ザルドが変態仮面に敗れてから9年後、村はいつに無く平和であった。そして成長したベルは何をしているのかと言うと
「Zzzzz」
呑気に寝ていた。するとベルのベッドの上に乗っかる茶色い動物がいた。茶色い動物はベルの頬をペチペチと叩いた。ベルは頬を叩かれて起きた。
「・・・ん。もう朝か」
「イブィ!!」
「おはようイーブイ」
ベルはそう言ってイーブイの頭を撫でた。このイーブイはベルが3年前に召喚したモンスターである。正式名称は進化ポケモン。召喚したイーブイを見たベルは気に入ってペットにしているのである。
「行こか」
「ブィ♪」
イーブイはベルの体を駆け上がり、頭に乗っかった。
「本当にそこが好きなんだね」
「ブィ♪ブィ♪ブィ♪」
どうやら今日は機嫌が良いらしい。ドアを開けるとそこには銀髪ロングの美しい女性が料理を作っていた。
「おはようお義母さん、お爺ちゃん」
「おはようベル」
「遅いぞベル」
ベルがお義母さんと呼んだ人物の名はアルフィア。お義母さんと呼んでいるが本当は叔母である。
「もう直ぐご飯が出来る。ザルドを呼んで来い」
「分かった」
ベルが外を出るとザルドが大剣を持ち素振りをしていた。
「おはようザルド叔父さん」
「ああ、おはようベル」
ザルドは9年前に変態仮面に敗れて一度は心が折れてしまったが、何とか復活して今は変態仮面に勝つため日々修行してるのである。
「お義母さんが、もう直ぐご飯が出来るって」
「直ぐ向かう」
ザルドはそう言って汗を拭っていた。それからご飯を食べてベルは外に出ていた。残った3人はゆっくりとしていた。
「・・・もうあれから7年か」
「そうだな。俺は毒にお前は病魔に襲われて、苦しんでいたからな」
「本当、ベルがいなかったら2人とも死んでいたからのぅ」
そうそれは7年前に遡る。
〜7年前〜
当時、毒と病魔で苦しんでいた2人にベルと祖父が相談していたのであった。
「ベル。何とか出来ないか?」
「・・・どうしようかな・・・」
ベルは悩んでいた。
「うーーん。怪我だったり、前例のある病気、毒のサンプルがあるんだったら、ブラック・ジャック先生、永琳様だったら何とかなると思うけど、サンプルが無い毒と未知の病魔が相手だと無理」
「・・・そうか。もう既に手遅れじゃったか・・・」
祖父はそう言って表情が暗くなった。
「希望も奇跡も何も無いんじゃな・・・」
諦めかけていたその時であった。
「・・・奇跡・・・・・・あっ!!!もしかしたら・・・」
「何か当てがあるのか!?」
「うん。試す価値はある!!」
そう言ってベルは召喚陣を出して詠唱した。
「召喚!!キン肉マンさん!!」
そして出て来たのは筋肉がムキムキで額に肉と書かれたマスクを被った男が出て来た。・・・牛丼を食べながら。
「牛丼一筋300年!!早いの!!うまいの!!安いの〜!!!」
「・・・え?・・・え?この人?」
祖父はキン肉マンに指を差して確認していた。
「そうだよ。お久しぶりです。キン肉マンさん!!」
「おお!!久しぶりでは無いかベル!!今日は一体どうしたんだ?」
「実は貴方にお願いがありまして」
ベルはキン肉マンに毒と病魔に苦しんでいる家族を助けてくれるように土下座をして頼んだ。
「お願いします!!どうか僕の家族を助けて下さい!!」
「ベル、頭を上げてくれ、私と君との仲だ。君の家族を助けよう!!」
「ありがとうございます!!!」
そうしてベルはキン肉マンをアルフィアとザルドの前に連れて来た。
「何だこの豚鼻は?」
「初対面なのに失礼な事を言う女性だな」
「お義母さん。この人なら多分治せるよ。よろしくお願いします!!」
「うむ。任せたまえ」
そう言って、キン肉マンはマスクに手を掛けて上にあげた。
「奇跡よ!!起こりたまえ!!フェイス・フラッシュ!!」
キン肉マンの素顔が光り、その光がアルフィア、ザルドを包み込んだ。そして奇跡が起こった。
「これは!!」
「い、痛みが無くなっていく!?」
2人を苦しめていた毒が病魔が無くなっていたのだ。そしてキン肉マンはマスクを被った。
「これで大丈夫だろう。じゃあ、私は帰るからまた会おうベル」
「ええ。キン肉マンさんも元気で。今度呼ぶ時には牛丼を用意しますよ」
「え!!マジで!!それは楽しみだな!!」
そう言ってキン肉マンは消えた。こうしてアルフィア、ザルドは健康な身体になって暮らす事が出来たのだ。
次回、召喚されるのは
「クエ!!」
To Be Continued