いやー、期間空いちゃったな~ま、いっか!(許されねぇぞこりゃ)
大本営元帥執務室
幸俊「ようこそいらっしゃいました。私が元帥、工藤幸俊です。」
紅「これはご丁寧に。俺は旅野紅。大本営を襲撃した張本人だ。そして、艦隷だ。」
幸俊「艦隷!?まさか、あの時の、、、。」
紅「27年前、行方不明になった艦隷、、、。それが俺だ。艦隷は軍の中でも最高機密だろ?まぁ、元帥なら知っているか。そして、また艦隷を作ってる。しかも、その成長スピード、成長の停止は早く戦場に出すため、、、ふざけてるしか言えないな。」
幸俊「ま、待ってくれ!まただと?私は艦隷の建造及び研究は許可していない!」
紅「じゃあ、なんで鎮守府内で第二次艦隷建造計画とか言う書類が出てくるんだ?」
幸俊「な、なんだと、、、。私の目を掻い潜って研究は進んでいたと言うのか、、、。」
紅「その様子じゃガチで知らなかったようだな。あんた、、、。あんたは艦娘をどう思ってんだ?大本営に艦娘の姿はなかった。あんたは艦娘がどういうものなのか本当に知っているのか?」
幸俊「、、、正直、知ったふりをしているとしか言えない。私は艦娘のことを理解していない。実のところ恥ずかしい話、軍に入ってからずっと見てきた艦娘達は目に光はなく、忠実に命令を聞く機械のようにしか見えていなかった。あの事件が起きるまでは、、、。」
紅「駆逐艦雪風による大虐殺だな。」
幸俊「知っているか、、、。私はその時大将でな。その事件をきっかけに艦娘にも心があるのでは?と考えるようになった、、、。だが、それも後の祭り、、、。引き返し、艦娘と手を取り合う世界には出来ないと悟った。絶望とはこのようなことなのだと初めて知った。この前の襲撃の際は私はここにはいなかった。一人でひっそりと作った艦娘の慰霊碑に花を添えに行ってたのでな。」
紅「そうなのか、、、。すまねぇな。まさか、まともな人間もいると思っていなかった。」
幸俊「まともか、、、。私はまともではない。臆病者だ、、、。無理だと引き返してしまった。私はここに座るべき出来ではない。だが、他の者を置けばさらに酷いことになるやもしれん。ならば、これ以上悪化させんようにするには私が座るしかなかった。」
紅「そうか、、、。なら、これから先はあんただけが背負う訳じゃねぇ。気楽に行けば良い。」
幸俊「そうだな、、、そうさせたもらう。、、、さて、提督として着任してもらうんだ。その話をしよう。」
紅「今日から俺がこの鎮守府の提督や!よろしゅうな!」
艦娘達は困惑する。
紅達は話を終えて鎮守府に帰ってきていた。
蒼は妹達を連れてくるのに一度離れ、小町達は幻想郷へ華山とビルは霧の森に戻っている。
今は新しく出来た鎮守府の食堂に集まれる艦娘のみを集めている。
紅「質問がある子は挙手してな~。おっ!じゃあ、長門!」
長門「艦隊運営はどうするつもりだ?今の状態ではまともに、、、。」
紅「あー、それは大丈夫。基本、出撃はさせねぇし。訓練も暫くは無しだ。まぁ、自主的にやるには何も言わねぇけどよ。」
長門「そ、そうか。」
川内「あっ、そうそう。『
川内が爆弾発言をした。
紅「川内~?な、何を君は言って、る、るのかなぁ?」
川内「だってさぁ~、前のゴミクズの時は誰かしら毎日してたから普通じゃないの?あっ、そっか!男って性欲の塊みたいだから一日中?」
食堂はざわつく。
紅の発言次第では暴動が起きても不思議ではない。
川内はニヤニヤとしている。
紅「、、、。ふむ、確かに男ってのは性欲の塊みたいなもんだ。俺だって例外じゃねぇ、、、。だが、合意の上じゃなきゃ俺はしねぇ。川内よ、俺の失言狙ったか?」
川内「あらー?バレてた?」
紅「何となくな、、、。他に質問は?、、、特に無さそうだな。後回しになってしまってすまないがドックを準備してある。全員一気に入れる広さだ。傷を癒してきな。」
艦娘の中には傷を癒せると聞いただけで涙を流す者もいる。
艦娘達はドックへ向かうのだが、、、。
天龍と長門は残っている。
紅「どうした?お前ら行かないのか?」
天龍「俺も長門さんもそんなに傷は負ってねぇからな。まぁ、俺らが残ったのはあの『変な扉』の事だ。」
紅「『変な扉』?なんだそりゃ?」
長門「鎮守府の各地に設置されている扉だ。明らかに場違いな所や、部屋と部屋の間などにも設置されている。食堂にも何種類かあるぞ。」
確かにある。
禍々しい木製の扉
目が痛くなる程の真っ赤な扉
落ち着いた和風のような木製の扉
白い洋風の扉
他にも色々ある。
それが鎮守府中にあるのだ。
紅「、、、あー、、、。そう言うことか~。」
長門「何か分かったのか?」
紅「あぁ。一番分かりやすいのはあの禍々し扉だな。」
天龍「あれか?」
紅「天龍、あれは霧の森に繋がってる。」
天龍「え?霧の森?てことは、サリーとかが来るってことか?」
紅「そゆこと、、、で、他の扉は小町姉さんとかが来るな。」
天龍「へ、へぇー、、、。」
紅「あ、あとあの紅い扉にはあまり近づくなよ。誘われても俺が助けにいけるかわかんねぇからな。」
長門「ん?どういう事だ?」
咲夜「あら?『
天龍「うおっ!びっくりした!」
突然現れたメイド、十六夜咲夜。
紅「、、、。あの子は俺には救えない。」
咲夜「、、、。まだあの時の事を引きずられているのですか?」
紅「当たり前だ、、、。救えない、、、。それだけ告げて去ったことは悪かったな。」
咲夜「そうですわね。ですが、『お
紅「何を根拠に?」
咲夜「見れば分かりますよ。」
微笑む咲夜に少し疑問が残る。
だが、やることが多い紅は構ってる暇はない。
新しく作られたキッチン。
何もかも新しい。
咲夜「手伝いますね。」
紅「サンキュー、咲夜。一週間、、、。パンと水だけだった、、、。その前はそもそもなんも食えてねぇって聞いた。今日からまた始まるんだよ。この鎮守府は、、、。なら、腕によりをかけなきゃな。」
?「ぽいぽいぽ~い~。」
男「や、やめてぐれぇ、、、し、死にだぐねぇ!!」
?「うーん、、、それは無理な相談っぽい!じゃ、死ねよ。役立たず。」
バンッ!!
ここは繁華街の裏路地。
殺された男は大本営所属の職員。
殺された理由は使えないから。
それだけ。
ザザッ,,,
?『『ビースト』、お前、、、。また殺したのか?』
ビースト「殺したっぽいよー!だって、どうせ処分するなら殺すぐらいいいでしょ?」
?『はぁー、、、。まぁ、いい。戻ってこい。『ジェネレーション』全員収集だ。』
ビースト「ぽいー?もしかして、あの大本営を襲撃した『フェイリァ』のことっぽい?」
?『そうだ。まぁ、俺達もそのうち『フェイリァ』に分類、いや、既に分類されているかもしれんな。国公認の何でも屋。その正体は『
ビースト「むー、ビースト、難しい話は分かんないっぽい!もっと簡素にするっぽい!『ゼロ』!」
ゼロ『簡素しても分かってないくせに、、、まぁ、いいや。難しい話はこっちでやっとくからゆっくり帰ってこい。』
ザザッ,,,
通信が切れる。
ビースト「ふんふん~ぽいぽいぽーい!」
童顔の青年は鼻歌混じりに路地裏を出る。
その目は血のように真っ赤だった。
風が舞う、幻想の端。
ポツンとある神社には今日は巫女が一人。
ザッ,,,ザッ,,,
邪魔な落ち葉を一ヶ所に集めている。
?「おーい!『
そこに来客、箒に乗った白黒の魔法使い『
よくある日常の一コマ。
魔理沙「おい!霊夢!聞いたかよ!」
霊夢「何よ魔理沙。」
魔理沙「あの紅が提督になったってよ!」
ザッ,,,
箒を掃く手が止まる。
霊夢「あいつが?」
魔理沙「だそうだぜ?」
霊夢「、、、あいつがね、、、。提督って艦娘を指揮する司令官でしょ?あいつに出来るのかしら?」
魔理沙「そうだよなー。私らが知ってる紅は異変前と異変中の姿しか知らないからな。」
霊夢「、、、あれから10年、、、。どう変わったのでしょうね。」
・・・
紅「泣くなよ、ただの擦り傷だろ?」
魔理沙「だっで!痛いもん!」
霊夢「そうよ!それぐらいで泣くなんて、魔理沙はまだまだ子供ねー。」
紅「俺からした二人ともまだまだ子供だ。」
・・・
紅「アハ、アハハハハハハハハ!人間は殺す、殺してやるよぉぉぉぉ!!人間は悪だ!アヒャヒャヒャヒャ!!」
・・・
霊夢「、、、まぁ、異変前のような冷たい奴でしょ?どうせ。」
魔理沙「そうだよなー。それが一番安定してるけどな。」
霊夢「すごく性格が変化してたら怖いわ。」
魔理沙「おや?博麗の巫女ともあろう方が怖いなんてな!アハハ!」
霊夢「私にも怖いものぐらいあるわ。さて、それはそうと、、、。死にたいのかしら?」
魔理沙「じょ、冗談なのぜ!あ、あぁ、あぁぁぁぁ!!」
悲痛な叫びが木霊する。
今日も幻想郷は平和であった、、、。
紅「妖夢、晩酌頼めるか?」
妖夢「みょん!!?わ、私がですか!?」
咲夜「あら?私じゃないの?」
紅「咲夜でも良かったけど、ほったらかしにしてたらうるせぇだろ?」
妖夢「いやいやいや!それを言うなら私も!」
紅「『
妖夢「えー。まぁ、いいですけど。」
二人は提督の自室へと向かう。
川内「いやー、気持ち良かったね~。」
響「まさか、ドックとお風呂が一緒になってるなんて思わなかったよ。」
ここは脱衣場。
川内と響は設置されている無料の自販機からコーヒー牛乳を購入し飲んでいた。
川内「にしても、福利厚生良すぎない?このコーヒー牛乳無料でお風呂は好きな時間で入り放題、さらには仕事しなくてもお小遣いが貰えるときた!」
響「そうだね。変なところを除けば最高の楽園だよ。変なところを除けばね、、、。」
二人の視線は不自然な赤いロッカー。
不自然すぎる。
響「なんで脱衣場に、、、。しかもこれ、用具入れとかの多きさだよ。あ、用具入れか、、、。」
川内「そ、そうだよねー。もしかすると紅が覗きをするためとか!?」
響「可能性は無くはないね。ん?」
二人がそんな会話をしている時だった。
ガタガタ…
ロッカーが揺れ始める。
ガタガタガタガタ!!!
だんだん激しさを増していく。
それを見て震える二人。
バンッ!!
大きな音を当ててロッカーが開き中から異形の怪物が現れる。
二人「ひっ、、、ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
叫び声は脱衣場に響き渡る。
だが、誰も来ない。
そう、この鎮守府、、、全部屋防音なのだ。
出てきたのは負の感情から産まれた異形ドゥルーアニー
ドゥルーアニー(、、、?、、、!)
ドゥルーアニーは何か気が付き体内からホワイトボードとペンを取り出す。
カキカキ
ドゥルーアニー『驚かせて・ごめんなさい・天龍さん・か・紅さん・いる?』
ホワイトボードの文字を見て少しは警戒を解く二人。
川内「えーと、、、提督か天龍さんを探してるの?と言うよりも、どうやってロッカーから、、、。」
ドゥルーアニー『それは・私の・能力・ロッカーから・ロッカーへ・ワープ・できます。』
響「うーん、それってロッカーがないとワープ出来ないんだね。限定的だけど鎮守府内なら結構便利かも。」
ドゥルーアニー『そう言って・もらえると・嬉しい・限り・です。』
川内「へぇー、提督も天龍さんも食堂にいるはずだよ!」
ドゥルーアニー「なるほど・情報・ありがとう・ございます。」
ドゥルーアニーはまたロッカーへと入る。
川内「、、、これからあんなのも鎮守府にいるんだ、、、。胃が持たないよ、アハハ、、、。」
提督自室
紅「今宵の月はいい月だ。」
妖夢「そうですねー。」
紅は妖夢にお酒を注いでもらう。
紅「はぁ、、、。これからやることが多いんだよなー、、、。」
妖夢「でも、地獄での仕事よりはマシなんじゃ?」
紅「俺が書類整理とか出来るとでも?」
妖夢「え?出来ないんですか?」
紅「出来るわけねぇじゃ!!地獄でやってたのは紅蓮地獄の管理だし報告も映姫姉さんの家が俺の家でもあったからそこで報告すればいいしだから書類仕事なんかしたことない!ゆえに!書類整理とか出来ねぇのさ!!」
妖夢「えー、それ威張れることじゃありませんよ。まぁ、私も書類仕事は苦手ですが。」
紅「だろ?艦娘の子達に手伝ってもらうのもあれだし、、、誰か書類仕事得意な子ね、、、。」
紅は悩む。
書類仕事が苦手いや、したことがない紅。
だからこそ、サポートしてくれる子がほしい。
元帥に聞いたところ書類仕事をサポートをしてくる専属の艦娘が各鎮守府一人いるのだが、この鎮守府の子は既に沈んでいた。
あの糞野郎め、、、。
あとは、『
艦娘から一人専属の艦娘とは別に選ばれ提督のサポートをしてくる艦娘。
秘書艦は鎮守府によって様々、日によって違うところのあれば一人の艦娘固定のところもある。
どうすべきか、、、。
コンコン
考えているとドアがノックされる。
紅「ん?開いてるから入っていいぞー。」
霞「そう、じゃ失礼するわ。」
来たのは霞だ。
入渠して四肢が元に戻っていた。
霞「貴方と二人っきりで話したい事があるのだけどいいかしら?」
紅「ん?いいぞ。すまない、妖夢。」
妖夢「いいんですよ。どうせ、今日はもう飲む気ないんでしょ?」
紅「よくわかったな。」
妖夢「貴方の特徴は把握してますから。盃に注がれた酒を見つめだしたらその日はもう飲まない。そうでしょ?」
紅「あぁ、正解だ。」
妖夢「じゃ、部屋で寝ますんで何時です?」
紅「そうだなー、、、朝は6時でいいよ。」
妖夢「了解です。では、、、。」
妖夢が部屋を出て霞と二人っきりになる。
紅「怪我、治ったんだな。どうしたんだ?こんな時間に。」
霞「お陰さまでね。こんな時間って言ってもまだフタマルサンゼロよ。」
紅「?あー、20時半ってことね。」
霞「そっか、この言い方慣れてないのね。それは、どうでもいいから本題に入るわよ。」
紅「、、、。体を売るとか言うなよ?」
霞「ちょっ!!いきなり何言うのよ!!」
紅「自分の体を売るから他のみんなに手を出すなって言い出すのかと思ってな。」
霞「そんなこと言わないわよ!でも、貴方にならこの体、捧げてもいいわ。」
紅「へ?」
紅は鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしている。
霞「まぁ、出来ないと思うけどね。って、いつまでも固まってるのよ!このクズ!!」
紅「はっ!!か、霞さんや、冗談でも男の前でそんなことい、言っちゃダメだぞぉぉ、ほ、本気にし、ししししゃうだるぉ?」
霞「え?結構本気だったのだけど?」
紅「え?えぇぇぇぇ!!だって、俺らで、でででで出会ってまだいいいいい一週かかかか間程どどどどどししししか、、、。」
霞「、、、はぁー、それが本当のあんたなのね。少し安心したわ。」
紅「へ?」
霞「いえ、なんでもないわ。あ、話っていうのは執務の事よ。」
紅「うーん?もしかしてさっきの話聞いてた?」
霞「それもあるけど、、、。貴方、執務する気ないでしょ?」
紅「、、、まぁ、そうだな。元帥からも執務はしなくていいから艦娘のケアを優先しろって言われてっからな~。」
霞「あらそうなの?なら、執務をしなくてもいいのね。」
紅「そうだけどさぁー、、、。しないと申し訳ねぇんだよ。元帥はあんなにいい人なのに襲撃したの。別に気にすることはないって言ってたけどさぁー、、、。」
霞「そういうことね。なら、尚更私達のケアを優先した方がいいんじゃない?」
紅「へ?」
霞「だって、元帥がそれを優先しろって言ったのなら優先してあげるのが筋でしょ?」
紅「、、、。それもそうだったな、、、。はぁー、俺はとことんバカだな。」
紅はそう言い月を見ながら盃に注がれた酒を飲む。
紅「、、、怖いのか?」
霞「い、いきなり何よ!」
紅「『
霞「、、、えぇ、そうよ。悪いかしら?」
紅「いや、悪くねぇよ。俺も一人は怖い。常に誰かいなきゃ今の俺は壊れるかもな。」
霞「え?旅をしてたのなら常に一人だったんじゃ。」
紅「だからこそだ。だからこそ、一人になるのは嫌だ。誰かがいる暖かみを再確認できただけでこうだ。案外俺はクソメンタルだったようだ。」
霞「、、、はぁー、でもそれでいいかもしれないわよ。」
いきなり霞が抱きついてくる。
紅「かかかかか霞さんや!!そ、そそそそそそんななななこととととととされれれれますととと!!」
いきなりの事でかなりテンパる紅。
紅の一部の主張が激しいのは無視である。
霞「貴方は優しすぎるのよ。元々どんな性格なのかは知らない。聞いた話しか知らない。でも、今の貴方は優しい一人の『人』よ。だから、その優しいで私達を『
紅「、、、あぁ、、、俺が『
紅(そうだ、これが無期限に俺に課せられた罰だ。かといって元よりやるつもりの事だ。逃げるかよ。見てろよ!世界よ!)
紅は月に誓う。
それがあまりにも無謀であり夢物語だとしても。
名前
詳細 海軍元帥でありこの世界で珍しい艦娘を兵器ではなく一人の女性として見る人。