幼馴染の変人ベーシストの料理番になった件について。   作:かんかんさば

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リョウ先輩の新曲だのヴィレバンコラボ衣装だの一番くじフィギュアだの供給が多すぎて瀕死状態なので初投稿です。


#24 アフターダーク

「みんな今日もありがと〜!!」

 

きくりさんの掛け声に対して大きな歓声が返って来た。

こうして約2時間にも渡ったSICK HACKのライブは無事に終演した。

今回のライブもいつも通りきくりさんはステージで酒を飲み、MCでピー音がかかってもおかしくないような発言をしていた。極めつけにはステージから観客に向かってダイブしていた。

ただ2月の時みたいに酒をぶっかけたりはしてなかったからそれに比べたらまともなのだろう。

 

ライブが終わってから俺と結束バンドはきくりさんにSICK HACKの楽屋に招かれることになった。

結束バンドの面々はグッズを少し見てから行くとのことだったので俺が先に1人で楽屋に入った。

 

「お疲れ様です……今回もその……ライブ……最っ高でした!!」

 

「お、よかった〜。そう言ってくれると嬉しいよ〜」

 

「今日のライブ、聞いててなんか……こう……心の底に眠っていたなにかがこう……グワーッっていうか……呼び起こされるような感じがしたんです」

 

「……」

 

語彙力がお亡くなりになっているような感想を言うと、きくりさんは黙った。そしてしばらくの沈黙の後、何故か安心したような笑みを浮かべ、俺の傍によってきた。

 

「楓くん」

 

「は、はい……」

 

「もしかしてだけどさ……それって君の心の中のロックが目覚めたってことなんだと思うんだよね」

 

「え……」

 

「そしてさ、君、本当は『自分もロックを、音楽をやってみたい』って思ってる、っていうかさっきの私たちの演奏を聞いてそう思うようになったんじゃないの?」

 

その言葉を聞いた直後、ライブで流れた狂気的な音楽とともに、いろんな記憶が頭の中を駆け巡る。

 

リョウと虹夏とバンドを組んで文化祭のステージに立ったり、路上ライブをして楽しいと思ったこと。結束バンドへの勧誘を断ったこと。

あの台風ライブで見た結束バンドが心の底からかっこいいと思えたこと。

 

剣道に嫌気がさし、自分から投げ出すようにやめてしまったあの日。好きなことに楽しく、熱中して取り組む気持ちを失ったあの日から俺はずっとその気持ちを取り戻すために必死に熱中できる好きなものを探していた。

 

なんだ、探してたものは目の前にあったじゃんか。

なんでもっとこう、早く気づかなかったんだよ……!

 

「もう遅いなんて思っちゃダメだよ。そんなことを思うには楓くんはまだ若すぎるよ」

 

「……」

 

「それにね、君の人生は君が決めるんだよ。何をしたいとか、どんな風に生きるかも全部、君が決めるんだ。一度きりの人生なんだからさ、楓くんがやりたいようにやってみなよ」

 

やりたいようなやってみなよ、か。

確かにきくりさんの言う通り、一度きりの人生だ。自分のやりたいことをやらずに後悔はしたくないな。

 

「きくりさん……俺、みんなみたいに音楽……やってみたいです!」

 

「うん、いいと思うよ」

 

そう言ってきくりさんはまた笑って見せた。

ずっと探していた熱中できるものを見つけることが出来た。

この気持ちを忘れないように、そしてこの気持ちを思い出させてくれたみんなには感謝しなきゃな。

 

「じゃあ楓くんがロックに目覚めたのを祝して〜、祝い酒〜!!」

 

なんで感謝しなきゃなって思った瞬間に通常運転に戻っちゃうんですかね。

 

 

 

しばらくして、志麻さん、イライザさんと結束バンドのメンバーも楽屋にやってきた。

元々SICK HACKのファンだったリョウはもちろんのこと、虹夏と喜多ちゃんもライブには感動したようで、若干興奮気味に志麻さんとイライザさんに感想を言っている。

 

ひとりはきくりさんの隣に座り、浮かない顔で俯いていた。

その顔はまるで何かを恐れているような顔をしている。

 

「ぼっちちゃーん、私のライブどーだった?」

 

「えっあっ、はい……その……よかったです……」

 

突然訪ねてきたきくりさんにひとりは慌てて返事をした。でも、その返事はどうも気がない。

「もしかしてビミョーだった?」ときくりさんが聞き返すとひとりは「いっ、いえ……!」と返し、重たそうな口を開けて話しを続けた。

 

「あっ、その……ステージにたってるお姉さん、すごくキラキラしてて、かっこよくて……たっ、たくさんの人の前でライブするのがその……自信が無いというか……怖くて……」

 

胸の内を明かすひとりに対し、きくりさんはただ黙ってその話を聞き続けた。そして──

 

「そっか。ぼっちちゃん、実はね、私高校までは教室の隅っこでじっとしてる根暗ちゃんだったんだよ」

 

とんでもない爆弾発言をかましてきた。

 

え、きくりさんって陰キャだったの?とてもそうには思えないんだけど……

初めて会った時は内気で人見知りだったとはいえ、根暗なイメージはなかったんだよな……。

 

「そんなに驚く?ぼっちちゃんには同じ陰キャとして引かれあったって感じしてたんだけど…… 楓くんも鳩が豆鉄砲くらったような顔しちゃって〜」

 

「えっ、あ、いや、そういうイメージがなかったんで……」

 

「俺も……」

 

「マジで〜?なんかショック……」

 

ちょっと落胆したような素振りを見せるきくりさん。おにころを一口飲むと気を取り直し、話を始めた。

 

「まぁいいや。でね、大学入って少ししたぐらいのとき急に『このままじゃ私の将来クソつまんなくね?』って思っちゃってさ、それで今までとは真逆の人生を送ってみようって思ってロック始めたんだ〜。最初は楽器店にベース買いに行くのもライブハウス行くのも怖かった。お酒飲み始めたのもライブの緊張を誤魔化すためだったからね」

 

「そ、そうだったんですね……」

 

ひとりの相槌にきくりさんはしみじみと頷く。

 

「要するにね、キラキラしてるって言ってもらった私だって、最初はそんなもんだってこと!初めて何かをするのは誰だって怖いよ。でもぼっちちゃんはもう路上でもハコでもライブできたんだから大丈夫だよ!」

 

きくりさんはひとりの手を握り、目を合わせてそう言った。

ひとりの顔は少しだけ明るくなった。

 

もしかしてきくりさんはひとりを勇気づけるために今日ここに呼んでくれたのかもしれない。

そうだとしたらやっぱりきくりさんってすごい人なのかもな……。

 

「あの、お姉さん……」

 

「ん?」

 

「文化祭ライブ、よかったら来てください……!」

 

「うん、絶対行くよ!」

 

きくりさんを文化祭ライブに招待する旨を伝えるひとり。

 

その姿はいつもの薄暗い感じとは違う。まるで覚悟を決めたヒーローのような、そんな感じ。

 

その様に俺は少し勇気をもらったような気がしたのだった。

 

 

「あ、ぼっちちゃんも本番で緊張したらお酒飲むといいよ!今度おすすめの……」

 

「あの……みっ、未成年です」

 

「なに未成年に酒飲ませようとしてんですか」

 

「そっか……それならじゃあ……こうバーンと周りの野次馬をぶっ飛ばすぞ〜!ってぐらいの勢でやってみたら〜?」

 

きくりさんは腕をブンブン回して壁を思いっきり殴った。すると──

 

「壁の修理代として10万、請求しとくから」

 

キレ気味の銀ちゃんに修理代を加算されてしまった。

 

「あっ、いや……今のは楓くんとぼっちちゃんが……」

 

「楓くんとピンクジャージの子がそんなことするわけないでしょ〜?」

 

なんでこっちに罪なすり付けてくるんだよ。

あーあ、せっかくすごい人って思ってたのに。

 

 

 

 

 

 

 

「なんかライブ見てテンション上がったし、文化祭のセトリを決めよ〜!」

 

きくりさんたちと別れ、フォルトを後にした俺たちは下北沢に戻った。

そして文化祭のセトリを決めるためにファミレスに入った。

 

「その前になんか注文しない?さすがに腹減ったし」

 

「そうだったそうだった。じゃあぼっちちゃんの終電もあるしササッと頼んじゃおう!」

 

下北沢から金沢八景までの終電は23時頃。今からあと2時間ぐらい先とはいえ、ファミレスでだべることを考えるとあまり時間に余裕がない。

 

え、じゃあ従兄のお前が家に泊めてやれって?

今の家の状況的にまずいことになるから難しいんだなそれが。

 

「伊地知先輩は何食べますか?」

 

「ん〜、あたしは軽めにしとこっかな〜。ちょっと時間遅めだし」

 

「楓先輩はどうしますか?」

 

「俺はお腹すいたしがっつり食べとこっかな」

 

「後藤さんは何食べる?」

 

「あっ、私は……」

 

4人で注文用のタブレットを覗き込む。

それぞれ注文する品をタップして送信する。遅い時間帯なのか、程なくして料理がやってきた。

 

俺が頼んだのは野菜たっぷりもりそば。

値段の割には野菜も麺もたっぷりでコスパいいんだよな。

 

シャッキリとした野菜と蕎麦を醤油ベースのタレに付けて口に運ぶ。

うーん、上手い!

 

蕎麦の美味しさに舌鼓を打っていると隣でぐーっと腹の虫を鳴らしている輩が一人。

ちなみに席順は通路側から虹夏、リョウ、俺。反対側に喜多ちゃんとひとりだ。

 

「あ、あの……リョウ先輩にご飯分けちゃダメなんですか?」

 

「ダメ!ずっとぼっちちゃんと楓にお金返してなかったんだから痛い目見るべき!」

 

「そう。金絡みの問題なんだからしっかり反省してもらわなきゃな」

 

リョウはお金がなかったため何も頼めなかったのだ。

自業自得です。返さなかったお前が悪い。

 

「郁代〜……」

 

「うぅ……」

 

「ダメだよ喜多ちゃん!こんなダメバンドマンに引っかからないの!こいつは彼氏にしちゃ行けない3Bなんだから」

 

「3B?」

 

「3Bというのはね、ベーシスト・ベーシスト・ベーシストのことなんだよ」

 

おっしゃる通りです虹夏さん。

このまま行くとリョウは『お金ないから貸して。パチンコで倍にして返すから』とか言う正真正銘のクズになりかねない。

リョウが喜多ちゃんのヒモにならない為にもしっかり教えとかねば。

 

「楓……虹夏……もう人にお金借りません……」

 

「言ったね?じゃあこれだけあげる」

 

「俺も、これだけ分けてやる」

 

虹夏が渡したのはポテト1本。俺が渡したのはもやし1本。

 

精一杯の情だ。感謝したまえ。

 

「二人とも優しい……好き……」

 

「ちょっとガチで感謝されると胸が痛むじゃん!ほら、もっと食え!」

 

リョウの言葉に心が動かされ、結局俺も蕎麦を少し分けてやることになった。

リョウはさっきまでの反省顔から一転、余は満足と言わんばかりの顔をしている。

 

もしかしたらリョウがヒモになるのは喜多ちゃんじゃなくて俺と虹夏だったりして。

なんてことを考えながら晩飯を平らげ、本題のセトリ決めに取り掛かった。

 

「セトリならもう決めてある」

 

そう言ってリョウはテーブルから紙ナプキンを取り、ペンを片手に書出した。

 

「文化祭に出るかもって言われた時からずっと考えてたけど、今日のライブ見て色々固まった」

 

「お、いいねぇ〜!」

 

「一曲目は掴みが大事。だから初めて聴く人でもノリやすく曲調も明るい『忘れてやらない』で行く」

 

紙ナプキンには時間配分が書かれていた。

一番上に最初の挨拶も兼ねたMCが1分、そしてその下に一曲目『忘れてやらない』が書き記されていた。

『忘れてやらない』は今ある結束バンドの曲の中でも珍しい明るめの曲調で、リョウの言う通り初めて聴く人でも聴きやすい曲だと俺は思う。

 

「二曲目は『星座になれたら』にした。全体的に落ち着いた曲調だけど、イントロでオーディエンスの心をガッチリ掴んで離さないようにする。それにこれは郁代の歌声を最大限に活かせると思う」

 

「先輩……!」

 

「それが終わったら間にMCを挟んで、ラストに『青春コンプレックス』でしめる」

 

「あれ?『ドッペルゲンガー』とか『ギターと孤独と蒼い惑星』にしないんだ」

 

「正直その三つで迷ったけど、これは文化祭ライブであると同時にファンを増やす絶好のチャンスでもある。だからバンドっぽい曲をやって確実に仕留める」

 

「よし!じゃあこれで行こう!」

 

「でも全部オリジナル曲って攻めてますよね。軽音部の友達に聞いたらどこもコピーをやるって言ってたんですけど大丈夫なんですか?」

 

喜多ちゃんがリョウと虹夏に意見を示した。

 

去年、三人で文化祭に出た時は全部コピーで出たのだか、すごい大盛り上がりだった。

高校の文化祭だったら知ってる曲の方が盛り上がりやすい。

 

だが──

 

「確かにコピーの方が盛り上がるのは分かってるけど、あたし達は結束バンドとしてステージに上がるわけだからね!強気に攻めていこう!」

 

一バンドとして上がるからにはコピーでは無く、オリジナル曲で勝負する。それが虹夏のバンドのリーダーとしてのモットーなのかもしれない。

俺はそう感じた。

 

「まぁとにかく、文化祭なんてよっぽどアレじゃない限り盛り上がるものだしね!」

 

「そ、そうですよね!」

 

「うん。仮に滑っても四人で痛みを分かち合えばいい。あ、楓がいるし最悪の場合『下村楓ハラキリショー』とか開いて全責任を押し付ければいい」

 

「おい」

 

なんで俺が命かけなきゃいけないんだよ。

てかさっきのアレまだ根に持ってんのか?

 

「あ、そうだぼっち」

 

「……はははっ、はい!?」

 

会話の輪に入れず空気と化していたひとりに不意にリョウが話しかける。

クソ汚い高音だったが、まぁビックリしたのであればしょうがないし、今更通常運転だから気にする必要も無い。

 

「二曲目の『星座になれたら』にギターソロを入れよう」

 

「えっ……」

 

「ぼっちと郁代の文化祭でしょ。郁代はボーカルだから100%目立つし、ぼっちにも見せ場があった方がいいと思う」

 

「あっ、ギっ、ギっ、ギターソロ……!」

 

「お、いいじゃんそれ!リョ〜ウ、ナイスアイデア〜!」

 

秀華高校の文化祭だからそこに通う二人の見せ場を作る。

アッパレ名采配だと思うのだが、考えたのはリョウだ。

 

実はセトリの二曲目『星座になれたら』はイントロはベースが程よく主張している曲だ。

二人の見せ場と言いつつちゃっかり自分の見せ場も用意してるのがなんともリョウらしい。

 

「よしじゃあ色々決まったことだし、明日から練習頑張ろ〜!」

 

「えっ、あっ、あ……そ、ソロ……」

 

意気揚々とみんなを鼓舞する虹夏にあたふたするひとり。少し欠伸しながらも微笑むリョウ。

 

こうして結束バンドは来る文化祭に向けて決意を固めたのだった。

 

ただ、俺はそれよりも心に引っかかるものがある。

 

それは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()をしていた喜多ちゃんだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファミレスでみんなと別れ、リョウと二人で家に戻った。どうやら今日は泊まって行くらしい。

 

「楓」

 

「ん?」

 

「フォルトで一緒にいた娘とはどういう関係?」

 

涼しい夜風が吹く中、突然リョウは尋ねてきた。その顔はなんだか不安そうな顔をしていた。

 

「さっき言っただろ、あいつは友達だって」

 

「本当に?」

 

「人間関係で嘘はつかないよ」

 

まず彼女が出来たら報告するだろ普通。

 

「そうなんだ。じゃあそんな料理番に主人から罰を言い渡す」

 

「え?」

 

「今日は寝れないって思っといて。主人の機嫌を損ねた罰だから」

 

今日は寝かさない……って、それってつまり美味しくいただかれちゃうんですか?(意味深)

 

なんてクソみたいに邪なことを考えてしまったが罰というものは意外なものだった。

 

「楓、そっちに瀕死の敵逃げてったから仕留めといて」

 

「あ〜、OK。ダウン入れて今確殺するとこ」

 

その罰は徹夜でFPSのランク上げを手伝うことだった。

本当はしっかり寝ておきたかったんだけど、機嫌を損ねてしまった以上満足するまで付き合ってやるのが道理だろう。

 

「よしラスト一人……やった……!」

 

「うぉ〜、これで三連続優勝か……!ん、あれ?」

 

優勝した喜びに浸っていると誰かからロインが来た。

 

『夜分遅くに失礼します!』

 

ロインの主は喜多ちゃんだった。

さっき浮かない顔をしていたし、何かあったのだろうか。

 

『どうした?』

 

『あの、先輩!もしよかったらなんですけど』

 

『うん』

 

『リョウ先輩と一緒に私にギターとボーカル教えて貰えませんか?』

 

喜多ちゃんは俺とリョウに教えを乞うて来た。

リョウにロインの内容を聞かれたので答えると、彼女は二つ返事で了承した。そして俺も喜多ちゃんに承知の旨を返信した。

 

なんでそのようなことをとかは思うがまずは教えを乞う喜多ちゃんに答えなければな。

 

 

 

まだどんな風に音楽をやりたいとか将来何になりたいとかはまだ決まってない。だけどとにかく、今はただ目の前のことに、文化祭に向けて頑張ろうとしている結束バンドをサポートすることに集中しようじゃないか。サポートしていく中で自分の目指す形は見えてくるかもしれない。

 

ただ一つわかることは───

 

 

───俺はまだ何もしていない。だから前に進んでいかなければならない。

 

 

そう自分に言い聞かせるのだった。

 




次回、「夜食のラーメンと期末試験」



ここでほぼ死に設定になりかけてた主人公君の設定を供養します(唐突)
多分そのうち回収されると思います。


実は、楓にはギター以外にも弾ける楽器がある。


曲名引用元:ASIAN KUNG-FU GENERATION「アフターダーク」




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第二回 誰にご飯を作りたい?

  • 喜多ちゃん
  • PAさん
  • 大槻ヨヨコ
  • 虹夏ちゃん
  • 志麻さん
  • イライザさん
  • 園田智代子
  • 好きな総菜発表ドラゴン
  • 重音テト
  • あり
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