控えめに言って、とーても微ー妙だけど…書いたから投稿
SHY-シャイ- 正義の味方?
「お疲れ様でした。また来て下さいね」
「ありがとうございました!」
はー! まったく嫌になる!
また気を使わせてしまった。
これでも昔よりは良くなったんだよ。
目を見る事も気持ち悪かったけど、"皮膚と変わらない"と強く思い込んでなんとかなったし、
挨拶も条件反射的に出来るようにした。
けど、どうしても会話の流れやテンポが掴めない。
一般的には友人と話して修正してもらうらしいが、そんな友人はいない。
寂しいとか孤独とか気にならないから、友達も出来ない。正確には作ろうともしないし、交流を維持しようともしないだけだけど。
まったく不便な気質だ。
就活の企業合同説明会に参加しても、毎回気を使わせてしまう。
自分で言うのもなんだが、成績は良い方だ。
一般的にはつまらない事にも興味を示すから、空席の目立つブースに良く行く。
最初は喜ばれるのだ。真面目で知識のありそうな返答をしている内は。
質問タイムになると、場が静まりかえる。
当然だ。知識も興味も薄っぺらいメッキなのだから。
"細かい点など気にしてどうする""説明された以上の事など見当すらつかない""男女比や年齢層に意味などあるのか"
そんな事しか浮かばない。
知識としては、必要な質問だと分かってはいる。
だが、必要だと思えないが故に出来ない。面倒くさいのだ。
こういった自己分析すら意味があるのか分からない。
正しいのか、賢ぶってやらない理由を挙げているのか、はたまた遅めの厨二なのか。
こうなると、生きている意味まで悩み出す。
これといった趣味も無く、他者より優れているとは思えない。
未だにヒーロー番組を見てはいるが、
好きだからか、惰性なのかも分からない。
歪な理屈でしかないが、生きる必要性など無い。
生かすに足る理由が両親の老後ぐらいの物だ。それも自分の食費や養育費を費用とすればなんとかなるだろう。割に合う筈がない。
けど、痛いのは嫌だ。積極的に死にたいわけでもない。
どうせなら誰かを庇って死ぬとか。
……ははっ これこそ厨二だな。
【ピピー】
何か騒がしい。
あれは自衛隊?
なんだ、あの黒球。
……とりあえず離れよう。野次馬して迷惑をかけるのはごめん被る。
「何だ、あの黒いの…?」
へっ?
黒球のてっぺんから黒いのが飛んで!
……物語の轢かれかける人たち、ゴメン。
思ったより身体動かせないね。
ああ、もう当たる。
………?
何ともな
手に変なのが生えて!
『か…体が…‼︎』
あ、ああ、あああッ!
時が経ち、内部での奮闘空しく黒球の穴が拡大した。
「ついに割れてしまったか…!」
対処に当たろうとするヒーロー、センチュリーに通信が入る。
「何だ!スターダスト!」
『怪物となった市民が、一人そちらに向かった!気をつけろ!』
周囲を確認すると、黒い人影が見える。
センチュリーは、重力の力を穴を塞ぐのに使う事を選んだ。
「これしきの事で…諦めはしない!」
暴走している人影は真っ直ぐにこちらへ駆けてくる。
センチュリーが衝撃に備えると、人影は穴に飛び込んだ。
「何?」
時は少し巻き戻る。
就活に苦労している青年もまた、他の人々のように恐怖に侵されていた。
(怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い)
異なるのは、黒球に向かって駆け出した事だ。
勇気だとか、正義感とかではない。
(怖い怖い怖い怖い)
感情ではなく、理屈ではなく、只々反射的に動いている。
異形になりかけた体がそれを容易に実現させてしまう。
自衛隊の警戒線を飛び越え、ビルの壁を駆け上がり、黒球に飛び移る。
それだけなら、いくら身体能力が強化されても滑り落ちていただろう。
今回はそうならなかった。黒球を蹴る瞬間に内部で爆破があったのだ。
悪運強く、その衝撃で跳ね上がり、ヒーローをすり抜け、穴に到達した。
そして、穴を己が身で塞ごうと飛び込んだ。
途端に更なる恐怖が流れ込む。
身体から結晶のような物が更に飛び出し、異形化が加速する。
そして、押し殺している心に従い、己が身で穴を塞いだ。
その心とは、"英雄願望"。
正確には、自分は何をしても駄目であるという"諦観"、
生きる理由が分からない"生存欲求の低下"、
どうせなら何か意味のある死が良いという"英雄願望に似た何か"
なのだが、最早どうでもいいだろう。
(怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い)
更に恐怖が流れ込む。
(怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い)
いつのまにか、近くに忍びのような格好をした少女がいる。
「何でそんな無茶をしとるん⁈」
青年に少女の言葉は届かない。言葉を理解する余裕は無い。
けれど、ある種の酩酊感により言葉を洩らす。
「ェいユうとわ、オソレヲかくスもノでアる」
「え?」
「エィゆウは、チかラをァワセるモノでァル」
少女は何か理解した顔で頷くと、背を向け不思議な術を使った。
青年に流れ込む恐怖は減ったものの、青年の許容量を超えていた。
青年は次第に意識を失うのだった。
*キッカケ
・恐れを集める敵とか喜ぶだろうなと思ったから
牙鬼とか
*コンセプト
・悪から生まれるヒーロー
ライダーにしようと思ったけど、ピンと来なかった。
*概要
・自己否定、自殺願望なら反アマラリルクで動くかな?
・穴を身をもって封じるのが、一番暴走感ないヒーロー的行動かな?
・譫言で理想のヒーロー像を語らせたい
*デザインイメージ
・青年怪人体
ワンパンマンのガロウとアナザークウガの中間くらい?
硬質な棘棘って感じ。
他の被害者と同じのが全身に発生ってイメージ。
*その後
1・つい光を防いでしまい、完全浄化を免れ、戦闘要員として参戦
2・普通に浄化され、一般人に戻る
特に決めてないけど、可能性2が濃厚。
*愚痴
なんか過去作の方が読みやすい。曖昧なイメージしかないのに客観的視点はやはり無理か。
時偶オリライ思いついて戦闘書きたくなるんだけどなぁ。
スクラッシュドライバーにエナジーロックシードとかとか
SHYの小説少なかった。
短編の方、好みだった
blur:9すごいね。見落としかけた
アニメ「擬似ハーレム」良かった。朗らかな笑い声とか本当に良かった