夢うつつのスパイ   作:駄雀

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脳みそ空っぽにしてお読みください。脳みそ空っぽにして書いております。くっそ長くなりました。
引っこ抜かれて、集まって、飛ばされても頑張っていきましょう。(このcmわかる人いますか)
毎度誤字報告助かっております。


幕間の物語-1

この素晴らしいスパイに祝福を

ダンの趣味である読書において、彼はいくつかの小説を陽炎パレスの広間に共有用においている。彼のおいている本は少女たちにも人気があり、長いもので四人待ちにもなっている。その本の中の一冊を片手に、もう片方の手にスイッチを持って少女たちの元へやってきた。

 

「俺様、この本気に入りました。みんなで再現しましょう」

 

その場にいたほとんどの少女たちがいやそうな顔をした。

 

「なんで僕たちがそんなことしないといけないの?」

 

少女達の中でも心底嫌そうな顔でモニカが反応する。それに対しアネットはムッフー、っと鼻をならし周囲の少女を見渡す。

 

「俺様、クラウスの兄貴からは『訓練になるならば、やってみるといい。極上だ』って言われましたし、ダンの兄貴からは『全力で協力する』って言われてます」

 

ダンは端っこで小さくなっている、前回のガルガド帝国での一件からダンは全員の命令に何か一つ付き合うことを条件に一応許しをもらっている。そうは言っても大きな顔をすることができない現状で、端にいるようにしている。

アネットはそれでも承服しなさそうな少女たちをみると、「俺様、みんなの部屋のドアを爆破することができます」というだけ言っていつものニコニコ顔に戻った。クラウスの太鼓判とアネットの脅迫、従う理由としては十分だった。実際、娯楽に飢えている少女達が演劇の真似事をするとなれば、全員が本気で取り組み始めた。グレーテは衣装を制作、サラとジビアは登場した料理の再現、ティアのお化粧講座、モニカの演技指導やアネットの小道具制作と各分野での再現度を高めていった。他のエルナはお手伝いということみんなの役に立っていたし、ダンは脚本を担当し、各方面に頭を悩ましていた。一方、リリィはリリィで「これは立派な仕事ですね」と言って料理の味見をしていた。

 

さて、楽しい再現の始まりである。

ーーーーーー

ジャージ姿の男の子:ダン

駄女神:リリィ

前に出たがる盾役:ジビア

頭のおかしな爆裂娘:アネット

ぼっちな幼馴染:サラ

商才のない店主:グレーテ

仮面の店員:クラウス(ナレーションも担当)

幸運な盗賊娘:モニカ

小さな第一王女:エルナ

受付嬢:ティア

ーーーーーーー

シーン1盗賊娘と勝負

 

盗賊娘「僕との勝負に勝ったら、友達であるこの子のパーティ加入を認めてあげてもいいよ」

盾役「なんで、あたしが勝負の条件に使われてるんだ、、、」

盗賊娘「しょうがないでしょ、スキルなんて存在しないんだから、それに原作再現とかサイテーだし」

男の子「よし、じゃぁ行くぞ。『スティール』、成功だ」

盗賊娘「は、成功するわけないじゃん。で何が手に入ったの?」

男の子「大当たりだーー」

(手の中にあるパンツを振り回す)

盗賊娘「おい、それ僕のじゃない?なんで持ってるのか喋ってもらおうか」

男の子「ヒェ、アネットに直前に手渡されまして」

アネット「俺様偽物を用意しただけです。モニカの姉貴のものではないのでセーフだと主張します、それよりもセリフおねがいします。」

モニカ「これが終わったら説教ね、はー」

盗賊娘「きゃーパンツかえしてー」

盾役「なんつう鬼畜の所行だよ、モニカお前もう飽き飽きしてんじゃねぇか、、、」

盗賊娘「わかったよ、みとめるみとめる。このこをつれていっていいよー」

盾役「あたし、身代わりにされたみたいじゃねぇか、つうか、モニカは漢字変換くらいは頑張れよ」

 

ナレーション「こうして盾役が仲間になった。これでいいのか、お前達」

ーーーーーーー

シーン2お店と勝負

 

店主「いらっしゃいませ、私たちのお店へようこそ。これはもはや夫婦で切り盛りしていると言っても過言ではないのでしょうか」

店員「フハハハハ、よく来た。ハーレム小僧、つまみ食いの女神と頭のおかしいの。歓迎するぞ」

駄女神「先生の完成度が高すぎます、おっとと。何ですかこの仮面は低俗にも程があります。あとこのお店はお茶も出ないんですか」

店主「失礼しました。紅茶でございます。」

駄女神「さすがですね、美味しいです。じゃなっくて貧乏なのに美味しい紅茶なんて入れちゃって」

店主「すいません、店員さんには美味しい紅茶を飲んでいただきたくて」

駄女神「グレーテちゃん、ブレないですね、ところで」

幼馴染「ええっと、勝負っすよ。我がライバル」

爆裂娘「俺様受けてたちます、じゃんけんでいいですか」

幼馴染「ふふふ、先輩がそれでいいならそうしましょう、自分もあまり争うのは好きじゃないっすから」

店主「勝負と言われていたので、安心しました。私たちのお店は壊さないでくださいね」

 

ナレーション「お前達、どちらかというと楽しんでないか。訓練の一環だと聞いていたが」

ーーーーーーー

シーン3王女様とクエスト

 

受付嬢「ええっと、クエストの紹介だったわね王女様」

王女「今は違うの、チリメン丼屋?の孫娘なの」

受付嬢「あら?その、チリメン丼屋って何?」

王女「エルナじゃなかったの、名乗るべきじゃなかったの。孫娘にもわからないの。とりあえずクエストを紹介して欲しいの」

受付嬢「わかったわ、何先生?、訓練になってない。わかったわ。クエストは討伐系だそうよ」

 

クラウス「今回はチーム戦だ。僕とモニカ、ティア、グレーテ、サラと残りのメンバーで戦ってもらう」

爆裂娘「俺様聞いてないです、けどワクワクします。王女様、やっちゃてください。必殺技っ」

王女「できるわけないの、お前がなんとかしろなの」

盾役「真っ当に勝負すればいいんじゃないか」

駄女神「そうですよ、こっちにはダンさんもいますし、五分五分ですよ」

男の子「あぁ、アドリブの数々がぁ、、、せっかくセリフ書いたのにぃ」

爆裂娘「俺様、いいこと思いつきました。最っ高の原作再現です。行きますよ」

アネット「エクスプローージョン、です!!」

ーーーーーー

アネットの始め持っていた爆弾のスイッチにより、陽炎パレスのドアというドアが爆破され、再現どころではなくなり、その後の予定は修理になった。

 

「爆発オチで良かったんっすかねこれ、、、、」

 

 

 

 

スパイとカレー

 

クラウスの指示はいつも抽象的であり、グレーテ以外理解できていないのが現状である。

「そこで、クラウスさんの感性を共有したいと思います」

 

「おい、ダンどうしたんだ、急に?」

 

ダンはサラとティア、グレーテをつれてジビアの部屋に訪れていた。普通なら拒否するか、人を外で待たせ部屋の整理をするだろうが、即座に通してくれたジビアは流石の姉御肌というべきだろう。

 

「クラウスさんの指示って現状グレーテがおそらくで推測してるだけじゃん。その現状を憂いているのです」

 

「なるほどっす」「いい案だと思うのだけれども、なんで少人数なの」「ボスのお考えを読み違えてしまう事も減りますね」「なんで私の部屋なんだ」

 

これは賛成多数という事でいいだろう。

 

「メンバーは自分が頼んでも心が痛まない面子を厳選しました。そのため文句、批判、その他諸々は受け入れる気はありません」

「初回メニューはカレーでいきます。隠し味の違いをクラウスさんに食レポしていただきます」

 

カレーならば、隠し味までは一つの鍋で十分であり、その後小鍋に移し最終的な味を整えることが可能である。

 

「「「「了解」」」」

 

さて、一行はキッチンに移動して分担してカレーの材料を用意する。が、カレーならではの問題が発生する。

 

「カレーと言ったら牛肉よね」

「カレーは豚だよな」

 

カレー牛豚論争である(存在しません)また、同時に具材は細かくトロッと派と具材は大きくゴロっと派による論争(存在しません)ルーは一種類か、何種類かブレンドか、いやはやガラムマサラか論争(以下略)付け合わせはナンかライスか論争(略)飲み物は水かラッシーか論争(ry)そもそも、スープカレー、スパイスカレー、ドライカレーこそが真のカレーではないか論争ryなどなど

 

「一つのカレーを5人で作るのは多すぎな気もするし、2人ずつ牛肉と豚肉カレーを作るかにゃー」

 

ティア、サラが牛肉を使ったゴロッとカレー。ジビア、グレーテは豚コマを使ったトロッとしたカレーを作ることとなった。

 

「ところで、ダンはなにやってんだ?」

 

「応援?やる事なくなった」

 

二対二にしたため、ダンはやることがなくサラダを作った。そののちデザートを作るか悩み、二種類のカレーが作られることを考え、結局デザートは無くなったのだった。

 

「一応、隠し味の準備は終わったよー。豚肉チームはこれ、はちみつとヨーグルト」

 

「カレーと言ったら豚肉だよな、養成学校で習ったレシピもこんなだったし」

 

「豚肉を使ったレシピは安くて数作れるからねー、学校ならこのレシピが多いんだろうねー」

 

ジビア、グレーテ、ダンが、先に完成していた豚肉カレーの隠し味を入れ終え味を整えていると、牛肉のカレーを作っていた、サラとティアがやってきた。

 

「あら、もう終わったの?私たちの方は後少し煮込みたいわね」

 

「できれば、1日くらい煮込みたいっすけど、もうすぐできるっす」

 

「ほいよー、牛肉チームにはコーヒーと赤ワイン」

 

「なるほど、甘み、酸味、苦味、コクを強める隠し味ですね」

 

グレーテの言った通り四種類の要素を強調するように準備している。問題はクラウスがどう反応するか。

 

1、豚肉カレー(ヨーグルト入り)

2、牛肉カレー(コーヒー入り)

3、牛肉カレー(赤ワイン入り)

4、豚肉カレー(はちみつ入り)

 

試しにリリィを呼んで反応を見る、

1、「おいしいですね」

2、「おいしいです」

3、「おいしいですよ」

4、「とってもおいしいです」

 

なるほど参考にはならない。ならばエルナ、アネット、モニカならどうか、

エルナ「とってもおいしいの」

アネット「おいしいと思いますよ」

モニカ「おいしいんじゃない?」

 

「わかった参考にならねぇ」

「先生呼びに行こう」

 

ジビアの提案によりクラウスを呼んで実際に食レポしてもらうこととなった。

 

「それで、僕は四種類のカレーを食べ比べてそれぞれの感想を述べればいいと、そういうことだな」

 

「話が早いな、よろしく頼むぜ」

 

「まずは1番目だが、豚肉を使用したトロッとしたカレーということで、下拵えが大雑把になってしまいがちだが、野菜のアク抜きから、肉の下味まだきちんとできている。極上だ。さて隠し味だが、おそらくヨーグルトに少しマーマレードを足しているのか、ヨーグルトの酸味の中に柑橘類の爽やかさが感じられる。」

 

「全然わかってないわ」

 

「恐らく合っていると思うのだが」

 

今回の企画な趣旨を理解していそうでいなかったクラウスにティアは力の抜けたように呟き、それに対して味の評価が間違っていたのかと心底心外そうにクラウスが言う

 

「アク抜き、下味に気づいてくださった」

「マーマレードを見抜かれただと、、、」

 

最愛の人に努力を気付いてもらえて顔をほころばせるグレーテと、隠し味の隠し味を見抜かれて愕然とするダン

 

「いつもの指示みたいにふわっと抽象的にお願いしたいんだが、頼めるか」

 

「なるほど、理解した」

「1番は春風にそよぐ野いちごの花、2番は月夜に遊ぶ子犬、3番は晩秋に段状の葡萄畑を散歩するような、4番目は花畑に舞う蝶と蜂といったところか」

 

「「「「「なるほど、、、、、?」」」」」

 

結局はクラウスの比喩には首を傾げるしかできなかった。

ーーーーーーーーーー

「それでは、実食です」

 

「春風にそよぐ野いちご???」

「月夜に遊ぶ子犬???」

「晩秋の段々の葡萄畑???」

「花畑に舞う蝶と蜂???」

 

「「「「さっぱりわからん」」」」

 

「一応解説すると、1番目のヨーグルトはマーマレードで甘味と爽やかさをプラス、2番目のコーヒーは深煎りのエスプレッソと少しのホイップクリーム、3番目はフルボディのワインを早めに入れて、ライトのワインを最後に少々、4番目ははちみつと生姜をすりおろしたものを入れてます。」

「そう考えると、分かりやすいよね」

 

 

 

夢見のスパイとてんとう虫

 

ガルガド帝国に発つ前から、ダンは灯のメンバーに特訓をつけていた、実際ダンの告げる直すべきポイントは的確で、少女たちの悪癖を治すのに一役かっていた。そのため、少女たちはクラウスとの特訓同様真剣に取り組んでいた。

 

「私のどこを直せば、よりボスのお役に立てるでしょうか?」

 

この時間はグレーテの時間だった。グレーテは灯の知将の他に変装のエキスパートといった立ち位置を確立しているため、特技を磨くという点においては他の追随を許さない。ならばこそ弱点もわかりやすく存在する。体力とメンタルである。

 

「よし、最低限の体力をつけよう。灯メンバーの変装をした時の活動の幅を増やすために、リリィとおんなじくらいは動けるようになっとこう」

「そしたら、リリィと途中から入れ替わったり出来る。リリィ以外にもティア、エルナ、アネット、サラぐらいは色々できるようになるでしょ、あとは各々の戦闘スタイルと戦闘中の動きをコピーできたらもっと面白いことできるんだけどねー」

 

グレーテに対する特訓は単純な体力増強だ。翌朝からグレーテにはダンの普段行っている筋トレの一部を一緒に行うことにした。

 

午前3時、大きなリュックを背負ったダンと動きやすそうな格好をしたグレーテが陽炎パレス前に集まっていた。

 

「本日からよろしくお願いします」

 

「よろー、ついて来れるようにメニューは変えたけど、自分用の負荷は調整したから安心してねー」

 

ダンとグレーテはまず陽炎パレスを出て海岸へと向かう。

 

「ここで、海岸ダッシュ1時間します。グレーテだったら波打ち際から少し離れてるぐらいがいいんじゃないかなぁ」

 

海岸ダッシュでは砂に足を取られるため通常の走り込みよりもより体力を消費する。ダンは荷物を下ろさず、浅瀬へと入っていき踝まで浸るくらいの位置で走り込みを始めた。グレーテは自分のペースでいいと言われながらも始めはダンのペースについて行こうとしたが、徐々に遅れていったが、きちんと1時間の走り込みを終えた。

 

「ほいよ、タオル汗拭くのに使ってー」

 

ダンはリュックからタオルを取り出し息も絶え絶えなグレーテには差し出す。グレーテが一息つくのを見届けるとそのまま立ち上がり、次のスポットへとランニングで向かう。

 

「よし、次はこのここら辺で1番大きい公園でランニング兼鬼ごっこねー、制限時間は30分、武器の使用は禁止、グレーテの勝利条件は宣言した上で自分に触れること。場所はこの公園の中のみ、自分は出ることはない。ルール違反は問答無用で失格、敗北とする」

「負けた場合はランニング1時間追加で」

 

初日は当然グレーテが追いつけるわけもなく惨敗を喫した。ペナルティのランニングの後仰向けに倒れたグレーテの横に腰を下ろしたダンのリュックからは瓶に入ったレモンの蜂蜜漬けと、リンゴの蜂蜜漬け、保温瓶に入れられた熱湯だった。

 

「重くありませんでしたか?」

 

「言ってたじゃろ、負荷は調整してるって」

 

「申し訳ありません、付き合わせてしまって」

 

グレーテは受け取った蜂蜜ドリンクを口に含みながら、俯いていた

 

「グレーテさんや、虫は苦手?」

 

「虫ですか?あまり得意ではありませんが、、、」

 

「了解、じゃあ見てて」

 

ダンは足元の草から一匹のてんとう虫を捕まえて自身の手の甲に乗せた。てんとう虫はダンの中指をつたって空へと飛んで行った。

 

「グレーテ、落ち込んだ時は自然に目を向けて、後無理矢理でもいいから空を見るといいよ」

「ぁ、後外道な作戦もどんどん考えていいよ、どんなものでも対応してあげるよ。今のお利口さんな作戦以外も考えられるようになりな」

 

ーーーーーーーー

グレーテとの特訓は基本的に走り込みだった。2日目からグレーテの知将たる所以が見えてきた、老婆に変装して声をかけてきたのだ。しかし、公園内に突然現れた人だと言う点により、ダンに見破られ負けることとなった。

それからもグレーテとの頭脳戦は続いた。ダンのルートは絞られ対策されたが、元々あった体力と俊敏性は不可の有無だけでは覆らなかった。

1週間後の訓練にてダンは1人の老婆を入り口付近で追い越し、二周目で始めてみる男とすれ違った。三週目にかかろうかと言うところで悲鳴が聞こえた、初老の男性が尻餅をつきひったくりの被害にあったのだと公園の出入口を指さして伝えてきた。ダンは外に出て犯人を探したが姿さえ見えなかった。元の男性の元に戻るとそこには落ち着き淑女のように座る男性のみがいた。ダンはいっぱい食わされたと思いながらも、一応報告する。

 

「すぐに追いかけましたが、見当たりませんでした。ところでひったくりは存在したんですか?」

 

「ダンさん、失礼しました。今日は私の勝ちです」

 

「騙し討ちでもなく声かけてよかったの?逃げれるけど」

 

「いえ、ダンさん、先ほど公園から出て行かれましたよね。その段階で私の勝ちですよ」

 

「うっわ、ズル。けど刺激的だね」

 

「えぇ、刺激的でしょう」

 

ーーーーーーー

ガルガド帝国にてギード相手に時間稼ぎがよりできたのはグレーテの体力向上は忘れてはならないだろう。

 

 

 

 

 

スパイの(偽)新婚旅行

 

ガルガド帝国へと向かう汽車にて検問係の軍人はうんざりしていた

 

「なんなんだ、あのカップルは軍人に対して人気の場所を聞いたり、レストラン、劇場を質問攻めにするか、どっちが聞く立場かわかったもんじゃない、あれをスパイだなんて言う奴がいたら大笑いしてやるぜ」

 

件の客室にて

 

「行ったみたいよダーリン、あの人親切ね。なんだかんだ言いながら教えてくれたわ」

 

「そうだねハニー、初日は教えてもらったところを行ってみるのでいいんじゃないかな?」

 

初の不可能任務のためにガルガド帝国に向かうダンとティアである。カップルとして検問を突破するだけでなく情報収集までこなしていた。

駅ではクラウス、リリィとコンタクトを取った後2人で街に繰り出した。始めは紹介してもらった劇場へと向かいチケットを取る。少し時間があったためカフェに入りコーヒーを飲む。

観劇が済んだ後はウインドウショッピングと、海岸線をドライブして夜になる前に戻ってくる。夜は夜景の見えるレストランで食事をし、ホテルへと戻る。

 

「さて、バカップルども今日はお楽しみだったようだね。僕たちに言い訳があるなら聞こうじゃないか」

 

仁王立ちのモニカに迎えられ今日の成果を報告する。

 

「違うのよモニカ、ちゃんと成果もあるから落ち着いて聞いてちょうだい」

「街の人を見るに、現地の人に変装する時のコーデ一覧は作って来たから参考にしてちょうだい。後、研究所の海側の写真は撮ってきたから保存しておいて」

 

「それぐらい僕1人でも調べられるし、観劇、ディナーと無駄が多いんじゃない?」

 

「あら、私たちは新婚旅行なのよ。これくらい普通だわ」

 

「って言う設定だよね、ほんと頭沸いてるんじゃないの?」

 

「もう、わかったわよ。まだ言うつもりじゃなかったけど、軍人の多くいる酒場をいくつか見つけたから、そこで情報収集するわ。何がわかるかわからなかったからあまり言うつもりはなかったのだけれど」

 

「ふーん、最低限の仕事はしたみたいだね」

 

「ところで、ダンはどこいってるの?」

 

「彼なら早速軍人さんとお友達になってるわ、どこまで情報を持ってきてくれるかしら」

 

ダンは一人別行動をしていた。ダンが負傷の連絡を思いついたのはこの時だったのだが彼女たちはまだ知らない。

 

ーーーーーー

「ところで、なんで高級車でドライブしてたのかな?」

 

「黙秘権を行使するわ」

 

 

 

 

夢見のスパイ(花園)

 

夢を見ていました、命の危機のない農村でおじいちゃんおばあちゃんに囲まれて農作業をする夢を、そこでは私は平凡な村娘で同年代の少年達に胸のことを揶揄われ顔を真っ赤にしながら追いかけるそんな夢。決して裕福ではないけれど村でとれた野菜が並ぶ食卓を両親と共に囲むなんでもないような夢。少し寂しい気がしますね。もっと大人数でご飯を食べたいです。

誰かの呼ぶ声が聞こえます、朝食当番?それよりも今は目の前のご飯を食べねば、、、、

 

 




お読みいただきありがとうございます。

幕間の物語では、オマージュ、料理、特訓、夢オチ、そしてもう一つ適当な物語でお送りします。オマージュはできるだけ全員出せるように頑張りますが、無理な時は無理です。諦めてください。料理はネタ切れ必至なので、アイデアくださいお願いします。特訓はちゃんと教室するための物語であり、正史(本編)との差異が生じる一つの要素です。夢オチは一番書きたかった物語です。登場人物の幸せを書く只々幸せな物語です。
感想お送りくだされば、全部返信しますので、じゃんじゃんお送りください。
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