コンセプト未定、方向性はいつも通りの行き当たりばったり
8月まで
ペルソナ?(4)、1
「雨の晩の零時に電源の入っていないテレビを一人で見ると運命の相手が映るんだってさ」
真夜中テレビねぇ。
今どきの都市伝説ってこんな感じなのか。いや、占いとか呪いの方か?
まぁ、関係ないか。
《ある雨の降る夜》
あっ、もうすぐ0時か。…………テレビ見てみるか。
別に期待してる訳じゃないからね。わざわざ起きてまで見る気はないから起きてるついでってだけで。
そりゃ運命の相手ってのは気になるけど、彼女いない歴=年齢の自分には関係ないし、運命の相手=恋人とは限らないし。自分なんかに恋人ができるわけないし。
………………
画面がついた。
リモコンはそこにあるし、触ってないよな?
誰か映ってる。誰だ?
画像粗いな。わからん。
もういいや。電源落として寝るか。
うわっ!
《???》
イタタ。
リモコンの古い方の電池片付けるの忘れてた。
にしても……何処だ、ここ。
まさか、テレビの中とか?
まさかね。
霧が深いな。まるで周りが見えない。
……"実は煙でした"とかないよな?
ん? 人影?
『そんなにビビるなよ。こっちの方がマシだろ? どうせ家族すら信用してないんだから』
うぇっ! 自分を見るとは……
死ぬのか?! 死ぬのか?!
『死ぬのが怖いのか?
虫は平気で殺すのに? 犬猫の殺処分を知っても何もしてないのに? 他人の不幸を喜ぶのに? 自分より劣った奴を見て安堵してるのに? マナーがなってなければ、子供にさえ殺意を抱くのに?
お前に生きる権利なんてあるのか? なぁ? なぁ?!」
あぁ、そうか。
自分の一側面ってことか。
「我は汝、汝は我」
呪文風に言ったけど、これで消えるか?
……とりあっちゃいけないタイプじゃないよな?
それだとアウトな対応じゃ……
うっ 眩!
《2011 5/15》
「回覧板回しといて!」
「わかった」
この前の真夜中テレビで映ったの巽くんだったよな?
声かけた方が良いかな?
ん? あそこにいるのは、確か……探偵?
「話を聞きたい?」
「ええ」
「あの〜、もしかして探偵の白鐘直斗さんですか?」
「そうですが。貴方は?」
男は回覧板を見せながら言う。
「巽さんの近所の者です。やっぱり次の被害者は巽くんなんですか?」
「いえ。まだ、そうと決まった訳ではありません。
何故やっぱりと?」
男は迷いながら話す。
「ちょっと信じがたい話なんですが……
どうやら真夜中テレビに映った人が襲われてるみたいなので」
巽は首を傾げた。
「映るのは運命の相手じゃないんすか」
「誰が言い始めたのかは知らないけど、運命=恋人とは限らないし、複数人が同じ人を見てるから違うんじゃない?」
「そうですか。にわかには信じがたい話ですが、覚えておきましょう」
「あっ」
男は何かを見つけ、手招きした。
たつみやを出た主人公一行は電柱に隠れていた。
「完二と話しているのは誰だ?」
「青い方は知らねえなぁ」
「もう一人の方は山木くんだよね。同じクラスの」
「あー。ぼっちの山木ね」
「さすがに酷くねぇ?」
「なんか手招きしてるぞ」
「やっべ。見つかったか」
「大人しく出ていくしかないわね」
「こちら、3人目の被害者の天城雪子さんとそのご友人達です。
自分より詳しくいろいろ知ってる筈なので。
では」
((((ぶん投げやがった)))
《放課後 推理パート》
"意見を聞いておきたい"って?
大した情報無いんだけど…… まぁ無い事を示す事にはなるか。
・じゃあ、まずはフーダニット。犯人はだれか。
これは情報がなさすぎて無理。
・次にハウダニット。どうやったか。
死因は知らないから遺棄の方だけど、普通に考えると複数犯だよね。
屋根の上のアンテナの上とかどう考えても1人じゃ無理だし。
え? "トリックを使ったんじゃないか"だって?
知ってる手法は無いなぁ。台が動く訳でもなく、滑車をつけられる高い物も無い。
気球もねぇ…うん。
探偵さんや警察に丸投げするしかないかな。
・最後にホワイダニット。何故か。
殆どわからないけど、2件目は『第一発見者だから』ってのは無いと思う。
一般的にそれが動機になるのは、犯行を見られたかもしれないからだし。犯人が発見時現場にいないと第一発見者が誰かもわからないしね。
もし、接点があったなら、十中八九生前。
・ついでにオカルトっぽい話も少し。
真夜中テレビだけど、アレって人の関心を映してるんじゃないかな?
運命の相手ってのも、互いに関心があるから映るんだと思う。
同じ人が映った時は、町の人達が同じ人間に関心を持ったから混線したんじゃない?
脱線したな。軌道修正。
原理はともかく、真夜中テレビの存在を真と仮定する。
そんな不思議で神秘的な現象に妙な意味を見出すのは人の性。
運命の相手や、危機、神が望む供物とかね。
犯人もなんらかの意味を見出したのかも知れない。
"なんらかの意味ってなんだ"だって?
わかる訳ないでしょ。3人目だけ生存した理由がわからないし。
もしかして別の犯人だからかもしれないし、神なり獣なりの気まぐれが絡んでるからかも知れない。
犯人捕まえて調べるしかないね。
"オカルトなんて馬鹿馬鹿しい"って?
だって資料無く無理矢理話せばそうなるって。
馬鹿馬鹿しいついでにもう少し。
異界からの出方だけど、案内人について行く・入り口に戻る・入り口と同じ物を探すだね。
"突然なんだ"って? ………真夜中テレビに変な回があったから一応。(そっぽ向いてる)
…入り口と同じ物ってのは、鏡なら鏡、鏡面なら鏡面。今回はテレビの可能性が高いのかな?
そっくりさんや心を暴かれる話も少なくないよね。(そっぽ向いてる)
そういう時は、痛い所を突かれても反応しないのが吉。
自分の知らなかった面や認めたくない面を教えてくれる訳だから、知って乗り越えるぐらいでちょうどいいかも?
「こんな感じです。……何?」
話し終えると見知った面々は呆気に取られていた。
「いやぁ、こんな喋るところ初めて見たからさ」
「うんうん。悪い意味じゃないの」
「ええ。意外だなってだけで」
「……別にいいじゃん、人付き合いが苦手だって。
人と話すとすぐ疲れるし、すぐ相手に好意を持っちゃうし」
そう聞くと、皆は一歩下がった。
「好意って懐くの方だから! カッコウと鴨*1だなとか騙されそうだなって思っちゃうのと、騙されてるんじゃないかなって不安になるだけだから!」
「人間不信ですか」
「そんな感じ……もう疲れたから帰る……… なんか用あったら声かけて…」
「……なんか死にかけって感じっすね」
「「「「「うん」」」」」
《数ヶ月後 ジュネス家電コーナー》
最近のテレビって大きいよな。出入り楽そう。
そろそろ帰らないと。
「よっと」
ん?
後ろ?
「「あっ」」
「いつの間に後ろに? まぁいいや。
それが犯人?」
「そうだ」
死んだ目を覗き込むと首を傾げた。
「なんか気になるワードなかった?」
「ワード? ……そういえば、空っぽって」
「空っぽ? なるほど。
お前が殺したのは先生だけだな」
「何を言ってるんだ! コイツが自白したんだぞ!」
「コイツが学校に来た時のことを覚えてる?
天城さんに執着し続けてたのなら遅すぎるし、巽くんに怯えてた。犯人なら一度はどうにか出来た相手だ。それを踏まえた悪態の1つくらいついていた筈。
注目して欲しくて他人の罪を被るのはよくある話。
心のバランスを著しく崩したのは時期的に先生を殺した頃と重なる。
まぁ、警察の人が調べればすぐわかるか…」
原作知識は、その時点の主人公レベルで書いてる。