ハイスクールD×D ~審判を超えし者~【凍結】   作:メラニン

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今回は、日常パートですね。

久々にあの男が登場です!
そして、来客は一体?

では、どうぞ!


第2話 平和な兵藤家です!

―― 一誠side

 

コンコン

 

「あらあら、これから折角話を聞く所ですのに、誰かしら?」

 

「祐斗、出てくれるかしら?」

 

「はい、部長。」

 

俺が説明しようと思ったら、急に来客を知らせるノックがした。木場がソファーから立ち上がってドアを開ける。

 

「どちら様でしょうか」

 

「失礼します。私は、クランスピア社に属している、ヴェル・ルゥ・レイシィと申します。ここに兵藤一誠様はいらっしゃいますか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

………… 予想外の来客だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

えっ、何で!?だってヴェルさん未だに兄さんの元で秘書やってるはずじゃ…

 

「えーっと、俺は此処だよ、ヴェルさん。と言うか、何で此処に居るの?」

 

「お久しぶりです、一誠様。ユリウス様が頼みがある、という事ですのでお迎えに上がりました。」

 

 

ああ、他の皆が着いて来れてない。そりゃ、そうだよな…

ん?つまり、兄さんは帰ってきてるのか?

ただ、取り敢えず今は帰ってもらわないと。俺の父さんが社長ってのはあまり知られたくはない。何たって会社の規模が規模だからな………………

 

 

 

 

 

 

「あのヴェルさん、今俺は部活中――」

 

「至急とのことですので、異論は認められません。」

 

「………… どうしても?」

 

「どうしてもです。」

 

 

 

 

 

 

 

うーん、部長達に何て言えば…

 

 

 

 

 

「………… イッセー、貴方あのクランスピア社の関係者なの!?」

 

そんな事を考えていると、部長が後ろから話しかけてきた。

 

「えーっと、ま、まあ、その――」

 

何とか誤魔化そうとしたが、俺の努力はヴェルさんの発言で無駄になった。

 

 

 

 

 

 

 

「関係者どころか、現社長である兵藤刃紅様は一誠様のお父様です。私が秘書をしている、兵藤ユリウス様は一誠様のお兄様に当たられます。」

 

 

 

 

 

 

 

「「「「…………………… 」」」」

 

小猫ちゃんはお菓子を食べてて、他は黙ってしまった。ああ、ばれたか………

 

 

「あ、あの~、クランスピア社って何ですか?」

 

そっか、アーシアは教会にずっと居たから知らなくても不思議じゃないか。

 

 

「アーシアは世俗に疎くてもしょうがないわよね。」

 

 

「…………クランスピア社とは、世界的にも有名な大企業です。通信や医療の他にも様々な事業で1、2を争うくらいで、私もお世話になって居ます。」

 

そう言って小猫ちゃんは携帯を取り出した。すかさずヴェルさんが動く。

 

「我が社の製品ユーザーでしたか。でしたら、こちらのカタログをお使い下さい。割引等も使えますので。」

 

「… ありがとうございます。」

 

「ちょっと、ヴェルさん。ここで商談を始めないで下さいよ!」

 

こんな所で熱くなられると困る…

 

「すみません… 私としたことが。では一誠様、行きましょう。」

 

「… 拒否権は?」

「無しです。」

「ですよねー。」

 

 

どうやら、俺は是が非でも家に連行されるらしい。

 

「初めまして、紹介が遅れました。私はリアス・グレモリーと申します。イッセーへの依頼の件、図々しいとは思いますが、ご一緒してもよろしいでしょうか?」

 

 

えぇぇぇ、部長も来るんですか!?

 

 

「私もご一緒してもよろしいかしら?私は姫島朱乃と申します。」

 

 

「僕は木場祐斗と言います。僕もご一緒しても宜しいですか?」

 

 

「… 私は塔城小猫と言います。私もいいでしょうか?」

 

「わ、私もイッセーさんと、ご一緒しますっ!」

 

 

「えぇぇぇぇぇ!?オカルト研究部全員来るの!?」

 

「少々お待ちください。確認を取りますので。」

 

 

ヴェルさんが電話をかけ始めて交渉している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴェルさんは携帯をしまい、こちらへ振り返った。

 

 

「……… むしろ、歓迎するそうなので、皆さんご一緒にどうぞ。」

 

こうして、オカルト研究部全員が俺の家に来ることになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、俺たちは車に乗って一路我が家へ。と言うか、俺の家って歩いても5分くらいで着くから車でなくてもいいんだけどな。

 

 

 

 

 

 

 

「そう言えば、イッセーの家は少しお邪魔させて貰ったことがあったわね。あの時は、あんな起こされ方をして少し驚いたわ。」

 

「ぶ、部長、その話はしないで下さいよ… 」

 

ほら、小猫ちゃんが顔を真っ赤にしてる。

 

「あら、部長と小猫ちゃんはどんな起こされ方をしたのか興味有りますわぁ♪うふふ、教えてくださらないかしらイッセー君?」

 

「イ、イッセーさん!その話は私も聞きたいですっ!」

 

何か、朱乃さんとアーシアから微妙に圧力を感じるような…

 

「皆さん、着きましたよ。」

 

 

 

 

 

 

た、助かった…

家が近くて本当に良かったぁ~。

 

「ま、取り敢えず上がって下さい。」

 

俺は皆を誘導した。ま、アーシアはもう慣れてるだろうけど。

 

 

「よう、イッセー。1年振りくらいか?でかくなったな。」

 

「…兄さん、お帰り。兄さんは変わってないね、安心したよ。」

 

 

皆をリビングに案内すると、ソファーで寛いでいる兄さんの姿があった。

 

「後ろに居るのが、お前の友達か?初めまして、兵藤ユリウスという。弟が世話になってる。」

 

 

「初めまして、お兄様。イッセーの所属しているオカルト研究部部長の、リアス・グレモリーと申します。以後お見知り置きを。」

 

部長が上品に挨拶している。さすが、貴族のご令嬢だな。

 

「私も自己紹介させていただきますわ。姫島朱乃と申します。以後、よろしくお願いします、お兄様。」

 

 

「同じく木場祐斗と言います。よろしくお願いします。ユリウスさん。」

 

「… 塔城小猫です。お久……… よろしくお願いします… 」

 

「わ、私はアーシア・アルジェントと言いますっ!この家に居候させて頂いて居ます。お兄様、これからよろしくお願いしますっ!」

 

 

 

 

ん?兄さんが少し難しい表情をしてる?珍しいな。

 

 

「…… 君たちは、何処かで… 」

 

朱乃さんが口の前に指を立てている。何か黙ってて欲しいことでもあるのかな?

 

 

「… まぁ、余計な詮索はよそう。にしても、女の子が多いな。それも、美人ばかり。モテモテじゃないか、イッセー。」

 

 

「なっ!?違うよ、兄さん!そう言うんじゃないってば!!」

 

 

「まぁまぁ、そう言うな。で、どの子が本命だ?」

 

 

「ちょっ、兄さん本当にその手の質問辞めてくれ!そういう兄さんはどうなんだよ!?いい人いないのか?」

 

 

「ほぉ、反撃してくるとは、成長したようだな、イッセー。だが、教えん。」

 

 

っく、相変わらずだな兄さんは…

 

ガチャ

そうして、赤いコートを来た大柄な人が入ってきた。父さんだ。

 

「今帰ったぞ。」

 

「あっ、父さんお帰り。」

 

「お父様、お帰りなさいですぅ。」

 

 

「あぁ…

ユリウス帰ってきてたのか。事前に連絡くらいしろ。何も用意してないぞ。」

 

「いいよ親父。余計な気は遣わないで。まあ、事前に連絡しなかったのは悪かったよ。さっき母さんにも少しそれについて言われたところだ。」

 

 

 

「そうか……… ところで何故、今日はこんなにも客人が多いのだ?」

 

「俺の部活の仲間だよ、父さん。迷惑だった?」

 

 

「いや、構わない。ユリウス、イッセーが――」

 

「悪魔に成ったことだろう?こっちにも情報は届いてるよ。まぁ、公にはしてないがな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく沈黙したのち部長が口を開いた。

 

「…… 申し訳ございません。イッセーを悪魔に転生させた張本人は、私です。大事なお子様、ご兄弟を勝手に転生させたことを、お詫びします。」

 

部長が深々と頭を下げる。部長が気にすること無いのに…

 

「部長、そんな頭を下げないで下さい。あれは、油断していた俺自身の過失です。誰も、感謝こそしても、責めるなんてことはしません。」

 

「イッセー…… 」

 

 

「それについては、俺も同感だな。今ここに、イッセーが居るのは君のおかげだろう?むしろ、礼を言いたい。弟を助けてくれてありがとう。」

 

「私からも礼を言う。」

 

 

 

「… そう言って頂けると、心が救われます。」

 

 

部長は一気に肩の力が抜けたようだ。きっと、この人の事だ。今までずっと気にしてたんだろうな。

 

 

「もう、ユリウス!本当に今度から、連絡しなさいよ!………… あらら?人が増えてる?」

 

プリプリ怒りながら、母さんが入ってきた。凄いな、さっきまでの空気が一気に無くなったな。

 

 

 

「うーん、これだとお料理足りないかしら?悪いけどアーシアちゃん、手伝ってくれる?」

 

「はいっ!お母様!」

 

 

「いえ、そんな悪いです、お母様。」

 

「いいのよ、リアスちゃん。皆食べていきなさい。」

 

 

そう言うと、母さんはアーシアを連れてキッチンへ向かった。アーシアがこの家に来てから、母さんはアーシアに色々と教えてるそうだ。

 

 

「何だ、今日はイッセーは料理しないのか?」

 

「まあ、最近は母さんや、アーシアに任せっきりになってるな… 」

 

 

兄さんは、ニヤリと笑った。何かその笑みは不気味なんだけど…

 

「良かったな、親父。娘が出来たみたいでいいだろ?」

 

ピクっと、朱乃さんと小猫ちゃんが反応した。

 

「娘かどうかは置いておくとして、悪い気はせん。お前もいい加減、身を固めたらどうなんだ?」

 

「… で、イッセー、あのアーシアって子が本命か?」

 

 

「ちょっと!?今の流れで俺に振るのか、兄さん!?」

 

 

あぁ、後ろからプレッシャーを感じる…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆さん、出来ましたぁ~!」

 

「ほら、イッちゃん、ユリウスも手伝って。」

 

 

 

アーシアと、母さんが料理の乗った皿を持って入ってきた。

俺たちが立ち上がろうとすると、待ったが掛けられた。

 

 

 

「私達が、やりますから大丈夫ですわ♪イッセー君、お兄様は座ってて下さい。」

 

「えっ、でも悪いで――」

 

「… 私達がやります、先輩。」

 

 

 

そうして、女性陣だけで準備に夕飯の準備に取り掛かった。いつの間にかヴェルさんも混じってる。

 

 

 

 

 

「へ~、我が家は安泰だな、親父。」

 

「(… お前もだろうに)…………… まぁ、困ることは無いだろう、とだけ言っておく。」

 

「全く、素直じゃないな親父は。」

 

 

 

兄さんは、さっきと変わらずニヤニヤしながら父さんと話している。父さんも心なしか嬉しそうだ。

 

 

「あれ?兄さん、ノヴァさんは?」

 

「あぁ、今回のお前への頼み事の関係で向こうに残って貰ってる。」

 

「俺への頼み事って?」

 

「それは、飯を食ってからにしよう。」

 

 

 

そしてその日は、俺の家族と、ヴェルさん、オカルト研究部みんなで夕飯を食べた。

 




今回は、こんな感じでした。

色々と、清算させておかないと後々、面倒になるかもと思いこんな感じの話になりました。

因みに、ヴェルとノヴァは20歳です。原作と同じ年齢ですね。
本格的に、この章の話に入るのは次回からですかね…

ではでは、今回はこれにて…Zzz
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