

まずは、3つの個性とジオウの力を活かしてマスキュラーを倒すことに…

 

「こんな力!隠し持ってやがったのか!」

 

煙を掻き分け、大量の筋繊維を纏わせた腕を振るおうとするマスキュラー。

 

『ジオウサイキョー!』

 

それに対し、ジオウは手に持ったサイキョーギレードのフェイス部分を"ジオウサイキョー"に切り替える。

 

『覇王斬り!』

 

そこから時計の文字盤を模した七色の斬撃を飛ばし、マスキュラーが纏う筋繊維を次々と切り裂く。

 

「洸汰君!」

 

マスキュラーが血を流して怯む隙に、ジオウが洸汰に手を差し出すと、その手を洸汰が握る。

 

「ガキが!」

 

再度筋繊維を纏わせたマスキュラーが殴りかかろうとしたところで、ジオウが洸汰を抱きかかえ、煙幕をマスキュラーに浴びせる。敵の視界を奪った間に浮遊で洸汰と共に宙に浮上。

 

「もう大丈夫だよ。」

 

そして、マスキュラーの背後に着地すると洸汰を降ろし、ジオウはベルトを操作する。

 

『ライダーフィニッシュタイム!』

 

そして、腕にピンクと金の光を纏わせて、マスキュラーに向けて駆けだす。

 

「来やがったか!」

 

それに気付いたマスキュラーもジオウの方を向き、拳を放とうとする。

 

『トゥワイズタイムブレーク!』

 

「デトロイト…スマーッシュ!!」

 

ワンフォーオールのエネルギーとジオウⅡの力を込めた拳と、大量の筋繊維を纏うマスキュラーの右腕の拳がぶつかり合う。

 

「なんだこの…パワー!!」

 

ジオウⅡの腕に纏わりつく光がさらに増大し、エネルギーを増していく。

そのパワーにマスキュラーが押されていき、筋繊維が次々と千切れていく。

 

((このまま押し切れ!))

 

「イケー!ヒーロー!」

 

志村菜奈と煙、そして洸汰の声援を背に受けたジオウがマスキュラーを押し切り、筋繊維を一気に破壊。

空いた敵の胸部にジオウⅡのライダーパンチが撃ち込まれる。

 

「バカなッ…!」

 

そして、吹き飛ばされたマスキュラーが崖の壁面に叩き付けられ、気を失う。

 

「戻ろう、洸汰君…マンダレイの下に戻ろう。」

 

「うん!」

 

そして、敵を倒すことが確認できた2人はマンダレイの所へ戻ることにした。

洸汰は出久の指示で彼の背に乗り、2人は一度宿舎の方に向かうのであった。




遂に出久が6代目継承者煙の個性を継承しました。
それと、過去継承者の精神体との対話もできるようになりました。
さあ、次回は更に大混戦になりそうです。
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