「冒険の書1 幽霊に怯える主人公の 呪術廻戦 続けますか? それともセーブをしますか?」 作:ブラックマッハ
更に何年かが過ぎた。未だに幽霊と出会えたりしない日々を送る。そもそも幽霊なんかいない方がいい事は知っている。だが幽霊は居ないとしてもこの思い出には残る事が決まっている。
不思議なことによく幽霊に関わろうとすると、たいて五条お兄さんがいつもそこに居た。
今日も挨拶をすると
「こんにちは、五条お兄さん」
俺はそう言ってニコニコ微笑むといつもこう言う。
「お疲れサマンサ。君が来る前に幽霊倒しちゃた」
五条お兄さんがいつの間にか幽霊を倒せたと聞いて俺は悔しかった。俺は幽霊と戦いたいのだ。もっと早く先に行かないと五条お兄さんに負けてしまう。
「くぅ、今度こそ負けないから」
「無理だよ。だって僕最強だから」
その一言の輝きは、キラキラ輝いているかのような感じの男だったから、負けさせたいと思ってしまう今日この頃であった。
「ハァ負けてしまった。五条お兄さん、俺インターハイのボクシングで優勝して、まだ無敗だぜ。そんな俺を倒せちゃうなんて凄いからしっかり自信を持っておくれよ。五条お兄さん」
と俺は呟くとその勢いのまんま俺は、こう言う。
「俺もボクシングに関しては最強なんだぜ」
そこから先は秘密だ。
……更に3ヶ月後は、勘に頼る様になった。
そこに行った先には、五条先生や知らない人がいた。中には俺と同じくらいの歳の子もいた。
同じ歳の子が武器を持っている女子がいたりする。そしてよく分からないが「しゃけ」や「ツナツナ」ぐらいしか話さない人もいる。手話習った方が良くないかと思う。
だが一番驚いたのは、パンダがいた事だった。なんでこんな所にパンダがいるんだよ。
パンダは、おかしいだろう。だってパンダなんだぞ。動物園なのかここは。俺はそれを見て五条お兄さん以外とは関わらないで行こうと思った。
そして今家に帰ろうとしたとき、
「誰かここにいるのか?」
「パンダが喋った」
ヤバイ奴に気づかれてしまい全力で逃げた。俺はいまならチーターより速く走れる自信が俺にはある。ボクシング部で鍛えた瞬発力を舐めるな。
「速い」
パンダの声が聞こえた。チーターに勝てないだろう。絶対逃げ切ってやる。
だが追われなかった。まるで相手にされていないかの様な気がしてムカついた。
だがとりあえず帰ることに成功したから、いいだろう。
俺はいつか幽霊と戦って死ぬこの決意に変わりはない。
何故なら鍛えまくった力が幽霊に通用するのかを確かめたかったのだ。
そして俺は、五条お兄さんに、パンダの事を教えてもらおうと思った。
……俺が会えたのはそれから2週間くらいした後だった。