「冒険の書1 幽霊に怯える主人公の 呪術廻戦 続けますか? それともセーブをしますか?」   作:ブラックマッハ

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呪術廻戦の世界だと気付かず、勘は当たる主人公

 ある日、なんの前触れもなく俺の手にセーブと冒険の書が書かれてあった。俺はそのままほっておいた。

 

 そして一年後、俺は寝ぼけていたから、そのボタンをうっかり押して冒険の書の1を開いてしまった。するといつの間にか転生されていてビックリした。

 

 

 前世の俺は普通の高校生だった。それがいきなり知らない男に憑依してしまい気持ちが悪かった。

 

 

 しかしこの冒険の書を開いたのが原因だと言う事は直ぐに気がついた。

 

 何故ならそのままシンプルに冒険の書の1を開いてしまったからだ。

 

 それは不思議なことに憑依してすぐに使い方が理解できた。

 

 これは誰かが自分に何かしたとしか思えない。とにかく自分の持つ能力を確認した俺は、ビックリした。別に何かデメリットがあったわけではない。

 

 ただシンプルに能力が少なく、二つしかないのだ。なら戦う場面に出くわしたら怯えて何も出来ないのだと思うとぞっとした。

 

 とにかく一生物としてそこそこ強い強者と言っていいレベルにはならないと困る。

 これはつまり、この世界がそれほどまでに危険ではないと言う事なのかもしれない。

 

 そうでなければ説明がつかない。間違いなくこの世界はラブコメかギャグだろう。

 そうなるとゴロゴロ布団で寝てる暇はないのだが寒くて中々動くのが辛い。

 

 ……近いうちに世界のことを調べ、いったいどんな世界に転生したのか確認しなければならない。

 もし戦わない世界ならばまだいいが、戦う世界だと事前の予測は不可能に近い。

 

 

 一刻も早く布団から抜け出さななければ物語が、始まらない。

 

 ……さしあたってまずは、何度も繰り返したい小学生生活を送りながら情報を集めて能力を使って見る。

 

 

 

 

 

 

 

 二年ぶり、どうやらこの世界は現代日本とそう変わらないようだ。

 

 あれから成長して歩けるようになった俺は、親が出かけた隙にこっそりパソコンを使ってこの世界のことを調べ続けた。

 この子供の体では頭が悪くて、暗記能力が難しい。長い活動はできないらしく、何度も同じ所を見て調べた限りではこの世界には怪人や化け物の存在は表向きには存在していなかった。

 

 

 しかし前世とはっきりと違うのがオカルト要素が高い事だ。ほとんどの学校には、オカルト要素がありまくる所だ。つまり幽霊等目で見えない生き物がいる可能性は、十分あり得る。

 

 

 とにかくオカルト要素が前世よりは多いという事こそ、前世との最大の違いだろう。

 

 これはつまり、この世界は幽霊という存在が戦う世界なのだろう。

 それが幽霊同士なのか、それとも「未知の侵略者エイリア学園」が相手なのかは分からないが、何にせよ、俺に危険はある事は事実だが戦える方法が存在しない。

 

 俺はとりあえずボクシングで体を鍛えて、殴られてもダメージ量を減らす事を目指すしかなかった。

 

 やはり鍛えられていない貧弱な体よりも、鍛え上げ研ぎ澄まされた肉体があればダメージを軽減出来る技術を身につけられると考えたのだ。

 

 暇さえあれば鍛えていたおかげで、俺の肉体は余計な脂肪など存在しないほぼ理想と言える造りをしていた。見た目は普通の子供のようだが、力を込めれば筋肉は鉄のように硬くなる。

 鍛えれば鍛えるだけ反映はあまりされず、日々の努力によって少しずつ増強されていくのだ。

 

 普段からタイヤと殴り合いの日々を送るが、そのパンチの速度は筋肉と共に2週ごとに速くなっている。

 

 しかしここは表向きには前世と同じ平和な世界。

 全身の筋肉を満遍なく鍛え上げ、研ぎ澄まさなければいざという時困るのは自分なのだと思い筋肉とパンチ力と耐久力を鍛えまくった。

 

 (見ろ幽霊……この筋肉を……いつでもかかってこい。俺は幽霊と戦うまでは死なないぜ)

 

 

 

 

 

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