デート・ア・ストラトス   作:ミステリーフード

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更新が遅くなって申し訳ない。

レポートが終わって直ぐに分属の話しがあって忙しかったんです。


第六話

織斑弟のクラス代表就任パーティーの翌日、ISを使っての授業があった。

 

「これよりISの基本的な飛行操縦の実践をしてもらう。オルコット、織斑、五河の三人は前に出ろ」

 

千冬に言われた三人は前に出た。

 

「三人には今から実践してもらう。ISを展開しろ」

 

そう言われ、三人はISを展開した。展開の速度が早かった順番は一夏とセシリアがほぼ同じで、少し遅れて織斑弟だった。

 

「よし、飛べ!」

 

千冬の指示で三人は空に向かって飛んでいき、どんどん高度が上昇していった。一夏とセシリアが並んで飛び、少し後ろで織斑弟が二人を追いかける形になった。

 

『何をしている織斑、スペック上の機動力では白式はオルコットのブルーティアーズよりも上のはずだ』

 

織斑弟が千冬に注意されている間、一夏とセシリアはお互いの飛び方について話し合っていた。

 

「一夏さんの飛び方はいつ見ても綺麗ですわ」

 

「そう言うセシリアさんだって、優雅な飛び方だと思いますよ」

 

「ありがとうございますわ。一夏さんは誰かに教えてもらったのですか?」

 

「知り合いにとても飛ぶのが上手い人がいるので、その人を意識して飛んでいます」

 

一夏が言う知り合いとは、八舞姉妹である八舞 耶倶矢と八舞 夕弦のことである。一夏は二人が飛んでいる姿が好きなので、一夏は飛ぶ時のイメージを二人の飛んでいる姿にしている。一夏がそんなことを考えていると

 

「織斑さんは……まず飛ぶイメージを明確にしたほうがよろしいですわよ」

 

セシリアは織斑弟にアドバイスをしていた。一夏がそんな二人を見ていると、千冬から通信が入った。

 

『織斑、オルコット、五河、急降下と完全停止をやってみろ。目標は地表から10センチだ』

 

千冬からの通信を聞いた三人はクラスメイト、千冬と山田先生がいる所を見た。今一夏達がいるところからはかなりの高さがある。

 

「では、お先に行かせてもらいますわ」

 

そう言ってセシリアは目標地点に向かって急速に加速しながら降下していった。そして、地表ギリギリのところでスラスターを逆噴射させて急停止した。

 

「では、行きます」

 

セシリアに続いて一夏が目標地点に向かって加速した。スラスターの出力を全開にしつつ、随意領域を目標地点に展開して、そこにスラスターを逆噴射させつつかなりの勢いで突っ込んだ。クラスメイト達は地面に激突したと思ったが、一夏は地表すれすれに浮いていた。

 

「……ちょうど10センチだな」

 

千冬の評価を聞いた一夏は内心安堵した。さっき試した急停止の方法は、ぶっつけ本番でやったからである。

 

(もう少し改良したら実戦で使えるかな?……よし、セシリアさんとの模擬戦で使ってみよう)

 

一夏がそんなことを考えていると、織斑弟が急降下してきた。降下のスピードがかなり速く、また急降下のためのスラスターの逆噴射が遅かったために、ある程度減速したが地面に少し当たった。当たった衝撃で僅かにグラウンドに穴が出来た。

 

「馬鹿者、減速が遅すぎる!ペナルティで誰かと協力して埋めておけ」

 

千冬に怒られた織斑弟は何故か一夏とセシリアを見ていた。セシリアはその視線に気が付かなかったが、一夏はその視線を無視した。

 

「それでは、今度は武装の展開をやってもらう。織斑、それくらいは出来るだろ」

 

千冬から武装の展開をしろと言われた3人は首を縦にふった。織斑弟がまず、唯一を装備である『雪片 弐型』を展開した。

 

「……少し遅いな。あと0.3秒は速くしろ」

 

織斑弟は雪片 弐型を約0.8秒で展開したが、千冬からダメ出しをくらった。確かに実際の試合で展開するスピードにしては少し遅い。

 

「次はオルコットだ。やってみろ」

 

千冬の指示を聞いたセシリアは一度深呼吸をして、ブルー ティアーズ搭載のライフル『スターライトmk lll』を素早く展開した。展開にかかった時間は0.3秒くらいだった。

 

「流石は代表候補生だな。だが、銃口を下に向けて展開せずに、前に向けて展開出来るようになれ」

 

「分かりましたわ」

 

千冬の指摘にセシリアは素直に返事をした。そして、銃口を前に向けて展開するイメージを自分の中に思い浮かべた。

 

「五河の番だ。やってみろ」

 

一夏は指示を聞いて、右手にセシリアとの試合で使った小型魔力砲『ブラスターク・ミニ』を0.4秒で展開した。

 

「……構え、展開時間共に問題ないな」

 

一夏にそう言った時、千冬は心底嫌そうな顔をしていた。それを見た一夏は

 

(仮にも教師なら授業中に私情を挟まないで欲しいな)

 

などと思っていた。

 

「オルコットと五河は近接武装を展開してみろ」

 

「織斑先生、近接武装は腰に付いていて展開する必要がないのですが?」

 

「それなら、織斑との試合で使った斧を展開しろ」

 

「分かりました」

 

そう言って一夏は『ブラスターク・ミニ』を拡張領域にしまい、クラスメイトに離れるように言ってから周りに炎を出しながら『イフリート』を纏った。

 

「誰もそれを使えとは言ってないのだが……まあいい。早く展開しろ」

 

「顕現しろ、『サラマンダー』!」

 

一夏は手に炎を灯し、その中から取り出すように戦斧『サラマンダー』を展開した。

 

「特に問題ないな」

 

その後、順調に授業は進行していった。授業が終わると、織斑弟は篠ノ之に手伝ってもらってグラウンドに空いた穴を塞いだ。

 

 

 

 

 

 

 

「ねえ、聞いた?2組に転校生が今日来るんだって!」

 

実習があった翌日、クラスは2組に今日から来る転校生についての話題で盛り上がっていた。話しを聞いていると、その転校生は中国から来ることが分かった。

 

「中国かぁ~、あの子は元気にしてるのかな?」

 

その話しを聞いて、一夏は中学校時代に仲の良かったクラスメイトについて思い出していた。

 

「織斑君には頑張ってもらわないとね!」

 

「デザートのフリーパスのためにも!」

 

「専用機持ちは1組と4組だけだから余裕だよ!」

 

クラスメイト達の言葉を聞いた織斑弟は、優越感に浸った顔をした。

 

(簪さんの専用機が完成したら織斑に勝ち目はないけどね……)

 

近接武装しか無い『白式』と遠近のバランスが良い『打鉄・弐型』では相性が悪い。それに、操縦者の技量差もかなりある。

 

「その情報古いわよ!」

 

その言葉を聞いた全員が扉の方を見た。そこには茶髪をツインテールにした勝ち気な目をした小柄な少女が立っていた。

 

「2組のクラス代表はこの中国代表候補生の凰 鈴音になったわ!クラス対抗戦はそう簡単には勝たせないから!」

 

その少女はそこで一旦言葉を切って

 

「ひっさしぶり~♪一夏♪」

 

一夏に抱きついた。




今後とも、宜しくお願いします。

誤字脱字あればお願いします。

アンケートもまだまだ募集中なので、良ければお願いします。
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