魔法科高校の劣等生と入学した元魔王   作:yoru07#青薔薇

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大変遅くなってしまい申し訳ないです!!

なんとかオリジナル書き終わりました!


13話 復讐

勢いよく部屋から出た昂樹は誰もいない静な廊下を歩いていた

 

「主人連絡があります」

後ろから突然吹雪が透明化したまま話しかけてくる

 

「吹雪、どうした?」

 

「以前から目をつけている、中規模組織「雷神」についてですが、詳しく調べた結果主人の父親が所属してると確認が取れました」

 

「ふう....やっとか」

 

「時間がかかってしまい、申し訳ありません」

 

「いいや、吹雪がいなかったらこれよりも時間がかかっていた」

 

「ありがとう。それで、雷神に関してですが非人道的な人体実験のほか、一般人の殺害、薬漬けにして精神を壊すなどさまざまなことをおこなっていました。おそらく主人の父親は幹部以上かと、あの男は自分の子供を多数人体実験に使用しているという報告も」

 

「っ....その組織潰しても大丈夫なのか?」

 

「問題ないかと。既に警察も動いているが、まだ、本部は掴めていない、消すなら今しかない」

 

「そうか、なら今から行こう」

 

 

 

教室に入ると昂樹はエリカに話しかける

 

エリカとは部活勧誘期間の一件でかなり仲良くなった

 

「エリカ少しいいか?」

昂樹はエリカに近づき話しかける

 

「ん?どうしたの」

 

「これから行くところができた、早退連絡を先生に頼める?」

 

エリカは昂樹の声になにか感じたのか少し混乱するも承をくれた

「え...わかったわ」

 

「ありがとう」

 

 

 

昂樹と吹雪は飛行魔法と透明化魔法を付与しながら上空を飛んでいる

 

「ここです」

 

田舎にある15階建ビル

 

その光景をさすがの昂樹でも驚く

 

「いや、これ明らかおかしいよね。よく警察気づかないな」

 

すると脳内でエキドナが話しかけてくる

「ここ一帯に高度な隠蔽魔法がかかってる、達也くんぐらいにならないと気づかないね」

 

「まじか、そりゃ見つからんわ」

 

すると突然横に居た吹雪が膝をつき頭を下げる

「主人、今回は私にやらせて欲しいです。主人の怒りも承知の上でお願いします」

 

 

「んーいいよ。でもあいつだけは生かしてね、あと捕まっている人の救出も絶対条件だ。それ以外は好きにしていい」

 

「ありがとうございます。」

 

吹雪は素早く飛び上がりビルに向かって行く

 

 

昂樹side

顕現したエキドナは吹雪を遠目に見ながら話す

「どうなるかしらね」

 

「余裕だろ」

昂樹は地面に手を当てると唱える

 

「隠蔽魔法発動」

 

今かかっている隠蔽魔法を上書きし、さらに強力にする

 

「吹雪のお手並み拝見だね」

 

「そうだね」

 

 

 

吹雪side

 

「主人様が隠蔽魔法を。助かります」

 

吹雪はビルの近くまで行き地面に降りる

同時に吹雪は扇子を持ち、唱える

 

すると眼が蒼く光る

 

「氷の神能・氷封(ひょうふう)」

 

吹雪が扇子を振ると巨大な氷の壁がビルを囲む

 

「これで逃れることは出来ない....」

吹雪が壁に穴を開けビルに入ろうとすると、5人の男が出てきた

 

「ちっ女かよ、だけどこんだけの魔法力があるなら十分だな」

 

「なあ、こいつ上玉じゃねえか!捕まえたら楽しんでいいよな!」

 

 

「目障りだ....消えるがいい...絶対零度」

 

吹雪が軽く足あげ静に地面につけると、あたりの気温が急激に下がっていくとともに地面が凍っていく。その凍結は男たちの足から徐々に凍りつかせ、ついには全身が凍りつく

 

「弱すぎる」

 

吹雪はビルに入ると次々と立ち塞がる男たちを殺して最上階を目指す

 

その中で1人吹雪が殺さない奴がいた、

それは昂樹の父親だ、命令は無視できない

 

最上階についた吹雪は1つのドアを開ける

するとそこには50代ぐらいの大柄な男が居た

 

「お、お前は何者だ」

 

「お前が雷神のトップか。名乗るわけがない、貴様は無実の人間を殺した。それは主人が許さない...ここで消えてもらう」

 

吹雪は雷神に絶対零度にも近い、冷たい視線を送る

 

「ま、ま、まて、誰に頼まれた?そうだ金ならいくらでも出す。だから許してくれ。もうこんなことはしない。いやそんなことよりお前の主人よりも俺の方がいいぞ、金もあるどうだ、仲間にならないか?」

 

いきなりわけのわからないことを言い始める男の話を聞く吹雪

「ほう?」

 

それを見た男は更に声を上げる

「俺が開放してやろう!幸せになれる、お前も主とやらに従わなくても自由に行動もできる、どうだ?」

 

だが無惨にもそんな提案など伝わる吹雪ではない

「面白くないな、全く。私は私の意思で主に仕えている。仕えることが苦痛だと思ったことなどない」

 

「そうか、なら死ね」

 

雷神は後ろに隠していた刀を構え一致に距離を縮める。そして吹雪を右肩から斬る

 

だが、刀は吹雪を斬るどころかすり抜ける

 

「なっ....くそ!」

雷神は何回も吹雪を斬る。だがその刀が吹雪にダメージを与えることはなかった

 

「はあ、はあ、なんで....だ...」

 

すると吹雪の身体の半分が水のように透き通る

「我の神能は水、物理攻撃は効かない。」

 

「ありえない!そんな、そんなもの、現代の魔法を超えている!」

 

吹雪は腕をゆっくりと前に出す

「お前は主人を愚弄した...それだけは許さない。氷水の神能・氷柱」

 

「ギャァァァ」

吹雪の前に現れた7本の氷柱が男の身体を串刺しにする

 

 

 

 

吹雪は昂樹の父親と、救出した人を連れて戻ってくる

「戻りました」

 

戻ってきた吹雪とその傍らにいる男を昂樹は見下ろす

「お疲れさん、こいつが俺の父親か。吹雪救出した人たちを匿名で病院に置いてこい」

 

「はっ」

 

吹雪は再度飛びその場を後にする

 

吹雪が去ったのを確認すると昂樹は男に話しかける

「久しいな」

 

「誰だ、お前は!」

 

「はあ、覚えてないか」

昂樹はポケットから1枚の写真を取り出しみせる

 

その写真を見て男は顔をしかめる

「なっ!お前はあの時の....」

 

「思い出したか?殴って家から出した子が俺だよ」

 

「...」

男は驚きで声を出せない

 

「俺はお前を殺して、組織を潰すために来た」

 

男は下から昂樹のことを見上げて話す

「なぜ...なぜ俺をあの女は殺さなかった」

 

「俺が命令した、俺が殺すから連れてこいとな」

昂樹は今までにない冷酷な目で男を見下ろす

 

「くっ....(なんだこの威圧....)」

 

「俺はお前の子供だが、俺以外の、あのとき居た他の子はどうした?」

 

男は動揺したように昂樹から目をそらす

「あ、あれは....みんな捨てた!俺は誰も殺していない!命令されただけなんだ!」

 

昂樹はポケットからもう一枚の写真を見せつける

「じゃあ、この写真はなんだろうな」

 

その写真をみた男は焦ったように声を漏らす

 

「なっ、それはそれをどこで!」

 

「お前は自分の子供を人体実験に使い、更なる強さを手に入れようとした、あってるか?」

 

すると男は開き直ったように笑いながら声を出す

「くっ....そうだよ!そうさ!俺は自分の子供を殺した、でも気にしてないない、あいつらは俺の子供だが、俺のために生まれた、だから何してもいいんだよ!」

 

すると横に居たエキドナは小さく怒りの声を漏らす

「こいつ、なんで奴だ。許せない....子供は親を選べない、そんなことも知らないのか、誰がお前のためか、物じゃない、一つの命なんだよ!」

 

「知らないな」

 

昂樹は小さく声を出す

「お前は生きる資格はないよ」

 

昂樹の眼が蒼く、神秘的な色に染まる

 

「闇御津羽神」

 

父親の下に空間を開ける

 

「うわっ」

 

昂樹とエキドナも共に降りる

 

降りた先は何もない砂漠

 

 

「お前はこの空間に閉じ込める、地獄の苦しみの中後悔しながら死ね」

 

昂樹はそう言い残すと上に飛び空間から出ていく

 

 

外に出ると吹雪が舞っていた

「おかえりなさい、主人」

 

「ただいま、吹雪」

 

吹雪は昂樹の顔を見ると近づき手を握る

「大丈夫ですが?少しお疲れのようで」

 

昂樹は俯きながら力のない声を漏らす

「そう見えるかな?でも吹雪....復讐は何も得られないな。あの時少し俺に力があれば気付けていれば、少しだけの命を救えたかもしれないのに」

 

「主人、自分を責めないでください。前世もずっと貴方は後悔していた。でも、歩みを止めなかったからこそ貴方は強くなれた、だから、その気持ちを私達式神にも背負わせて」

吹雪は昂樹のことを抱きしめる

 

「吹雪は優しいな、ありがとう」

 

 

 

 

 

その頃空間に取り残された男は歩き始めていた

 

 

「くそ、ここはどこだよ、魔法も使えないし。くそくそ!暑いとりあえず水を」

 

だが、いつまで経ってもどこを見ても砂漠しかない。

 

3日後

 

「くそっっ、喉が、はあ、はあ」

男はその場に倒れる

 

「(そうだ、このまま死ねばいいそれで終わりだ)」

そのままゆっくりと目を閉じる

 

 

 

「はっ!ここは?」

男は起き上がりは周りを見る

「砂漠、またここなのか」

 

男は何度も何度も死んだだか、死ぬことは出来なかった。

「なんでだよ!」

 

死ぬ、死に続ける

 

「なんで!なんで‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男は最後に小さな声で、諦めたように声を漏らした

「あぁ、そうか、俺は死ねないのか…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昂樹が、雷神を潰している間に達也達は授業を終わらせ下校している

 

「今日昂樹さんはいないの?」

 

「確かにどうして?」

雫とほのかは達也を見る

 

「俺も気になっていた、エリカわかるか?」

達也はエリカが先生に早退連絡をしたことを知ってきた

 

「わからないわよ、突然体調が悪いって言うからさ。」

 

「そうか、変なこと聞いて悪かったな」 

 

「全然、気にしないで」

 

 

達也の家

「昂樹大丈夫でしょうか」

 

「あいつなら大丈夫だと思うが」

 

すると電話がかかってくる

達也はすぐにテレビの横のタッチパネルに触れ応答する

部屋が暗くなり、画面に軍人が映る

 

「お久しぶりです」

 

「久しぶりだな、特尉」

 

「その呼び名を使うと言うことは秘匿回線ですか、よくも毎回毎回一般家庭用のラインに割り込めるものですね」

 

「少し苦労したがね」

 

「それで少尉、本日はどのような要件でしょうか?」

 

「今回は、我々軍と、警察が共同調査している、中規模組織「雷神」についてのことだ」

 

達也はその名を聞いたことがあった

「雷神ですか。あの、非人道的な人体実験のほか、一般人の殺害、薬漬けにして精神を壊すなど行なっている組織ですよね」

 

「そうだ、だが本日未明雷神の本拠地が匿名の報告により割り出された。これを見てくれ」

 

画面に何枚かの写真が現れる

 

そこには巨大な氷の柱のようなものが写っていた

 

その光景はまさに異様。達也はある疑問が浮かぶ

「これが、雷神の本拠地ですか。隠蔽魔法があるとしても氷で囲う意味は...」

 

「いいや、本拠地はこの氷の柱の中だ、何者かの、魔法攻撃と我々は考えている。この中を見てみたが、構成員の他、組長と思われる男も全員が殺されていた、そしてこの動画を見てくれ」

テレビに動画が現れ再生される

 

そこには無惨にも殺されて大量の血と肉片が写っていた。

 

「ここだ...」

そう言い動画を止める少佐

 

「ここの右端、白い刀と和服のようなものが見えないか?」

 

「確かに....」

 

それを見た深雪は静に声を漏らす

「えっ....」

 

それに気づいた達也が深雪に話しかける

「深雪どうした?」

 

「いいえ、何でもありません...」

 

それを聞くと達也はすぐに動画に視線を移す

「この白い和服を来た人物が雷神を一人で壊滅させた....相当な実力ですね」

 

「ああ。この柱にしろ、中規模組織を簡単に壊滅させられる実力にしろ。この後どのような命令が下るかわからんが特尉十分に警戒しておけ」

 

「承知しました」

 

「そしてもうひとつ、雷神の幹部の1人が見つかっていない。だが、その男のメモ帳に人体実際のことが書いてあった。やつは自分の子供を人体実験に使用していたと思われる」

 

それを聞いた深雪は

「なんて卑劣な」

 

「その中で1人行方不明と表記されている子供がいた。その子は、魔法が使えないとも書いてあった。だが、この世界において魔法が使えないことはあるのか、どんなに魔法力が乏しくとも、一つの魔法は使える」

 

「(魔法が使えない?それはまるで昂樹のことを言っているように思える。ただの偶然なのか....)」

達也は気難しい顔をする

 

「今回の話は終わりだ、時間を取らせてすまなかった、引き継ぎ1年前に起きた謎の戦略級魔法師「赤眼の悪魔」についての調査を続行してくれ」

 

「了解です」




深雪の「えっ」のシーンは何なんでしょうか...この疑問は次回にわかるかも?

次回はなるべく早く投稿できるように努力します。
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