「冒険の書2 妹と後輩に嫌われてからスタートする物語を始めますか?それともセーブしますか?」 作:ブラックマッハ
「…………パイ」
「……パイ起きて」
「いい加減、センパイ起きないとイタズラしちゃいますよ」」
肩を優しく揺すられながら、ドンドン声が大きくなっていく後輩の声が聞こえて来た。
「イタズラ」を聞いた瞬間俺は勢いよく飛び上がって起きてしまった。
真っ暗な部屋の中に、いきなり起き上がったせいで顔が近く感じる。気のせいかと思ったが後輩の顔が赤くなった顔が輝いていて近い事に気がつく。
それは、後輩の女の子であった。
ザヒロインて感じの赤髪のロングヘアーに、星の様に輝いている目、そして時折見えるチャームポイントのベロ。どれも合わさって完璧な芸術作品と言える。
何一人で興奮しているのか自分が気持ち悪い。
「先輩、どうしたんですか?私に惚れちゃったんですか?」
その瞬間廊下を勢いよく走って来る音が聞こえて来る。
この音は妹である。足音で分かるとか自分が、又気持ち悪い。
妹が勢いよくドアを開けて後輩に目掛けて言う。
「どうしてアンタがいるのよ?石川京子」
「先輩の家に私がいるのは当然じゃないですか?だって私、元カノなんだから」
「おい俺を怒らせたいのか?お前は、もう好きにならねぇよ」
そう言い放つと後輩がブルブル震えていて、後輩がこう言った。
「助けて先輩、先輩がいじめる」
なんだとどこのドイツだ。
「俺の大好きな京子ちゃんをいじめるやつは、どこにいる。絶対助けてやるからな」
「圭三お兄ちゃんまんまと引っかかってる。勿論私の事も好きだよね」
「別に好きじゃねぇよ。それより京子どこのドイツだ。いじめる奴はよ」
「それより悲しいら、抱きしめてくれる。いいよね、慰めてくれるくらい」
俺はこっくりと頷いた。俺は布団から起き上がり京子を抱きしめた。
「私もいじめられた」
妹が言い出したから俺は、大好きな妹の為にも行動する必要が出来た。
「誰にいじめられた?」
「「貴方にいじめられた」」
妹と京子が息を揃えて俺を指で刺して言う。流石は、親友同士て、いじめたの俺かよ。ふざけるな。俺はお前らにいじめられていたんだぞ。
……妹は、本当の俺の娘なんかじゃないよ。義妹だ。それもとっておきのドSの妹だった。今も俺をからかってドSだったが、もっと酷い。
……俺はニッコリ微笑みながら話しかけた。
「俺が今日からお前の兄だ。よろしく頼む」
「ふぅん、なんでカッコつけてるのダサい」
えなんなの、ちょっとくらいカッコつけたいじゃないかよ。それともアンタはイケメンの前でもぶりっ子みたいにならないのかよ。
俺はただいつも初対面にはカッコつける男だ。勿論年上は別だがな。
「ダサいとは弱ったな」
「いいわ、ダサいけど、ぬいぐるみみたいに遊んであげるから覚悟しなさい」
うわー面倒くさい。なんなの?怖いよ。
その頃の俺は知らなかった。ここからいじめられるなんて。
その夜まで何事もなく寝ていた。
次の日、俺のベットが布団に水がかかっていた。だから俺は慌てていた。俺はなんて事をしてしまったんだ。と思っていたのだが匂いを感じない。てことはイタズラされた。誰がいつ、俺の布団を水だらけにした。
そう考えると妹が怪しかった。だけど妹を責める事はしようと思ったが、しなかった。ただでさえ、仲良しじゃないのだから我慢するべきだ。
まだ朝早く起きたから、ペットボトルが丁度無くなっていたからこれで言い訳が出来る。一気飲みしようとして何度も挑戦して失敗していたらこうなったってね。量は500mlくらいでもいいだろう。
よしこの手で行こう。俺はいち早く自分の部屋から出てペットボトルを持って行った。
親父は堂々とソファで起きていた。
「おい親父、布団干すの頼んでいいか。いつもやっている一気飲みに失敗してしまい布団に水がかかった」
「分かった。後は俺がやっとく代わりに走って来い」
親父がそう言われて俺は、走る服を着て外に出た。
そしてドアを開けると妹がいた。
「お父様、走りましょう……なんでアンタなのよ。私は貴方のお父様と走りたいのよ。後なんでこんなに堂々としてるわけ。信じられない」
「やっぱりお前のせいなのかよ」
「さぁなんの話か分からないわ。それより走って来なさいよ」
俺はそう言われてしまい一人で走った。
いつか、妹と仲良く出来たら良いのだけどなと願った。