ミスった
《夏休み明け》
「やぁ、こんにちは」
「こんに…ちは?」
白鐘さん? この学校にいたっけ? …それにしても……
「なんですか?」
「目の保養になるなぁと思って」
「……そうですか。
貴方も事件が解決してないと思っているとお聞きしました」
事件? ……あぁ、アレか。
「犯人を見る機会がありまして。
アレが連続殺人犯ってのは無理があると思いますよ」
「そうですか。
あぁ、そうそう。暫くコチラに通う事になりました。よろしくお願いしますよ、先輩」
"先輩……先輩………"
いいな。
「もう一度言ってくれない? 録音を…… あれ?」
もういない……
《9月 修学旅行》
白鐘くん*1のついでにVIP?に連れ込まれたのだけど……
「おうさまゲ〜ム!」
連中酔いやがった。
「本当にソフトドリンクなんですね。 じゃあ、あれは場酔い? あっ、勿論持ち込んじゃいないですよ。お騒がせしてすみません」
確認とれた。場酔いだ。
なにこのカオス。見られたら即補導されそうなんだが……
「ほら! かわりにはずかしいこと、いいなさい!」
うげっ、絡まれた。戻るの早すぎたか。
時間稼ぎして酔い潰れてもらうべきか、お通夜にするべきか。
「ほら! はやくはやく」
面倒くさい。お通夜にしてやる。
では、中二病・高二病的なの垂れ流します!
とりあえず、
人間なんてクソだ。滅べ! ぜーんぶぶっ壊れてしまえ! 家族と一部除外で。
親切だとか言われる事もあるけど、所詮は偉ぶりたいだけ!褒められたいだけ!
自分より馬鹿な奴・弱い奴みると安心する!
自分の将来すら決められない根性なし!
異性同性問わず人怖い!
レッテル貼られるのムカつくのに、自分がどんな人間なのか発信しない腰抜け!
何より誰も信用できない!絆って何さ!友情って何さ!
夢の9割は知ってる人達に殺されるか死刑か自殺END!
なんとなく年をとれば普通に大人になれると思ったけど違った!
こんな風に解析してみたところで、変わろうと努力すらしてない!
現実や自分と本当の意味では向き合った事の無い伽藍堂!
……流石に恥ずかしい話としては、ズレたか?
本当に恥ずかしい性癖の話!
かっこいい女性っていいよね!
強くてかっこいいパンツスーツの女性刑事とかさ、プロって感じの凛とした女執事とかさ。
ついでに言うと、
そういった女性がイメージ通りなのも良いけど、ギャップがあるのも良いよね。
可愛い物好きだとか、少年的センスだとか。
好きな歌詞はね、特撮*2だけど、
『男なら 誰かのために強くなれ
女もそうさ 見てるだけじゃ始まらない
転んでもいいよ また立ち上がればいいただそれだけ できれば英雄さ』
って………
…………ダメだ。
体力尽きた。休む。
《9月 修学旅行終了後》
今の特番……何だったんだ?
いや、白鐘くんが囮になる策だったんだろうけど……
けど……なんかもっと……こう……なんかあるだろ……
あれじゃ、ただの目立ちたがり屋じゃん。
死因に触れるとかさぁ。いや、世間の不安を気にするなら一切触れられないだろうけど。
警察からのブーイングありそうだな。
《暫くして》
白鐘"くん"は、白鐘"さん"でした〜〜 パチパチ
……殺されそう。その前に羞恥心で死にそう……
ついバランス取ろうとして性癖の話をするんじゃなかった。
良くて告白扱い、普通に考えてセクハラクソ野郎認定だよなぁ……
とりあえず無事に帰ってきて良かった。
多分、あの探偵団擬きと一緒になるんだろうな。
それにしても、毎度どこ探しても見つけられないんだけど?*3
何処に連れ去られてるんだ?
《文化祭前》
白鐘さんを呼んでくるように頼まれたけど、屋上かな?
「〜〜ミスコン〜〜」
やっぱり屋上か。
「あの〜、白鐘さん。ちょっといい?」
「なんでしょうか?」
「クラスの子が呼んでたよ」
「そうですか。ありがとうございます」
「そうだ。天城さん達は無理してミスコン参加しなくてもいいんじゃない?」
「どういうこと?」
「優勝は白鐘さんだろうし。じゃあお疲れ様」
なんで余計なこと言ったんだ自分。あれじゃ煽っただけじゃん。"理由無し"で良かったのに。
あの蹴りを甘んじて受けるべきか、腹痛で休もうか。あーあ→あー
もうやだ。帰ったらすぐ寝よう。
「そういえばアイツの好みって…」
「じゃあ、さっきのはそう言うこと?」
《文化祭後》
やっぱり、ミスコン優勝は白鐘さんか。
どう考えても女性票が集中するからな。男限定ならあの2人*4以外はほぼ同じなんじゃない?
……外れたら、やばかったりしたのかな……
《10月末》
「おはようございます、先輩」
「! おはよう、白鐘さん。何か用事?」
「……先日、鳴上先輩に脅迫状が届きました。何かご存知ですか?」
「! 脅迫? ……誘拐の件か… けどなんで鳴上さん? そうか。それで質問に来た訳か」
「何か心当たりでも?」
「前からあの集団に注視してて、グループに入って無いの自分くらいだなって。
一応言っておくと、犯人じゃないし、自宅も知らない。
鳴上さんだけが狙われる理屈も思いつかない。
力になれなくてごめん」
「いえ。何かあったら教えて下さい」
《11月7日》
菜々子が誘拐された。
そして、俺たちは生田目を追い詰めた。
「は、は…そう思いたければ、思えばいい…
こんなところまで、追いかけてきやがって…知ってるよ、お前ら…殺す気だ…
は、はは…残念、だったな…この子は僕、が、すくうん『確保!」グヘッ」
上から飛び込んできた黒い巨人は人になり、生田目に飛び降りた。
生田目が押し倒されて、菜々子から手が離れた。
「菜々子!」「お兄ちゃん」
菜々子が無事で良かった。
「…悪いんだけど…巽くんか誰か…これ引き取って……」
「って、山木か! なんでここに⁈」
顔色が悪い。
陽介への返答する余裕も無さそうだ。
「…出てからで……しぬ…」
《翌日》
説明しろって?
ああ、うん。
たまたま入っちゃってからは、テレビに誰かが映るたびに中で限界まで探してたんだよ。
これまでは全部空振りだったけどね。
"気づかなかった"だって?
遠かったんじゃない? 知らんけど。
いやだって本当に分からないし。特に何かしてたわけじゃ……してたな。
カード砕いて巨人状態で移動してたや。視点高い方が探しやすいと思って。
"巨人になるだって⁈"て、そんな驚くとは。
まだ遭遇してない? 自分だけとか?
えっ 呼び出すだけ?
ふむ。"もう一人の自分と向き合って受け入れた"と。
ふーむ? 自覚無かった状態から受け入れたのと、自覚あって開き直った違いか?
まぁ、いいか。
そんぐらいしか知らないです。
"なんでグロッキーだったのか?"だって?
えっ? ならないの?
自分が体力無いだけか………
「すごいですね。先輩は…」
「ん? 何が?」
「一人で菜々子ちゃんのところまで辿り着き、助け出しました。
僕は探偵王子なんて言われてるのに、女の子一人助けられなかった。
探偵としての価値の無い僕なんて……」
「毎回探してたのに今回以外間に合わなかった人間なんて気にしなくていいのに。
それに巽くん達は君が探偵だから仲良くしてるわけじゃないでしょ? 知らんけど」
「…そこは断言してほしかったですね。
お気遣いありがとうございます。」
《12月》
『どっせい!』
直斗達が戦っていると、影の様な巨人が跳んできた。
「山木さん⁈ どうしてここに!」
「そりゃ、あんな穴空いてたら来るよ。
それにしても…さっきから聞いてありふれた話をくどくどと。恥ずかしくないの?」
来て早々に煽り始めた。珍しい。
「なんだと! ガキのくせに」
「才能が〜とか、現実はクソだとか、そんなの数十年・数百年前から分かってる事でしょ。
そんなの、結果が出るまで頑張れなかった負け犬の理屈だよね。
それが経験談? 私は負け犬ですって言ってるようなもんだね〜
こんにちは、負け犬さん。邪魔だから端で慄えててよ」
「ガキが‼︎」
怒りの声と共にシャドウが銃を撃つ。
山木は耐えつつ正面に立つと、銃口を逸らす様に腕を押し、そのまま両腕を絡めた。
銃を脇で固定し、足も絡めて転倒する。
「偉そうな事を言った癖に無様だな!」
「こっちも負け犬なんでね! 2人とも今のうちに!」
「わかりました!」「おう!」
身動き出来ないまま攻撃を受けたシャドウは塵と消えるのでした。
その後はどうなったのかって?
霧の神様とやらの初撃で生き埋めになって気絶。
外の様子はなんとなく聞こえてたかな?状態だね。
解決後に、見当たらなくて助けてもらったらしい。
頭を強く打ったらしくて入院したって訳。
ところで貴女はどちら様?
白鐘直斗をヒロインにしようかと思ったけど、リアル筆者ベースにすると接点減り過ぎて無理だった。
これがゲームの主人公ならバッドエンド確定
ライダーの方から寄り道してごめんなさい