魔法科高校の劣等生と入学した元魔王 作:yoru07#青薔薇
休止期間にまさかのUA数2万突破してた〜
見てくださった皆さんありがとうございます!
ではでは続きをどうぞ!
次の日。生徒会による学内の差別撤廃をめざす有志同盟による公開討論会が行われた。
今真由美先輩が舞台で演説をしている
その舞台横で達也や昂樹、摩利先輩など生徒会のメンバーがそれを見ている
「とまあ、こんなことが昨日あった」
昂樹は昨日早退あとの話を達也から聞いていた
「なるほど、その差別撤廃をやろうとする奴らが放送室を乗っ取ったのか、すまなかったな昨日いれなくて」
「いいさ、昨日は大丈夫だったか?」
「大丈夫だ」
すると前にいる摩利先輩が口を開く
「討論会と言うより、真由美の演説のようだな。それにしても昨日の奴らが何をするかわからないのが不安だが、こちらから手出しはできんからな」
真由美先輩の演説が終わると1科生、2科生が拍手を送る
「やっぱあの人はすごいな」
すると後ろにいた深雪が話かけてくる
「昂樹、すこしお話よろしいですか?」
「ん?いいよ」
昂樹は深雪の後ろを少し歩き舞台の横にある薄暗い空間へと向かう。すると先に歩いていた深雪が足を止め振り返る
「昂樹...隠さないで教えてほしいです」
深雪はいつになく真剣に、不安そうに昂樹を見つめる
「昨日、昂樹は中規模組織「雷神」の本拠地にいきましたか?」
「....」
昂樹は深雪を睨むように見つめ何も話さない
「もし、俺があの場にいたと言ったらどうする?」
昂樹が深雪を見つめるその目は冷たかった、まるで深雪を敵視するように。
普段の温厚な昂樹の姿から感じたことのない異様な圧に深雪は恐怖を感じる
「...私は昂樹を...攻めるつもりはないです...広めるつもりも...」
「主...殺しますか」
隣で吹雪が擬似顕現化し刀に手を触れる
「(吹雪絶対に刀を抜くなよ....ここは前世のような世界じゃない。すぐに人を殺して良いわけじゃない。そして深雪は数少ない友達だ)」
深雪は俯きながら口を開き話す
「ただ...私は事実確認をしたくて。昂樹が私の家に来て星装顕符を使った時。昂樹の過去の記憶が少し見えてしまったんです」
「そうか....わかった。深雪。怖い思いさせて悪かった。謝るよごめん(深雪はたまたま俺の記憶を見てしまったに過ぎない、これは俺自身のミスだ。俺が今深雪を攻めるのは間違ってる。)」
「い、いえ。私が迂闊に聞いてしまったから」
昂樹は一旦深呼吸し、深雪を見直す
「ふう....とりあえず深雪は今まで通り接してほしい。過去の話と今回の雷神の件はまた後日深雪だけに話すよ。あとこの件は誰にも。達也にも絶対に話さないでほしい。これだけは約束。」
「分かりました」
深雪がそういった瞬間、上で爆発音が聞こえ舞台全体が揺れる
「なっ!」
昂樹と深雪は急いで舞台に戻ると会場は大きく荒れていた
同時に窓から何かが投げ込まれる
「(ガス弾!)」
「煙を吸い込まないように!」
すぐに服部先輩が魔法で煙と、ガス弾を同時に収縮し外に出す
「(気体の収縮と、移動魔法をあの一瞬で煙ごとガス弾を隔離したのか!)」
右側のドアから3人、左側のドアから5人ガスマスクをした何ものかが突入してくる
右側は即座に摩利先輩がMIDフィードでガスマスク内を窒素で充し無力化する
だが多勢に無勢、反対側に誰もつけていない
「死ねぇ‼︎」
全員が銃を発射する
「遅い...神里流・紫氷雷斬」
すると吹雪が疑似顕現化し弾を一つ残らず斬ると、同時に雷のような速さで敵に近づき、全員を気絶させる
達也は壁際にいる昂樹を見る
「昂樹...いや今のは吹雪か、だがナイスだ」
全員を倒し、移動を始めようとすると摩利先輩の無線が起動する
「侵入者?そっちにもか」
「委員長、俺は爆発のあった実技棟を見てきます。昂樹ついてきてくれ」
「うん、了解」
「お兄様、私もお供します」
「気をつけろよ!」
3人は実技棟方面に向かう、道中生徒とテロ集団があちこちで戦闘をしていた
「くそ、あちこちで戦ってる。死人が出てもおかしくないぞ(吹雪、できる限り怪我人を減らせ、頼んだ)」
「承知!」
吹雪は昂樹の命令を聞くと後ろに下がる
「急ごう、俺たちは俺たちの仕事をこなすぞ」
「おけ!」
遠くで侵入者と戦うレオがいた
さすがと言えばそうだが、レオも魔法には近接戦闘だと隙ができる
「くそ、まずい」
「七聖魔装」
昂樹の背中に7本の槍のようなものが現れ発射される
「ぐはっ」
昂樹から放たれた槍は綺麗に一帯全ての侵入者に直撃し、気絶させる
「昂樹!こりゃ一体…」
「レオ!っと、援軍が到着してたか」
走ってきたエリカは武器を持ってきていた
「二人とも、取り敢えずこっちに」
5人は物陰に退避する
「テロリスト?なら問答無用でぶっ飛ばしてもいいってことね!」
エリカはかなり強気で武器を振る
「生徒でなければ手加減無用だ。それと、侵入者は他に見なかったか?」
「彼らの目的は図書館よ」
後ろから声がかかる
「小野先生?」
「主力はすでに侵入しています、壬生さんもそっちにいるわ」
「後程ご説明をよろしくお願いします」
「却下します。…と、言うわけにはいかないわね、条件があります。カウンセラー小野遙として、壬生さんに機会を与えて欲しいの。彼女は剣道の評価と、2科生としての評価のギャップに悩んでいたの。私の力が足りなかった、だから彼らに漬け込まれてしまった。だから」
「甘いですね、行くぞ深雪」
「はい」
2人は歩き出す
「おい、達也!それはちょっと冷たいんじゃないか?」
その言葉に達也は足を止め、振り向く
「レオ、余計な情けで怪我をするのば自分だけじゃないんだぞ」
達也は走り出す
「おい達也!」
レオを含め小野先生以外が達也を追いかける
少し移動して
「(すでに乱戦模様だな)」
「うぉぉー」
後ろからレオが飛び出し達也の前に出る
「レオ!」
「パンツァー!」
レオの腕に装着された武器に魔法式が現れ侵入者の顔にパンチをぶち込む
エリカは呆れたように声を出す
「音声認識って、またレアなものを」
「(パンツァー、エキドナの知識だと、収束系の系統魔法で、全身防御の硬化魔法。レオがCADでこの魔法を発動する際の音声認識コマンドでもある。CADにどれだけ強い衝撃を加えても、パーツの相対座標がずれないよう固定し壊れないようにしているらしい)」
「お兄様、今展開と構成が」
「ああ、縮絨展開だ。10年前に流行った技術だ。」
「あいつって魔法までアナクロだったの」
その時レオのCADと侵入者の刀が激しくぶつかる
「よく壊れないわね」
「CAD自体にも硬化魔法をかけているな」
「レオ、先に行くぞ!」
「おうよ引き受けた!さあこい!」
図書館前
「ここね...」
「エリカ待て!」
すると近くの木の影から影が飛び出して、エリカに斬りかかる
「っっ!」
エリカが一瞬のことで動けないなか昂樹がエリカの前に出て背中の七聖魔装でシールドを展開する
昂樹はシールドで男を押し出し距離を離す
「(こいつ、只者じゃないな。ここで時間は避けない)達也!2人を連れて先に行け、ここは俺が引き受ける」
「すまない」
「気をつけて!」
3人は先に図書館に入る
「数は減ったが、まあ良いか。私は炎という」
忍者の様な黒い服を身にまとっている。声質的に男だろう
「コードネームか?」
「そのようなものだ...」
「そうか...」
「時間がないな。一気に決める」
炎が一気に突きをしながら詰めてくる
「神里流・流水」
昂樹はその突きを軽々と受け流し、流れるように刀を振る
炎はそれを躱し、再度刀を上から振りおろす
「神里流・神速雷切」
昂樹は素早く後ろに回ると突きをする
火はギリギリで右側に躱す。だが一瞬の隙が生まれる
「くっ、速い」
「そう避けると思ったよ」
昂樹は突きの姿勢から刀を横に振る
「神里流・飛車」
炎はギリギリで体制を立て直して剣でふせぐ
「はあ、はあ、強い」
「炎、そんなものか?」
昂樹は威圧を込めて言葉を発する
「そうか....私では敵わないか...だが!火龍」
炎は構えると剣に火を纏わせ、龍のように素早く向かってくる
周りが灼熱のように燃え上がる
「我が秘術、おまえといえどこれは躱せまい!」
「いや、遅いな」
昂樹は軽々と躱す
「まだだ!」
昂樹が躱したと同時に剣を横にふる
数回の攻撃を昂樹は一歩も動くことなく受け流す
「馬鹿な、我が流派最速の技だぞ‼︎」
「なるほど、じゃあ、こっちも少し本気を出そう」
「少しだと…」
「八咫烏(やたがらす)」
昂樹がそういった瞬間、目にも止まらぬ速さで炎に近づき
体を×の形に斬る。その瞬間黒色の羽があたりを静かに舞う
「な…」
「二星(ふたつぼし)」
「ゴフッ」
炎はその場で崩れ落ち、昂樹は刀を鞘に納める
すると周りに落ちていた黒い羽も消える
倒れる炎の横を進み昂樹が図書館に向かおうとすると炎が口を開く
「お前は強いな…恵まれている才能だ」
「才能だと...?」
「炎、お前には俺の刀が、剣術が才能だと思っているのか?
それならお前はまだまだだ。1からやり直してこい。そして、お前がこんな外れた道から戻って真っ当な剣士になったらまた戦ってやるよ」
「才能じゃないなら、お前の強さはなんなんだ」
炎はゆっくり起き上がると昂樹の方を見る
「俺の強さか…諦めないことかな。どんなに辛くても逃げたくても、諦めない心があれば強くなる。俺は何人も仲間を失ってきた。親友も愛人も全て。でも、みんな言うんだ「生きろ」ってさ。だから俺は生きて生きて苦しんで、結果がどうとか、そんなのは関係ない。最後は諦めないやつが勝つんだ。だからさ炎
お前も頑張れよ、自分の弱さに気づけた時が強くなれる時だと俺は思う。もし悩んだら俺のところに来いよ」
昂樹は炎の体に触れ不死鳥の力で傷を回復させる
「なにを....」
「さあな。これは俺の勝手だ(お前は俺に似てる。だからこそ気づいてほしい)」
「…俺は、強くなりたかった」
「なら今からでも遅くないさ、やり直せる。それはおまえ次第だけどね」
「そうか、わかった。頑張ってみるよ」
「頑張れよ」
「俺の名前は黒鉄炎樹(くろがねえんじゅ)」
「炎樹かいい名だな」
昂樹はそう言うと図書館へ向かった
図書館に入ると気絶している壬生先輩を支えるエリカがいた
「昂樹、大丈夫だった?」
昂樹は前々からエリカの強さを知っていたからわかる
「大丈夫だったよ、それよりエリカ。本気で戦ったのか?」
「ええ、そうね」
少しして、保健室では壬生先輩がこれまでのことを話していた。
「摩利先輩の剣技を見て、感動したんです。そして、先輩にご指導をお願いしたんですが、素気無くあしらわれてしまって」
「なに?それは本当なのか?」
「(壬生先輩は嘘をついているようには見えない。でも摩利先輩がそんなことをするとは到底思えない。なんだこの違和感)」
「はい。お前では無駄だ、自分にふさわしい相手を選べと」
「ちょっと、ちょっと待て、その時のことは覚えている。だか、私は素気無くあしらったりしていないぞ、私は確かあの時こう言った。私の実力では到底つとまらない、だから、お前の実力に見合う相手と稽古してくれと」
すると真由美先輩は摩利先輩を見る
「まって、じゃあ摩利は、壬生さんの方が強いから、辞退すると言ったの?」
「だって、魔法を絡めれば私の方が上かもしれないが、純粋に剣技を極めた壬生には到底及ばない」
「じゃあ私の誤解だったんですか?」
そこからは泣く壬生先輩を達也が宥めて落ち着かせていた
壬生先輩が落ち着くと達也が口を開く
「さて、侵入者と、関わりのあるブランシュの奴らがどこにいるかですが」
「達也くんまさか、彼らと一線交える気なの?」
「いいや、真由美先輩。叩き潰します。達也も多分同意見かと」
「そうだな。」
摩利先輩も真由美先輩も流石にこのことを止める
「危険だ、学生の部を超えている。」
「私も反対よ、学外のことは警察に任せるべきだわ」
「そして、壬生先輩を家裁容疑で刑務所送りにするんですか?」
達也のその言葉に全員が口を閉じ、静寂が起こる
「なるほど、警察の介入は好ましくない、だからと言ってこのまま放置するわけにはいかない。だかな、相手はテロリストだ、当校の生徒に命をかけろとは言えない。」
「当然からと、初めから他の力を借りる気はありません。昂樹が付いてきてくれるだけで戦力としては十分すぎるほどです」
その言葉に深雪、エリカ、レオが続く
「お供します」
「一緒に行くわ」
「俺もだ」
壬生先輩は焦ったように言う
「達也くん、私のためならやめて」
「いいえ壬生先輩のためではありません。深雪と俺の学校生活を損なおうとするものは、全て駆除します、これは俺にとって最優先事項です」
「お兄様、しかしどうやってブランシュの拠点を調べましょう」
部屋の中に1人の男が入ってくる
「私が教えましょう」
「何者だ」
達也はすぐに警戒し構える
「待て、達也。大丈夫だ、敵じゃない」
「昂樹さん、こちらをみてください」
炎樹は昂樹の近くに来るとタブレットを差し出す
「なるほど、放棄された工場。ここが本拠地か。」
「昂樹、この男は信頼できるのか?」
「大丈夫だ」
「車は俺が用意しよう」
「え?十文字くんも行くの?」
「十師族として当然の務めだ」
「じゃあ!」
それを昂樹は止める
「真由美先輩それはダメです。この状況の中生徒会長が不在になるのは良くない事態です」
真由美先輩は少し悔しそうだったが昂樹の話を聞いて引き下がる
「....了解よ。でも摩利あなたもよ、残党がいるかもしれないのに風紀委員長がいなくなるのもダメだわ」
「わかったよ」
達也、深雪、昂樹、エリカ、レオ、炎樹、十文字が車に向かう
そして十文字が車に乗ろうとすると
「会頭、俺も連れて行ってください」
「なぜだ桐原」
桐原は刀を強く握りしめる
「一校生として、このようなことは見過ごせません」
「ダメだ」
「会頭!」
「その理由では命をかけるにしては軽すぎる」
「ぐっ...」
「もう一度聞く、なぜだ」
「俺は中学時代の壬生の剣が好きでした、人を斬るための俺の剣とはちがい、純粋に技を磨く剣を綺麗だと思いました。でもいつのまにかあいつの剣は曇っていました、俺はそれが気に食わなかった」
「だから、乱入というマネをしたのか。」
「壬生を利用して、動かした人間がいるはずです。俺の八つ当たりです!お願いします!」
桐原は深く頭を下げる
「いいだろう男をかけるには十分な理由だ!」
「会頭...ありがとうございます」
車で本拠地に向かう
「司波、お前が考えた作戦だ。お前が指示を出せ」
達也は一瞬驚いていたが冷静に説明を始める
「はい、レオは退路の確保。エリカはレオのアシストと逃げ出した奴を始末してくれ。俺の深雪は正面から、昂樹と炎樹は左の裏口から、十文字先輩と桐原先輩は右の裏口から侵入してください」
「了解!」
「見えたぞ」
「今だレオ!」
「パンツァー!」
車に硬質化魔法が付与される
そのまま、車は正門を破壊して侵入し全員が車から降りる
「では、作戦通り頼む!」
達也と、深雪は正面から、十文字、桐原、昂樹、炎樹は裏口から
エリカ、レオはその場で待機する
「まさか炎樹が助けに来てくれるとはね」
昂樹は裏口を開けながら話しかける
「はい...あなたについて行きたくて。昂樹なら俺のしらない何かを」
昂樹は炎樹に笑いかける
「そうかよ...なら俺のもとで強くなるか?」
「いいのか?」
「ああもちろん。だけど教師はすごくスパルタだぞ?」
「こなして見せる」
すると前から10人以上の男が向かってくる
「炎樹見てて」
昂樹は刀に手を置き、素早く刀を引き抜くと当時に刀を振る
「神里流・紫龍裂斬」
昂樹の刀から放たれた紫色の斬撃は一人の男に触れた瞬間全体に渡り時空が割れるように広がりあたり一面を斬り刻む
その光景に炎樹は声を出せない
すると昂樹は刀を鞘に納めながら後ろを向く
「炎樹にはこれぐらい強くなってもらわないとね!」
少しして、全員で工場から出てくる
「終わったのか?」
「そうみたいね、出番なしかーつまんないの」
そこからは十文字指示のもとこの一件は終わりを告げた
その後壬生先輩と、桐原先輩が付き合ったことは秘密にしておこうか
どうだったでしょうか?
まさかのルイの記憶を深雪が少し見ていたとは!
この先どうなっていくのか....
あと、ルイの攻撃、八咫烏を考えるのにすごーく時間かかりました!技名考えるのは難しいですね〜
いつもどおり誤字やらなんやらたくさんあると思いますが、ご指摘お願いします。
次の話はいつ投稿になるかわかりませんが、お楽しみにしていてください!
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