死神みたいな提督さん   作:古明地響

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早くも第二話~ってところでさて、、、何話からくらーい設定入れようか迷うのです~


怒る死神

紅「、、、。」

?「あの、、、飲み過ぎでは?」

紅「今日ぐらい飲ませてくれぇ~。」

天龍「いつもああなのか?」

サリー「うーん、、、。あんな感じになるのは稀ねー。」

?「旅野さんは強いストレスを感じるとあのように浴びるようにお酒を飲むようになってしまうんです。」

天龍「強いストレス?」

サリー「そうね。今回は人類への失望ってところかしらね?」

?「、、、『ババ』!照り焼きチキン10人前くれ!」

ババ「えぇ!!『ディビット』!わ、分かったー!」

サリー「あら?ディビットがケーキ以外を食べるなんて初めて見たわ。」

?「ディビットさんもかなり怒ってましたから。」

トントン

サリー「あら?『ドゥルーアニー』どうしたの?」

カキカキ

ドゥルーアニー『ディビット・地下牢・見て・激怒』

サリー「地下牢って貴方と『デモゴルゴン』が見つけたところね。」

天龍「地下牢?そんなのがあったのかよ!」

サリー「えぇ。酷い有り様だったそうよ。」

カキカキ

ドゥルーアニー『艦娘・みんな・死んだ目・してた・四肢・全部・無い子・いた・死体・あった・目・見開いて・苦しそう・天国・行ってほしい』

天龍「そうか、、、まだ生きてる奴もいるんだな。なら早く救助に!」

サリー「全員救出したは死んでた子は紅が蘇らせて。」

天龍「蘇らせた?」

サリー「その事はおいおい彼から聞けばいいわ。それよりもまずやることは紅が元に戻るのを待つことよ。」

紅「さーてーとー、、、。行くか、、、。」

サリー「どこに行くのかしら?」

紅「え?どこに行くかって?大本営さ。」

 

 


 

 

紅「ヒャャヒャヒャヒャヒャ!!話のわかんねぇ人間共はぶっ殺さねぇとなぁ!!!」

大本営のど真ん中に現れた紅は職員達を次々と殺していた。

紅「元帥とか言う奴は何処だ?出てきやがれやぁ!!『吹雪狼(ゲシュテーバー・ヴォルフ)』!!」

大鎌を振るうと氷で出来た狼の群れが職員達を襲う。

紅「足りねぇか?まだ足りねぇのかよ!元帥って野郎を引き摺りだすのにはよぉ!『大結界(だいけっかい)銀世界(ぎんせかい)』!」

大本営に猛吹雪が到来する。

施設の中にいようが全ては銀世界に包まれる。

紅「早く出てこいやぁ!じゃなきゃ、俺はここを凍り付かせるだけだ!」

今はまだ7月。

なのに大本営だけは冬の雪山よりも吹雪いている。

紅「ちっ、これだけやっても出てこねぇか。保身に走ったな、ゴミが。」

次第に雪は収まっていく。

そして、紅はいなくなった。

 

 


 

 

紅「俺、決めたわ。提督になる。」

エヴァン「は?マジで言ってんのか?」

紅「本気と書いてマジだ。」

サリー「貴方ならそう言うと思ってたわよ。私達も全力でサポートするわ!ね?エンティティー。」

エンティティー「yes!!I am!!(こ、怖いよぉー!)」

天龍「でも、大本営行っても元帥の野郎は出てこなかったんだろ?どうやってなるんだ?」

紅「え?無許可だけど?」

天龍「はぁ、、、分かった。俺も行くから。」

サリー「あら?あっさりと引くのね。」

天龍「どうせ止めても聞かねぇからな。行くんならちゃっちゃと行くぞ!」

 

 


 

 

紅「思ってたよりひでぇな。」

天龍「あぁ、ひでぇだろ?」

二人がいるのは鎮守府の前、そこからでも分かるボロボロな施設。

紅「一回壊して建築しかねぇよなぁー、、、。建築となると、、、。はぁー、、、めんどくせぇが頭下げるしかねぇよなぁー。」

建物に入ってすぐに鼻を塞ぎたくなる血と男の匂い。

紅「、、、天龍。動ける奴で動けねぇ奴を外に運んでくれ。」

天龍「え?あぁ、分かった。」

紅は外に出る。

真夏の炎天下、普通に暑い。

広場にブルーシートを広げ運動会などでよく見るテントを建てていく。

それだけでは暑さは凌げない。

ならばどうするか。答えは簡単。

紅「『雪野原(ゆきのはら)凛向日葵(りんひまわり)』。」

地面が雪景色に包まれ氷の向日葵が咲き誇る。

天龍「おーい、まず一人運んできたぞ!で、この人が今の鎮守府を仕切ってる『長門(ながと)』さんだ。」

天龍と一緒に銀髪の艦娘を運んできた黒髪の美しい女性。

長門「私が長門だ。貴殿が天龍と救ってくれたようだな。その事に関しては礼を言う。だが、貴殿が提督になることは反対だ!」

紅「反対で結構!でも、今やることはそれじゃないでしょ?それは一番君が分かってるはずだ。」

長門「、、、。『鹿島(かしま)』をどこに置けばいい?」

紅「このブルーシートの上ならどこでも。」

長門「そうか、、、。」

長門と天龍はそっとブルーシートの上に鹿島を置く。

そして、無言で戻っていく。

紅「、、、。さてさてさーて!まずはこの子の治療を、、、。でも、艦娘の治療方法なんて知らねぇんだよなぁー。でも、やれることはやらなきゃな。」

鹿島の服を脱がす。

常に下心があるような人間だが、今回はそうではない。

紅「打撲痕が多いな。まずは『治療氷(ちりょうひょう)』。」

打撲痕がある箇所が凍り付く。

凍傷になりそうに見えるが違う。この氷は治療用、治療に適した温度で氷を張っている。

切り傷には消毒と絆創膏。骨折しているであろう箇所にも氷を張り包帯を巻く。

長門「次の者を連れてきたぞって!貴様!鹿島に何を!」

紅「早とちりして騒ぐな。治療するのに衣服が邪魔だったんで脱がした。全員の治療を終わらせた後で医者を呼んでくるからそれまでの簡易治療だ。」

長門「そ、そうか。」

その後次々と運ばれてくる艦娘を治療していく。

中には抵抗する艦娘もいたが、、、

紅「落ち着いてくれ!」

何とか治療を終わらせた。

紅「お、終わったぁ~。さて、次は、、、。天龍、すまないがここを空ける。」

天龍「あぁ、分かった。」

紅は施設の影へ向かう。

紅「ふぅー、さてと、、、『地獄門(じごくもん)』。」

開かれた禍々しい門を紅は潜る。

 


 

 

紅「久しぶりだな。ここも。」

紅は門を潜り素早く禍々しい場所突っ切り巨大な川を猛スピードで渡る。

その時に見知った顔が舟の上で寝ていたのは気にしない。

そして、今いる場所は竹林である。

その竹林を奥地へ向けて迷うことなく歩いている。

目的地は竹林の奥地にある大きな屋敷。

屋敷を取り囲む塀を飛び越え気配を消して目的の場所へ向かう。

そこは屋敷の一室。そっとそっと襖を開けると。

一人の女性が書類を整理していた。

?「どうして『幻想郷(げんそうきょう)』へ戻ってきたのかしら?」

紅「あんたの力を借りたいから戻ってきた。こんな俺の頼みなんて聞きたいと思わねぇと思うが、、、。聞くだけ聞いてくれ。」

?「聞く必要は無いわ。だいたいの話は『(ゆかり)』に聞いたから。今は準備中なのよ。」

紅「そ、そうなのか。すまない、突然押し掛けて。」

?「いいのよ。貴方に頼られるのは嫌じゃないから。」

紅「そ、そうか!じゃあ、俺、まだ行くところあるから!」

そう言って紅は猛スピードで次の場所へ向かう。

 

 


 

 

紅「すいません!!俺に力を貸してください!!『勇義(ゆうぎ)』の姉御!!」

勇義「ちょっと待て待て待て!!お前、どうやって帰ってきたんだよ!!そもそも、お前の方が強いのに頭下げるなんて。しかも土下座!」

紅「土下座してでも力を借りたいからですよ!あ、勇義の姉御だけね。他の鬼達が来るのはちと不味いから。」

勇義「そ、そうか。で、お前さん何してるんだい?元々は地獄の冷酷王とか凍土の死神とか言われて怒りで大異変起こして追放されてからさ。」

紅「ずっと旅をしてたけど、提督になることにしてさ。無許可で。」

勇義「な、なるほど。無許可かー。お前さんらしいな。」

紅「そ、てことで次行くところ行くからじゃあ!」

紅は次のところへ向かった。

 

 


 

 

紅「さてと、いるのかねー。」

?「あら?ずいぶんとお早い到着ね。紅。」

紅「手回ししてたってことは俺のことを監視でもしてたのか?『八雲紫(やくもゆかり)』。」

紫「そりゃ、監視もするわよ。貴方は一度幻想郷を崩壊させかけたのですもの。でも、貴方の奥底にあるものはいつまで経っても変わることありませんわね。」

紅「、、、そうかもな。で、あんたも手伝ってくれるのか?」

紫「もちろん喜んで手伝わせて貰うわ。だって貴方は優しい『』だから。」

 

 


 

 

紅は鎮守府へと戻ってきていた。

艦娘の子達はパンを一人ずつ与えているので空腹には今のところならないだろう。

紅「はぁー、月はあんなに綺麗なのに、、、。なんで人類はあんなにも汚いのだろうか。」

天龍「こんなところで何をしてるんだ?」

紅「天龍か。いや、月が見たくてさ。」

天龍「月?そんなもんどこでも見れんだろ?」

紅「確かにどこでも見れる。でも、月は見る所で違う輝き方、感じ方がある。ここから見る月は寂しくて、悲しくて、吸い込まれそうになる程に美しく輝いている。」

月を悲しげに見上げる死神。

絵になりそうな一コマ、ビジョン。

天龍(なんでだ?なんで、こんなにも、、、美しく感じるんだ?)

そんな紅を見て天龍は美しく感じていた。

紅「ちょっと散歩しよっか。天龍。」

天龍「、、、。あぁ、いいぜ。」

紅と天龍は二人で浜辺を歩く。

満天の星空に夜道を照らす月、ゆっくりと吹く潮風、穏やかな波。

ゆったりとした時間。

この今、この瞬間だけ切り取れば平和なのだろう。

紅「人間はなんで生きてるんだろうな。なんで深海棲艦は人類に牙を向けるのか。なんで艦娘は傷付くのか。謎でしかない。傷付くのなら人間でいいのにな。」

天龍「人間が全員お前みたいに強いわけねぇだろ。そもそも、いねぇよ。」

紅「そうだよね。普通は。でも、俺は知ってるんだ。人間の底力を。何もしないからその底力も使えなくなっちまった。第二次世界大戦時の闘志はどうしたのか聞きたいぐらいだよ。」

天龍「そんなの俺達にもわかんねぇさ。」

二人はしばらく夜の浜辺を歩くのであった。




名前 ババ・ソーヤー

詳細 チェーンソーを振り回す殺人鬼(キラー)。霧の森にて唯一の食事処を経営している。


名前 ドゥルーアニー

詳細 ロッカーとロッカーを移動できる負の感情から産まれた異形の怪物。他の人外組と共に言葉や一般常識の勉強をしている。


名前 ディビット・キング

詳細 筋肉隆々の正義感の強い生存者(サバイバー)。今回の一件でかなりのストレスを感じている。


名前 星熊勇義(ほしぐまゆうぎ)

能力 怪力乱神を持つ程度の能力

詳細 地底に住まう鬼。紅とは旧知の仲である。


名前 八雲紫(やくもゆかり)

能力 境界を操る程度の能力

詳細 幻想郷の管理者であり紅を幻想郷から追放した張本人。でも、紅のことは大事な友人の一人と考えている。
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