お前には何も救えない。
やめろ
◼️◼️のことも救えなかったお前になんて無理な話。
やめてくれ
どうせまた、、、。
紅「やめろぉ!!」
朝、夢から醒めた紅。
その体は汗で濡れている。
紅「はぁ、はぁ、、、夢、、、?か、、、。」
天龍「お?起きてたか?」
紅「今起きたところだ。」
天龍「しっかし、驚いたぜ。広場のど真ん中で寝始めるんだからよ。」
紅「旅先でまともなところで寝たこと無かったからな~。で、飯、足りなかったか?」
天龍「いや、みんなあれで今のところは満足してるさ。」
紅「あ、あれで満足、、、だと、、、?」
天龍「今のところはだ。そうそう、あの人何者だ?勝てる気がしなかったぞ。」
紅「ん?あー、あの人もう来てたのか。で、なんか言ってた?」
天龍「診察は終わったから後は様子見だとさ。だけど、なんか骨折とかは直ぐ治ったけどどうなってんだ?」
紅「ん?マジか?薬で骨折まで治せるようになったのかよ、、、流石だな~。、、。なぁ、天龍。」
天龍「ん?なんだ?」
紅「服ってそれだけなのか?」
天龍「あぁ、これだけだ。それが?」
紅「、、、マジかよ。てことは風呂どころかシャワーも浴びたことねぇのか!なら、体を洗ったこともないと、、、。飯は今はパンで凌げてるなら風呂、いや、服も必要だな、、、。うーん、、、。服か、、、。やべぇ、服に関しては宛がねぇぞ。風呂は作れるけど時間がかかる、、、。シャワーだけならいけるが、、、。」
天龍「何をぶつぶつ言ってんだ?」
紅「、、、よし!決めた!」
天龍「え?突然なんだよ、、、。」
紅「『
大きな氷と雪で出来たかまくらが現れる。
紅「天龍、長門を呼んできてくれないか?」
天龍「連れて来たぞ~。って、いねぇし!」
紅「あ、二人とも~。こっちこっち~。」
紅の声はかまくらの横から聞こえてきていた。
長門「なんだこれは?」
そこにはカーテンがかけられた何か。
紅「まずは、長門、、、。脱げ。」
天龍「、、、。働きすぎて頭がイカれたか?」
紅「天龍、俺はまともだ。今からやることは俺の下心丸出しのように見えて下心だけじゃないことだ。あ、ついでに天龍も脱いどいて。」
長門「頭が痛くなってきたぞ。」
紅「まぁまぁ、話は最後まで聞いてくれ。まずやることは服の洗濯だ。複数服があれば良かったんだけど生憎俺には衣服に関する宛が無くてな。だから、まずは洗濯。で、夏場だから直ぐに乾くからその間に体を洗うんだよ。本来なら一人でやってもらわないといけないことだけど、天龍から風呂も入ったことがなければシャワーも浴びたことないと聞いてな。なら、洗い方を知らないと思ったのよ。どう?これで納得した?」
長門「確かに貴様の言うことは的を得ていて反論するところが無いが、、、。私と天龍は良くても他の皆が、、、。」
紅「フフフ、、、。そこは、、、。何とかするさ。てか、まともに動けるのが二人しかいないのがヤバいんだよな~。早急にアレの量産をしないと、、、。」
長門「アレ?」
紅「いや、こっちの話だ。さて、、、。早速始めるから、二人とも脱いで。」
結局二人とも素っ裸になっていた。
流石に洗濯中はタオルケットで体を包んでいる。
紅「うわぁ、、、汚れが滅茶苦茶出るな~。こりゃ、洗濯しがいがあるわ~。」
もちろんこの場に洗濯機などはない。
だから、手洗いで二人分の衣服を洗っている。
紅「二人ともさ~。なんで下着無いの~。」
長門「それは、着ける必要が無かったからな。」
紅「、、、。嘘ー、こりゃ、買い物リストに下着も追加だな。」
汚れを落として簡易的に作った物干し竿に衣服を吊るしていく。
紅「さてと、、、。どっちから洗おうか、、、。」
天龍「なら、俺から頼めないか?」
紅「ふぁ?」
天龍はタオルケットを脱ぐ捨てた。
紅「ちょちょちょ!!ストォープ!!」
天龍「なんだよ。洗うなら早くしろよ。」
紅「天龍!あ、いや、これは長門にも言えることだけどさぁ。君達は女の子なんだ!だから、少しは恥じらいと言うものだなぁ!」
二人ともキョトンとしている。
紅「、、、こりゃ、話しになんねぇわ。分かった。洗うぞ。」
カーテンを開きそこに紅と天龍が入る。
中は広めに作られているようだ。
中には氷で出来た棚にボディーソープ、シャンプー、リンス、洗顔用の石鹸と体を洗う用のタオル。座るためのバスチェアがある。
外からカーテンを開けて入ってきたがよく見れば逆側はかまくら内へと繋がっている。
床は地面ではなくブルーシートが敷いてある。
天龍「あれ?洗い流す水がなくないか?」
肝心のシャワーがない。
紅「流石に用意出来なかったんでな。そこで俺の能力を使う。『
2人の真上に雨雲が出来る。
紅「これがシャワー代わりだ。冷たいのは許してくれよ。さて、始めるぞ。」
~~~~~~~~
暫くして天龍を洗い終わる。
紅「はい、次長門~。」
長門「わ、わかった。その、、、大丈夫か?」
紅「問題ないぞー、、、。いや、あるかも、、、。」
紅は鼻から血をたらたらと流していた。
長門「平気ではなかったのか?」
紅「平気と言うより慣れだ。ちなみにこれは洗ってるときにくすぐったくなった天龍に肘打ちされただけだ。気にするな。」
長門「そ、そうか。では、頼むぞ。」
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そこから長門を洗い終わり、所属している艦娘を一人ずつ洗っていく。
途中、罵倒され拒絶されたりもしたが何とかあと二人になった。
だが、問題はここから。
紅「よし、次は、、、。えーと、君は?」
?「『
その子は目を合わせない。
その表情からは憎悪の念が見える。
彼女の体はボロボロ。
両腕は切断され右足もない。
左足には複数の弾痕がありまともに機能しない。
目も左目が欠損している。
紅「、、、。まずは、服を洗っていくからな。」
紅は霞の服を脱がす。
抵抗は無いが憎悪を向けられる。
洗濯している間、こちらを見ているが紅が霞の方を見ると目を逸らす。
紅(あの感じ、、、。ふむ、、、。人間そのものに対する憎悪。でも、俺に対してその憎悪はない。俺を恨むのはお門違いだと頭では分かってんだろうな。でも、恨んじまう。そんな自分が嫌ってところだろうな。)
紅は考察しながら洗濯をする。
暫くして洗濯物を干し終えた紅。
霞を洗うために霞を抱き上げシャワールーム(仮)に向かう。
そこにあったのは普通の椅子。
残ったのは霞と鹿島。霞はまだいいが、鹿島は自力で座ることも出来ないため背もたれのある普通の椅子が必要なのだ。
紅は霞を洗い始める。
紅「なぁ、霞ちゃんよ~。そんな睨んでちゃせっかくの可愛い顔が台無しだよぉ~。女の子なんだからさ笑顔笑顔!」
霞「、、、こんな姿の兵器を女の子?貴方、感性が死んでるんじゃない?」
紅「ん?女の子に女の子って言って何か違うのかい?」
霞「なんでそんなに優しいのよ、、、。」
紅「優しいか、、、違うね。俺もそこらのゴミと一部同じさ。俺だって君達を犯したい。それ程君達は魅力的なのさ。でも、お互いが良くなければ意味がない。ヤリてぇー、てのは男の持つ一番の大きな欲望さ。俺は欲望の赴くままに生きる。そう決めた。もう二度と後悔しないためにな。」
霞「後悔?貴方が?」
紅「誰にだって後悔の一つ二つある。それがどんなに強かろうとな。俺の後悔は他だ一つ。『言の葉に対して動けなくなった事』だ。何故あの時俺は動けなくなったのか。後から理由が湧き出ちまう。そのせいで、、、俺が臆病で心を理解していなかったせいで、、、あの子が『無限の地獄』に落ちちまったのさ。」
霞「え?」
紅「これは天龍にも長門にも話していない10年前の話だ。」
?「判決、、、。貴女は紅蓮地獄懲役六千年の刑に処す!」
偉そうに判決を下すのは俺の義理の母親であり善き姉である『
ヤマザナドゥとは役職名らしい。そう、閻魔。
その横に使えるは俺の義理の父親代わりであり悪しき姉。『
ここは地獄、、、。俺は地獄育ちの人間であり紅蓮地獄の看守。
『紅蓮の冷酷王・
今の旅野はただの偽名。
そして、今裁かれたのは艦娘、、、。『駆逐艦・
それと、『憲兵及び提督を含む総勢50人の殺害』。
大したものだとその当時の俺は思ったのよ。なんせ、その小さな体で総数67人を殺してるんだからな。
そこから監獄となる紅蓮地獄へと連行する。
先頭は映姫姉さんと小町姉さん。
雪風、俺。俺の後ろには地獄の獄卒達。
何も起こらないはずだった、、、。
『
本来は通らないでいい筈の道だが、運悪くこの日は紅蓮地獄までの一番の道が塞がっていた。そのための遠回り。それが悪かった。
雪風は突然走り出した。
誰も驚いて反応出来ない。いち早く我に返ったのは俺だった。
追いかける。だが、追い付けない。なぜ?分からなかった。
まるで『運が全て雪風を味方しているようだった』。
雪風は無限地獄の淵へ辿り着く。
紅「待て!!そこ落ちれば二度と輪廻に戻ることねぇぞ!!」
辿り着き立ち止まる雪風。これなら止められる!そう思ったさ、、、。
雪風「それでいいんです。」
紅「え?」
俺の足は止まってしまった。
雪風「雪風は輪廻から外れないといけないのです。命令に従いみんなを一人ずつ残忍に殺し、罪悪感に押し潰されて人間様を殺し回った。そんな大罪人なんて輪廻から外れないと、、、。」
紅「やめろぉぉぉぉ!!!」
雪風「誰も雪風を助けることは出来ないのです。」
雪風は暗い暗い、、、無限地獄の底へ姿を消してしまった。
紅「俺は、、、なんで動けなかった?なんで?、、、なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで!!!!!!!!」
小町「紅!雪風は!?」
俺の慟哭が響く中、次に到達したのは小町姉さんだった。
いつもはだらしないのにどうしてこんなときはこんなにカッコいいのだろうか、、、。
紅「、、、。アハ♪何もかも殺す。この世の一切合切、特に人間は全て殺してやる!!どけ、小町。てめぇがいりゃ殺しにいけねぇだろうがよぉ!!」
小町「、、、行かせられねぇ~。それが例え最愛の弟だとしても!!」
紅「なら殺す!『
地獄は凍り付き機能を停止する。
幻想の地が滅亡の危機に、、、いや、全世界が破滅、滅亡の危機に瀕した大異変。
その名も『
俺はこの異変を起こしたして討伐・拘束された。
映姫「では、判決言い渡します。」
俺への罰を言い渡す日だ。ここにいる者皆、悲しい目をしていた。
一番悲しそうなのは映姫姉さんだった。
映姫「被告人!四季紅を!追放の刑に処す!」
その声は震えていた。
俺は獄卒達に連れていかれる。
獄卒達の目には涙を浮かべている。
映姫「最後に一つ。閻魔としてではなく、、、母として姉として貴方に、、、。どこにいても私達は家族ですよ。」
その言葉に俺は涙を泣かした。
そうか、、、。これが心か、、、。
心を得て俺は幻想郷と言う楽園から追放された。
さて、生きよう。せっかく心があるのだから!自由に!欲望の赴くままに!
紅「これが俺の生きざまさ。どう?愚かでしょ?俺は。」
紅は霞を見る。
その表情から読み取れる感情は悲しみだった。
霞「どこがそこら辺のクズと同じなのよ、、、。貴方は、、、貴方は、、、貴方はクズじゃない!同じじゃないの!」
怒りと悲しいの入り交じった表情は紅の予想していなかったものである。
なんで、こんな俺にその怒りを、悲しいを向ける?
紅には分からない。
紅「、、、。せっかくの可愛い顔が台無しだよぉ~。女の子なんだからさ笑顔笑顔!」
霞「笑えるわけないでしょ!!このクズが!!」
紅「うん、俺はクズだよ。だってさ、、、。」
霞の耳元で囁く。
紅「君のことを滅茶苦茶に犯したい。犯して犯して犯しまくって快楽の海に沈めたい。そう思うほどにね。」
霞「それは本心じゃないでしょ?だって声が震えてるもの。」
紅「、、、そうだね。でも、犯したいの事実。違うのはそこに愛があるかだね。お互いを愛してなきゃね。あと、俺はクズだから多重にやるよ。なんせクズだからね!」
霞は分かっている。
彼はクズであろうと。
なら、言ってやろう。
霞「ふふふ、クズね。」
クズ、、、。そうだ。彼はクズだ。クズはクズでも星屑だけどね。
紫「ちょくちょく様子は見ていたけど、、、。まさか、ここまで腐ってるとは思っても見なかったわ。」
紫が訪れていたのは日本海軍大本営の資料室。
ここに来るまでに警視庁と国会の資料室の資料は読み漁り、重要そうな物は抜き取っていた。
紫「艦娘を建造し、半分は兵器としての運用。もう半分は風俗に売る。しかも、政府官僚や警察上層部御用達の風俗店とはねー、、、。ここも調べる必要がありそうだけど、、、。問題は店舗数と場所ね。ここにはその部分が書いてない。地道に調べるほか無さそうね、、、。!?これは、、、!」
紫は見つけてしまった、、、。
『研究ファイルその◼️◼️』
・
『研究ファイルその◼️◼️』
・ちくしょう!!なんだあのゴミ共は!作ってやった恩は無いのか!糞が!深海棲艦が現れてもうかなり経つ、後五年は必要だと言うのに、、、。仕方ない、、、。
『研究ファイルその◼️◼️』
・逃げ出した?糞が!ゴミ共全員か!おのれおのれおのれ!!これも全て深海棲艦がいや、艦娘が悪いのだ!あの役立たず共が劣勢のままいるからこの私の研究に催促が来たのだ!そのせいで集中が乱れたからだ!いや、待てよ、、、一番の原因はアイツだ!20年前、
紫「ざっと計算してこの研究が始まり何かを奪われたのは27年前、、、。そう言えば紅も今年で27歳よね、、、。まさか、、、ね?」
少しの疑念が産まれたが長居は無用。
ファイルを奪い姿を消したのであった。
名前
詳細 最早満身創痍な体になっている駆逐艦の艦娘。気の強い性格である。
名前
詳細 大量殺人を犯したい罪により地獄行きとなった。自ら無限地獄に飛び込み輪廻に戻ることは、、、、。
名前
能力 白黒はっきりつける程度の能力
詳細 人間である紅を母として善き姉として育てた閻魔様。説教が長い。
名前
能力 距離を操る程度の能力
詳細 昔から怠け者であったが、昔は地獄の死神の頂点に立つ総隊長。今は死者を地獄に送る三途の川の船頭になっている。人間である紅を父親代わりとして悪き姉として育てた。