ハイスクールD×D ~審判を超えし者~【凍結】 作:メラニン
メラニンです。
正直この話は入れるかどうか迷ったんですが・・・・・・
まぁ、いつものノリとタイミングで書かせていただきました。
ではどうぞ!
―― ミラside
「まったく。あのくらいでへばってんじゃないわよ」
「無茶言うなぁ……あ~、力が出ない~……」
今、私ミラ=クルスニクは、同じ元異世界の住人である、ルドガー・ウィル・クルスニクを看病中。今は、兵藤一誠という名前になってるわ。
さすがに、昼のあれはやりすぎたかしら……?
昼間にアーシアとデートしていた件が露見して、私を含めた全員の攻撃がイッセーに直撃した。
アーシアの回復と、イッセー自身の『
やりすぎてしまった、っていう気もするけど…
い、いや、こいつが悪いのよ!
私とは、デ、デデデデ、デートだってしたことないのに、他の女とは…
はぁ……………
キスまでしたのに…
…………って、違う!!
そ、そもそも、こいつが他の女と一緒に居ようと、何かモヤモヤするけど、関係ないし!!
あれ?じゃあ、何で私はこいつと、キ、キキスなんか……
「あああああああああああぁぁぁぁぁ、もうっ!!訳わかんない!!」
「何だよぉ~、ミラぁ?何か、顔赤いぞ?風邪か?」
スッ…
「っ!?」
イ、イッセーの手が、私の額に…
あああああああああああぁぁぁぁぁ!!
「な、ななな何すんのよ!?バカッ!!」
パァァァァンッ!!
「へぶっ!?」
「もう、知らないっ!お風呂行ってくる!!」
部屋を後にしようとして、ドアを開けたところで、アーシアと出くわした。
「あっ、ミラさん。交代のお時間なので、替わりますぅ」
「……そう、よろしくね」
「はいっ!任せてください!」
パタパタと部屋に入っていくアーシアを確認してから私は、部屋を出てドアを閉めた。
私は廊下の壁にトンと背を付けて、ズルズルとへたり込んでしまった。
はぁ、元精霊の主が情けない……
でも一体何でこうなるのか分からない。何でイッセーが他の女と居るとモヤモヤするんだろう。何であの時キスしたんだっけ……?
あの時、咄嗟に口に出した『そういう事』って、どういう事……?
考えれば、考えるほど分からなくなる。
あの時は勢いで、してしまった事の意味は何だったのか、よく考えると分からない。ただ、そうしないといけないと思ったから?
単純に、私と同じ世界の出身のイッセーが、他の女と何処かへ行ってしまうのが嫌だったから?
でも、この気持ちは何だろう?
イッセーの事が絡むと、その場の勢いで色々やってしまう……
この感情が『それ』だとして、けど……
「はぁ……何やってんのよ…………」
溜息をついて私はとにかく、お風呂に向かった。
――side out
―― 一誠side
「あ~、いてて……なんか余計に傷が増えたなぁ…」
俺は横になりながら、ミラのビンタがヒットした方の頬を擦りながら、ぼやいていた。
「あの、イッセーさん、大丈夫ですか?」
「ん?あぁ、アーシアか……ダイジョブ、ダイジョブ……」
「だ、大丈夫じゃない気がします………待っててくださいね、今部長さん達に様子を報告してきますから!」
そう言うと、アーシアはパタパタと部屋を出て行った。
「うあぁ~~………眠いぃ、気怠いぃ……初日からこれじゃ、どうなるんだぁ?」
『まぁ、相棒に関して言えば本来、あの者どもと修行などする必要など無いのだがな。まったく、調子に乗り追って、あの小娘どもめ……』
精神の中から話しかけて来るドライグ。
まぁ、しょうがないだろ?一応は連携を取るって意味でも、必要な事だし、『レーティングゲーム』は初めてだから、対策とかも練っておかないと。
『そうですよ、ドライグ。いくら、主様が強いとはいっても、今回はリアスさんが撃破されたら終わりなんですよ。普段とは、戦い方を変えないと』
『それにしても、面倒なものだな。実力主義であるならば、純粋な決闘形式にでもして決着を着けた方が早かろうに』
『まぁ、確かにそうかもね、クロノス。けど、このゲームは冥界において経済に組み込まれいて、決闘なんかより多様性があって、よっぽど娯楽として機能するんだろうね。これによる興行収入は大きな財源になっている事も多いそうだから』
確かに、そこに悪魔の商魂というか、たくましさを感じるよ。
けど、確かによくできたシステムではあるよな。これを、考案したのは確か、現四大魔王のアジュカ・ベルゼブブと、部長のお兄様である、サーゼクス・ルシファーって聞いたけどな。まだ会った事無いけど……
『……主の場合であれば何時でも俺の能力で会いに行けそうだがな…』
いや、多分不法侵入で捕まるか、それでなくても何かしらの罰がありそうだから、やめとくよ。
『……そうか。ところで主、テミスの能力について、調べておいた…』
おっ、そうか。で、どうだ?できそうか?
『うーん、5分の4は問題ないよ』
5分の4?じゃあ、残りの5分の1は?
『……ドライグですよ、主様』
『ぬおおおおぉぉぉぉぉぉん!!なぜ、俺だけ適用されないのだ!?』
『仕方無かろう。恐らくだが、元々テミスや我らは異世界の存在であるため、相性がいいが、貴様だけは元々この世界の住人だからではないか?』
『ぬううぅぅ………テミス、何とかならんのか!?』
『無理ですね』
あーあ、そんなバッサリと…
ほら、ドライグが目に見えて落ち込んでるって。
『ホーホッホッホ!その時になったら、指を咥えて見てるが良いですわ、ドライグ!』
はぁ、まったく…
ほら、ドライグもそんなに落ち込むなって。アレ使ったら、その分皆からの調整が無くなるんだから、それをドライグが、一手に引き受けるって考えれば良いじゃないか?
『………そうだな、相棒。俺は相棒のサポートに徹しよう。はぁ……』
そんなにショックか…
しょうがないんだろうけど…
まぁ、まずは体の回復と、テミスの能力の習得だな。これをやらない事には何も始まらないからな。けど、間に合うかな?
『……正直、厳しいというのが俺たちの見解だ、主』
『そうだね。だから、あまりアテにせずに戦いを組み立てた方が良いんじゃないかな?』
『まぁ、何にせよ習得するのに、この環境は良い。これだけ広い敷地があるのならば、万が一にも周囲に被害が出る事はあるまい』
そうだな。となれば、昼間は部長たちと普通のトレーニング。で、テミスの能力は夜に習得でいいな。
部長たちには、内緒でコッソリやろう。多分、成功した時は大層驚きそうだしな。
まぁ、けど取り敢えず――
「回復が先だよなぁ……」
コンコン……
「はい、起きてますよ」
ドアのノックに答えると、そこにはお盆を持った小猫ちゃんと、ミラ以外の女性陣が居た。まぁ、ミラは今風呂に行ってるから当り前だとして。
お盆の上には湯気の出ている、皿が乗っている。
「先輩、看病に来ました」
小猫ちゃんがお盆を持ったまま、部屋に入ってきて他の女性陣もそれに続いた。
「えっとぉ……皆さん、お揃いで一体?」
「うふふ、小猫ちゃんの言った通り看病ですわ♪小猫ちゃんが、お粥を食べさせてあげる役で、私は体を拭いて差し上げますわ♪」
あ~、なるほど。朱乃さんの持ってるタオルと、洗面器はそういう…
「えっと、目的は分かったんですが、何で全員居るんですか?」
「見張りよ、イッセー。朱乃や小猫が暴走しないようにね」
いや、先日はあなたが一番暴走を――
「……何かしら?」
「…いえ、何でもございません」
ああ、多分口にしたら殺されるな……
「ところで、この人選は一体どうやって決めたんです?」
「あっ、それは平等にという事でジャンケンで決めさせていただきましたぁ。けど、お粥は私と部長さんで作りました」
「はぁ……あのとき、チョキを出しておけば……」
なるほど。お粥を作ったまではいいが、誰が食べさせるかで、色々あったのかな?
確かに、俺は今情けない事にほとんど、体が動かない。いや、動くけどいつも通りとはいかない。一日でまた『
「とにかく、イッセーは体を起こすにゃん。それとも、手伝おうか?」
「いや、さすがにそこまではいいよ」
俺はノロノロと体を起こして、後ろにもたれ掛って何とか体を起こした。
「ちぇ、イッセーと触れ合えるチャンスだったのに……」
「お前は普段から、散々触れ合ってるだろ…」
「分かってないなー、イッセーは。イッセーとはいくら触れ合っていても飽きないのよん♪」
「それで何時も巻き添えを食ってるんだろうが……」
「とにかく、先輩は口を開けて下さい」
「へ?口――――んぐっ!?」
小猫ちゃんが口にスプーンでお粥を押し込んできた。
「……うん、美味しいですよ、部長、アーシア」
「ふふ、当り前ね♪」
「そ、そんな、恐縮ですぅ~~!」
お粥を冷ましていた、小猫ちゃんが、またこっちにスプーンを向けてくる。口開けろってか…
「あの~、小猫ちゃん?何だかやっぱり、気恥ずかしいような―――んぐっ!?」
問答無用で突っ込まれた。例によって、拒否権は無いようだ。
「美味しいですか、先輩?」
「あ、ああ。美味しいよ」
小猫ちゃんは少し顔を赤くしながら、またこっちにスプーンを向けてくる。心なしか表情が嬉しそうなんですけど…
ここまで来たら、もう無理だよな…
「あ~んして下さい、先輩」
「う……あ、あ~」
それから、オカルト研究部のメンバーに見られながら、お粥を完食するまで、小猫ちゃんの、あ~ん、攻撃は続いた。
これは想像以上に恥ずかしい!!
「ご、ごちそうさまでした……」
「お粗末さまでした、先輩」
小猫ちゃんは満ち足りたような表情をして、部長、アーシア、黒歌は少し悔しそうな表情をしている。
「うふふ、次は私ですわね。さぁ、イッセー君、服を脱いでください♪」
「はい………へ?服?」
え、どういう事?
「あらあら、先程言ったではないですか。私は体を、拭く役ですわ♪
さ、イッセー君。服を脱いでくださらない?」
「いやいやいやいやいやいや、さすがにそれは遠慮します……
さっき皆にアレを見られてるだけでも恥ずかしかったのに、それはさすがに……」
「……うぅ、イッセー君……私ではダメですか…?」
「ぐっ!?」
朱乃さんは、やや涙目になりながら、上目遣いでこっちを見てくる。
だから、その目は本当にやめてくれぇぇぇぇぇぇ!!
何でか、それには弱いんだから!!
いや、まぁ向こうで子供である、エルの面倒を見てたからなんだろうけど!
「…………………………………………………………………………………………うぅ…わ、分かりましたっ!分かりましたから、そんな目でこっちを見ないでください!」
「うふふ♪アーシアちゃんに聞いといて正解でしたわ♪」
朱乃さんはさっきとは打って変わって、いつものニコニコフェイスでタオルを濡らし始める。
なんか今聞き捨てならない事を聞いたんですが!?
「あの、アーシアに何を聞いたんですか?」
正直これを聞くのは、かなり怖いけど、一応聞いとかないと…
「昼間に仰っていた、アーシアちゃんとの初デートの事ですわ。その様子を細かく聞かせて頂きましたわ♪中々、楽しそうで妬けてしまいましたわぁ」
!?
あれを聞かれたの!?
あ、アーシアの顔が真っ赤だ。恐らく、かなり尋問されたんだろうな…
「うぅ、イッセーさん、ごめんなさいですぅ…」
「い、いや、いいよアーシア。部長たちに迫られたんならしょうがないよな」
「うふふ、さぁ、イッセー君。体を拭いて差し上げますわ♪」
もう、どうやら逃げられないようです…
仕方がないので、俺は言われた通り、上の服を脱いだ。
あれ?女性陣がなんかボーっとしてるんですが……
「あ、あの…?」
「きゅう……」
バタン……
「ア、アーシアァァァ!?しっかりしろぉぉ!!」
アーシアが倒れて、目を回している。何で!?
「ふふ、アーシアには刺激が強かったのかしら?でも、よく鍛えられてるわね」
そう言って、俺の体を指でなぞる部長。
く、くすぐったい!
「ちょ、部長!くすぐったいです!」
「あ……ご、ごめんなさい。つい……」
つい、でやんないで欲しいけどな。
「アーシアちんはダウンしちゃったけど、白音は平気だったねぇ♪やっぱり私と同じで根本的にはエッチなんだにゃん♪」
「………姉様とはちがうもん」
小猫ちゃんは口を尖らせながら、ツーンとそっぽを向いた。
「では、失礼しますわ♪」
朱乃さんは俺の後ろに回って、背中を拭き始めてくれた。
あ、気持ちいな、これ。
なんか、部長たちの方から威圧感が半端じゃないけど、目を瞑っておこう!
「うふふ、お加減はいかかですか?」
「あ、はい。気持ちいですよ」
「うふふ、それは良かったですわ♪なら、こんなのはどうかしら?」
ん?なんかシュルシュルって、布が擦れる音がする。
って、なんか、柔いものがぁぁぁぁぁぁぁ!!?
あとなんか、突起みたいのも感じるんですがぁぁぁぁぁ!!?
「あ、ああああああ朱乃さん!?」
「うふふ、いかがですか、イッセー君♪………んしょ、と。
………………ぁん♪」
ああああぁぁぁぁぁ!!!
「あ、朱乃!?何やってるのよ!?」
「朱乃ちん!抜け駆けはヒドイにゃん!!」
「取り決めと、違います…」
「あらあらうふふ、ごめんなさい♪でも、こんなの見たらしょうがないですわ♪…………ん……ぁん♪」
ああああぁぁぁ!!
本当に脳が、パンクするぅぅ!!
「……仕方ないわね。朱乃がその気なら、私もやるわっ!」
バサッと、勢いよく服を脱ぎ捨てる部長。そして、そのまま俺の正面から抱きついてきた!?
また、正面に柔っこいのがぁぁぁ!!
「ぬぅぅ………私も負けないにゃん!!」
「わ、私だって!」
だから、何で脱ぐのさ!?
そして、黒歌は右腕、小猫ちゃんは左腕にしがみ付いてきた。
「供給過多すぎるから、離れてくれぇぇぇ!!」
まぁ、当然俺が抗議しても聞く耳を持たない面々…
「どうかにゃん、イッセー?ほらほら♪」
「先輩……その、姉様たちみたいに、大きくないけど頑張ります…………………ぅん……んっ!」
あ、これ本当にヤバい。理性もそうだけど、いやいや、それよりも頭が沸騰する………
ガチャ……
あれ、扉が?
「イッセー?さっきは悪かったわよ………お風呂で少し考え……て…?」
このタイミングで、恐らく一番来たらマズイであろう、お人が来ました。来てしまいましたよ……
「…………な、ななななななな何やってんのよぉぉぉ!!?」
元精霊の主様が、らしくない悲鳴を上げた。
「あら、今さら来たの、ミラ?」
「……何してんのよ?」
ゴゴゴゴゴゴ………
部長とミラの間で何だか、すごいプレッシャーが……
「分からないかしら?看病よ」
「へぇ、私の知ってる看病とは、かなり違ってるんだけど?」
「ええ、イッセーは特別だもの。これくらいやるわ♪」
「へ、へぇ、良いご身分ね、イッセー?」
あ、あれ?ミラ少し涙目……?
「あ、あの、ミラ?ごめん――」
「な、何よ!私とはキスだってしたくせにっ!!!」
……………………………
「「「「……………………」」」」
部屋に沈黙が流れる。
今多分、一番バレてはいけない事がバレた気がする…
「「「「えええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?」」」」
それから、俺は皆への説明と、皆の仲を取り持ちつつ、夜明けを迎えた。
――side out
―― 木場side
先程、女性陣がお粥を持って、イッセー君の部屋に行ってから少し時間が経った。僕は窓を開けた、一階のリビングスペースで読書をしていた。
パタン…
僕は本を閉じて、ふと外を見た。それと同時に女性陣の声が聞こえてきた。
「「「「えええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?」」」」
また、きっとイッセー君絡みなんだろうね。
今日は上弦の月だ。
夜風が、そよそよと吹いてきて心地がいい。
「ふぅ、平和な夜だね」
そうして、夜が更けて行った。
はい、今回はこんな感じでしたねw
テミスの神滅具『転写鏡の腕甲』の能力とは!?
一応、禁手も既に考えているんですが登場はいつになる事やら・・・
あと今回は、ミラの心情について少しだけ触れておきました。
ミラ自身、『それ』の気持ちに気付いていません。いや、気付いてはいるが、分からない?みたいな?
複雑ですね・・・
そして、最後に木場を少し。大変なのを放っておいて、一人優雅に別荘を満喫しております。
首突っ込んだら、どうなるか分かってるんですね。
さて、次回も修行は続きます。
そのため、話は中々進まない(笑)
ははは・・・・・・どうしよ?
まぁ、とにかくこれからも頑張りますので、これからも宜しくです!
Good Night!