THE 異世界防衛軍 〜この素晴らしい英雄たちに祝福を!〜   作:EDF!!!

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「進捗は?」

「ほとんど完成しました。ただ、最初に誰を送るのか全く決まっていません。」

「それなら問題ない。ストームチーム、行けるか?」

「問題ない。3、4もいつでもいけるそうだ。」

「・・・・・・わかりました。装置の準備が出来次第、出発します。」

「「「了解!!」」」




















「魔王様?どうされたのですか?」

「・・・なんだかやな予感がする。圧倒的な武力でボコボコにされそう。」

「?そんな力、奴らにあるとは思えません。」

「確かにそうだが・・・周囲の警戒を怠るなよ。」

「了解しました。」


11 そんなにお金があってもなぁ・・・

「どうしたエアレイダー?何かあるのか?」

 

ベルディア討伐の翌日、俺とエアレイダーはギルドへと向かっていた。

ギルドが魔王軍幹部討伐の祝いとして宴会を開いてくれているらしいのだが・・・

エアレイダーが何やら浮かない顔をしているので尋ねてみた。

 

 

 

結局、ベルディア討伐は死者0人というこれ以上無い戦果で幕を閉じた。

というのも、斬られた冒険者達を俺とアクアが魔法であっさり蘇生させたからだ。 

ちなみに俺が蘇生させると、アクアが「なんでそんなことが出来るのよ!?」と喚いていたが緊急事態だからと黙らせた。

と言うかなんでできるか俺も教えて欲しい。前はエアレイダーにしか出来なかったんだが・・・。

 

 

 

特に思い悩むようなこともないと思うが、どうしたのだろうか?

 

「え?あぁ・・・ちょっとこれからどうしようか考えてただけ。」

 

エアレイダーは少し笑みを作り、何でもないと俺に手を振った。

これからの事、か。

魔王軍幹部を討伐したのだ。少なからず世界の均等は崩れ、人間側が有利になるだろう。

これからは本格的に魔王軍討伐に向け動くことになるはずだし、エアレイダーもそれについて考えているのだろう。

俺も討伐作戦を考えていかなければならないな。

 

「確かに、これからは色々大変になるだろうしな。」

 

 

 

 

 

 

「全く・・・・・・・・・・・・・・・・・・この朴念仁め・・・」

 

 

 

 

 

 

 

俺達はギルドの前に着き、入口の扉に手をかけた。

 

「おぉ、大盛況だな!」

 

ギルド内はすでに多くの冒険者で賑わい、酒や料理が振舞われている。

 

「あぁー!ちょっと2人とも、遅いじゃないのよ!!もう皆出来上がってるわよ!!」

 

ギルド内に足を踏み入れた俺達に気付いたアクアが上機嫌で近付いてきた。

 

「ほらほら、これ見てよ!あのデュラハン討伐の報奨金だってー!早く貰ってきなさいよ!!もうギルド内の冒険者は皆貰ってるわよ?」

 

でも私はもう結構飲んで使っちゃったんだけどね!とアクアは報奨金の入った袋を自慢げに俺達の前に見せ、楽しそうに笑う。

 

「ふーん、そうなのか・・・ってお前酒臭いな!どれだけ飲んだんだよ!!」

 

俺はくっついてくるアクアを引きはがす。

かなり酔っぱらっているな。昨日もそうだったが、よくそんなに酒が飲めるものだ。

見れば他の冒険者達もフラフラしている者がほとんどだ。

いやどんだけ飲んでるんだよ・・・

俺達はそんな酔っぱらいを尻目に受付へと向かった。

受付には既にダクネスとめぐみん、カズマの姿があり、すぐに俺達に気付いた。

 

「来たか。2人も早く報酬を受け取るといい。」

 

3人はすでに報奨金を受け取ったようでアクアの持っていたのと同じ袋を俺達に見せた。

 

「待ってましたよ。エアレイダー、ストーム。聞いてください!二人が私にはお酒はまだ早いと・・・」

 

「ん?別に飲んでもいいんじゃないか?」

 

俺がそう言うとめぐみんがカズマに引っ付きいつものようにワイワイと仲良さそうに喧嘩を始めたので、俺はその間に受付に話しかけた。

 

「すまない、報奨金が貰えると聞いたのだが?」

 

すると俺の顔を見たいつもの金髪ウェーブの受付が微妙な表情を浮かべた。

 

「はい!ストームさんとエアレイダーさんですよね?」

 

「そうだが・・・何だ?」

 

俺が尋ねると受付は何か言い辛そうに間をあけた後、口を開いた。

 

「あの、今回サトウカズマさんのパーティ・・・というよりあなた達二人には特別報酬が出ています・・・ストームさんとエアレイダーさんの報酬を合わせた物という事で・・・」

 

何?特別報酬?

その言葉に驚く。

 

「え、何で俺達だけが!?」

 

その言葉に、周囲の冒険者達が答える。

 

「おいおい、お前達が居なけりゃデュラハンなんか倒せるわけないだろ?」

 

「あんな奴が攻めてきたらこの街なんて一瞬で壊滅だったよ!!」

 

「お前達は命の恩人だ!」

 

次々にそうだそうだと騒ぎだす冒険者達。

ふむ。俺達は最前線で戦っていたし、止めを刺したのはアクアだが・・・そこまで持って行ったのはおれたちだからな。当然と言えば当然か。

 

「じゃあストーム、私の分も金を受け取ってちょうだい。」

 

「・・・いいのか?」

 

「あとで山分けにすればいいでしょう?」

 

「わかった。」

 

承諾した俺はカウンターの前に立つ。

 

「コホン、えー、お二人には魔王軍幹部ベルディアを討ち取った功績を称えて、ここに金3億エリスを与えます」

 

その言葉に俺達は思わず言葉を失った。 

騒がしかった周囲の冒険者もシンと静まり返る。

 

「おいおいおい、3億だと!?何だよそりゃ!?」

 

「ストーム様ー!奢ってー!!」

 

冒険者達全員の奢れコールが始まった。

ふむ、3億か・・・正直それだけあれば一生遊んで暮らせるが・・・

俺は飲み食いしている冒険者の方を向いてこう言った。

 

「よしお前ら!代金は俺が持つ!ここの食べ物がなくなるまで食い尽くしてやれ!!」

 

「へ?」

 

俺の言葉にカズマはポカンと口を開けている。

 

「うおぉぉぉぉぉ!!やっぱあんた最高だぜ!!」

 

「頼んでみるものだな!ヒャッホー!」

 

それを聞いた冒険者達が雄叫びを上げる。

 

「それじゃあギルドの皆さん!頑張ってくれ!」

 

「・・・待ってこれ食材足りる?・・・!?いつの間にオーダーが!!ひえぇぇぇぇぇ!!」

 

俺の声に対して、ギルドの食堂係から悲鳴が上がる。はっはっはっは!いいぞぉ!その勢いで在庫をゼロにしてしまえ!

 

 

 

その時、俺の肩を誰かが軽く叩いた。 

振り返ると先程の受付が申し訳なさそうな顔をしながら何やら小さな紙のような物を一枚差し出してきた。

それに気付いたエアレイダー、カズマ、ダクネス、めぐみんと合流したアクアも俺の持つ紙を覗き込む。

 

「盛り上がっているところ申し訳ないのですが、これはアクアさんが酔っぱらって壊したという貴重な壺やお酒の弁償額です・・・」

 

それを聞くや否や、めぐみんがササっと何処かへ逃げた。

一部の冒険者達はそれを聞いてスッと黙り込んだ。

 

「おいアクア、逃げるなよ?」ズゴゴゴゴ

 

そういうカズマを見ると、ジタバタと暴れるアクアの襟首を掴んでいる。

 

「壺や酒の弁償が7千万・・・アクア?あとで話し合いましょう?じっくりと・・・」ニゴォ… ピエェ‼︎

 

エアレイダーがそんなことを言いながら少し残念そうにアクアの肩をポンと叩く。

俺は深くため息をつき、肩を落とした。もうやだ本当おうち帰ってアニメ見たい。




本部を出すつもりはないと言ったな・・・あれは嘘だ。
魔王軍を圧倒的な武力で殴りたくなりまして・・・

あ、あと投稿遅れてすんません_(:3 」∠)_テストが終わってグータラしてたらこんなに期間が空いてしまった・・・DLC来たらまた遅くなりそう。
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