魔法科高校の劣等生と入学した元魔王 作:yoru07#青薔薇
魔法科高校の劣等生は書いてみると意外に細かいですね。1つ1つに様々な概念があって全くわかりません。温かい目で見ていただけると幸いです。
0話 全ての終わりと始まり
俺はルイ・アシュリー。魔王だ...いや元魔王と言うべきか。
俺はある時突然魔王に選ばれた。そして、たくさんの人を殺した。己を、部下を、魔王領の民を守るために。
だけど俺は勇者に負けた。多大なる犠牲を出して。だが勇者は俺を殺さなかった。
勇者は俺に言った「共にこの世界を変えないか?君ならわかるはずだ、この戦争で自ら身を呈して戦った君なら」そう言い勇者は俺に手を伸ばした。そして俺はその手を取った。そして俺と勇者は共に世界を変えた。俺は世界から許された。
それから少しして俺は勇者、全世界の者たちと共に最強災厄の神と戦った。世界の平和のために。
そして、俺は死んだ...奴の、世界を破壊するの魔法を防ぐために、俺はマナ(魔力)も、そしてオド(生命エネルギー)も全て使い果たし防いだ。
でも、俺は信じている、勇者が皆がヤツの息の根を止めていることに
「皆、すまない、最後まで共に居られなかった」
ルイは静かにそう言うと、体を起こす。
「(天国...いや俺が来るなら地獄だ。ならここは?)」
ルイは周りを見渡すが周りには何もなく黒い空間が広がっていた
「ここがどこか知りたいか?」
すると突然空間のどこからか声が響いた
「っ!誰だ!...」
ルイは後ろを振り返った
その瞬間前方に気配を感じた
前を見ると目の前には椅子に座る少女が居た
額からは赤い角が生えており、赤い和服を模している
「だっ...」
言葉を発しようとした瞬間ルイは察した、彼女の異様なまでの気配を
「(この異常なまでの気配...おそらく神、いや邪神か?どちらにしろやばい)」
ルイは考えると同時にすぐに顔を伏せる
「ご無礼を失礼しました、神よ」
その行動にに少女は驚きの声を上げる
「ほお、吾の気配を見抜くか...さすが歴代最強の魔王じゃな」
「お褒めに預かり光栄です」
ルイは頭を下げたまま口を開く
だが
「よいよいやめい!敬語は気に食わんのじゃ!普通に話すがよい」
少女は首を振る
「そうです...そうか分かった」
ルイは癖で敬語を使いそうになるがなんとか抑えた
その言葉に神は少女らしく可愛く笑い頷く
「自己紹介がまだだったな。わしの名は紅(べに)。よろしく頼むよ」
紅は椅子の持ち手に肘を突きながら言う
「俺は知っているだろうけど、ルイ・アシュリーだ」
「うぬ。して、戦争の件まだ気になるじゃろ?」
その言葉にルイは激しく反応する
「ああ、気になってた!どうなった?」
ルイは紅に急接近する
「近い近い!結果は勇者の勝利、勝てたのはお主のおかげだがな。」
紅はルイの肩を押し距離を取る
「良かった...」
ルイは安心したようにその場に膝を落とす
「そこで、魔王よ、お主には2つの選択肢を渡そう、1つはこのまま魂を変換して天国に行く。そしてもう一つは転生だ」
その紅の言葉に大きく驚く
だがそこで大きな疑問が思いつく
「元魔王にそんなことさせていいのか?」
「構わん構わん、それ、どっちにする?」
紅はルイに選択を迫る
「えーと...(どうする?転生か、それもそれでいいか)」
ルイは考えながらふと気づいたことを質問する
「転生した場合、今までの能力とか全部消えるのか?」
その質問に紅は答える
「その通りじゃ」
「そうなのか(ある程度の予想はしていたがやはり現実を突きつけられるときついものだな)」
「嫌か?」
俯くルイに紅は声をかける
「ああ、嫌かな...なんとか1つだけとか無理なの?」
その言葉に紅は少し不思議そうな顔をする
「できるが...そのまでお主が必要とする能力は何なんだ?」
「エキドナ、理の王」
ルイは間もなく答える
その言葉に紅はニヤリと不思議な笑みを浮かべる
「なるほど、だが君が話していたエキドナは1つの能力に過ぎない、別のを次の世界でも用意しよう。それでいいか?」
だがルイはそれを拒む
「それだけは嫌だ!エキドナは俺の一生の相棒だ、誰にも変えられない」
ルイは紅の言葉に少し怒りをあらわにした
2人の沈黙が続く
次の瞬間紅が笑い始める
「あっはっはっはっ、冗談じゃ冗談じゃ!ちゃんと持っていけるぞ、お主を試したのじゃよ。もちろん制限はつくが、大体はあっちの世界の神と話がついておるからのお!」
ルイはその言葉を聞き安心する
「良かった!」
紅が指を下ろすと目の前に白いパネルが現れる
紅は肘を付き顎に手を置きながらパネルを下にスライドしている
「ふむふむ...これは、まあいいか。こっちは、少し効果を下げるか...おい、ルイよ、闇御津羽と共殺しの背骨どっちが良い?」
「闇御津羽が良いな、形見みたいなものだからな」
「よし、これでいいか、ほれ!」
紅はパネルをルイの方に渡す
ルイは渡されたパネルを見るがあることに気づく
「(ん?あんまり減ってないし、効果自体も下がってはいるが、気にならない程度だな)」
「確認はできたか?」
「ああ、大丈夫」
ルイはパネルを紅に返す
「そうだ、伝え忘れていたが、次の世界は魔法という概念が違う。魔法が科学で実現されておる、まあ詳しくは行けばわかる」
「え?でもそれだったら俺が魔法に使う魔力ないよな、」
「あーそれは大丈夫じゃ、どの世界にも魔力はある、それを使うか使わないかのことだけじゃ!」
「なるほど」
紅は椅子から立ち上がる
「では行くぞ!魔王ルイ・アシュリーよ、前世界では大義であった。これからは神里昂樹を名乗るが良い!」
紅はルイ...昂樹の方に手を向ける。すると昂樹の下に青い魔法陣が現れる
「行ってくるよ、紅」
昂樹の体が少しずつ 少しずつ消えていく
「ルイ...いや昂樹よ、ありがとう...そなたはあの世界を救った。次の世界では楽しく生きてくれ」
紅は本物の少女にように優しく笑う
「ああ、じゃあね」
昂樹が消える瞬間
「心優しき魔王よさらばだ」
その言葉を最後に昂樹の意識は途切れる
昂樹が居なくなってすぐ
「これで良かったのか?エキドナよ」
紅がそう言うと、眼の前にエキドナが現れる
「ああ、構わない。感謝するよ」
「ふふっ」
紅は微笑する
「なにかおかしいかな?」
「いいや、あそこまで人界に降りるのを嫌っていた君が、ここまで変わるとはな」
紅の言葉にエキドナは反応する
「ルイは、私の唯一の理解者になってくれたからだよ。私はルイを誰よりも信頼している。あの日、私は神にならなくて良かったと思うよ」
「神の仕事をバカにするか...まあいい、早く行ってやれ」
紅は少し笑いながらも促す
「決してバカにはしてないさ、ありがとね、紅」
エキドナは紅に笑いかける
「構わん」
そしてエキドナは姿を消し昂樹のところに向かう
どうでしたかね。まだ今回はエピローグですが、次回からは本編に入ります。
内容は高校に入学するまでの完全オリジナル展開。高校からはアニメに則った展開で書いていきたいと思います。多分文がゴチャゴチャかもしれません。
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