ハイスクールD×D ~審判を超えし者~【凍結】 作:メラニン
そして、いよいよですね!
上手く描けてれば、幸いなんですけど…
ではどうぞ!!!
第1話 来客と、動き出す者たちです!
―― 一誠side
あの、堕天使の襲撃からアーシアを助けてから少し時間が経った。悪魔稼業も、まぁ順調といえば順調だ。ただ、最近アーシアが暴走しがちなんだよな……
例えば、何かしら爆弾発言をしてクラス中が騒ぎになったり、部室で寛いでいると何かと小猫ちゃんと、ちょっとした争いになったり。そして、何故かそこに朱乃さんがたまに加わったり…
そして、現在進行形で…
「すぅ、すぅ… 」
………… 勘違いしないでほしい。俺は別に連れ込んだり、頼んだりしたわけではないんだ。ただ、朝起きたら側にいたんだよ!
いや、まぁ和むんですけどね…………
って、そうじゃない!早く起こさないとまた…
トントントン…………
あぁぁぁぁぁぁ!階段を上ってくる音が聞こえるっ!マズイ、マズイよっ!
「アーシア、アーシア!起きろって!」
「ぅ~ん… イッセーしゃん… あと5分………… すぅ」
って、よくある返ししてる場合じゃ無いんだよぉぉぉぉ!と、とにかく急いで――
ガチャ…
「イッちゃん、朝よ。起きなさ――」
「「…………………… 」」
俺と母さんの間に沈黙が流れた…
「…………イッちゃん、鍛錬が終わったら話があります。」
バタン…
あぁ、今日も騒がしく一日が始まるんだな…
「ふわぁ~~… イッセーしゃん、おはようございますぅ… 」
「… あぁ、おはよう。アーシア」
まぁ、何で俺の布団に入っていたのかの説明は後で聞くとして、今は鍛錬を早くやろう。
今までは夜に鍛錬してたんだけど、悪魔稼業もあるからな。最近では朝に鍛錬してるんだ。
俺は手早くジャージに着替えて庭に出た。ウチは社長宅と言っても普通の一軒家より少し大きいくらいだ。
まぁ、庭がやや広めなのは有難い。鍛錬する時にスペースを結構使えるからな。
さて、今日は技の確認でもやるか。あとは、他の神滅具も禁手に至れるようにしとかないとな。まぁ、素の能力でも十分強いんだけど。
でも、父さんや兄さんには勝てないし。やっぱり勝つためには禁手が必要なんだろうな。実際に父さんたちは全部禁手に至ってるって話だし…
俺なんかはまだ一つだ。あと4つも至らないといけないって、どれだけだよ。
『…… 主、今日は順番だと俺の神滅具だ… 』
OK! レディオン。
じゃあ、やるか!
俺は、黒い槍を出現させる。最近は『赤龍帝の籠手』ばかり使ってたから久々だな。
槍を前に構えて、神経を集中させる。
ズズズ……
目の前に暗い穴が出現する。これが『賢者の槍』の能力である「空間」だ。
クロノスの『時の支配者たる時計』の対局の力ってことかな。『時の支配者たる時計』は「時間」が能力だし。ただ、神滅具にはだいたいが、2つ以上の能力が宿っていることが多いらしいから、まだ半分しか使いこなせていない事になる。
『赤龍帝の籠手』の「倍加」と「譲渡」は使えんだけどな……
『やれやれ、我等の力を半分しか引き出せんとはな。』
『まぁまぁ、クロノス。僕等の力は一つ一つが強力すぎるんだ。一応それぞれの神滅具の能力を一つは使えるだけでも大したものだよ。あまり焦ってはまた使えなくなるかもしれないからね。』
まぁ、確かにそれは勘弁願いたいな。
『…… それに、主は昔よりよく俺の力を使いこなしているぞ… この空間の穴も本気を出せば、もっと大きく出来るのだろう…………?』
まあな。この家をスッポリ覆うくらいは余裕だな。
『………… 主様、それがオーバーアビリティだと自覚してらっしゃいますか?』
うーん、ただ前世の時みたいに力を付けといて損は無いだろ。
『相棒、俺はクロノス達から又聞きしかしてないが、それでも一つは言わせておいてくれ。力を身につけるのはいい。だが、その力に呑まれる事だけは避けてくれ。俺は歴代の赤龍帝の中でも、お前を気に入っているのだからな。』
ああ、分かったよドライグ。忠告は有難く受け取っとくよ。
『ああ、そうしてくれ。』
さて、続きだな。その後も俺はギリギリまで鍛錬を続けた。力を付けたいというのもあるんだけど、母さんの説教からも逃げたいからな!
まぁ、どちらにせよ説教からは逃げられなかったけど……
説教の後俺はアーシアといつも通り登校した。まあ、この後はいつも通りのイベントだな。
「「イッセー貴様!また、アーシアちゃんと登校とは羨ま………… けしからん!!」」
「おーい、心の声が出てるぞ。松田、元浜。」
また、朝っぱらからこいつらは…………
「と言うか、同じ家に住んでるんだから、当たり前だろ。」
「おっはよー、アーシア、兵藤。」
後ろから声をかけられて振り返ると、桐生藍華がいた。ゲッ、こいつか…
「ちょっと兵藤、今明らかに嫌そうな顔したわね?まぁ、いいわ。で、アーシア私の教えた通り上手くいったの?」
ん? 何を教えたんだコイツ…
「はわっ!? そ、それが桐生さん………… わ、私にはまだ無理ですぅ!!」
アーシアが顔を真っ赤にして叫んだ。おいおい、こんだけアーシアが動揺するってコイツまた何を吹き込んだんだ?
「おい、桐生!アーシアに何を吹き込んだ!?まさか、今朝のアレは… 」
桐生はより一層笑みを浮かべて口を開いた。
「今朝?どうやら、アーシアは言った通りにはできなかったみたいだけど、似たような事は出来たのかしらぁ?」
「うっせー!おかげで、コッチは朝っぱらから母さんに説教食らったんだよ!!」
「はいはい。で、アーシア何やったの?」
「そ、その…… イッセーさんと… 一緒にお布団に… ……………… は、恥ずかしいですぅぅ!!」
アーシアはその場に蹲ってしまった。松田と元浜は真っ白になってる。そしてクラスの方は…
「ついにベッドイン!?」
「初夜を迎えちゃった!?」
「やっぱり、学生婚なの!?」
あぁ、どんどん変な方向に。
「俺は何もやってねーー!つか、桐生、お前がアーシアに変なこと吹き込んだ所為だぞ!」
「あら、私はアーシアにベッドで一緒に寝ろなんて言ってないわよ?」
「えっ、そうなのか?なら、何て吹き込んだんだよ?」
「ふっふっふ、私はアーシアに裸で寝込みを襲えって言ったのよ♪
なのに、アーシアったら一緒に寝るだけで終わっちゃうなんて、ちょっと残念♪」
「余計、悪いわ!!」
キーンコーンカーンコーン
っと、こんなことしてる間に予鈴か。くっそー、いつか反撃してやる…
そして、今日も平和に授業を終えて、放課後だ。
俺たちはいつも通りに部室に向かった。さて、今日こそ話さないといけないか?
「ただ今、参りました、部長」
「こんにちはです、部長さん」
「来たわね、イッセー、アーシア。もう皆来てるわよ。」
ホントだ。また俺たちが最後か。まぁ、校舎の構造上しょうがないんだろうけど…
俺たちは、そのままソファーに腰掛けた。
「さて、今日は悪魔の仕事の会議は無いわ。代わりにイッセー、貴方が何者なのか教えてくれるかしら?」
やっぱり、来たか。まあ、これをやるために最近は悪魔の仕事を増やしてたんだろうけど…
さて、どうしたものか。
『分かっているだろうな?貴様が元居た世界の話は当然するな。我等については別に良い。今更隠し通すのは、かえってこれからがやり辛くなるだろうからな。』
分かったよ、クロノス。
「分かりました。俺が何者なのか?と言う質問から答えます。俺は『赤龍帝の籠手』の所有者、つまり今代の赤龍帝です。」
「「「「「………… 」」」」」
揃って、沈黙してしまった。ま、当たり前と言えば当たり前だろな。何せ昔三大勢力が協力して初めて魂を神器に封印できた最強の二天龍だ。謂わば昔は敵だったってわけだ。
すると、部長が口を開いた。
「… まあ、やはり、と言ったところかしら?それでこの間の力も、あの時の姿も合点がいくわ。」
「はは… まさか、あの「
「なるほど、あの時の強さはそういうことですの、ふふ♪」
「… 先輩にはヤッパリビックリです。」
「ヤ、ヤッパリ、イッセーさんはすごい方なんですね!尊敬しますっ!」
と、それぞれが感想を寄せて来る。けど、何で朱乃さんは顔がほんのり赤いのでしょうか?
「まあ、それは予想が着いていたのだけど… イッセー、他にも隠してる力があるんじゃない?確かに神をも滅ぼす神滅具は強力だけど、あなたは『変異の駒』を8つ全て消費して転生してるのよ?
ちゃんと、隠さず話しなさい。ここにいるのはグレモリー眷属、あなたの仲間よ。仲間に隠し事なんて良いと思うのかしら?」
皆の視線が俺に集まる。確かに仲間に隠し事なんて悪いよな。
「はい、俺は他にも神滅具を4つ所持しています。」
「なっ… 神滅具を4つも…… 」
「さすがに、驚きですわ。これにイッセー君には魔力もありますし。」
「… さらに、体術も使いこなしてます。」
流石に皆驚くよね。さらに、それぞれが意識を持ってるなんて知ったら、父さんや兄さんでも驚いてたくらいだからな。
「… 今代の赤龍帝は、異常よ。いえ、その赤龍帝が私の下僕になってるんだから感謝すべきなんでしょうけど。」
「部長、それでもイッセー君はイッセー君ですわ。」
朱乃さんが、頭に手を当てている部長に近付いて諭すように言っている。
「そうだったわね。で、イッセー。『赤龍帝の籠手』を含めて神滅具は13種と言われているわ。あなたが所有している、他の神滅具について教えてもらえるかしら?」
へー、神滅具って13種有るんだ。初耳だな。
「はい、他の神滅具は『
「す、少し待ちなさいイッセー。今言ったのが神滅具ですって!?私が知っている神滅具の名が一つも出てこなかったわよ。まさか、新種!?」
えっ?俺の神滅具って新種なの?あっ、そりゃそうか。元々異世界の力じゃん!
「多分そうだと思います。と言っても、まだ複数ある力のうち、しっかり使えてるのは『赤龍帝の籠手』のみですけど… 」
「では、他にも質問よ。この間のアーシアを助けた時のあなたのあの姿は、もしかして… 」
「はい、禁手です。ま、あの時初めて至ったんですけど。」
「… 神滅具が5つに、内一つは禁手に至っている… 『変異の駒』でも足りるか微妙な所だったかもしれないわね。
まあ、あなたの力については分かったわ。能力は実際に機会があったら見せて頂戴。あとは、あなた自身についてよ。あなたについて色々調べさせてもらったんだけど………… いえ、厳密に言えば調べようとしたんだけど、あなたについての個人情報は学校に提出されている最低限のものしか出てこなかったわ。それに関しても教えてくれるかしら?」
ん?何でだ………… ?
あっ、もしかして父さんや母さんあたりが俺の情報に制限を掛けてるとかか?
…………………… 充分あり得る。
「あぁ、多分それは――」
コンコン
ふと、急にドアがノックされた。
―――side out
―― ???side
「はぁ、はぁ… 」
「おいおい、いい加減諦めろよ。俺は、あまり女を手にかけるのは趣味じゃねえんだ。とっとと、俺の眷属になりやがれ。」
「… はぁ、はぁ、うるさいにゃん、バルボス。力ばかり集めるあなたの眷属になんかならないにゃん!」
「ちっ、何年も追っかけてようやく追い詰めたと思ったら、返答がこれか。なら、この銃型試作品の実験台くらいにはなってくれよ、ガッハハハハハ!」
ドンッ!
(ご主人…… )
バキンッ!
「私の村の近くで何やってんのよ!!…って、あなた大丈夫!?」
「ちっ、邪魔だ!どけ女!!」
ドンッ!
「邪魔はそっちよ!イフリート、蹴散らしなさい!!」
ゴォォォォ!
「な、何だこの炎は、どこから――」
ボンッ!!
「ぐあぁぁぁぁぁ… 」
「大分、吹っ飛んだわね。少しやり過ぎたかしら?」
「あ、ありがとにゃん。助かったわ。あなたは一体… ?」
「そういうのは、普通自分からでしょ。」
「… 私は黒歌というにゃん。」
「私はミラよ。ミラ=クルスニク」
こんな感じでした。
ようやく、一誠の神滅具の名前すべてを登場させました。
能力については、またいずれ…
さて、ついにミラ登場です!!!(チラッとですけど…)
本当はこの話、停止教室後くらいにしようかと思ってたくらいなんですけど、さすがにそれだとなぁ…
と思って、ここで入れました。
ミラ上手く描けてる自信がない…
ま、何とかなるでしょ!
ではでは、また次回!!