富士・河口湖殺人ルート   作:新庄雄太郎

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第2の殺人は、特急「あさぎり」で起きた。


第4章 鉄壁のアリバイ

「何、特急「あさぎり3号」で男性の毒殺死体。」

 

と、高杉は言った。

 

「それで、被害者は、東京都蒲田の杉本 達也、23歳、わかりました、早速調査いたします。」

 

高杉は電話を切った。

 

「おい、静岡県警から捜査協力の要請だ。」

 

「早速、当たって見ます。」

 

そう言って、高山と松本は捜査へ向かった。

 

「えっ、あいつが殺された。」

 

「ウソだろ。」

 

と、驚く。

 

「何か、心当たりありますか。」

 

「そうだな、あいつは内浦へ行く事が多かったからな。」

 

「えっ、内浦に。」

 

「ああ、確か俺と同じ大学の黒澤って言っていたな。」

 

「黒澤って、誰なの。」

 

「黒澤ダイヤだよ。」

 

「なるほど。」

 

高山と松本は高杉に報告した。

 

「何、被害者は新宿から沼津へ行っていたのか。」

 

「ええ。」

 

「内浦に友人と同じ大学の黒澤ダイヤって言う女の子に会いに行っていたそうです。」

 

「それで特急「あさぎり3号」に乗って沼津へ行っていたのか。」

 

「はい。」

 

そこへ、桜井が事件当日に河口湖へ行っていたという男に話を聞くことにした。

 

「じゃあ、あなたは事件当日に河口湖へ行っていたんですね。」

 

「はい、正月休みに河口湖と沼津へ行っていました。」

 

「1月2日に出発して4日に東京へ帰京したそうです。」

 

「ほう、なるほど。」

 

彼の名前は、長谷川淳郎。

 

長谷川が話した、旅行は次の通りだった。

 

1日目

 

中央線に乗り、新宿から特急に乗り大月で下車

富士急行に乗り、河口湖へ。 大月のホテルで1泊

 

2日目

 

大月-甲府-静岡と、列車に乗り継ぎ沼津へ行く。

内浦の旅館で1泊

 

4日目

 

伊豆長岡から列車に乗り、東京へ帰京。

 

「完璧なアリバイですね。」

 

「ああ、とにかく確認してみるか。」

 

南は早速、内浦にある千歌の旅館へ電話をして見ることにした。

 

「ああ、その長谷川が、ええ、うちの旅館に泊まってたよ。」

 

「それ、本当ですか。」

 

「ええ、間違いないわ。」

 

「それから杉浦の事で、その旅館に泊まっていたか。」

 

「いいや、その旅館には泊まっていなかったよ。」

 

「そうか、千歌ちゃんありがとう。」

 

と、電話を切った。

 

「どうだった。」

 

「やはり、長谷川は千歌ちゃんの旅館に泊まってたよ。」

 

「裏付けありか。」

 

「ええ。」

 

「問題はだな、犯人はどうやって山梨から静岡へ行ったかだ。」

 

「そこなんですよね。」

 

「ええ。」

 

そして、もう1人の男が現れた。

 

名前は溝川 豊、54歳である。

 

彼は事件当日大月へ行っていた事が分かった。

 

「ほう、河口湖へ行ってたんですか。」

 

「ええ、そうですよ。」

 

と、言っていた。

 

 

 

 




次回は、最終章。

彼はアリバイは崩れるのか、列車トリックを溶けるのか。
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