メカゴジラシティ召喚   作:アメコミ限界オタク

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同じ単語繰り返し過ぎてゲシュタルト崩壊起こしそうだった。


第四話 アニメじゃない

 

プロトGNヴァルチャーの失敗から更に数ヶ月が経った。

 

遂にプロトGNヴァルチャーの第二世代機、GNドライヴとの互換性を持つGNドライヴ搭載型の機体・プロトGNヴァルチャーⅡが完成した。

 

電力とGN粒子技術を応用したこの機体は、通常のヴァルチャーと比較しても全ての面に置いて圧倒的に高い性能を誇る、正に戦闘用ヴァルチャーと呼ぶにふさわしい機体となっている。

 

カタログスペックでは機動力はGN粒子の斥力効果と慣性制御が実現したジェット推進無しで通常機に並ぶ高い飛行能力とホバリング能力。必要な場合、通常機と同じようにプラズマジェットを使うことで更に加速することが可能だ。

 

防御面では圧縮粒子を用いたあらゆる攻撃を緩衝、遮断する粒子フィールド。

機体装甲に吸収されたGN粒子が機体重量を軽減し、また装甲強度を高めることでただでさえ高い機動力と防御力を押し上げている。

 

武装についても同様に、圧縮粒子をビームとして発射するGNビームライフルを二門装備している。

このGNビームライフルの最大出力は、従来のプロトン粒子ライフルよりも何十倍も高い。

 

今までに開発したヴァルチャーを置き去りにするような、圧倒的なポテンシャルを秘めた機体が完成した。

 

――クッソつえぇだろ?これ試作品なんだぜ。

 

昔読んだサッカーマンガのセリフを引用すると、自然とこんな感じの感想が出てきた。

なによりこの機体、空中分解の心配がない。

 

ちゃんとGNドライヴ[T]と互換性を持たせるために一から設計を見直した、その甲斐が!あったというもの!

 

まあそのお陰で実のところ、見た目は背中にあるコーン型スラスターと胸にあるGNドライヴ以外は従来のヴァルチャーと同じだが、中身は全くの別物となっている。

 

そしてこのGNヴァルチャーの開発と平行して、ドライヴを搭載してない通常機を進化、改造しておいた。

それが通常ヴァルチャーをそっくりそのまま進化させた機体、ウォーカスタムヴァルチャーだ。

戦闘用に開発したプロトGNヴァルチャーⅡとウォーカスタムヴァルチャー。

 

同じ名前の兵器がふたつ並ぶと、どちらの方が強いか比べたくなっちゃうのが男の子というもの。強さランキングは永遠のロマンだ。

 

メインコンソールからシミュレーターシステムにアクセス。ウォーカスタム機とプロトGNヴァルチャーⅡの機体データをインストール。

 

生活用ロボットに命令して食料庫からキンキンに冷えた飲み物とポップコーンを運ばせると、戦闘シミュレーションプログラムを実行する。

 

メカゴジラシティ上空に立体ホログラムが投影される。投影されるのは勿論、それぞれが異なる技術で、そして同じ目的で造られた二機のヴァルチャーだ。

 

『戦闘シミュレーションを開始します』

 

そしてホログラムのヴァルチャー同士が激突する。

 

凄まじい機動力と加速力で激しい挙動を行い、子どもの頃に見たロボットアニメのような死闘を繰り広げる2機のヴァルチャー。

 

遠隔操縦AIの性能は互角だが、やはりGNヴァルチャーの方が性能面で有利なようだ。

ウォーカスタムのプロトン粒子ライフルはGNフィールドで完璧に防がれ、逆にGNビームライフルの威力は少し擦っただけで翼を焼かれる始末だ。

ナノメタルの自己増殖と変形機能を駆使することで、装甲とエネルギーを犠牲に突貫で損傷を直してはいるがこのままだとウォーカスタムはじり貧だ。

 

おっと流れ弾飛んできた、ホログラムだと分かっててもクッッソリアルでなかなか迫力がある。怖えぇ。ビビって落としたポップコーンを拾って食べる。

 

アニメの主人公なら、ここから逆転の一手を考えて見事に勝利するのだろうが、これはアニメじゃない。やはり機体の性能の差が戦力の決定的な差となったようで、最後はウォーカスタムが呆気なく撃墜されてシミュレーションは終了した。

 

『戦闘シミュレーションを終了します』

 

ホログラムが消える。

量産機の正式採用はGNヴァルチャーで決まりだ。

 

 

 





GNヴァルチャー
擬似GNドライヴを搭載した高機動型パワードスーツの量産型。
性能はこの時点で異世界最強だがまだまだ進化の途中。
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