ハイスクールD×D ~審判を超えし者~【凍結】   作:メラニン

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さてさて、前回華々しく再登場したイバルですが、早速手痛い一撃を喰らう予定です。(ごめんね、イバル・・・)


そして、ゼノヴィアの方にテコ入れを行いました。FE ifをやっていて、ジェネラルを見ていて思いついたデュランダルの運用法です。(どうでもいいですが、FEのジェネラルのデザインはGBAの時が一番良かったなぁ・・・)


では、どうぞ!


第13話 ゲーム序盤戦です!

 

―― 一誠side

 

 

会長対部長のレーティングゲーム。俺の初戦は意外な人物が相手として立ちはだかった!

 

 

幻影流刃(げんえいりゅうじん)!」

 

 

白髪を後ろに一つで結って二刀を操る少年、イバルだ。

目の前から来たイバルの一撃を防ぐが、スルリと躱す様にして後ろに回り込むと、交差斬りを繰り出してくる!それを、俺は瞬時に発現した『賢者の槍(クルスニク・スピア)』で防ぐ。だが、それは陽動だった。俺は何かに足を取られ、その場に転がった!足を見ると、黒い何かが俺の足に巻き付いていた。その先を辿って、視線を移すと匙の神器に繋がっていた!確か匙の神器は『黒い龍脈(アブソーブション・ライン)』だったか。しかし、形状が前と変わってる?デフォルメされたトカゲの頭の様な手甲ではなく、ドラゴンの頭に近いものになっており、そこより上がると、神器が蜷局(とぐろ)を巻く様にして匙の腕に巻き付いていた。

 

 

「匙、その神器は……」

 

 

「進化するのは、お前だけじゃないって事だよ、兵藤。今だ、イバル!」

 

 

「グレイヴ双牙!」

 

 

「ぐ……」

 

 

倒れてる俺に向かってイバルは剣を床に突き立てて、そこから出現した土柱に2連撃を喰らう!く、一発掠った。

 

 

「まだだ!烈砕衝波(れっさいしょうは)!」

 

 

さらに追撃と剣を再び床に突き立てて衝撃波が俺を襲う!今度は直撃してしまった!避けようと思ったのに、また匙に足を取られた。しかも、さっきから体の調子がおかしい。

 

 

「……そうか、なんか力が少し抜けると思ったら、匙の能力だったな」

 

 

「ああ、お前がいくら倍加しようが、その分だけ俺は吸い取ってやる!それに今はこんな事だって出来る、ぜ!」

 

 

そう言うと、匙から伸びるラインが一本増えてイバルの腕に繋がる。まさか……

 

 

「力の譲渡が出来るのはお前だけじゃない!お前は何としても、ここで俺が倒す!」

 

 

「俺様を忘れるな、匙!さぁ、まだまだ行く――ぐっはぁ!」

 

 

掌底波(しょうていは)(せん)!」

 

 

いきなり横から入ってきた一撃にイバルが吹っ飛んで悶絶した。

 

 

「遅くなりました、先輩!」

 

 

俺の目の前に現れたのは、ネコ耳を生やした白音だった!って事は――

 

 

「ご、ごめんなさい、匙……先輩」

 

 

振り返ってチラリと見ると、仁村さんが光に包まれて消えかけていた。そうか、白音が勝ったのか。

 

 

『ソーナ・シトリー様の「兵士」一名リタイア!』

 

 

グレイフィアさんのアナウンスが鳴り響く。先に駒を撃破したのはコッチの様だ。

 

 

「仁村………く、だけどまだだぜ!」

 

 

匙はさらにラインを3本伸ばして、白音に向かって伸ばす!白音は器用に避けるが、流石にラインの制御が上達した匙相手の3本のライン全てを躱すのはキツい筈だ。確か、コレって普通の剣じゃ斬れないんだっけ?なら、普通の剣じゃ無いなら!

 

 

「うおっ!?………ち、そういや、忘れてたぜ。お前は聖剣も持ってるんだったな」

 

 

「ありがとうございます、先輩」

 

 

「どういたしまして。悪いけど匙。俺にくっ付いてるヤツも斬らせてもらった」

 

 

ヒュンと俺は左手に持った剣で空を切る。俺が左手に握っているのは聖剣アスカロン。ミカエルさんから譲り受けた物だ。それをテミスの『転写鏡の腕甲(トランス・ミラー・ガントレット)』の鏡を経由して、格納しているアスカロンを取り出した訳だ。

 

 

「コレで2対2です。いえ、おそらくそっちの人は暫く動けない筈ですから、2対1です」

 

 

白音が構えを取る。さっき白音の一撃をもらったイバルは立ち上がろうとするも、ドサッと崩れ落ちた。多分白音の仙術による一撃を受けたんだろう。アレは体内の気の巡りを無茶苦茶にするからな。

 

 

「………やっぱ、簡単にはいかないか。悪いがここは会長の指示通り一回引かせてもらうぞ」

 

 

「行かせると思うか?」

 

 

「ああ……こうすれば、な!」

 

 

その瞬間店内の照明が一気に光り、照明が割れた!目が眩んでいる間に風が通り過ぎるのを感じたから、今の隙を突いて逃げたのだろう。目を開けた時にはもう匙もイバルの姿も消えていた。けど、横を通り抜けたのは2回に感じたから、多分脱出を手引きした奴がいたんだろうな。

 

 

「………一体どうやって?」

 

 

「多分予め脱出の事も考えて、照明にラインを接続してたんじゃないか?」

 

 

「つまり、照明に力を送って今の芸当をやったって事ですか?けど、何で今の一瞬で匙先輩がイバルって人を抱えて逃げきれたんでしょうか?」

 

 

「それは多分………コレかな?」

 

 

「白い羽?」

 

 

俺は横に落ちていた羽を拾い上げて白音に見せる。

 

 

「多分、ここに送り込まれていた人数は匙、イバル、仁村さんの3人じゃなくて、4人だったんだろうな」

 

 

「………天界陣営のもう一人の協力者、ですか?」

 

 

「ああ、多分。ここは食品売り場だ。そんな所に羽なんか落ちてる訳ないだろ?って事は、予め何処かに撤退するのに協力する奴が潜んでたって事だろうな」

 

 

「………初めから撃破が目的じゃ無かった」

 

 

「ああ、多分あわよくば撃破も考慮してたんだろうけど、アッチの目的はコッチの情報を引き出す事だったんだと思う。実際に向こうには白音が仙術を会得しているって情報が渡った訳なんだし」

 

 

「けど、向こうの情報も得る事が出来ました」

 

 

「そうだな。けど、まだ向こうの方が人数では上だ。とにかく、一度連絡を取って指示を仰いでおこう。他のチームの様子も気になーー」

 

 

ビガガガガッ!

 

 

白音と話し込んでいると、今度は外から雷鳴の様な音が聞こえて閃光が走った!俺と白音は顔を見合わせて、互いに頷くと光と音の発生源へと走った。

 

 

――side out

 

 

 

 

 

――木場side

 

 

 

 

さて、ゲームがスタートしてから、皆が散開して僕とゼノヴィアのチームは立体駐車場に来ていた。僕が先行して合図を出してゼノヴィアもそれに続く。こういう時、『騎士』のスピードは本当に便利だよ。相手に見つかりにくいからね。今のところ敵とは遭遇はしていない。本陣への侵入経路は吹き抜けの正面とこの立体駐車場くらいの筈だからいつ遭遇してもおかしくは無い筈なんだけど……

っと、居るみたいだね。僕が止まってゼノヴィアの方を見ると、ゼノヴィアも相手の殺気を察知していたからなのか、既に臨戦態勢に入っていた。今回ゼノヴィアは僕が先ほど『聖剣創造(ブレード・ブラックスミス)』で精製しておいたランクの低い聖剣を腰に佩ている。この『聖剣創造(ブレード・ブラックスミス)』はこの前、訪れた同志の墓で発現したものだ。僕の中の同士たちの聖剣の因子が変異したものだと説明を受けた。けど、いかんせん手に入れて日が浅いから、そこまで高位の聖剣の創造はできない。

ゼノヴィアはさらに腰の後ろにも、もう一本別の剣を横にする様にして差している。今回のルールだと、デュランダルは余計な破壊ばかり行いそうだしね。

 

 

「出てきたらどうですか?そちらも気付いているんでしょう?」

 

 

僕は一本聖魔剣を精製するとそれを右手に持ち、車の影から出る。すると、向こうも姿を現した。長髪に眼鏡を掛けて薙刀を携えたのが、確か副会長の真羅椿姫先輩。それに、ゼノヴィアのより色素の薄い感じの藍色の髪をして手甲を装着した由良さん、赤茶っぽい髪色に日本刀を腰に佩ている巡さんか。3対2か……状況は人数では不利だけど、それだけの理由じゃ退けないよね。

 

 

「殺気の察知に関してはさすがですね。私達よりも実戦に身を投じていただけはあります」

 

 

「ははは、お褒めに預かり光栄です、副会長。と言っても殆ど成り行きで、そうなっていただけですけどね」

 

 

「ふふ、謙遜しなくても良いですよ、木場君。さぁ、お互いに姿を晒した以上、やる事は分かっていますね?」

 

 

そう言うと真羅先輩は薙刀を構える。他の2人も構えを取る。

 

 

「ゼノヴィアは由良さんと、巡さんを。僕は副会長を」

 

 

「ああ、了解だ。私にとってはこれがレーティングゲームの初陣だ。張り切らせてもらおう!」

 

 

ゼノヴィアは聖剣をやや高めに構えると、由良さんと巡さんも構えを取る。

 

 

「コッチも初陣だから、私達も張り切らせてもらうよ。いくよ、巡」

 

 

「うん、分かってるよ、由良」

 

 

向こうは向こうで白熱しそうだな。さて、僕は目の前の副会長とどう戦うかだね。取り敢えずはまずは様子見かな?

 

 

「ゼノヴィアさんは後輩に任せるとして、私はせめて貴方を討ち取りましょう、木場君」

 

 

「それはコッチも同じです、よ!」

 

 

僕はややカーブを描くようにして横合いから副会長に一撃を加える。

 

 

キィン!

 

 

「さすがに、これは防ぎますか」

 

 

「ええ、私も伊達に会長の『女王(クイーン)』をつとめては……いませんっ!」

 

 

剣を弾かれて、そこに薙刀による鋭い一撃が加わる!く……意外と一撃が重い。『女王』はすべての駒の特性を持ってる。今のは『戦車(ルーク)』の力か。

単純な力なら押し負けるかもしれない。けど、スピードなら!

 

 

キキキキキキキキン!

 

 

「く………やはり、やりますね木場君。私が一撃をもらうとは」

 

 

僕は真羅先輩の周りを高速で移動しながら、前後左右あらゆる方向角度から斬りかかった。その内の一撃が真羅先輩の頬を掠めた。真羅先輩の頬からはツゥー、と血が流れ出ていた。

 

 

「今の一瞬で10発近く打ち込んだのに、一撃しか掠らないとは流石ですね、真羅先輩」

 

 

「……謙遜はよして下さい、木場君。それに君も本気の速度を出していませんね?今のは以前のライザー戦の時のスピードでしょう?鍛錬を積んだあなたの速度はこんなものでは無いでしょう?………といっても、さすがは聖と魔が共存する剣ですね。聖の属性もあるが故に、掠っただけでこの痛み。あまり、あなたの一撃はこれ以上はもらわない方が良さそうですね」

 

 

いくら聖魔剣といえども、さすがに掠った程度じゃ致命傷にはならないか。まぁそれは想定内なんだけど。

 

 

「……確かに僕はまだ速くなれますが、真羅先輩だって本気を出していませんよね?」

 

 

「バレていますか」

 

 

「ええ、詳しい能力は知りませんが、真羅先輩は神器所有者で――」

 

 

パッキィン……

 

 

言いかけたところで、ゼノヴィアが戦っている方で高音が響いたと思ったら、ゼノヴィアに渡していた聖剣が折れていた。多分、由良さんの拳で折られたのだろう。分かってはいたけど、やっぱり強度はまだまだみたいだ。それよりも、由良さんの追撃の一撃が迫っていた!今はゼノヴィアの救出が第一だ!

 

 

「く……」

 

 

「もらった!」

 

 

「やらせない!『魔剣創造(ソード・バース)』ッ!!」

 

 

「それを待っていました!!」

 

 

僕はゼノヴィアを守るために地面から幾つもの聖魔剣を地面から発現て、由良さんと巡さんの撃破を狙うが、2人の前に真羅先輩が躍り出たと思うと、立ち鏡の様な大きな鏡が現れる!僕は咄嗟に真羅先輩たちの居るところへの攻撃力を下げた!ここまで、発動したら止め切れない!これが精一杯だ!

 

 

ガッシャアァァン!

 

 

 

大きな音を立てて、鏡は割れた。その瞬間に僕のいる場所に衝撃が走った!

 

 

ドオォォォン!

 

 

「ぐあぁぁぁ!」

 

 

僕の全身から血が吹き出る。咄嗟に力を抑えて良かった。おそらく、真羅先輩の能力は……

 

 

「ぐ…ふっ……………はぁ、はぁ……」

 

 

……失態だ。開始早々にこんな風なダメージを受けるなんて。

 

 

「ちっ、今ので仕留めきれないとは……咄嗟の判断で力の加減を変えたんですね。あなたは生粋のテクニックタイプ。このくらいの芸当は出来て当然でしたね。しかし!ここまで追い込んだのですから、撃破させてもらいます!行きますよ、由良、巡!」

 

 

「「はい!」」

 

 

3人はその場で散開する様にしてそれぞれ別方向から攻めてくる。だが、僕に攻撃が届く前に3方向からの攻撃は全て止められた!

 

 

「「「なっ!?」」」

 

 

「私の仲間は、簡単にはやらせはしない!」

 

 

ゼノヴィアの手には折れた聖剣が相変わらず握られていたが、その様相は大分違っていた。折れた剣先から膨大な聖のオーラが巨大な盾の形を取って僕ら2人を覆う様にして守っていた。よく見ると、ゼノヴィアの聖剣を握る方の手元には小さな空間の穴が空いていた。そこから、膨大な聖のオーラが漏れ出す様に噴出している!?

 

 

「まさか、これは……」

 

 

「ああ、副会長が能力を晒したんだ。私の方も新しいデュランダルの使い方を披露しておこう。はぁっ!」

 

 

ゼノヴィアは聖のオーラの盾を大きく振って相手の3人を弾く!

 

 

「私のクラスの担任からのアドバイスでな。先代のデュランダルの使い手は聖のオーラを全身に纏って盾の機能も兼用していたとな。しかし、私はどうにもそれが苦手だった。だったら、纏うような形ではなく、武器の様にしてはどうだろうと考案したのが、この形だ」

 

 

「くっ……まさか、デュランダルの膨大なオーラを盾として使うなんて……こればかりは完璧に読み違えました」

 

 

副会長は苦虫を噛み潰したような顔をするが、僕は正直驚いていた!あの猪突猛進気味だったゼノヴィアが盾としての役割をさせるとは……これなら、あの盾を使ってもっと戦略的に戦える筈だ!

 

 

「しかし、その剣では攻撃は――」

 

 

「ふふ、副会長ともあろう人が、私が腰に差しているもう一本の剣を見逃してはいないだろう?」

 

 

ゼノヴィアは不敵な笑みを浮かべると、腰の後ろの剣を抜き放った。両刃の剣で、柄には宝玉の様な球状の物体が嵌っている。あの剣は確か……

 

 

「さぁ、行かせてもらうぞ!」

 

 

ゼノヴィアは盾を前面に展開すると、右手には今しがた抜き放った剣を携え突っ込んでいく。………さっきのは前言撤回しよう。あれじゃあ、ゼノヴィアの猪突猛進に磨きをかけただけだ。

けど、左に巨大な盾、右に剣を持って突進する様はまるで重騎士だ!あれなら、防御も兼ねている分、撃破される確率はグンと下がる!

 

 

「ちっ、そう思い通りになると思うなぁ!」

 

 

由良さんはそう言うと、盾に向かって一撃を繰り出し、ゼノヴィアの突進を止めた!

 

 

「流石は『戦車』の力だな。だが!」

 

 

「え!?」

 

 

ゼノヴィアは先ほどの様に盾で弾いて体勢を崩させた。そして、さらに剣を振って追撃をする!しかも、ここぞとばかりに『騎士』のスピードで今の一瞬で2度斬りつけた!やはり、ゼノヴィアの戦闘勘は眼を見張るものがある。

 

 

ギィンッ!

 

 

「私の事も忘れないでよ!?」

 

 

「忘れてなんかいないさ。同じ『騎士』の役割を持った者同士なんだからな」

 

 

ゼノヴィアにさらに追撃をさせまいと、巡さんが日本刀で斬りかかるが、ゼノヴィアは反応して盾で防ぐ!

 

 

「副会長!今のうちに由良を!」

 

 

「ええ、分かっています!ナイスアシストですよ、巡」

 

 

負傷した由良さんを抱えて副会長は後退する。

 

 

「大丈夫ですか、由良?」

 

 

「はい、すいません、副会長。私はまだ……あれ?」

 

 

立ち上がろうとした由良さんは膝の力が抜けた様に転んだ。なるほど、こうなる様にあの剣は調整され直されたのかな?

 

 

「2回斬っただけなんだが、それでも十分過ぎる性能だったようだな。今私が振るった剣は『吸生剣(アブソーバー)』というそうだ。本来なら離れた相手から力を吸収できるそうだが、残念ながら私にはそんな魔術の素養は無いから、斬った分だけ力を吸収できるようにしてもらった。これも、私のクラス担任からの贈り物だ」

 

 

やっぱりか。先生たちが言っていた特殊な聖剣というのはゼノヴィアの持っている『吸生剣(アブソーバー)』の事だったんだ。それと併せてデュランダルのオーラを盾として使うためのコントロール。おそらく、ゼノヴィアはひたすらこの2つに集中したトレーニングを行ったのだろう。盾を持っての立ち回りも初心者とは言えない動きに完成されている。

 

 

『ソーナ・シトリー様の「兵士」一名リタイア!』

 

 

そこで、アナウンスが流れた。ここには『女王』、『騎士』、『戦車』しかいない。誰かが相手側の『兵士』を撃破してくれたんだろう。お陰で、真羅副会長たちの士気が明らかに落ちた。

 

 

「く………仕方がありませんね。木場君を仕留めきれなかったのは残念ですが、ここは手筈通り撤退させてもらいます」

 

 

「私がそう簡単に逃がすと?」

 

 

ゼノヴィアは右手の剣を副会長たちに向ける。

 

 

「残念ですが、ゼノヴィアさん。私たちはどんな手段を使っても退かせてもらいます」

 

 

由良さんを背負った副会長が目配せをした瞬間に僕に向かって日本刀が飛んできた!ゼノヴィアは僕の前まですぐに戻ってデュランダルのオーラによる盾を最大展開する。お陰で日本刀が僕を襲う事はなかったが、視線を戻した時にはすでに副会長たちの姿は無かった。

 

 

「はぁ、逃してしまったか。だが、こちらにとっては好都合だな。さて運ぶぞ、木場」

 

 

「ああ、悪いけどお願いするよ、ゼノヴィア。そこまで傷は深くは無いけど、全身にダメージを受けちゃってるから、正直立つのも少し辛いんだ」

 

 

「ああ、任せておけ。それにしても、副会長の能力は何だったんだ?あの時鏡が割れたと思ったら、木場が傷ついていたが」

 

 

「……多分カウンタータイプの神器だと思う。攻撃が当たる直前に威力を弱めてもこのダメージということは、攻撃をそのまま返すんじゃ無くて、威力を上乗せできるタイプだと思う。多分、ゼノヴィアが一番苦手とする相手だと思うよ」

 

 

「確かにそうかもな。よし、副会長の相手は木場にしてもらって、私はそれ以外にしよう」

 

 

「…………そこは、もう少しテクニックを磨こうって言って欲しかったよ」

 

 

「そういうのは、木場の領分だ。私が力の『騎士』。お前が技の『騎士』という役割分担でいいだろう?」

 

 

「それに反対はしないけど、せめてカウンターの対策くらいは――」

 

 

「あー、うるさいぞ、木場。あまり五月蝿いと、デュランダルに引っ掛けて運ぶからな」

 

 

 

…………ゼノヴィアを説得するのは僕じゃ無理だね。今度イッセー君に協力してもらおう。とにかく、僕らは一度回復の為にも本陣へ戻るのだった。

 

 

 

 

 




ゼノヴィア重騎士にクラスチェンジ。いやー、『騎士』って防御が薄いって勝手な偏見があったので、こういう風にさせてもらいました。


まぁ、本来はあのスピードでのヒット&アウェイが『騎士』の戦い方なんでしょうけど、ゼノヴィアには合ってないような気がしたので、ならいっその事突っ込みっぱなしならいいんじゃね?という安直な発想の元、このように・・・

まぁ、防御力が上がったのでテコ入れ成功ですかね?



では、次回もお楽しみに
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