我が魔王は緑谷出久!?   作:夢野飛羽真

77 / 86
死穢八斎會編もいよいよ大詰め
いやー長かった。


第77話 希望のトリニティ

アナザージオウトリニティと、ジオウら仮面ライダーの戦いは、徐々にジオウ達不利の状況になりつつあった。

その状況を作り出す要因の1つはアナザージオウ・トリニティの能力。

アナザージオウⅡは全てのアナザーライダーを召喚することができるが、それは精々19体だけだが、アナザージオウ・トリニティは無限にアナザージオウを召喚できるため、無限に戦力を供給し、多勢に無勢の状況を作り出すことができる。

それに加え、出久達ヒーロー側が現在手負いの状況なのも状況の悪化に拍車をかけている。リューキュウ事務所の面々は、活瓶の討伐に成功するが、かなり消耗してしまっており、ファットガム事務所の面子も各八斎衆との戦闘で負傷してしまっている。

 

「この状況はッ…!?」

 

地下から上がってきたサーとミリオと壊理。

だが、ミリオは個性消失弾によって個性を失い、サーは戦闘の中で左腕を失っている。

更にその状況で壊理を守らなくてはいけない。

 

「ここは俺が守る!」

 

彼らの中で戦力となるのは、サーに帯同していた煙ビルドとサーのサイドキックのバブルガールとセンチピーダーだけであり、彼らは壊理を狙うアナザージオウ達への対処を行う。

 

「壊理ィ!!」

 

そんな壊理達が視界に入ったアナザージオウ・トリニティが彼女らに向けてまっすぐに駆け出す。

 

「行かせない!」

 

それを阻もうとジオウが間に立つが、殴り飛ばされてしまう。

 

「ここは任せて!」

 

煙ビルドが何とか敵の進撃を止めようと身構える。

 

「どうすればッ…!?」

 

その頃、出久は地面に伏せながら、どうすればこの状況を打破できるのかと頭を抱えていた。

 

「何こんなとこで諦めてんだスカポンタヌキ!」

 

「タヌキ!?」

 

だがその出久を、爆豪が無理矢理起こす。

爆豪のボキャブラリーに驚きつつ、出久は少し思考が冷静になっていく。

 

「ここで悩んでも始まんねえだろ。俺に作戦がある。」

 

「作戦って…」

 

「とりあえず今来てる奴ら適当に抑えとけ!」

 

「分かった!」

 

『ブレイド!』

 

ジオウは、新たに召喚したブレイドと共に迫り来るアナザージオウ達を対処していく。

そこで爆豪はファイズフォンXを取り出して、ある人物に電話を掛ける。

 

『もしもし、どうしたんだい?爆豪君。』

 

「ちょっと面貸せや。今どこだ?」

 

『いきなり言われても困るね…しかも私が今いるのは広島だ。』

 

その電話の相手は、広島でインターン中のウォズであった。

 

「関係ねえ!今は何やってんだ?」

 

『大きな事件を解決し、今はミルコと特訓中だ。八百万君がライダーに覚醒したので、戦い方を教えているところだ。』

 

「八百万がライダー?なら猶更戦力的な問題はねえ!おい出久!ジオウトリニティだ!」

 

「え?う、うん!分かった!」

 

『ジオウトリニティ!』

 

出久は爆豪に言われるがままに、ジオウトリニティウォッチを取り出す。

 

『ジオウ!ゲイツ!ウォズ!』

 

「へ、変身!」

 

『トリニティタイム!』

 

『三つの力!仮面ライダージオウ!ゲイツ!ウォズ!トリニティ!トリニティ!』

 

戸惑いつつも出久がグランドジオウからジオウトリニティに返信すると、ゲイツが腕時計状のバンドとなり、ジオウと合体してしまう。

幸いにもグランドジオウウォッチ単体でもライダーを召喚することは可能であり、志村ゴーストら召喚されたライダー達は残っているが、1人ライダーが減ってしまう形となった。

 

「やれやれ、少し手荒な帰還だね。」

 

だが、出久の下に広島から召喚されたウォズがやって来た。

頼もしい味方の登場に、出久と爆豪は思わず笑みを浮かべる。

 

「まずはアイツを引き剥がすぞ!」

 

「了解。」

 

ジオウトリニティは普段通り、出久と爆豪が個性使用担当、ウォズが肉体操作担当というフォーメーションで煙ビルドと対峙しているアナザージオウ・トリニティに向けて駆け出す。

 

(ワンフォーオール!フルカウル!)

 

「喰らいやがれ!」

 

ワンフォーオールで加速したジオウは、背後から敵の背中に爆破を浴びせる。

 

『ジカンデスピア!』

 

その攻撃に反応し、ジオウ達の方を向いたアナザージオウ・トリニティの胸部に向けて槍を突き出す。

 

「ッ…!!」

 

『覇王斬り!』

 

更に今度はサイキョーギレードから放たれる虹色の斬撃を至近距離で放つ。

 

「喰らいやがれ!」

 

さらにその斬撃でできた切り傷に向けて、ジオウは掌から大規模な爆破を放つ。

 

「無駄だ…この程度の傷は…すぐに治せる。」

 

アナザージオウ・トリニティは自身の身体に触れて、肉体を再構成してその傷を塞ぐ。

 

「中々厄介な相手だね。爆豪君、私を呼び出したのだ。何か策はあるのかい?」

 

敵の能力に驚きつつも、ウォズは自身を呼び出した理由を問いかける。

 

「ああ、アイツはアナザーライダーも召喚してきて厄介だ。まずはテメエも殲滅を手伝え。」

 

「やれやれ、人使いが荒いね。けど、やるしかないね。」

 

「うん、皆!いこう!」

 

『グランドジオウ!』

 

『ゲイツリバイブ!』

 

『ギンガ!』

 

精神世界内で出久がグランドジオウウォッチを起動し、それに続く様に爆豪とウォズも再び変身の準備をする。

 

「「「変身!」」」

 

『グランドタイム!クウガ!アギト!龍騎!ファイズ!ブレイド!響鬼!カブト!電王!キバ!ディケイド!ダブル!オーズ!フォーゼ!ウィザード!鎧武!ドライブ!ゴースト!エグゼイド!ビルド!』

 

『祝え!仮面ライダー!グランドジオウ!』

 

『ライダータイム!仮面ライダーゲイツ!リ・バ・イ・ブ剛烈! 剛烈!』

 

『投影!ファイナリータイム!ギンギンギラギラギャラクシー!宇宙の彼方のファンタジー!』

 

『ウォズギンガファイナリー!ファイナリー!』

 

ジオウトリニティが分離し、グランドジオウ、ゲイツリバイブ・剛烈、ウォズギンガファイナリーの3人のライダーがこの場に立つ。

 

「3人になったところでこの俺に勝てるのか?」

 

「勝ってみせる!だって僕達は、最強の3人だから!」

 

爆豪の奇策によって呼び出されたウォズにより、戦局は一変する。

アナザージオウ・トリニティと共にジオウ達に突撃していくアナザージオウ軍団であったが、ウォズギンガファイナリーが生成した疑似惑星弾、エナジープラネットに次々と撃ち抜かれていく。

 

「くたばりやがれ!」

 

さらにゲイツリバイブが放つ大爆破によって、多くのアナザージオウが吹き飛ばされていく。

 

「私らも行くよ!」

 

「おう!」

 

さらに志村ゴースト、煙ビルド、万縄ウィザードも引き続き敵との交戦を進めていく。

 

『鎧武!』

 

頼もしい味方達の活躍により、出久自身はアナザージオウ・トリニティとの戦いに集中ができる。

 

「壊理ちゃんはもう渡さない!」

 

無双セイバーを装備したグランドジオウが、その刃を縦に振るい、アナザージオウ・トリニティを切りつけ、敵の身から火花が散る。

 

「壊理を返してもらおう!」

 

「させない!」

 

自らに生える6本の腕をグランドジオウに向けて伸ばすアナザージオウ・トリニティであったが、ジオウは個性で煙幕を出して敵の視界を塞ぐ。

 

(ワンフォーオール!シュートスタイル!)

 

距離を置いてから再度ワンフォーオールで身体能力を強化し、地面を勢い良く蹴って加速。

アナザージオウ・トリニティに迫りつつ飛翔し、左ハイキックを敵の側頭部目掛けて繰り出す。

 

『サイキョージカンギレード!』

 

更に敵の身体が揺らぐ隙に2つの剣を合体させて振るうと、アナザージオウ・トリニティの両肩から生えている腕を左右一本ずつ切り落とす。

アナザージオウ・トリニティとなった時、普通の腕に加えて両肩と両脇腹からそれぞれ1本腕を生やしている状態であったが、この攻撃で腕は4本だけになってしまい戦いの優位性が減ってしまう。

 

「黒鞭!」

 

「…ッ!」

 

さらに残りの4本の腕も黒鞭で縛り、ジオウによる膝蹴りががら空きの敵の頭部に突き刺さる。

 

「まだだッ…!」

 

アナザージオウ・トリニティに吸収されているアナザーゲイツの力を使い、両脇腹から生える腕を弓に変化させると、そこから矢の形をしたエネルギー弾を放つ。

 

(ワンフォーオール!フルカウル!)

 

放たれる矢を加速しながら避け、背後に回るとアナザージオウ・トリニティの背中に向けてサイキョージカンギレードの刃を振るう。

 

「消し飛べ!」

 

今度は吸収したアナザーウォズの能力で疑似惑星弾を作り出し、それらを出久に向けて撃ち出していく。

 

(浮遊!)

 

ジオウが浮遊の個性を使って宙に逃げることで、攻撃を回避し、疑似惑星弾は地面に当たるだけであった。

 

「壊理ィ!」

 

「壊理ちゃん!」

 

だが、それはジオウにとって悪手であった。

彼が空中に退避した隙を見て、アナザージオウ・トリニティが視界に入った壊理達を見て走り出す。

 

「俺が守る!」

 

壊理と手負いのサーを守るように、ミリオが立つが彼の身体も既にボロボロである。

 

「いかせるか!」

 

『スピードタイム!』

 

『リバイ!リバイ!リバイ!リバイ!リバイ!リバイ!リバイブ疾風!』

 

『疾風!』

 

そのことに気付いた爆豪も、ゲイツリバイブ・疾風に切り替えると加速して一気に駆け抜けようとする。

 

「道は私が切り開く!」

 

『灼熱バーニング!激熱ファイティング!ヘイヨー!タイヨウ!ギンガタイヨウ!』

 

爆豪に迫り来るアナザージオウ軍団は、タイヨウフォームとなったウォズギンガの力により、次々と焼かれていってしまう。

 

「死ねェ!」

 

高速でアナザージオウ・トリニティの前に回り込み、ミリオとの間に立ったゲイツの掌から爆破が連射される。

 

「スマーッシュ!」

 

さらにジオウもそこに合わせて背後からパンチを打ち込む。

 

「壊理ィ!」

 

「キャッ…!」

 

だが、地面に倒れそうになる治崎はその執念で手を地面に突き、個性を発動して壊理ら3人を仕留めようとする。

 

「させない!」

 

だが、敵の身体を後ろから掴んだ出久が、そのまま敵の身体をワンフォーオールで筋力を強化しながら投げる。プロレスにおけるスープレックスの様な技を受け、アナザージオウ・トリニティの頭部が地面に叩き付けられる。

 

「舐めた真似を!だが!私はここで終わらない!」

 

アナザージオウ・トリニティは自身の能力を活かし、更にアナザージオウ軍団を召喚して出久達を取り囲む。

 

「また湧いてきた!」

 

「まだまだいくよ!」

 

だが、先に召喚されていたアナザージオウ軍団を殲滅したゴースト・グレイトフル魂と15体の英雄ゴースト達が対処に動く。

 

「どうやら、一体一体は脆いみたいだね。」

 

無限に湧いてくるアナザージオウ軍団により、一時は形勢が不利であったが、それはウォズの参戦で逆転した。ウォズギンガはタイヨウフォームもワクセイフォームも宇宙由来の多彩な力を使うことができ、疑似惑星弾や太陽のピュアパワーは多数の敵を殲滅するのに打ってつけであった。

 

「こいつ等には、指一本触れさせねえ!」

 

さらにゲイツリバイブ・疾風も次々とアナザージオウ軍団を撃破することができている。

 

(この状況、俺の個性が役に立つだろうな。)

 

(あなたはッ…!?)

 

仲間たちの活躍により、対峙する敵がアナザージオウ・トリニティ自身と複数のアナザージオウだけに絞られた出久の精神に何者かが語り掛ける。

 

(使ってみろ。)

 

(こ、これって…!)

 

その男の声を聞くと共に、出久の中の感覚が変わる。

 

(これってッ…!)

 

(危機感知、危機に際し警鐘を鳴らす俺の個性だ。)

 

(あなたもしかして4代目の…)

 

(ああ、そうだ。)

 

出久の中で新たにワンフォーオール4代目継承者である四ノ森避影が目覚め、彼の個性である危機感知が出久に宿る。既に目の前にいる数名の敵という危機を感知し、出久の頭に痛みが走る。

 

「何を突っ立っている!」

 

(これなら敵がどこから来てるか…分かる!)

 

その個性が宿ったことにより、出久に迫る敵を察知することができ、攻撃を回避しながら地面を蹴って飛び跳ねながら加速し、次々とアナザージオウ達を殴り倒していく。

 

「四ノ森さん!アンタもライダーの身体使うかい?」

 

(その声は、万縄か!ライダーとは、その姿のことか…)

 

「出久!四ノ森さんにピッタリなライダー呼び出してくれ!」

 

「分かりました!」

 

『響鬼!』

 

出久が仮面ライダー響鬼を召喚すると、その中に四ノ森の精神体が入っていく。

 

「さあ、やってみるとするか。」

 

四ノ森の精神が入った響鬼が音撃棒烈火2本を構えて、迫り来るアナザージオウ達を次々と殴打して倒していく。

 

「こ、これは…!」

 

ウォズに四ノ森とさらなる加勢が加わり、戦いの流れを自身の方に持っていく出久の姿にサーは驚きを隠せなかった。

 

(私が見ていた未来と…違う!)

 

今目の前で繰り広げられている戦いは、先程サーが目にした出久の死の未来とは大きく変わりつつあるものであった。

 

「次はここだ!」

 

危機察知を得た出久は、自身に迫って来る敵の位置を把握することができ、やってきたアナザージオウ達を次々とサイキョージカンギレードで切り伏せていく。

 

「壊理ィ!」

 

アナザージオウ・トリニティがさらに召喚するアナザージオウ軍団。

 

「我が魔王の邪魔はさせないよ。」

 

『水金地火木土天海!宇宙にゃこんなにあるんかい!』

 

『ワクワク!ワクセイ!ギンガワクセイ!』

 

だがその前に立ちはだかるのはワクセイフォームへと姿を変えた、ウォズギンガファイナリー。

 

「さて、これほどあれば十分だろう。」

 

ウォズは9種類の疑似惑星弾、エナジープラネットを生成すると、向かってくるアナザージオウ軍団を次々と撃ち抜いていく。

 

「サー!」

 

更にサーとミリオや壊理を取り囲むようにアナザージオウ軍団が召喚される。

 

「ここは任せたまえ。」

 

だが、そのアナザージオウ達もウォズのエナジープラネットによって次々と撃ち抜かれていく。

ワクセイフォームになったことでエナジープラネットの制御はより精密になり、仲間達を巻き込むことなく敵を倒していけている。

 

「もう大丈夫だよ。壊理ちゃん。だって、僕達仮面ライダーがいるから!」

 

「仮面ライダー…」

 

そして壊理を守るように、グランドジオウが彼女を背に立ち、親指を立てる。

この場で奮闘する仮面ライダー達の活躍は、壊理の希望の光となる。

 

「いいや、ここでその希望を打ち砕く!」

 

ジオウに切り落とされた腕を再度生成し、アナザージオウ・トリニティがジオウに攻撃を仕掛けようとする。

 

「鬼棒術、烈火弾!」

 

だがここで、出久らの危機を察知した四ノ森響鬼が音撃棒から火の玉を放ち、アナザージオウの身体に火を付ける。

 

(ワンフォーオール!フルカウル!)

 

その一瞬の敵の動揺を見抜き、ジオウはワンフォーオールで身体能力を強化し、加速しながら敵に向けて駆けていき、胸部目掛けてサイキョージカンギレードを横薙ぎに振るう。

 

「ハア!」

 

さらにジオウと連携して響鬼が、音撃棒烈火でアナザージオウ・トリニティを背部から殴打する。

 

「馬鹿なッ…!」

 

アナザージオウⅡにアナザージオウ・トリニティと相手に対して数で優位に立つことのできる力を治崎は持っていた。だが、今はグランドジオウと響鬼の2人に対して、自分1人で戦っている状況だ。

召喚したアナザージオウ達も他の仮面ライダーによって次々と撃破されていっている。

 

「さあ、フィニッシュさ!」

 

『キックストライク!サイコー!』

 

万縄ウィザード・オールドラゴンは4つの魔方陣を生成し、その場にいるアナザージオウ軍団を拘束すると、翼で飛び立ち、魔方陣内の怪人達に向けてライダーキックを放ち、一網打尽にする。

 

「勝利の法則は、これで決まりだ!」

 

『ライオンクリーナー!ボルテックフィニッシュ!』

 

ライオンクリーナーフォームに姿を変えていた煙ビルドは、左腕の掃除機でアナザージオウ軍団を吸引して捕縛してから、ライオン型のエネルギーを放って引き寄せられた敵を一気に吹き飛ばす。

 

「命!燃やすよ!」

 

『オメガドライブ!グレイトフル!』

 

さらに、志村ゴースト・グレイトフル魂と15の英雄ゴースト達が放つライダーキックの雨がアナザージオウ軍団に降り注ぎ、敵を殲滅する。

 

『フィニッシュタイム!』

 

「鬱陶しい奴らだ、全員くたばりやがれ!」

 

『スーパーつめ連斬!』

 

爆豪はゲイツリバイブウォッチをジカンジャックローにセットし、そこから青い斬撃を連射して、自身の周囲にいるアナザージオウ軍団を次々と切り捨てていく。

 

『ビヨンドザタイム!』

 

「広島への交通費、後で請求させてもらうよ。」

 

『水金地火木土天海エクスプロージョン!』

 

地上に残ったアナザージオウ軍団に対し、ウォズギンガファイナリーワクセイフォームが生成した大量のエナジープラネットが雨の様に降って来る。エナジープラネットの雨が次々とアナザージオウ軍団を撃ち抜いて、アナザージオウ軍団を全滅させる。

 

「治崎!ここで決める!」

 

『フィニッシュタイム!』

 

「倒せるものなら!倒してみろ!」

 

必殺技を仕掛けようとするグランドジオウに対し、治崎は自身の個性で対抗しようと地面に手を触れる。

コンクリートを分解して再生成し、ジオウに攻撃を仕掛けようとするアナザージオウ・トリニティを四ノ森響鬼、オーズ・サゴーゾコンボ、電王・ガンフォーム、鎧武・カチドキアームズが取り囲む。

 

『オールトゥエンティタイムブレーク!』

 

まずは治崎が再生成し、ジオウ達に向けて繰り出そうとしたコンクリートの針の山を、オーズサゴーゾコンボが放つ重力場で粉砕する。

 

「…!」

 

すると今度はアナザージオウ・トリニティの周囲の重力が操作されて彼の身体が地面から浮いたところを、四ノ森響鬼が音撃棒烈火を下から上に振るって殴り飛ばして宙に浮かせる。

 

『フルチャージ』

 

『火縄大橙DJ銃!』

 

宙に浮いた敵の身体を、デンガッシャーと火縄大橙DJ銃による銃撃が撃ち抜く。

 

「馬鹿なッ…!」

 

空中でダメージを受けたアナザージオウ・トリニティの視界に入ってくるのは、飛翔してライダーキックの構えを見せるグランドジオウの姿であった!

 

(ワンフォーオール!シュートスタイル!)

 

ワンフォーオールの力と仮面ライダー達の力が上乗せされたグランドジオウのライダーキックが、アナザージオウ・トリニティに突き刺さり、その体を地面に叩き落すと、地面に落ちたアナザージオウ・トリニティの身体がダメージに耐え切れずに爆散する。

 

「壊理ちゃん…これが俺達、ヒーローの力だよ!」

 

「ヒーロー、仮面ライダー…凄い…!」

 

ナイトアイ事務所、リューキュウ事務所、ファットガム事務所を始めとしたプロヒーロー達。出久達を始めとする仮面ライダーの活躍は壊理を恐怖で支配していたオーバーホールを打ち砕き、少女に希望を見せた。

 

「治崎廻!確保だ!」

 

アナザーライダーの姿から元の人の姿になり、気を失い地面に倒れる治崎、酒木、音本を見て警部は彼らを確保するように指示を出したのであった。

 




まさかのウォズサプライズ登場になります。
さて、次回で総括してインターン編は終了になります。
次回もお楽しみに!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。