どうやらSCPと言うのになったらしい   作:YY:10-0-1-2

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 みんなの口調がすこし違ってるかもだけど許して?許して…

 あと、優磨くん、意外と器用なので髪の毛を洗う時とか美容師さん並みに上手い(唐突なCO)


ファイル33 その男、沼の女の子

 

 さて、今回のお相手は……と説明を受ける前に、博士が俺の部屋に来た。

 

 俺の見てきた女性博士の中で、最も小柄で、メガネをかけている。そして、目の下にはクマが出来ていた。

 

 

 えっと……なんて声をかければ…?

 あ、そういえば、今回のSCPに、この人関係してるってどっかの不死者(ブライト)が言ってたな……

 

 

 「…ロリ…?」

 「違う。これでも31歳だ」 

 

 「こりゃ失礼致しました」

 

 博士は、はぁとため息をついて、報告書を手渡してきた。

 一応目を通……なっが!?くっそ長いなこれ!!何万文字あんだよ!

 

 

 「これを見る人達はぐっすり眠れたと聞いてるよ」

 「これはぐっすりですね。寝る時に使えそうだ」

 「是非とも私に欲しいところだね」

 「そうっすね……」

 

 会話しながら報告書に目を通す。

 

 トレビュシェット博士…が、この人の名前かな。

 

 「トレビュシェット博士、今回のは……」

 「あぁ、そのSCPの部屋とか掃除して欲しい」

 

 SCP-811、沼女。通称アエ

 

 身長171cmの大きい女性の形をしたSCPらしい。中に入るのに、バイオハザードスーツが必要で、それを着ていると襲われないとのことだ。

 

 この子の部屋を掃除して欲しいと来た。さらにクロステストも兼ねてらしい

 

 俺は便利屋か、万事屋か、カレコレ屋とかなんすかねぇ?まぁいいけど。

 

 

 「心配やな…襲われないか」

 「心肺の機能は正常だから大丈夫だろう」

 

 「言葉遊びが好きなようで」

 「あぁ。好きだね」

 

 

 自信満々にニヤニヤと笑顔を作る。

 はぁ……さっさと会おうか。

 

 ついでに、なんかシャンプー渡された。アエちゃんに使えと。

 アエちゃん、なんかシャンプーに異常な耐性があるらしい。なに異常な耐性って……?

 

 

 

 

 

 

 

 ■

 

 

 

 

 

 

 

 このスーツ動きにくすぎんだろ。

 と愚痴を心の中で零しながら前を見る。

 

 沼から顔が出てきて俺を見てきた。

 

 「せんせー…じゃない?」

 「おっと、ごめんよ怪しいものじゃないから」

 

 この子がアエちゃんか。せんせーってのはトレビュシェット博士かな?

 アエちゃんが沼から出てきてタタタッと駆け寄る。

 

 うお、デカイ。俺より少し小さいぐらいじゃん。

 ……俺って180も無かったのか…測ってなかったから知らなかったけど

 

 「アエちゃんアエちゃん。お話しよや」

 「おはなし?あ、ごはん」

 

 「はい」

 

 靴箱(なぜ?)に入っていたごはんをアエちゃんに渡す。アエちゃんはニコニコしながら溶かして吸収している。

 

 なんだ。可愛いだけか

 

 俺は、博士から貰った財団専用のシャンプーを髪にわしゃわしゃと付ける。

 

 アエちゃんは気持ちいいのか、目を閉じて眠たそうにする。

 

 おい、一応クロステストなんだから寝ないでくれよ?まぁ、可愛いからOKです。

 

 

 「どう?」

 「きもちいい!」

 「そりゃ良かった。痒いとこあったら教えてな」

 「うん!」

 

 アエちゃん、君、髪の毛油っこいね。優しく揉み込むように髪の毛全体に泡を行き渡らせる。

 

 ここ、優しく洗おうね。摩擦とかで髪の毛傷んじゃうからね。なんかの本で見た事ある知識を言ってるだけだが。

 

 

 「よっしゃ、洗おうか」

 「うん」

 

 シャワーヘッド*1を手に取って泡を綺麗に落とす。

 

 「OK〜洗い流せたわ」

 

 ウトウトしだしたし……よっしゃ、この隙に洗っちゃうか!ささっと動いて、部屋全体を洗っちゃう。

 

 

 「なにしてるの?」

 「掃除。うっへ!?」

 

 沼に足を取られ、コケた。前が見えねぇ……アエの笑い声が聞こえる。

 

 アエちゃんが笑えてるならOKです。

 

 

 掃除も一通り終わったし、退散かねぇ…

 

 

 「じゃ、俺帰るね」

 「え?もう……?」

 

 アエちゃんがシュンとした顔を見せた。

 チラッと博士の方を見る。頷いたな?頷いたよな今?

 

 「なんてね。ジャパニーズジョークってやつさ」

 「ジャパニーズジョーク?」

 

 「冗談って意味さ」

 「じゃあ、もう少しいるってこと?」

 

 

 頷いて肯定する。すると、アエちゃんは跳ねて喜んだ。

 

 

 「じゃあさ!じゃあさ!」

 「おうおう、落ち着け…」

 

 

 しばらく部屋に留まり、アエちゃんと遊んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 ■

 

 

 

 

 

 アエちゃんとお別れして、防護服を脱いで…誰も見ていない所で思いっきり壁に拳を叩きつけた。

 もちろん、壁は固いので俺の手から血が流れるだけにとどまった。

 

 「畜生……なんであんな子がよぉ…!」

 

 顔に出てねぇよな。アエちゃん悲しませてないよな?

 

 

 補填…足りない部分を補う部分である。それはSCPの報告書にもある。

 

 アエちゃんにも補填はある。それが堪らなく、堪らなくムカつき、吐きそうなのだ。

 

 

 ()()()()()()()()()。それだけで吐きかける。

 

 元々はとっても可愛い子なんだろう。実際そう思う。

 でも、酷く惨い人体実験のせいでSCPとなってしまったと言う過去がある。

 

 純粋だから。無垢だからこそ、残酷なのだ。

 

 

 切り替えよう。そいつらを見つけたところでだ。戻せるかも分からねぇ。

 

 

 そう思い、その場を後にした。

*1
要求したものに、髪を洗って調子を整えるためのシャワーヘッドがある。





SCP-811 沼女
http://scp-jp.wikidot.com/scp-811

SCPのリクエストはこちらから!

優磨への質問はこちらから!


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SCP解説のコーナー


優磨「すまん、吐いてくる」

アイリス「唐突だね…でも仕方がないとは思うよ?」

優磨「……おっけ、大丈夫だ。多分……」

アイリス「今回のSCPは、SCP-811『沼女』アエちゃんと呼ばれてるSCPだよ」

優磨「可愛い」

アイリス「おい…」

優磨「説明としては、この子は身長は171cm、体重は常に47kg未満、僅かに腹部は膨らんでおり、常に全裸だってさ」

アイリス「…萌え死なないでね?」

優磨「善処します…そして、手足から半緑色の透明な液体を出している」

アイリス「これに触れると、溶かして黒色の液体にしちゃうんだよね!」

優磨「それで食べ物を消化して吸収するからな…」

アイリス「でも、排泄物はどうするんだろ?」

優磨「胃があって、そこにタール状にして貯めるらしい」

アイリス「それをどうするの?」

優磨「吐き出す」

アイリス「聞かなきゃ良かった」

優磨「それを敵に排出して、窒息or弱らせるらしい」

アイリス「ほんとに聞かなきゃ良かった」

優磨「そして、この子は……」

アイリス「元人間……か。酷いね」

優磨「SCPって基本的に陰惨なオブジェクトが多いからな…」

アイリス「メタいな……それじゃあ今日はここまで!」

優磨「次回もお楽しみに」



SCP-978の実験内容。
被験者:SCP-811
撮影された行動:カメラを見ている。
撮影結果:黄色いリボンで髪をまとめて、青いサンドレスを着た、SCP-811と同じ身長と体格、顔のつくりの人間の女性が見える。

てめぇらの好きな展開教えやがれぇぇ!

  • よっしゃ優磨ロリコンルート行こうぜ!
  • 戦え、戦えのエレンっぽいルート
  • 平和が1番ッ!これ至高!
  • 財団裏切って好き勝手やろうぜ!
  • 展 開 な ん て ね ぇ よ
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