どうやらSCPと言うのになったらしい   作:YY:10-0-1-2

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※注意
今回から、新章が始まります。
そして、シリアルにしたかったシリアスが始まってしまいます。
ストーリー的にはほのぼのを混ぜながらとは思っておりますが、どうしてもバトル場面や、シリアスルートに走ってしまう可能性がございます。
さらにはO5の設定や、SCPの収容違反等のオリジナル設定なども多く出てきます。


それらを承知して、これからも何卒よろしくお願いします。




事件???-JP-B 吸血鬼になっただけの青年
ファイル45 その男、O5


 

 「で、どうするのだ?」

 

 O5の1人は呟く。

 その手には、1つの報告書が。

 

 SCP-???-JP『花村優磨』の報告書である。

 

 「ライト博士から、コイツをアルファ-9に加えることを許可して欲しいと来た訳だが…」

 「いいんじゃないかしら?」

 

 O5の1人がその問いに答える。

 

 「彼は財団に忠実なんでしょ?」

 「確かに、SCP-682の収容作戦に参加して、収容の手伝いをした…というより割り込んできて、勝手に自爆した、の方が正しいが」

 「だけど、そのおかげで機動部隊の多人数は傷を負わなくす済んだ…」

 

 十分利用価値がある。

 誰かがそう呟く。

 

 「ならば、入れるのか?」

 

 そこで、待ったが入った。

 

 「SCP-239はどうするのだ?」

 

 話題に上がったのは、SCP-239…小さな魔女である。

 その話題にO5皆が黙り込む。

 

 「SCP-239はSCP-???-JPを()()()か何かと見ている。それを利用するのはどうだろうか?」

 「まさか彼にSCP-239を使わせるのか?」

 

 財団は、冷酷であれど残酷ではない。

 SCPが収容違反した際に確かに使う可能性がある。

 

 だが、それを……しかも、成人もしていない、まだ少女であるSCP-239を使って収容する気か?

 

 O5の1人が問う。

 

 「我々は、異常存在を確保(Secure)収容(Contain)保護(Protect)する為に存在している」

 「分かっている。……SCP-239に関しては後に決めるそれでいいな?」

 

 O5の皆が頷く。

 

 「私は構わないと思うわ」

 「私も」

 

 O5の1人がはぁ、とため息のような、安堵のような、そんな息を吐き…。

 

 「それでは、SCP-???-JPのアルファ-9の追加について、了承とする」

 

 そう、確かに言い放った。

 

 

 

 

 


 

 

 

 「と、言うわけで決まったわ」

 「嘘ぉ……」

 

 花村優磨…俺は絶句していた。

 何故なら、絶対に入ることは無いだろうと思われていたアルファ-9『残された希望』に自身が入ることとなったからだ。

 

 ブワッと汗を額から流しながら聞く。

 

 「……シガーロスについては?」

 

 ライト博士は首を横に振る。

 

 「まだ未確定よ。安全とは言えないからね」

 

 ベッドにいるシガーロスの方を向き、言い放つライト博士。

 俺は両手を頭に置き、抱え込んだ。

 

 (嘘だろ……おいおい、俺は危ないことには手を出したくないぞ…?)

 

 目をぐるぐると回しながらそう考え込む。

 

 「約束、忘れてないわよね」

 

 ライト博士がニッコリと笑いながら言う。

 俺は、その顔を見てからはぁ…とため息をつき、ガックシと倒れ込む。

 

 「……分かりました…」

 「そう。なら良かったわ」

 

 そう言って、ライト博士が部屋から去っていく。

 

 「全く…予想だにしてなかったぜ…」

 

 どうしようかと悩んだものだが…。

 

 「気にしてても仕方ない……か」

 

 俺は立ち上がり、シガーロスの方へ歩く。

 シガーロスはベッドの上で、涎を垂らしながら寝ていた。

 

 俺は、その頭の上にポンッと手を置き、撫でる。

 

 「任せろ…とか言えたらカッコイイんだけどね……」

 

 俺はそう呟く。

 すると、後ろでパシャッというカメラのシャッター音のような音が聞こえる。

 

 振り返ると、アイリスとライツ博士が笑いを堪えながらカメラを手にプルプルと震えている。

 

 「……」

 「……プッ」

 

 俺はアイリスとライツ博士目掛けて容赦なく飛びかかった!

 

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