結論から言おう、あの人化け物、、、
なんで、空中で体捻ってトラップの間通り抜けられるの?そんで、なんで新たにトラップ設置できるの?そんで、内線傍受して、偽情報含ませられるの?世界最強のスパイって何?すぱいってなに???
始めから振り返ってみると、ティアに扮したグレーテがいつも通りの色仕掛けでクラウスを広間に呼び出す。そこへ背後から迫るモニカとジビア、クラウスは軽く避ける、想定していた通り当てることはできない。だが失敗はしていない、今回の目的はあくまで誘導。戦闘によって先生から降参を引き出そうとしているのではない。徐々に包囲網を狭めていくモニカとジビア、二人の背後からはアネット、サラ、グレーテ、ダンが抜け出せないように銃を構える。
焦ってはいけない。そう言い聞かせながら先生を罠に追い込んでいく、トラップまで追い込めばそこには絶対に突破不可能なトラップを用意している。まず直線上に安地は存在していない。そして足をつけて体勢を変えたくなる場所にはたとえ壁であってもきちんと罠を仕掛けてある。一度でもとらえてしまえば、その瞬間にリリィが作成した麻酔毒を仕込んだ麻酔銃を打ち込む。万一罠に掛からなかったとしても、アネットに頼んで用意していた遠隔式の銃が通れそうな隙間に狙いをつけている。
流石の先生でも通れまい、そう広間で笑い合い作戦開始した5分後に突破された。普通に反応できなかった。空中で体を捻り、銃を弾く。その後はモニカとジビアが、いくつかの罠を解除しながら先生を追い込んでいった。ティアに扮したままのグレーテと作戦会議を行う。すると、中央で罠の管理を頼んでいたエルナから、驚きの事実を告げられた。
「先生が罠の位置を変えたりしているの。今からお姉ちゃんたちに解除されたものも含めて伝えていくからメモして欲しいの」
「「「「「「「了解」」」」」」」
中央にいない他のメンバーに伝えられていく。リアルタイムで変えられていくものは、モニカが観察し、リリィに報告する。そしてエルナが伝える。
完璧に進んでいるように見えた。各人が罠に対応しながら先生を追いかけていく。そして体力勝負のように思えていた。こちらは九人そして、温存しているティアがいる。そう思われていた。
しかし、ジビアが一つの罠にかかってしまったことにより、陣形が崩れていった。一人また一人と罠にかかり、残るメンバーは自分一人となった。自分は策が尽きたため、先生と一対一の対決で罠に嵌めようとする。しかし、自分もワイヤーに捉えられたことによって訓練は終了となった。広間組を除いた全員が絡まったまま講評を受ける。
先生の講評では、連絡を取るならばより秘密裏に取ること、そうしなければ、傍受される恐れや、それを逆に利用される恐れがあるということを多分言われた気がする。曰く、「仲間内での連絡は花を慈しむ乙女の気持ちで」とのことだった。他の少女たちも首を捻っていたため必ずしも自分だけがわからなかったわけではないだろう。その後片付けということになり、広間組のうち、リリィだけ先にトラップの片付けにまわってもらう。
さて、作戦が失敗したかのように見られた時こそ隙ができる。そう考えた自分は次の行動へと移行する。待機させていた本物のティアに活躍してもらう。エルナに紙で頼んでいたティアを罠にかけるということを開始する。
理由?彼女がお色気キャラを自称しているからだ。自分の中では、お色気キャラはいじられるべきだと考えている。ポンコツならなお良し、、、、
もとい、今回の目的は襲撃が十二時間以内に行われるのが理想という指令を逆手に取ったものだ。時間をあけすぎるを危惧しての指令だろうが、連続した襲撃を想定していないだろう。そこを狙ったものだった。ティアに何も知らせなかったのは、悪意なく先生に助けを求めて欲しかったからだ。先生はおそらく悪意を察知できる。そのような人には悪意のない騙された人を差し向けるのが、効率的だと考えた。決して面白そうとか、下衆い考えを用意したのではない。ちなみにティアは胸が強調されるように吊るされるように調整しておいた。
エルナからティアがワイヤーに絡まった旨を聞く。周りのメンバーで頷き合い、先生をティアの元へと誘導する。文句は考えてある。「ティアが広間前でワイヤーに絡まったらしい。今回のトラップはワイヤーが多く自分たちだけでは片付けに時間がかかりすぎる。ティアを助けるついでに広間前の罠を解除してきてもらえないだろうか」これを今回何も知らないリリィに伝えてもらう。
あとはティアが時間をどれだけ稼ぎ先生の気を引いてくれるかだ。ティアなら察してくれるだろう。悪意が限りなく少ない状態で先生と対面できるはずだ。
「先生、来てくれたの?」
「リリィから君を助けてあげてくれと頼まれてね」
「お礼に私がなんでもしてあげるわ」
「そんなことより、このお遊びにいつまで付き合えばいい?」
「、、、、」
「君からは悪意が感じられなかった。つまり、君はおそらく何も知らずに罠に嵌められたのだろう、だがわかりやすすぎる。他の罠とは明らかに目的が違う。色仕掛けに特化しすぎている。他のメンバーも近くで見ているのだろう。諦めて出てこい」
「にゃー、いつからバレてました。」
「最初からだ」
「理由をお聞きしても?」
「なんとなくだ」
「やっぱり」
「意表を突こうとする案自体はいいが、他のところが大雑把すぎる、悪意のない第三者を利用するならもっと上手くやれ」
そして広間組も含めた反省会が始まった。そこで問題になったのはジビアがかかった罠だった。その罠はモニカがリリィに伝えたはずのものだったが、実動隊のメンバーには伝えられていなかった。リリィの「きっと先生が、情報を入れ替えていたんですよ」という一言により先生が罠を解除しながらモニカに気づかれないように無線をいじったのだと結論づけられた。
お読みいただきありがとうございます。
お色気担当ってコケティッシュさを出してなんぼだと思うんですよ。
大丈夫ティアちゃんもきっと報われる。
今回のティアちゃんの成果<吊るされる>以上
お気に入り登録してくださった方ありがとうございます。めっちゃ嬉しいです。
これからもお付き合いください