神野での戦いは中々壮絶ですねえ…
「まずはこれでいこうかな、鋲突。」
仮面ライダーディケイドと対峙するオールフォーワンは、指を稲妻の形をした赤い線の入った黒い触手の様なものに変化させ、ディケイドに向けて伸ばしていく。
『アタックライド!ブラスト!』
刃物のように鋭く、ディケイドを刺し貫こうとする黒い触手に向け、ディケイドはライドブッカーガンモードを構える。その銃口をカードの硬化で分身させると、多数のエネルギー弾を放ってオールフォーワンの黒い触手を打ち砕いていく。
「悪いけどお前には、アイツらから離れてもらう。」
『カメンライド!エグゼイド!』
この場にいる他の味方に、オールフォーワンが何らかの影響を及ぼしてしまわないように、ディケイドはエグゼイドのカードを選んだ。
『レベルアップ!』
『マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクション!X!』
『I'm a 仮面ライダー』
仮面ライダーディケイド・エグゼイドへと姿を変えるとともに、いくつかの情景が映し出された画面が現れる。
『ステージセレクト』
ディケイドエグゼイドへと変化したことで展開されたゲームエリアだが、ディケイドが現れた画面に触れると、オールフォーワンがいるそのゲームエリアごと森のような場所に転送された。
「ほう、僕と弔達を引き離したんだね。」
「ああ、さっきみたいなの撃たれたら厄介だからな。」
先程オールマイト達を襲ったオールフォーワンの大規模な攻撃。
それを再び神野の地で撃たれれば、自分の身を守るどころか共に戦う出久やウォズ達の戦いにも影響を与えてしまう。
そのことを危惧してオールフォーワンを違う場所に転送し、出久達が心置きなく戦える状況を生み出したのだ。
「だったら君を、この森ごと薙ぎ払うだけさ!」
オールフォーワンからすれば、目の前の敵を倒すことでしか弔達に手は貸せないし、捕えた八百万を奪い返されないように動くこともできない。
早々にディケイドを始末しようと、個性で自身の両腕を強化。両腕が肥大化し、そこからは槍の様な骨が幾つも露出している。
「なるほどな。大体分かった…」
巨大化し、筋力が強化されたその腕でディケイドを殴ろうと振り上げるオールフォーワン。
それに対してディケイド・エグゼイドは付近にある四角いチョコの箱のようなものを殴る。
『高速化!』
「ちょうどいいのが来たな。」
そこで得たのは"高速化"のエナジーアイテム。
一時的に高速移動ができるようになったディケイド・エグゼイドは、一瞬でオールフォーワンの攻撃の射程圏外に退避する。
「逃げ足が速いねえ!」
オールフォーワンが振るった右腕は宙を空振りし、さらに彼の背後には高速移動してきたディケイドが迫っていた。
「針鼠!」
だが、ここでオールフォーワンは自身が得ていたハリネズミの個性を発動し、自身の背中から針を大量に生やすことでディケイドの攻撃を防ぐ。
「どちらの手札が先に尽きるか、勝負だ!」
大量の個性を操るオールフォーワンと、エナジーアイテムを駆使するディケイド・エグゼイド。
その戦いが夜の森の中で繰り広げられる。
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一方、アジトの方ではウォズ・フューチャーリングクイズと工具腕を付けた脳無が相対していた。
「さて、ここで問題だ。」
「…!」
ドリル状の工具が付いた右腕で、ウォズを刺し貫こうとパンチを放ったがその脳無の攻撃は空を切る。
その攻撃を後方に退いて避けたウォズが、クイズをその脳無に出す。
「私と我が魔王が出会ったのは中学校1年生の時である。〇か×か?」
「…?」
この脳無はこれまでの脳無よりは知性があるが、唐突に出されたクイズに対応できなかった。
と言うより戦闘中に問いを出されれば、まともに考えて答えを出すのは難しいだろう。
「時間切れ。答えは〇だ。この程度の簡単な問題に答えられなかった君には罰を与えよう。」
そのウォズの答えと共に、クイズに無回答だったその脳無に雷が落ちてその身に大量の電気が流れる。
「機械を使う相手には効果覿面だね。」
その電流は脳無が装備する工具をショートさせ、それらは黒い煙を上げて脳無の手から落ちていく。
「今度は、そう来るか…」
素手になった脳無は両肩から大量の腕を生やし、ウォズに襲い掛かる。
『キカイ!』
「パワーにはパワーだ。」
力で押そうとしてくる脳無に対抗するため、ウォズはベルトのミライドウォッチを入れ替える。
『投影!フューチャータイム!』
『デカイ!ハカイ!ゴーカイ!』
『フューチャーリングキカイ!キカイ!』
複数の腕で殴ろうとする脳無に対し、フューチャーリングキカイに姿を変えたウォズはパンチを何発も撃ち出してぶつけ合う。
「パワーでも…負ける気はないよ!」
複数の個性を持ち合わせることで、オールマイト並みの筋力やパワーを持つ脳無。腕の数を増やして手数を増やすことでそれらをさらに有効的に発揮していたが、キカイの力を得たウォズはそれに対抗してみせる。
「私が!」
脳無の攻勢に対し、ウォズは何度も拳を振るって防いでいけば、パワーで押し切りパンチを脳無の顔にヒットさせる。
「八百万君を!」
そして飛びついて膝蹴りを脳無の顔面に撃ち、敵の付けているマスクを破壊する。
「救ってみせる!」
八百万を救うというウォズの強い思いが、脳無を超えるパワーを生み出し、その拳が敵の顎を砕く。
顔面部の肉を破壊されたが、骨と共に再生しようとする脳無。だが、その傷口にジカンデスピアが突き刺さる。
『ビヨンド・ザ・タイム!』
ヤリモードのジカンデスピアのディスプレイ部分を、ウォズが操作する。
『爆裂DEランス!』
その刃先から放たれた赤い光が、脳無の口内から体内に入っていき、内臓や骨を焼き尽くしていく。
「これで終わりだ。」
体内を焼かれた脳無の再生が止まり、機能を停止させた脳無の巨体が大きな音を立てて地面に倒れこんでいく。
「さて、八百万君は…」
脳無が倒れたのを確認すると、ウォズは再び八百万の姿を探そうと周囲を見渡す。
するとそこに、フォックスブーストドロイドが駆け寄ってくる。
「もしかして見つけてくれたのかい?」
ウォズの問いかけにドロイドが頷くと、彼に案内されてウォズは施設内を進んでいく。
「八百万君!」
そして、彼の眼にはベッドに両手両足を拘束されてしまった八百万の姿が映っていた。
「う、ウォズさん…?」
「体は大丈夫かい?怪我はないかい?変なことはされてないかい?」
ようやく彼女のことを見つけられたウォズは、駆け寄って心配からか言葉を溢れ出させてしまう。
「だ、大丈夫ですわ…ただ、う、ウォズさん…」
そんなウォズの様子に困惑していた八百万であったが、助けに来てくれた安堵と恐怖からの開放で目から涙を流し始める。
「辛い思いをさせてしまって申し訳ない。私の判断が間違っていた…」
八百万の両手両足を拘束する鎖を、ウォズはジカンデスピアを使って断ち切る。
そして、合宿の際に自分が彼女から離れてしまった判断のミスを謝罪する。
「ウォズさんは悪くありませんわ…それに…救けにも来ていただいて…」
俯くウォズを八百万が抱きしめる。自身を救ってくれたことへの感謝と、落ち込むウォズを励ますために…
「ありがとう。八百万君…」
「お礼を言うのは私の方ですわ。その…ウォズさん…ありがとうございます。」
改めて礼の言葉を交わした2人は、出口の方を向く。
「さあ、ここから出よう。」
「ええ、そうですわね!」
ウォズが八百万の手を取り、彼女を拘束していたこのアジトから脱出していくのであった。
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「次!右から来ます!」
「すまないね!緑谷少年!」
一方、アナザーライダーと脳無の軍団に取り囲まれたオールマイトらプロヒーローと出久達。
敵の数はかなり多く、出久はジオウⅡの未来予測の力を使って多数の敵による攻勢を捌いていた。
「クソッ!埒が明かねえ!」
ディエンドアーマーに姿を変えたゲイツと、彼が召喚した仮面ライダーメテオも敵の攻撃を何とか退けているが、凌ぎ切れてはいない。
「私の方もッ…限界が…!」
そんな中、ヒーロー側の重大戦力であるマウントレディの身体が限界を迎えようとしていた。
「マウントレディ!」
アナザークウガに加ええ自身の身体を大きくする個性を備えた脳無と戦闘をしていたが、彼らの攻撃によるダメージが彼女の体力を蝕んでいた。
「…ッ!」
アナザークウガの突撃をボディに受けた彼女の足が揺らぎ、バランスを崩した彼女が自身の身体に蓄積されたダメージに耐えきることが出来なかった。
「マウントレディがやられたかッ…!」
圧倒的な巨体を誇るマウントレディであれば、多くの脳無やアナザーライダーを蹴散らすことが出来た。
だが、彼女とほぼ互角の脳無に加えてアナザークウガによってノックアウトされてしまった。
それにより、彼女の力による援護が見込めないどころか、彼女を倒した強力なヴィランの攻撃がエンデヴァー達に向けられる。
「赫灼熱拳!ヘルスパイダー!」
その2体のヴィランに向けて、エンデヴァーが5本の指から蜘蛛の巣状に展開した炎の糸を放つが、アナザークウガには効いていない。巨体の脳無の胸に蜘蛛の巣の形をした傷跡を付けただけとなった。
「来るぞ!」
巨大化した脳無は、エンデヴァーの攻撃が完全に効いている様子はなく、その巨大な腕をヒーロー達に向けて振り下ろす。
「デトロイトースマーッシュ!」
その攻撃に気付いたオールマイトが飛び上がり、その脳無の巨大な腕に自身の渾身のパンチをぶつけて敵の動きを止める。
『覇王斬り!』
オールマイトの一撃による衝撃で、後方に身を退けてしまう巨大脳無をジオウⅡは見逃さなかった。
サイキョーギレードを振るい、黄金の斬撃を放って敵の胸部を切り裂く。
「良い攻撃だ!我が魔王!」
とそこに、八百万を救出し終えたウォズがやってくる。
フューチャーリングリバイスに変身し、バイストライカープテラゲノムに搭乗して巨大脳無に突撃していく。
「再生はさせない!」
サイキョーギレードの斬撃によって付いた傷が再生するのを防ぐように、バイストライカーの左右から出てきた機関銃が再生していく傷に弾丸を浴びせて阻害する。
『ビヨンドザタイム!』
バイストライカーに乗ったウォズが、ビヨンドライバーを操作する。
『ゲノミクスブレイク!』
バイストライカーに乗ったウォズが、他のゲノムたちと共に脳無に付けられた胸部の傷に向けて突撃していき、その巨体に大穴を開ける。
「ウォズ君!」
ウォズによって巨大化した脳無は倒れながら体を元のサイズに戻していく。
ありがたい援護が来たと思った次の瞬間。
「逃げろ!」
バイストライカーに乗ったウォズにアナザークウガが突撃し、そのままバイストライカーは破損。
地面に落ちていってしまう。
『投影!フューチャータイム!』
『マグナム!』
『フューチャーリングギーツ!マグナム!』
空中でウォズはフューチャーリングギーツへと姿を変えて着地する。
「八百万君は安全なとこに逃がし、援護に来た。中々の数だが耐え切ろう!」
「うん!」
「やってくれたか!」
ウォズによる八百万救出成功の一報は出久達の士気を上げ、彼らは再びアナザーライダーや脳無達と向き合う。
「ライダーが一人増えたところで無駄だ!先生もいるしお前たちは俺に勝てない!」
アナザーライダー達がアナザージオウⅡの号令と共に3人のライダーとプロヒーローに向けて襲い掛かる。
「流石に多いね。」
ウォズは両腕のマグナムアームドシューターで迫り来るアナザーファイズとアナザーフォーゼを撃っていくが、敵の数の多さに対処しきれていない様子だ。
「Shit…!限界か…」
特にアナザーライダーとの交戦経験が少ないプロヒーロー達は、彼らの特殊な能力や高い戦闘能力に対して苦戦を強いられていた。その中でもオールマイトは過去の戦いで追った古傷が原因で活動できる時間が短くなってきていた。そしてこの戦いでの消耗で、限界を迎えつつあった。
「おや?膝をつくのか?平和の象徴。」
「そんなわけはないさ!私はまだまだ!」
身体から煙を出し、膝をつくオールマイトをアナザージオウⅡが挑発し、それを受けて彼に殴りかかるオールマイトだが…
「やれ!」
アナザークウガがアナザージオウⅡの横に立ち、オールマイトを振り払う。
「オールマイト!」
「お前の相手は俺だ!」
アナザージオウⅡが2本の時計の針を模した剣でジオウⅡに切りかかり、オールマイトを助けに行こうとするところを妨害する。
「クッ…!」
「対処しきれない…!」
ゲイツとウォズも助けに行こうとするが、アナザーライダー達がそれを阻む。
「やってしまえ!」
地面に倒れ伏すオールマイトを、上からアナザークウガが何度も殴りつける。
「やらせない!」
ここでジオウⅡは煙幕の個性を発動し、アナザージオウⅡの視界を遮ると浮遊で離脱。
そしてアナザークウガにも煙幕を浴びせる。
「み、緑谷少年…」
ワンフォーオールで加速したジオウがオールマイトの身体を保護し、アナザークウガの視界が阻まれている間に助け出した。
「オールマイト…もう限界が…」
助け出したオールマイトの姿を見た出久は動揺を隠せなくなってしまっていた。
オールマイトの右腕や身体は筋肉を纏う状態を保てず、瘦せ細ってきてしまっていた。
「ああ、どうやらその様だ…」
顔も半分は痩せている時のオールマイトと同じ容姿になりつつあった。
「限界です!オールマイト!後は僕達に…」
「いいや、まださ。まだ私は退かないさ!」
そんな彼の様子を見て、離脱するべきだというジオウだが、その言葉をオールマイトは否定する。
「私のお師匠がかつて言っていたよ!限界だって感じたら原点を…!オリジンを思い出せとね!」
(俊典…)
ここで倒れる訳にはいかない。自身の師の言葉を胸にオールマイトは再び立ち上がると力を振り絞って再びマッスルフォームとなる。
そんな彼の背中を弟子である出久と、師匠である志村が見送る。
(皆が笑って過ごせるための象徴!平和の象徴として私は立ち続ける!国民の心の拠り所である柱として!ここで折れる訳にはいかない!!)
襲い掛かってくる複数の脳無達を拳で殴り飛ばしながら、死柄木達に向けて走っていくオールマイト。
「死柄木弔ァ!」
アナザースカイジオウⅡを守るがために、オールマイトの前に立ちはだかるアナザーアギトとアナザー響鬼。
「テキサス!スマーッシュ!!」
だが、右腕にワンフォーオールのエネルギーを込めて振るうことで強烈な風を起こし、アナザーライダー達を吹き飛ばす。
「カロライナスマッシュ!」
今度はUSJを襲撃したものによく似た脳無が立ちはだかるが、左右の手刀によるクロスチョップを浴びせて撃退する。
「オールマイト…笑ってる…!」
出久達の前でヴィランとの戦闘を繰り広げるオールマイト。彼は常に笑顔を見せていた。
「僕の、オリジン…」
そんな彼の姿を見て、出久の中の過去の記憶が蘇る。
[お母さーん!お母さん!パソコン!]
[また?]
それは、出久がまだ幼く自分が無個性と分かるよりも前の記憶である。
[早く!早く!]
[もう、出久だけで再生数1万は増やしてるわね。お母さん怖くて見れんわ。]
その頃の出久にはいつもは歯にパソコンで見せてもらっていた動画があった。それは古い動画であり、大災害の中1人のヒーローが人々を救っている動画であった。
[見えるか!もう100人も救い出してる!やべえって!まだ10分も経ってねえって!]
そして、そのヒーローと言うのは建物の崩落や大火災の中から、短い時間で多くの人数を助け出していた。
[ハーッハッハッハ!]
[メッチャ笑ってんよ!]
人々を救うその男は常に笑顔を絶やさないでいた。
[もう大丈夫!何故って…?私が来た!]
その一人の英雄の活躍に、幼き日の出久は目を輝かせて夢中になっていた。
そのヒーローこそ、若き日のオールマイトである。出久が憧れ続けた存在で、彼の原点である。
(緑谷出久、君のオリジンは?)
そんな過去を思い出す出久に、志村が問いかける。
「僕の原点は、どんな困ってる人でも笑顔で助ける!超カッコいいヒーローだ!」
オールマイトに続く様に出久も再び立ち上がり、2本の剣を構える。
「それに僕は知ったんだ!他にも人を救って笑顔になれる理由が…」
「我が魔王…」
[一つだけ教えてやる。クシャっとなるんだよ。誰かの力になれたら、心の底から嬉しくなって、クシャっとなるんだよ。俺の顔…マスクの下で見えねえけど。]
そして出久の脳裏には、仮面ライダービルドの変身者である桐生戦兎の言葉が思い浮かぶ。
オールマイトから学んだのは人を支えるための笑顔、仮面ライダー達から学んだのは人を守る嬉しさによる笑顔。その2つが出久を突き動かし、彼にヒーローの道を歩ませていた。
「僕が皆の笑顔を守る!皆の笑顔を守って…」
"勝利の法則は決まった!"
"ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!"
"命燃やすぜ!"
"ひとっ走り付き合えよ!"
"ここからは俺のステージだ!"
"さあ、ショータイムだ。"
"宇宙キター!"
"手が届くのに手を伸ばさなかったら、死ぬほど後悔する。それが嫌だから、手を伸ばすんだ。"
"さあ、お前の罪を数えろ!"
"通りすがりの仮面ライダーだ!"
"人は音楽と同じ。それを守りたい、そうやって生きていきたい。"
"俺!参上!"
"おばあちゃんが言っていた…"
"鍛えてますから!"
"俺は運命と戦う。そして勝ってみせる。"
"俺には夢がない。でもな、夢を守ることはできる。"
"人を守るためにライダーになったんだから!ライダーを守ったっていい!"
"誰も人の笑顔を奪うことはできない!"
"こんな奴らのために!これ以上誰かの涙は見たくない!みんなに笑顔でいて欲しいんです!だから見ててください!俺の!変身!"
出久の中で蘇る仮面ライダーの歴史。
"俺はッ…!小さい時からアイツをッ…!デクを虐げちまってた!勝手に見下して!勝手に…プライド折れて!そんな俺でもアイツは救けてくれた!だから俺が今度は救ける番だ!!"
"だからこそ、必ず生きて戻るよ。八百万君や我が魔王、それに君とも笑顔で過ごすためにね。"
"こういう時こそ笑え!緑谷少年!"
そして、頭の中に流れる仲間やオールマイトの言葉。
「僕は!頑張れって感じのデクで…平和の象徴に…ヒーローの王になる男だ!」
自分を奮い立たせて立ち上がり、ジオウはアナザーライダー達に向けて駆け出していく。
「それが君の王道か…緑谷出久!」
それを見たウォズは、彼の言葉に賛辞を贈る。
その瞬間にジオウに襲い掛かる敵達を蹴り飛ばし、両腕の銃で撃ち抜いていく。
「私は君の優しさとまっすぐな思いに触れて、私自身より強く、立派になれた!私は君と共に覇道を歩むよ!さあ!行こう!」
「うん!ウォズ君!」
ジオウとウォズが共に駆けていきながら、次々と迫り来る敵を撃破していく。
ジオウⅡは2本の剣で、ウォズは2丁の銃で、敵を倒していきながらオールマイトに駆け寄る。
「オールマイト!」
「緑谷少年!」
ジオウは全身にワンフォーオールのエネルギーを張り巡らせ、オールマイトの前に立つアナザークウガ目がけて飛び出し、オールマイトも共に飛び掛かる。
「「デトロイト!スマーッシュ!」」
2人同時に繰り出すワンフォーオールの力を込めたパンチがアナザークウガの胸を突き、敵の身体を爆散させる。
「僕は!オールマイトや!仮面ライダーの想いを受け継いで!ヒーローの王になる!」
すると、出久のファイズフォンXが光を放ち、その中から浮遊しながら出てきたライドウォッチが光りながら出久の手に集まっていく。
(これは…)
(どうやら、仮面ライダーの力が彼に集まっている様だね。)
『グランドジオウ!』
そして、それらが集まって黄金のライドウォッチが生まれる。
「どうやら、時が来たようだね。君がヒーローの王になる時が…」
遂に次回!出久がヒーローの王になります!