ワールドトリガー 私達の青春の物語   作:ゴウ・フェトア

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「玄界、楽しみにしておりましたわ!」


次の手

【北東】阿慈谷隊&緑川

 

 場所は北東地区。中型や飛行型のトリオン兵が多く襲来したその地区。

 響き渡るのは地響きと轟音。前者は後者は仕掛けられた炸裂弾(メテオラ)をトリオン兵が踏み潰したことによる音だ。

 

「通路A封鎖。まだ置き玉あるから気をつけて」

「大丈夫っ! ですよっ!」

 

 しかし未だ、地上も上空も、トリオン兵は防衛陣を突破することができていない。

 

通常弾(アステロイド)!」

 

 地上は予め作られていた炸裂弾(メテオラ)トラップが、上空はグラスホッパーで空中に踊り出たヒフミが5×5×5分割にした通常弾(アステロイド)を機関銃のように射出して片っ端から撃墜していく。

 

 だが勿論、それで全てを撃墜できるほど敵は甘くない。

 

「ちょっと、先輩たち! 漏れてるよ!」

「それは私達の役目!」

 

 残りの二人、緑川とコハルがグラスホッパーで空中を駆けながら撃ち漏らしをスコーピオンで串刺しにしていく。

 

 そして時折、休憩がてら地上のトリオン兵に着地し、足から生やした刃で核を破壊する。

 

「この調子ならまだまだ行けそうですね」

「ああ。けれどこんなに簡単なら迅さんたちはあんなに警戒しない。なにか来るはず」

 

 彼女たちは余裕があった。敵の強さが現状想定以下であり、迅たち未来視持ちが警戒するほどのレベルにはない。

 

 だが、油断しているわけではない。常に戦場を見渡し、不測の事態が起こればすぐに対応できるようにしていた。

 

 

 それはすぐに功を奏す。

 

「あれは……駿!」

「分かってます!」

 

 鋭いアズサの叫び。呼びかけられた緑川はすぐさま横に飛び退く。

 

 直後、先程まで緑川がいた場所が爆砕される。

 

「何こいつ。見たことないんだけど」

 

 煙が晴れ、その姿を目にした彼は困惑する。

 

 それは、見たことのない中型のトリオン兵であった。

 

 

「各地区、戦局優勢です」

 

 ボーダー本部、作戦室。城戸派や忍田を始めとするボーダー上層部に加え、沢村響子などのオペレーターが忙しなくしていた。

 

 次々に送られてくる戦場の光景や敵トリオン兵の特徴をまとめていく彼らだが戦局は不思議なほどに安定していた。

 

「西、北西地区は天羽隊員により殲滅完了です。断続的に出現しているトリオン兵も問題ないとのこと!」

「その他の地区も今のところ撃ち漏らしはありません!」

 

 第一フェイズ、といったところか。

 敵の初動はボーダーの持つ戦力によって十分に対応可能だった。

 出てくるトリオン兵は小型のものから大型のものまで様々だがいずれもここ最近見たことのあるものばかりだ。

 

「今のところは順調だな」

 

 鬼怒田は一息ついたように席につく。彼だけではない。未来視持ちが繰り返し警戒を促す相手とあって、上層部の不安は大きなものとなっていた。

 

 忍田もその鬼怒田の様子に満足そうに応える。

 

「ええ。敵の初動を完全に潰せた上、こちらはほぼ全ての戦力を充てられたのは相当にでかい」

「このまま何事もなく終わってくれんのか……」

 

 だが、彼らに慢心はない。

 

「それはありえない。レプリカ殿から頂いた情報によればここ最近のトリオン兵の多くが同一の国から送られていたそうだ。ならば敵はこちらの戦力を知った上で攻めてきているのだ。敵戦力がこれだけのはずがない」

 

 絶対に、敵の戦力はまだ底を見せていない。それがわかっているだけに、作戦室は依然としてピリピリとした空気に包まれていた。

 

「市街地の避難は?」

「そちらも順調です。各地区、C級の誘導の元、遅滞なく進めています」

「よろしい。では総員、新手に警戒せよ。またトリオン量の少ない隊員は不測の事態に備えて温存するように」

 

 そして、時は来る。

 

「嵐山隊、佐鳥隊員より通信! 未知のトリオン兵を確認!」

「外見の情報は?」

「映します!」

 

 瞬時に嵐山隊佐鳥から送られてきた未知のトリオン兵。その記録はボーダーには存在しない。

 

「これは……急いでレプリカ殿へ通信。このトリオン兵についての情報を訪ねろ。また、この情報を画像付きで各隊オペレーターへ。情報の共有を進め、A級は新型の処理を優先、B級は既知のトリオン兵の処理に努めろ」

「了解!」

 

 使えるものは使う。レプリカの知識はこの敵の正体に辿り着くために必要であるし、なにより空閑遊真とはすでに和解した。問うことを躊躇う理由はない。

 

『こちらレプリカ。画像を確認した』

「なにか知っていることはないかね」

『詳細な戦力は知らないが、知っていることもある。このトリオン兵の名前はラービット』

 

 知識が、ボーダーへともたらされる。

 

『このトリオン兵の目的は【トリガー使いの捕獲】だ

 

 

【南】風間隊&嵐山隊

 

 激しい戦闘音が響き、幾度の銃弾が放たれた後、トリオン兵、ラービットと風間はお互いに距離を取る。

 

「随分速い。それに外皮の強度も他のトリオン兵に比べて段違いだ」

「けどA級なら一部体で一体なら確実に倒せますね。2体以上は八割ってところですかね?」

 

 彼らは冷静に戦力を分析していく。

 ラービットは強い。だが、それに蹂躙されるA級部隊ではない。ほぼ無傷のまま敵の機動力、攻撃力、防御力を把握し、その情報を本部に送っていく。

 

「北東、東にもラービットが出現したそうです」

 

 彼らだけではない。阿慈谷隊や玉狛隊もラービットと戦闘したとの報告が木虎の耳に伝えられる。

 

「阿慈谷隊に玉狛か、何も心配はないな」

 

 もっとも互いの心配など誰もしない。数分の戦闘でA級であれば対処できるということを、彼らはすでに理解できていた。

 

『本部からの通達です。ラービットにトリガー使い捕獲の機能あり。今後A級はラービットを見つけ次第優先的に破壊。B級はラービットとは戦わず、遭遇した場合は遅滞戦闘に徹するようにとのこと』

 

 風間隊、三上から本部に集められた情報が共有される。

 

「速くて固くて攻撃力も高い。確かにB級じゃ荷が重そうだ」

「しかし、なぜこの場に2体だけ……」

 

 A級の彼らは不思議に思う。

 

 なぜ敵は分散させて新型のラービットを配置したのか。

 

 もしもこのラービットを数体、なんなら今発見されたラービットを一箇所に集めるだけでもA級の一部隊は落とせてもおかしくはない。

 

 

 そしてその直後、回答が示された。

 

 空に伸びる緊急脱出(ベイルアウト)の光によって。

 

「な……」

「南西……誰だ」

 

 一筋の光が伸びたのは南西地区。

 しかし緊急脱出(ベイルアウト)はそれで終わらない。続けて二本の光の筋が空に伸びる。

 

 

 緊急脱出(ベイルアウト)の光が伸びる30秒前。

 

「雑魚のトリオン兵ばっかりで助かりますね!」

「油断すんなや、海。さっきも新型の情報来たやろ?」

 

 話しているのは生駒隊。南沢と水上。現状この地区にはまだラービットの目撃情報はない。

 

 まだ、ない。

 

「つっても生駒さんならその旋空で簡単にっ!?」

 

 会話の途中、南沢が、そのトリオン体がラービットに吹き飛ばされる。

 

「海!」

 

 水上の声に他のメンバーも遅れて気づく。

 ラービットが現れたのは壁越し。彼らの気付きが遅れたのも仕方がない。しかし、そんなことを指摘したとしても奇襲を受けたという状況は変わらない、余裕もない。

 

 吹き飛ばされた南沢にはすでにラービットが、その体内から伸びる触手を伸ばして捕獲していた。

 

「生駒旋空」

 

 迷いはない。南沢は貴重な戦力であるが、すでにボーダーはラービットの捕獲機能は知っている。生駒は即座に南沢ごとラービットを切り捨てる。

 

 地味に最初の撃破隊である。同時に初脱落者を出した隊でもある。

 

「硬いな……そして海、すまん」

「それでも両断するのは流石ですわ」

『いやいや、助かりましたって』

 

 ひとまず訪れた危機に対処できた生駒隊。

 だが彼らの受難は終わらない、

 

 ドン、ドン、と何かが着地するかのような音を彼らは背後に捉える。

 

 振り返ってみれば予想通り、今倒したトリオン兵と同じものが佇み、彼らを狙っていた。

 

「なぁ、他の地区もこんなに新型が湧いてるんか?」

「いや、そんな情報聞いとりませんけど……」

 

 生駒の訝しむ声に水上は否定する。彼の頭の中には現在進行系でボーダーの駒と敵の駒が入り乱れつつも的確に並べられている。

 その視点から見れば、間違いなくこの南西地区だけ異常な数のラービットがいた。

 

「もしかして……ここ狙われてます?」

 

 隠岐の不安は……当たっていた。

 

 南西地区の別戦場。香取と諏訪が全力で走っていた。

 

「聞いてねえ聞いてねえ聞いてねえ! ふざけんなよほんと!」

 

 ほんの一分前に送られてきた未知のトリオン兵、ラービットの画像。それを見た直後香取が「あれそうよね?」と言ったのがこの逃走のきっかけだ。

 

 彼女の指し示した方向にラービットが、諏訪たちを睨みつけるようにして立っていた。

 

「ぎゃあぎゃぁ言う前にその銃撃ってよ!」

「硬えし速いんだよ! 走りながら撃てるか!」

「止まって撃てばいいじゃない!」

「無茶言うな!」

 

 彼らが後までして逃げている理由。それは後ろのラービットが3体いるからだ。

 

 2体が諏訪と香取を追いかけ、残りの一体が戦力の低い隊員を薙ぎ払っているのが今の南西地区の現状だ。

 

「ぎゃっ」

「くそっ……」

 

 三浦、若村、緊急脱出(ベイルアウト)。だがそこに援護を出せる余裕が諏訪や香取にはない。

 

 一匹ならどうにかなったかもしれない。

 だが、三匹は絶亭に無理だ。

 

「遅滞戦闘すらきっちいぞ、これ」

「腹狙えって指示あったけどそんな余裕ないわよ!!」

 

 そんな香取に、ラービットが跳躍で一気に距離を詰める。

 

 飛び退こうとした香取だったが……そのラービットは横から放たれた弾幕に吹き飛ばされた。

 

 

「待たせたわね。新型は私達がやるわ」

 

 現れたのはA級加古隊、加古望。

 

 そして、

 

「韋駄天」

 

 A級加古隊、黒江双葉。撃破には至らなかったが、その攻撃によってできた隙に加古が炸裂弾(メテオラ)を叩き込む。

 

「生駒隊には三輪くんが向かってるから心配しないで頂戴」

 

 たった二人。されどA級。彼らによって南西地区への複数ラービット投入の初手は少ない人員の損失で凌ぎ切ることができた。

 

「いや、別に心配はしてねえけどよ……」

「こうもあっさり倒されると腹立つのよね……」

 

 あっさり倒して見せるA級になんとも言えない気持ちになるB級のエースたちであった。

 

 

「ラービット10体の沈黙を確認。撃破数は阿慈谷隊1、玉狛隊2,嵐山隊1、風間隊1、生駒隊2,加古隊2,三輪隊1」

緊急脱出(ベイルアウト)したのは南沢隊員、三浦隊員、若村隊員です」

 

 送られてきた報告に上層部は苦い顔だ。侵攻が始まって、未だに数分。にも関わらず三名もの脱落者が出てしまった。

 

 忍田はそのことに不安を覚えながらも即座に指示を飛ばす。

「欠員が出た部隊はほか部隊に合流しろ。一人でいれば狙われる可能性がある」

 

 ラービットの捕獲機能は脅威だ。緊急脱出(ベイルアウト)があるとはいえ万が一捕まってしまえばそれは死と同義。絶対にそんな事態は避けなければならない。

 

 そして、その時、作戦室に連絡が届く。

 

『阿慈谷隊、浦和ハナコです。忍田司令官、進言よろしいでしょうか』

 

 送り主の名前は浦和ハナコ。A級でも戦局の理解は最も早い少女からの通信に忍田はすぐに応じる。

 

「ハナコ君か。何か分かったのかね」

『敵の狙いはC級隊員です』

「なに?」

 

 端的に告げられた敵の目的。ハナコは重ねて告げる。

 

「新型トリオン兵の行動に疑問が残ります。レプリカさんの話では彼らトリオン兵の役割はトリガー使いの捕獲とのこと。しかし我々の緊急脱出(ベイルアウト)機能はこの数ヶ月のトリオン兵への対応で知られているはずです」

 

 たしかに、と上層部は頷き、鬼怒田は誇らしげだ。鬼怒太の開発したこの技術によってボーダーは死者を極限まで減らすことに成功している。

 そして、今回の敵も捕まりそうになれば緊急脱出(ベイルアウト)すれば良い。逃げ道一つあるだけで兵士の気持ちはずっと楽になる。

 

 だが、ハナコはこれを判断材料にした。

 

「確かに我々とは些か相性が悪いように感じるな。君はこれをどう考えた?」

『彼らが捕獲しようとしているのがB級でもない、そしてA級を捉えるには力不足。であるならば、残りのトリガー使いはC級です。そして彼らには緊急脱出(ベイルアウト)機能がありません』

 

 驚きよりも納得だ。ボーダーはC級隊員だけで数百名を保有している。彼らを狙われれば一溜まりもないだろう。

 

「了解した」

 

 忍田は了解し、すぐにオペレーターに情報の共有を指示する。

 ハナコとの通信が途切れた作戦室では敵の目的がはっきりとしてより適切な解を模索していく。

 

「C級を避難誘導にして正解でしたな」

「だな。それに避難は進んでいる。彼らが追いつかれることは」

 

 大丈夫なはずだった。しかし、事はそう上手くは行かない。

 

「非常事態! 東地区3名緊急脱出(ベイルアウト)! 包囲網を突破されました!」

「なんだと!?」

 

 包囲網を崩す一手目がアフトクラトルから放たれた。

 

 

 僅か一分前 東地区。

 

「帯島ぁ! 前に出すぎるな! 新型がこの地区にも来てるぞ!」

「はい! 気をつけます!」

「他もだ! 絶対に一人になるんじゃねぇ!」

 

 弓場が指示を飛ばしながら彼らは防衛に徹していた。今のところは問題なく防衛は成功しており、隊の疲弊も少ない。

 

 ラービットはA級の玉狛が抑えていることもあり、やはり、彼らのもとに流れてくるトリオン兵は有象無象だ。

 

 バチバチバチバチ

 

 だが突如、門が開くとき特有の音が響き渡る。

 

「新手……? 新型か!?」

「下がれ! 玉狛をまつんだ!」

 

 すでにラービットの情報が共有されていることもありそばにいた吉里隊は即座に距離を取る。

 

 そして、次に聞こえてきたのは……

 

 ブォン!!

 

「エンジン音?」

「あれは……遠征艇?!」

「つ、突っ込んでくるぞ!」

 

 門から現れたのはラービットではなく、船だった。だが外装は装甲車に近く、ボーダー関係者であれば遠征艇だと目星がつく。

 

 そして、その遠征艇はあろうことか、近くにいた吉里隊に向かって急発進する。

 

「この程度……っ!?」

 

 とっさに進路上から飛び退いた月見花緒だったがその動きは完璧に読まれ、なすすべもなく轢き殺される。

 

 月見花緒、緊急脱出(ベイルアウト)

 

「月見! くそっ!」

 

 車の攻撃は止まらない。月見を緊急脱出(ベイルアウト)させたその車はそのままUターンして吉里や川添を狙って再度速度を上昇させた。

 

 だが、彼らはB級。一矢報いるべく反撃を開始する。

 

通常弾(アステロイド)! え……?」

 

 突撃銃から放たれる無数の通常弾(アステロイド)。だがしかし、車にぶつかった弾幕は尽くが反射される。

 

 予想外の、しかし自分たちのばらまいた弾幕により彼らは緊急脱出(ベイルアウト)することになる。

 

「ちっ! 外岡!」

「分かってます」

 

 不味いと思う弓場だったがここまで門が開いてから十秒程度の出来事だ。これ以上の損失は避けねばならず、急いで遠距離に控えている外岡に指示を飛ばす。

 

 外岡は狙撃の準備をすでに終えている。しかしそのまま撃つのでは恐らく先程と同じく反射されるだけ。

 

 故に、狙うタイミングは、残ったメンバーを轢き潰すべく方向転換するその瞬間。

 

 

 最も車体が不安定な姿勢を取ったその瞬間、

 

 

 狙うは……車体に非ず。

 

 

 ダンッ

 

 

 外岡が撃ったのは、車体が次に踏む地面。大きな窪みを作り、車と同じ原理で動いているその船ならば横転できると踏んだのだ。

 

装甲車は狙い通り横転する……はずだった。

 

 

「なっ……」

 

 

着弾の瞬間、車は僅かに起動をずらす。それだけで車体は横転を回避する。

 

「ちっ……止まらねえか。のの!」

『連絡ならもうした! お前らは急いで追いつけ!』

「おうっ!」

 

 その声を合図に弓場隊と茶野隊は追撃に移る。

 

 だが相手は車。しかもボーダー側は周囲のトリオン兵を始末しながらだ。追いつけるはずはない。

 

 こうして、包囲網はたった数秒で抜けられた。

 

 

 装甲車の中、角ありの少女たちが談笑している。

 

 人員は五人。いずれも角が生えた年若い少女たち。

 

「追いかけてきますわね」

「ねー、もっと早く動かないの?」

「建物にぶつかってもいいならもっと上げれるけど??」

 

 時折ハンドルを操作しながら後ろからの追撃を躱していくのは黒髪の少女。

 

(この任務を成功させたら……私は補給部隊に戻れるんだから……)

 

 他四人とは違う必死な形相で彼女は車を駆るのであった。




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