イド「『
炎が生きているかのように揺らめき荒ぶり三人に襲い掛かる。
咲夜「周りが燃えてて動きにくいのに追いかけてくる炎なんて質が悪いわね。」
鈴仙「そんなことばかり言ってたら焼かれちゃうわよ!」
イド「はぁー、、、。『
妖夢「今度は、、、日差しと高温ですか、、、。着々と体力が奪われますね。どこか、陰湿。貴方のような方には合わない戦法だと思いますが?」
イド「そうだね。確かに合わないよ。でもね、時にはいたぶってストレスを解消するのも乙じゃないかな?」
鈴仙「うわぁー、Sじゃないですかー。まるで咲夜さんですね。」
咲夜「フフフ、今日の夕飯は兎鍋かしらねー。」
妖夢「はぁー、二人とあれ、止めないとヤバそうですけど、、、。」
イド「いやー、そうやって軽口言い合えるなんて羨ましい限りだよ。ちょっと『
龍を型どりし生ける炎。生ける炎の龍が三人を襲うが難なく躱す。
咲夜「さて、専門家から見てどうなの?彼。」
鈴仙「そうね。まず、戦いに慣れてない。多少戦闘経験はあるみたいだけど、、、恐らく今では自分の力を上回る敵に会ったことがないとかじゃないかしら?居たとしても紅ぐらいとか。」
妖夢「戦闘経験は無い。でもそれは弱い=にならない。彼は鍛えて得た強さ。故にそれで止まってしまっている。過去の私を見てるようで懐かしささえ覚えますね。恐らく彼は私達に勝てないと悟っている。だから、諸刃の剣なんでしょうね。」
イド「考察タイムは終わりかな?なら、最後の一撃、、、振るわせてもらうよ!『
大炎上する刃。振り下ろされる刃。放たれる灼熱の斬撃。
鈴仙「大きい!!って!咲夜さん!能力使って逃げた!」
妖夢「、、、。妖怪が鍛えたこの楼観剣に、斬れぬものなど、あんまり無い!」
イド「なら斬って、、、え?」
灼熱の斬撃は簡単に妖夢の剣技により打ち消されていた。
全ての炎は燃え尽き、イドが纏っていた炎も燃え尽きる。
イド(嗚呼、もう限界、、、僕の灯火が消えちゃった、、、。悔しいな~はじめて負けたから。最初から負けることが分かってたから。母さん、これが井の中の蛙って言うんだね。僕は、僕達はまだ世界を知らないから。)
誰もいない吹雪く海。だが、刃と刃がぶつかり合う音のみが聞こえる。
その姿は速すぎて常人では見ることが出来ない。
紅「『
椛「その技は厄介ですね。『
紅狙いの弾幕。だが、狙いは予想がついている。
小町「そりゃ!」
紅「それだけか?それぐらい予想できてたぜ?『
氷で出来た大きな狼が小町へ狙いを定める。
小町「へぇー。面白そうだねぇ~。なら、椛!紅のことは頼んだよ!」
小町は二人の邪魔にならないように離れる。
紅「、、、。お前と殺りあうな、、、。コイツじゃフェアじゃねぇな。」
紅は海の一部を凍らせてそこに大鎌を突き刺す。
紅「『
椛「、、、ふぅー、、、。」
10年前 妖怪の山
椛「父さん?母さん?、、、どうして、、、どうしてなんですか!!紅さん!!なぜ、、、。」
紅「なぜ殺したか?だって?人間を守ろうとしたから。それだけ。殺してぇよなぁ!恨むよなぁ!俺がお前の両親を!幸せの一時を!一瞬にして奪ったんだからよぉ!」
椛「うっ、、、うぉぉぉぉぉぉぉ!!」
刀を振り上げ紅に斬りかかる椛。
紅「『
椛は簡単に捕まってしまった。
椛「殺せよ!父さんも母さんも殺したなら私も!!」
紅「、、、。お前は人間のために俺の討伐に出撃したのか?違うな。お前は今の平穏を保つためだろ?なら、俺がお前を殺すことはない。お前は
椛「、、、。あの時、貴方は言いましたよね。『守りたい者を守れれば御の字だ』と、、、。なら、貴方のその言葉通りにここで貴方を倒し貴方を守ります。弱い私が強い貴方を守るなんて笑える話かもしれませんが、、、。はっ!!」
氷の刃と刃がぶつかり合い拮抗する。
紅「その程度か?椛!!」
椛「貴方こそ、手を抜いてるのでは?」
紅「ほざけ!『
降りしきる氷で出来た棘の雨。
これで椛は動けまいと思い込んだ紅。それが勝敗を決めた。
椛「うぉぉぉぉぉぉぉ!!」
盾で雨を防ぎ紅目掛け一直線に突っ込む。
紅「なんだ?諦めたか?『
先程まで雨を防いでいた盾を紅目掛け投げる。
そうなると雨を防ぐ物は失くなり、氷で出来た棘の雨が椛に突き刺さる。
だが、そんなものはお構い無しだ。
投げられた盾、我が身を捨ててまでの策略。
呆気に取られた紅は動くことが出来なくなった。
これは紅の弱点。『予測出来ていたものの中で一番最悪なことが起きること』。それが
紅「、、、ふっ、俺はなにも変われねぇのかもな。」
旅野紅VS
長門「で?気は済んだか?」
紅「あぁ、気は済んだ。だから、ほどいてくれねぇ?」
紅は縄で拘束されていた。
長門「少しは反省してもらわないとな。」
小町「まさか育ての親のような存在をガチで殺そうとするとは思わなかったね~。あれ、紅蓮地獄で罪人をいたぶって無茶苦茶してた奴じゃん!勝てるわけない!」
紅「えー、閻魔直属の死神総隊長だったじゃん。あれぐらい余裕で殺れてたじゃん。」
小町「なんのことかなー、あたいはしがない船頭ですけどね~。」
紅「手を抜いてる感じだったけど~?」
小町「さー?どうでしょーうねー?」
紅「で、とっとと本題に入れよ。妖夢が言ってたのは建前だろ?」
小町「、、、。紅は映姫様から彼のこと聞いただろ?」
紅「怨呪のことか?」
小町「そう。海原怨呪、、、奴の妖力がバミューダ海域辺りで観測されたそうだよ。そこに何かあるのか、、、知ってるかい?」
紅「バミューダ、、、ん?バミューダ!!?そ、それはまずいかも、、、。」
長門「よし、知ってることがあるなら吐け。」
川内「そうだよーゲロっちまえば楽になるよー。」
紅「あはーあははー、、、。」
9年前 バミューダ海域
紅「、、、。てめぇがこの海域の魔物って奴か?ふっ、ただの悪霊がかなりの広範囲を領域にしてるもんだな、、、。さて、ぶっ殺してやるよ!」
霧に包まれたバミューダ海域。紅の目の前には悪霊。
紅はこの悪霊がバミューダ海域で起きる失踪事件の犯人だと思っていた。
だが、少しの違和感。その違和感がいけなかった。
紅「歯ごたえがねぇ、、、。コイツじゃねぇな、、、。なら、何者だ?バミューダを領域にしてる奴は、、、。まぁ、いっか、、、。俺には関係ねぇ。バミューダを抜けるだけ。それに専念しよう。」
紅は数時間掛けて魔の海域を抜け出した。
とんでもない問題を残して、、、。
紅「いやー、それが関係していないとー言いきれねぇー。」
イド「何やってるんですか兄さん。」
紅「だってよぉー、あの時の俺は結構グレてたからよぉー。」
長門「言い訳は無用だ!」
紅は長門によって海老反りにされた。
紅「いだだだだだ!!し、死ぬぅぅぅ!!ガクッ」
暫くして紅は気絶してしまっていた。
紅「知らない天井だ。」
次に紅が目を覚ましたのは月明かりが射し込む暗い部屋。
ベッドの上に寝かされているようで天井は白い。
この鎮守府にはこんな部屋はなかった筈だ。
イド「ようやく気がつきましたか。兄さん。」
紅「イドか、、、。ここは?」
イド「鎮守府ですよ。兄さんが暴れた。」
紅「は?こんな部屋なかった筈だ、、、まさか、俺が寝てる間に、、、。はぁー、そっか。」
イド「あと、大本営からの書類です。なんでも大本営へ来いとのことです。」
紅「ふーん、何々?」
襲撃者殿
名を知らぬ故に襲撃者と書くことを許していただきたい。
この通知は貴殿を提督としてその鎮守府へ着任を許可する書類である。
着任において一度顔合わせをしたい。
なので、明日大本営へと来ていただきたい。
その際、付添人を五名程連れていただきたい。
艦娘以外でも問題ないとする。
大本営元帥
紅「、、、。なるほど、、、。イド、今何時だ?」
イド「えーと、夜の8時ですね。」
紅「、、、。執務室へ行くぞ。あ、そうだ。」
執務室
紅「て、事だ。ここにいるメンバーが明日、大本営へ向かうメンバーとする。」
映姫「では、なんで私も?」
咲夜「そうです。明日のメンバーには幻想郷から私なのでは?」
紅「あぁ、母さんを呼んだのは別件だ。イドに、、、俺の弟に名を与えてくれ。」
映姫「彼にですか、、、。」
映姫はイドを見る。
イドは畏まって固まってしまっている。
映姫「そんなに畏まらなくて大丈夫ですよ。『
イド「は、はい。え?蒼?」
映姫「えぇ、貴方は今日から私達の家族。妹達とも早く会いたいですがまずは貴方からです。貴方は『
蒼「はい!閻魔様!いえ!母さん!」
映姫「ふふ、良い子ですね。」
紅「名が蒼に決まったことでメンバーを改めて見ていくぞ。」
提督・
艦娘・
幻想郷・
艦隷・
紅「このメンバーで行くぞ。」
天龍「かなり偏ってねぇか!?中途半端一人、怖くないの二人、ガチで怖いの二人ってよぉ!」
紅「誰が怖いんだ?」
天龍「そこの武者と老兵。」
紅「だそうだよ。華山さん、ビル
華山「うぬぬ、否定できん。戦乱の世を生きた故に厳つくなっているのはしょうがないと認めるしかあるまい。」
ビル「そうですな。儂も幾つもの戦場を駆けた者。厳つくなっても仕方あるまい。」
紅「だそうだ。能力を見りゃ咲夜と蒼の方が怖いんだけどなー。」
天龍「えー、、、。」
翌日
幸俊「さて、襲撃者、、、どのようにしてここへやって来るのやら、、、。」
憲兵「げ、元帥殿!!奴が現れました!」
幸俊「何!?どこにだ!!」
憲兵「そ、それが、、、大本営中庭に突然現れました!!」
紅「さすが、紫さんの能力。移動に便利だなこりゃ。」
紅達は早速憲兵に囲まれていた。
紅「ビル爺。コイツらをどう見る?」
ビル「、、、。」
紅「ビル爺?」
ビル「、、、。すまんな。いやー、儂も年老いたのぉー、、、。オモチャをぶら下げたただの案山子に囲まれるとはのぉー、、、。」
華山「全くである。これが兵士だと?ここまで質が落ちれば勝てる戦も勝てぬな。」
咲夜「流石、経験者と言うところでしょうか?」
紅「だな、、、。ふぅ、、、。おい、案山子共。さっさと元帥のところに案内しろ。じゃなきゃ、、、。」
天龍は艤装を展開。
華山は刀を抜く。
ビルは拳銃を構える。
咲夜はナイフを手に取る。
蒼は炎を纏う。
紅「ここで大暴れするぞ?無能共。」
怨呪「さて、仲間は揃ったかな?」
?「不安要素がまだ多いです。もう少し集めましょう。」
怨呪「そうだね。『バミューダの
名前
能力 剣術を扱う程度の能力
詳細 半人半霊の庭師であり剣士。怖いものにめっぽう弱いがそれが斬り倒せるものなら容赦なく切り捨てる。
名前
能力 時を操る程度の能力
詳細
名前
能力 狂気を操る程度の能力
詳細 月の都からの脱走兵。元はかなり優秀な狙撃手であり今では薬売り。今日も怪しいお薬の実験台にされているとか。
名前
能力 千里先まで見通す程度の能力
詳細 両親を目の前で紅によって殺された
名前 ウィリアム・オーバーベック
詳細 戦地で仲間を逃がし死んだと思ったら霧の森に連れてこられた老兵。兵としての経歴は長く現在の日本海軍の兵を『ただの案山子』と評している。
名前
詳細 凛の祖先にあたる一騎当千の武者。その風格から恐れられているが優しい人。だが、一度戦場に出れば豹変する。
名前
能力 暑いと連想する力を扱う程度の能力
詳細 紅の腹違いの弟。七つの大罪『