「へぇー、能登の輪島か。」
「ええ。」
「しかし、列車で良く行けれましたよ。」
「ああ、夜行で行くと上野から金沢へ、帰りは金沢から東京へは3時間58分だよ。」
「凄いなぁ。」
「最近では、上越新幹線と特急で行く事が多くなったのよ。」
「俺も一度は乗って見たいなぁ。」
と、岩泉は言った。
「ああ、今年のダイヤ改正でな、1本導入して6往復になり自由席も導入したんだよ。」
「へぇー。」
「一往復はどこへ行くんですか。」
「和倉温泉だよ。」
「凄いなぁ。」
92年のダイヤ改正では、特急「かがやき」が1往復導入され6往復になり、この春から自由席も登場しました、又特急「きらめき」にはに3列式のグリーン車が導入された。ちなみに特急「白山」は1日1往復で運転された。
そして、次の日。
上野駅
「えっ、綾が連絡取れないって、それどういう事。」
「うん、昨日は輪島の旅館に電話したんだけど、昨日チェックアウトされてるって。」
「そうなの、じゃあ能登へ行った後に連絡取れなかったのね。」
「それで、心当たり当たって見た。」
「そうね、きっと富山の真理の家かもしれないわ。」
「うん、そうかもしれないわ、じゃあ私早速探しに行って見るわ。」
「そう、じゃあ分かったら連絡して。」
「うん、とにかく探しに行って見るわ。」
と、電話を切って彼女は22時44分発の寝台特急「北陸」に乗り込んだ。
ピィーッ!
上野を発車し、警笛を鳴らして寝台特急「北陸」は夜の上野を発車した。
「もう11時か、寝よう。」
と、言って彼女はB寝台で眠ることにした。
「お休み。」
ピィーッ!
彼女が乗った寝台特急「北陸」は糸魚川を過ぎ、魚津で朝を迎えた。
彼女は目が覚めた時だった。
ゴン!。
と、彼女を殴り、気絶し、気づいたときには個室A寝台に乗っていた。
何と、彼女は誰かにナイフを握りさせられたのだ。
そこへ、車掌がやって来た。
「君っ、君っ、どうしたんだ!、君!。」
車掌長の相原は彼女に言った。
寝台特急「北陸」の個室A寝台で殺人事件が起きたのだ。
ガタタタン、ガタタタタン、ガタン、ガタン、ガタン。
と、列車は走り続けていた。
そして、翌日。
「えーっ、ひとり旅に出てから4日のたっても行方不明。」
「そうなのよ。」
「それで、その女友だちと言うのは。」
「里見綾子って言うの。」
「なるほど。」
「それで、あなた達は。」
「学生時代の友人で。」
「私は高校時代の同級生でした。」
「ほう、それで彼女はどこへ行ったかわかるか。」
「いやー、そこまでは。」
そして、事件は意外な展開になって来た。