ハイスクールD×D ~審判を超えし者~【凍結】   作:メラニン

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は~い、ど~も。


今回は本格的に第2章に突入です!



それとですね、オリジナル展開を入れてはみたんですが・・・


ものすご~~~~~~~く、賛否両論が分かれると思いますが、最後までお付き合いいただけたら幸いです!


では、どうぞ!!


第2話 迫られて大混乱です!

―― 一誠side

 

 

「イッセー、抱いて」

 

 

…………………………………

 

 

 

 

 

 

 

少し状況を整理しよう。俺はこの家に居候している、ミラ、アーシア、黒歌と『宿泊処ロランド』で食事をした。それぞれ頼んだメニューはこの間俺と、ウォーロックさんとで考案したメニューがほとんどだった。皆にも結構好評価を貰えて良かったな。

で、一緒に帰って、いつも通り女性陣が先に風呂に入って、俺もその後に入った。

まぁ、ここまでは普通だよな。ん?松田と元浜が知ったら、また色々言われそうだな。あれ?普通では無いか…

どうにも最近感覚がマヒしがちな気がする。そうだよな、普通ならクラスメイトと居候なんて事態は起こらない。う~ん、人間慣れって怖いな…

 

 

で、その後皆で雑談して、それぞれの部屋に行ったんだよな。因みにこの家の空き部屋も、居候が3人に増えたことで無くなりつつある。

 

 

俺は部屋に戻って、軽く勉強したりストレッチしたりして、そのまま布団に潜り込んだ。うん、ここまで普通だよ。

 

 

 

 

 

 

で、ウトウトしてたら急に体に重みを感じて目を開けたら、部長が居たって訳だ。

 

 

 

…………ここからは、普通じゃないな……

 

 

うん、夢かな?これは。

 

 

「どうも、部長。おやすみなさいです」

 

 

「ちょ、ちょっと待ちなさい、イッセー!」

 

 

「あでででででで、い、いふぁいです、部長!」

 

 

部長に頬を引っ張られて、俺の意識も段々ハッキリしてきた。部長が手を離してくれたので、ここへ来た理由を聞いてみよう。って言うか、これって不法侵入…

 

 

「あの、部長。こんな事言うのもなんですが、不法侵入はいけませんよ」

 

 

「分かってるわ。でも、事態は急を要するの。もう一度言うわよ、イッセー?………抱いて」

 

 

…………二度目だな、これ聞くの。ダイテ…

 

 

あっ、銀行員が使う用語にそんなのがあったな。えっと、確か――

 

 

「『ダイテ』のことですか?残念ながら、俺銀行員じゃないので、『ダイテ』(代金取立て手形)は発行できませんよ?」

 

 

「………微妙な雑学を知ってるわね、あなた。というよりも、まだ寝ぼけてるのかしら?」

 

 

「あ、あででででででででででででで、いふぁい!いふぁいですって、ぶひょう!」

 

 

部長は感情が無くなったような瞳で俺の頬をまた引っ張った。そ、その目やめてください!微妙に、殺意を感じますから!

 

 

はぁ、と溜息を漏らして部長が手を離してくれた。頬っぺた取れるかと思った…

 

 

「まぁ、私もこんな真夜中に押し掛けたんだから、しょうがないわよね」

 

 

そうすると、部長はいきなり着ている制服を俺に跨ったまま、脱ぎ始めた……

 

 

「えぇぇ――むぐっ!」

 

 

下着姿の状態の部長が、俺の口を力任せに抑えて口に人差し指を立てながら、顔を近づけてくる。ちょ、本当に近いですって!

 

 

「ふがふが……ぶはっ!ほ、本当に、な、何してるんですか!?」

 

 

俺はトーンを下げながら、部長を問いただす。というより、この状況はマズイ。母さんや皆にこの状況を見られでもして、下手を打つと命を獲られる…

それに、そろそろウルサイのが――

 

 

『ぬおぉぉぉぉ!今日は何なのだ!?あの化け猫に続き、今度は貴様か!リアス・グレモリー!!』

 

 

『あ、主様から離れ――』

 

 

バサッと、部長はどこから出したのか、黒い布のような物を俺の左手の宝玉に被せた。すると、どういう事かドライグ達の声が遮断された!?

 

 

「ふぅ、やっぱり念のために防音の特殊素材のタオルを持ってきて正解だったわね。にしても、流石はクランスピア社製ね。全然音漏れしないわ」

 

 

な、なんてもの作ってるんだよ!?父さん!兄さん!

こんな物作るの…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

兄さんか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

兄さんは、父さんと違うコンセプトの商品を打ち出す事が多いと、そういえばノヴァさんとヴェルさんが言っていたのを思い出した。こういった誰が使うための物なのか、よく分からない商品をよく考えるそうだ。

逆に父さんは結構ちゃんとした物や、画期的なアイディアを打ち出すそうで、なんやかんやで兄さんがクランスピア社に入ってからは、会社に新しい風が入ってきたという事で、業績は大幅に伸びたらしい。

 

 

その防音性のタオルを、頭の中で叫びまくっているドラゴン達にも被せたい…

 

 

 

って、そうじゃなくて!!

 

 

 

 

「ぶ、部長!本当に何なんですか?」

 

 

「だから、言ったでしょう?そ、その……私を抱きなさい!私の処女をあなたにあげるわ」

 

 

「は、はぁ!?だ、だから、余計に訳が分かりませんって!!」

 

 

すると、部長は後ろに手を回して、パチンという音と共にブラを外した…

目の前には露わになった、部長の乳房が…

ええええぇぇぇぇぇぇぇええぇぇぇぇ!?

本当に何なの、一体!?

 

 

「これで、分かるかしら?イッセーは経験がある?」

 

 

「い、いや、な、無いですが………って、そうじゃなくて!!」

 

 

そうすると、部長は少し嬉しそうな表情をして頬を紅く染めた。そして、先程とは打って変わって、潤んだ瞳でこっちを見つめながら迫ってくる。

 

 

「ふふ、そうなのね♪……本当は、あなたとはもっとちゃんとした状況で結ばれたかったのだけれど、この際文句は言ってられないの。さっきも言ったけど事態は急を要するわ。行為自体は簡単よ。わたしのここに、あなたのを納めればいいだけだもの」

 

 

と、下腹部に手を当てながら、俺の服に手をかけ始める。

 

 

 

 

 

 

!?、!?、!?

 

 

ほ、本当に何が起こってるんだ!?

 

 

やっぱり、これは夢なのか!?

 

 

部長は俺の服に手を掛けながら、もたれ掛る様に自分の体を押し付けてくる。

って、何か柔らかいものがあぁぁぁぁぁ!!

 

 

「分かるかしら、イッセー?私も緊張してるの。胸の鼓動が伝わってるでしょ?」

 

 

 

『ぬがぁぁぁぁ!!リアス・グレモリー!!やめろおぉぉぉぉ、それ以上はぁぁぁぁぁ!!』

 

 

『あぁ、主様が大人に…』

 

 

 

と、相変わらず俺の精神内で怒り狂うのと、嘆くドラゴンが一匹ずつ。そして、それを見て恐らく笑っているのであろうドラゴンが三匹。あぁ、俺の精神も擦り減っていく…

 

 

「もういいわよね、イッセー?」

 

 

そう言って、部長が手に掛けた俺の服を脱がしていこうとした時――

 

 

 

カッ!!

 

 

 

いきなり、ベッドの横の床が光り始めて魔方陣が浮かんだ。あれは、グレモリー家の紋章か?

 

 

「…一足遅かったわね」

 

 

誰だ?

 

朱乃さん?木場?小猫ちゃんか?

いや、どちらにせよ、この状況を見られるのはマズイ!!

特に朱乃さんや、小猫ちゃんだと特に後日が怖い!!

 

 

せめて木場であってくれぇぇぇぇ!!

 

 

 

しかし、その魔方陣から現れたのは俺の知らない人物だった。

 

 

現れたのは銀髪をまとめて、整った顔立ちをしたメイド姿の女性だった。おそらく街角アンケートなんかで10人に質問したら、全員が美人と答えるであろう外見をしてらっしゃる。

本日2人目の不法侵入者だ。

 

 

「こんな事をして破断に持ち込むおつもりですか?事の前なのですから、もう少し大人しくして頂きたいです」

 

 

「嫌よ。本人の意思を無視して進める話をご破算にするには、このくらいしないとお父様もお兄様も聞いてはくれないでしょう?」

 

 

メイドさんの方が嘆息して口を開いた。

 

 

「あなた自身の身分をお考え下さい。それを考えれば、このような下級悪魔如きに操を捧げられるのは、愚かとしか言えません」

 

 

俺は少しムッとした。

 

 

「よく話が見えてきませんが、下級悪魔如き身分の俺から言わせてもらえば、部長本人が望んでいない話を進めるのは非道なんじゃないですか?」

 

 

すると、メイドの視線が俺に移る。っと、この人の威圧感ハンパじゃないな…

 

 

「主の将来に関する話に、下僕のあなたが口を挟むのは礼を失するのではありませんか?」

 

 

「そういう事ですと、今のところ礼を失するのは、あなたの方だ。他人の部屋に不法侵入して来た上に、そこの住人に気遣うことなく、挨拶も無く、そちらの話をひたすら進める。これでも礼を弁えている、と言うならお笑いですね」

 

 

 

メイドさんは眉一つ動かさずにこちらを未だにジッと見てくる。

 

 

「イッセー、グレイフィア、そこまでよ。元はと言えば、私が勝手に押し掛けたのが原因だものね。ごめんなさい、イッセー。今日のところは失礼するわ」

 

 

「イッセー?この方が新しい眷属となった方ですか?」

 

 

「そうよ。だから、イッセーへの侮辱は私への侮辱とも取るわ。いくらあなたといえども、次また同じような事があれば私も黙ってないわよ?」

 

 

そうすると、くるりとグレイフィアと呼ばれたメイドさんが、再び俺に向き直った。

 

 

「先程のご無礼をお許し下さい。こちらも少々焦っていたので、このような形になってしまいました」

 

 

と、深く頭を下げてくる。何かここまでしてもらうと、むしろこっち側が居心地が悪い。

 

 

「いえ、こちらも熱くなりすぎました。申し訳ないです」

 

 

それを確認すると、部長もグレイフィアさんも魔法陣で転移して行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2人が転移して行った後、俺はグテッと項垂れた。

 

「ふはーーー、あのグレイフィアって人相当強いなぁ。言い合いになってから、ずっとピンポイントで俺に対して魔力を使って、威圧して来るなんてな」

 

 

『ぶ、無事か、相棒!?』

 

『大丈夫ですか、主様?』

 

 

ああ、大丈夫だよ。向こうにも敵意はなかったみたいだし。多分俺を試しただけじゃ――

 

ガチャと、唐突に俺の部屋のドアが開いた。そこに立っていたのはミラだった。

 

…………さっきの聞かれてないよな?

 

 

「イッセー、さっき大きめの力を感じたって、イフリートが………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、ミラは何故か硬直した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の瞬間には顔が真っ赤になって片手で顔を抑えながら、空いた方の手で近くの本を投げてくる!?

 

 

「な、なな何て格好してるのよぉぉぉぉ!?」

 

 

「がっ!!?、痛いって!ちょ、ミ、ミラ?」

 

 

俺はわけが分からず理不尽な攻撃に耐える。そこで、ふと気付いた。

……………………俺、今半裸じゃん

 

 

そう、さっき部長に脱がされかけて、そのままだった……

 

 

「ち、違うんだ、ミラ!これには訳………がっ!?」

 

 

一冊の本が鼻に直撃し、苦痛で顔をしかめる。取り敢えず俺は、側にある服を急いで着て、ミラを制止させようとするが……

 

 

「ミラ、もう服着たから!だから、投げるのを……ぐっ!?」

 

 

抵抗虚しく、本日3冊目の本が直撃した。地味に痛いな………

 

 

それからミラを止めて、何とか事情を説明した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――○●○――

 

 

「………つまり、リアスに夜這いを掛けられた訳ね」

 

 

「いや、結局未遂だから、掛けられた訳では――」

 

 

「はぁ?」

 

「はいっ、スイマセン!」

 

 

 

ミラのやけに迫力のある『はぁ?』の前に俺はビシッと背筋を伸ばした。因みに今は深夜の2時前。いい加減眠い。だが、当然ながらミラが寝かしてくれるはずもない。しかも、事情を説明している途中からミラの機嫌が目に見えて悪くなり、今は強制的に正座をさせられ、その真正面にミラが両腕を組んで仁王立ちしている状態だ。

一見、威風堂々という言葉がしっくりくるが、その真正面に正座をさせられている俺は冷や汗モノだ。

しかも、話し声が漏れないように俺の部屋に簡易的な断界殻(シェル)まで張っている。どうやって、こんな事やったんだと聞いたら、何か出来たらしい……

うん、訳分からん!!

 

 

 

 

「で、未遂って言ったけど、本当に何も無かったんでしょうね?」

 

 

「本当だって!確かにいきなり迫られて焦ったし、訳が分かんなかったけど、本当に何も無かったって!」

 

 

「……………そう」

 

 

そう言って、ミラは俺の前を左右に行ったり来たりし始める。何やら考え事のご様子だ。

 

「……………思いの外、強行手段に……………こうなったら、私も…………いや、でも初めてだし…………………今までこんな事………………け、けどそれで取られ………………………………で、でも心の準備が……………………ブツブツ…………」

 

 

 

何やらブツブツ独り言を呟きながら、ずっと何かを考えている様子だ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

っとと、ヤバイ。今一瞬意識飛んでた

 

 

ふと、時計を見ると夜中の2時なんか越えて、すでに3時前だ。ああ、そろそろ意識が……限…界…………

 

 

「ぐぅ……」

 

 

「ちょっと!こっちが真剣に悩んでるんだから、眠らない!」

 

 

「………っは……で、でもミラ、本当にそろそろ限…界…………」

 

 

「ッ~~~~~~~~!?わ、分かったわよ!早くすればいいんでしょう!?」

 

 

ガシッ!

 

 

「へ?ミラ?」

 

 

何故か、ミラに両手で顔をガッチリ固定された。ミラが俺に目線を合わせて向き合ってる状態になる。

 

 

「そ、その……………わ、私とイッセーは唯一、記憶を持った元異世界の人間で………そ、その…も、もっと、関係を深めるベキだとも思うのょ…………」

 

 

「?うん、そうだな」

 

 

なんか最後の方は段々声が小さくなって聞こえなかったけど。あぁ、何だか視界がボヤける…

 

 

「だ、だから!…………ッ~~~~~~~!ホントにデリカシー無いわね!」

 

 

 

「えぇ~~!?いきなりディスられても………えっと、何が言いたいんだ?」

 

 

「だ、だから!……………ああ、もう!やっぱり言葉だとまどろっこしい!!

………すぅ~、はぁ~……分かったわよ。私も覚悟を決めたわ」

 

 

 

 

 

 

 

するとミラはもう一度深く深呼吸をして、意を決したような目をして顔を近づけて来た!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――ん」

 

 

「………」

 

 

え、ミラの唇が!?、っ!?、っ!?、っ!?

 

って、なんか舌まで…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あまりにも突然の事過ぎて、俺はミラにされるがままの状態だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一体どれだけ時間が経ったのか、ミラはそっと離れた。少し潤んだ眼をして、頬を紅潮させて改めて向き合う。

 

 

 

「そういう事だから……」

 

 

 

それだけ言うとミラは、サッと立ち上がって少しフラフラしながら俺の部屋を後にした。

 

 

バタン…

 

 

 

 

 

 

 

………………………………………………………………………………

 

『『『『『………………………………………………………………………………』』』』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺(と恐らくドラゴンズ)は思考回路が完全に停止したまま、そのままの姿勢で夜明けを迎えた。

 




はい、こんな感じです。

ファーストキスは、リアスにするか、ミラにするか本気で悩んでたんですが、これを書く前にコイントスで決めちゃいました(笑)


で、その結果がミラ、という事になったんですが・・・

いやぁ、無理がありましたかねぇ・・・

如何せん、その場のテンションとノリと思いつきで、基本物語を作っているので、その辺はご容赦下さい!

ではでは、また次回!!
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