太一は意識があるが、決していい状態ではなかった。
状況を説明するならば、太一と魔理沙が弾幕ごっこ中に太一が四季映姫の約束を破り、吸血鬼か人間にしかなれなかったのが、銀狼にもなれるようになり、弾幕ごっこには勝てたが、急激な妖力低下に伴い太一の体が持たなくなっていたのだ。
試合観戦をしていた四季映姫は「何をしているんですか。」と、落ち着かずに独り言を言っていました。
魔理沙は太一を永遠亭に連れて行った。四季映姫は後から行くと言っていた。そのほかの人は神社で遊んでいた。
~永遠亭~
今日の永遠亭はすごく騒がしかった。てゐが罠で優曇華院を怒らせているからである。正確に言えば、今日は輝夜も罠にはまったからだ。
「コラー。てゐ、待ちなさい!」
優曇華院が起こった顔で追いかけていた。
「コラ、てゐ。待ちなさい。」
「今捕まれば、三途の川を拝ませてあげるわよ。」
「いやうさ。」
今日も逃げられてしまったらしい。
「優曇華ー。どこにいるのー?」
「師匠に呼ばれたから行くわね。」
鈴仙は、慌てて永琳のところに走って向かった。
「師匠-。」
「優曇華。急患よ。」
「師匠がやればいいじゃない。」
「任せたわよ。」
急患というのは魔理沙が連れてきた1人の少年だった。
白銀の毛は輝いており、鈴仙は思わず見とれていた。
「魔理沙さん。この少年をどこで?」と鈴仙が聞くと
魔理沙が「そんなことより、診察診察ゥ。」とネタを交えたような顔で言った
太一は診察されて2時間後に起きた。体に力は入るが、妖力が完全には回復しきれてないので妖怪の姿から人間に戻っていた。診察の途中で人間に戻っていたと鈴仙は供述している。
魔理沙が「具合はどうなんだぜ。」心配しながら聞くと
鈴仙が「まったくもって問題ないわ。妖力は少しずつ回復しているわ。とりあえずよくなるまでは入院していなさいと師匠が言ってましたから返しません。」と、ちょっと真面目な顔で言った
すると魔理沙も真面目な顔で「私もここにいていいか?」と聞くと
鈴仙が「魔理沙さんが静かにするんであれば問題ないと思います。」と言う
魔理沙が暴れなければ良いと言うが、あいつは黙っていることの方が少ないとわかっている太一だった。
時間は午後6時になってた。
魔理沙は太一の入院している永遠亭の部屋にいた。
永琳は「まあ、暴れないのであれば別にいいわ。」と言って許可をもらったらしい。
入院費?映姫様に魔理沙がツケたらしい。
「ハァ。どうしてこうなったんだろ。」
太一の呆れたような声を聞いた魔理沙は「まあ、いいじゃないか。太一の戦い方は私と霊夢よりはるかに強いと思うぜ。」と言った
その言葉を聞いた太一は「ま、お前らのスペルカードを参考にしてるのもあるから、そういう意味でも強いがな」と暴露した
魔理沙は「参考って。真似はダメだぜ。」と飯を食べながら太一に言い放った
二人で飯を食べていた太一だった。
翌日、妖力が半分くらい回復したから、もう1日あれば全回復するらしい。
四季映姫やフラン、三妖精が見舞いに来るくらいしか面白みがなかった。
入院費は魔理沙が四季映姫が払うことに元からなっていたが、魔理沙の思っていたことについて2時間の説教があったとか。ついでにてゐにも。
「太一君。今回の件について少しお話があります。」
「なんだ?」
「君の種族変更のデメリットを変更します。ほかの種族に変えたときに反動が大きくなるでしょう。」
簡単に言うと、今後も倒れて行くと出費あれなので、デメリットを“倒れる”から“反動が大きくなる”に変えたということだ。
「出費がいたいからじゃないか?」
魔理沙が腹を抱えながら笑っていた。
「魔理沙ァ。あなたはもう一度怒られたいのか?」
「えっと…すみません。」
「ねえ、お兄ちゃん。」
「だから、その呼び方をやめてくれ。」
「あれれー?もしかして、照れちゃってるのか?」
「もう一回言ってみろ。存在を消すぞ。」
「やめなさい。」
「はーい。」
「お兄ちゃん。何して遊ぶ?」
「その呼び方はやめてくれないか?」
「なんで?お兄ちゃんだからお兄ちゃんでしょ?」
「こういうタイプは苦手だ。」
結局、フランみたいなタイプの妖怪や人間は苦手のままだった太一であった。
「そういえばさ、パチュリーの本に載ってたけど、銀狼って契約ができるんだろ。」
「契約ってどういうことだ?」
「やめておきなさい。使うにも妖力を使うはずですから。」
「なんで映姫は知っているんだぜ?」
「知っているも何も、太一君を転生させたのですからそのくらいわかってないといけません。」
「ま、いいか。」
太一はどういう契約があるのかを大図書館で探すことにした。
銀狼にはメリットがあるが、デメリットが多すぎる契約もあるので注意が必要。
と、四季映姫が言っていたらしい。
「何して遊びますか?」
「トランプでもするか?」
「フラン、トランプは飽きたー。」
「よし、弾幕ごっこでもするか?」
「したらご飯抜きと永琳が言ってたぞ。ついでに四季映姫が雷を落とすと思うから。」
「やめておくぜ。」
「じゃあなにするの~?」
「なら、トランプでポーカーでもやるか?」
「うん、ババ抜きと大富豪だったら何でもいい。」
「(ジジ抜きやってなかったんだ。)」
皆でポーカーを昼ご飯まで楽しんだ。もちろん掛け無し。
皆でご飯を食べた後、太一は永琳から風呂に入って来いと、寝間着とタオルを渡して言った。
風呂に入ってたらフランが来るというトラブルなどが連発したが、何とかタオルは巻くよう魔理沙に言われて巻いていたらしいが、何やってんだかあいつは。
結局、風呂上がりに誤解されました。その後、魔理沙には雷が落ちたとか。
弱点?風呂の間だけ破壊しましたが。
「フランが以上になついてくるんだが、どうしてだ?」
「さあ?」
「私たちも知りません。」
「なんででしょうね。」
「うーん。なんでこうなるんだか。」
太一の背中によっかかって寝ているフラン。
本当に一緒に居たいんだなと思った太一だった。
翌日…
太一達は朝ごはんを食べてから永遠亭を出た。当然フランの弱点は破壊してあります。
「で、どうするの?お兄ちゃん。」
「その呼び方をやめろと何度言えばわかるんだ?」
「いいじゃないですか。」
「そうだぜ。」
太一達は話し合いの末、人里に向かうことにした。
~人里~
「やっぱ人と優しそうな妖精や妖怪しかいなさそうだな。」
「ルナティックのお前が入っちゃいけないんだがな。」
「そうでしょうね。」
「そうなの?」
今いるメンバーは、太一と魔理沙と四季映姫とフランである。三妖精は家に帰りました。
「それにしても、人間の姿がやっぱ落ち着くな。」
「それはそうだぜ。」
「そうでしょうね。」
「そうなの?」
「フランだって自分の本来の姿の方が落ち着くだろ。それと同じだ。」
「ふーん。」
4人で話しながら歩いていると周りがざわついてきた。
「おい、あいつじゃないか?」
「そうだな。文々。新聞にも載っているし間違いないな。」
「そういえば、なんで紅魔の吸血鬼がいるんだ?」
「さらったんじゃないか?」
「怖いー。」
「近づいちゃダメよ。」
人里の人たちからの冷たい視線、冷たく思いのない言葉、危険度ルナティックの妖怪や人間はこのように扱われることを恥じえて知った太一だった。
その後、慧音と妹紅が来て、騒ぎを落ち着かせたが、太一の精神はズタズタだった。
「ったく、人里に来なきゃよかった。」
「危険度ルナティックはもとから入れねえよ。」
「映姫様がいるから問題ないんじゃないか?」
もっともな意見だった。妹紅はとりあえず問題ないと思った顔で「わかった。」と答えた。
「とりあえず、太一に会わせたい人がいるから来てくれないか?」
「本や巻物関係に出すなら断るぜ。」
「どうしてだ?」
「人気者になるのが嫌いなんでね。」
そういう話を寺子屋でしていると、慌てて、人里の住人が来た。
「大変です。阿求様の家に大きい妖怪が6体います。」
「なんだって?」
「急いで向かうぞ。」
慧音と妹紅と魔理沙は現場に向かった。
フランと四季映姫と太一は寺子屋に残った。
「行かなくていいんですか?」
「俺には覚悟がないんでね。」
「お兄ちゃん。行こうよ。」
「何を守ればいい?」
「俺の守りたいものは、外の世界に置いてきた。」
実際そうである。自分の守りたい対象は、外の世界にいる存在だ。
つまり、この世界に居ないのである。
なのに、何を守れと?そう考える太一だった。
それを見た四季映姫はこう言った。
「何を弱気になっているのですか!」
「何が言いたい。」
「なんであなたは守るべき存在がいなければ守れないんですか?」
「……さあな。」
「あなたが前世に何をされたかは知りません。だからと言ってほかの人を危険にさらすような行動はしてはいけません!例え、自分がどんなに嫌なことをされても。」
太一は説教を流して聞いたが、周りのものが消えていくのは嫌なものだなと思った。
「ちょっと外へ出てくる。」
「わかりました。ということは、迷いはないのですね?」
「迷いなんて最初っからないぜ。」
「お兄ちゃん。必ず生きて帰ってね。」
「生きて帰ったら、また遊んであげるからな。」
太一は、寺子屋を出て、吸血鬼になり、飛んで阿求の屋敷に向かった。
阿求の屋敷周辺ではパニックになる人や、博麗の巫女、普通の魔法使い、完璧で瀟洒なメイド、我欲の巫女などが、集まっていたが、攻撃しても素早く再生してくるので、歯が立たなかった。
「どうやって倒せばいいのよ。」
「歯が立ちませんねえ。」
「どう倒せばいいのかしら?」
「いっそマスパで。」
「マスタースパーク効かないのを知っていて撃つの?」
4人の少女が焦っていた。阿求がまだ屋敷にいるからだ。慧音や妹紅は住人の避難等をやっている。
その時、高速で高さ20m級の妖怪に向かって飛んでいった奴がいた。
目つきが変わり、右手にレーヴァテイン、左手にアロンダイトを持ち、いつもの翼が生え、目が緑色になった太一が、妖怪に切りかかった。
「霊夢さん。あの人は誰ですか?」
「ああ、あいつは太一だぜ。」
「太一……ってもしかして八神太一君ですか?」
「あら、早苗知ってたの?」
「それはもう外の世界では有名になりましたからねえ。」
「どんな感じでですか?」
「1週間に3回は必ず新聞の表紙になったから。」
「(何やってるのよ。)」
少女たちが、話していると、20m吸妖怪が、1体にまで減っていた。
「最後のは固いなぁ。」
妖怪の右手には阿求、左手には遊びに来てたと思われる小鈴がいた。
太一は下手に能力が使えないと思ったので吸血鬼から銀狼になったが、反動を受けた。
「ガハッ……なんだこの反動。デカすぎるだろ。」
太一はぶつぶつ言いながら、妖怪と戦った。
阿求たちは絶望していた。小鈴と阿求はやり残した仕事がまだあるのにと思っていた。
「もう助からないんだわ。」
「やめなさいよ小鈴。きっと霊夢さんたちが何とかしてくれるわよ。」
「居るのに助けないのは助からないってことでしょ。見捨てられたのよ私たちは。」
小鈴の精神的ダメージが大きくなりつつあった。阿求も覚悟をしようとしたとき、目の前にいた巨大な妖怪が倒れた。
小鈴と阿求は何が起きたのかがハークできなかった。
霊夢たちが倒せなかった妖怪を倒したのだから。
「何が起きたの?」
「わからないわ。」
「お前らは無事なのか?」
そこにいたのは、伝説の獣と呼ばれるにふさわしい銀色の毛、毛をまとった耳と尻尾、目が緑色。
その姿はまさしく銀狼だった。
「助けてくれてありがとうございます。」
「別に。俺を動かしたやつに礼を言いな。」
そういって、四季映姫に指さした。
「(うわー、閻魔様に指をさしたよあの妖怪。)」
「そういうことで、人間に戻るか。」
「え!?」
「それってどういう……?」
太一は、人間に戻った。ただし、反動は人間に戻った時も受けることを知らなかった。
反動を受けた太一は口から血を吐いた。
「これくらい…何のことはない…はず。」
「大丈夫?」
慧音が急ぎ足でこっちに来た。
「阿求。」
「どうしたんですか?」
「そこにいるのが会わせたかった太一君だ。」
「そうなの?」
「(言うなよ。)」
こうして、阿求と小鈴の死は回避された。
つづく
タイトルの内容に入るまでが長かった。小説を参考にして、次回作を作ります。
今作の戦闘シーンの描き方は酷いと思いますが、我慢してみてくださいましてありがとうございました。
これからも、駄文になると思いますが改善させますのでご協力をお願いします。
修正日
2015/06/18
2015/08/05