どうやらSCPと言うのになったらしい 作:YY:10-0-1-2
お久しぶりですと同時に収容違反が起きてますね(白目)
そのSCPは、1800年代のある日、イタリアのヴェネチアにてとある廃屋内部の厳重に封印された地下室で発見された。
まるで苦悩・嘆きの表情を浮かべた男の顔を象っているが、時折表情が不気味な笑みに変化するSCP。
さらに、仮面の目と口の部分からは、常に強い腐食性を持った粘性の黒い液体がにじみ出ている。
他人の顔に張り付くとその人物の人格を乗っ取ることが出来る異常性を持っているSCPだ。
身に着けた時点でほぼ即死。ただ、例の腐食液のせいで装着者の肉体は時間とともに腐敗が進んでしまう。
だから、高い知能を持つこのSCPは不死身の体を求めている。
知的で紳士的な振る舞いをする裏で、この仮面の本性は極めて嗜虐的な嗜好を持つ残忍で冷酷な人格である。
高い人心掌握能力を持ち、会話した相手の精神に重大な影響を与えて、操り人形にしたり。
テレパシー能力まで有るという。
無論、オブジェクトクラスはketerに。
だが、彼は何度も何度も、
中に閉じ込めたが故、ケース交換も、壁の修復も、最早どう頑張っても補えきれないレベルにまで達してしまっていた。
財団の見立てでは、収容セルの壁が完全に崩壊するまで1週間と推測。
そして、最悪の事件は今日。起きてしまった。
■
「……チッ」
久々に悪夢を見た。
俺が人を襲う悪夢だ。普通、そんなことはしないし、したくない。
だが、異様にリアルっぽさもあって……なにより、あの感触も手にベッタリと張り付くように残っている。
俺は無性に手を洗いたくなり、キッチンで手を洗う。
そもそも、収容室にキッチンがあるのはどうなんだ……?
なんぞ、今更ながらのツッコミで脳を埋めつつ、手を拭いてシガーロスを見る。
スゥスゥと静かに寝息を立てている。
再び悪夢の内容を思い出しかけたため、頭を横に振って、着替えて、ご飯を持ってこようと収容室から出る。
異様に静かだ。
ほんとにココサイト-17だよな?もっと活気があった…活気では無いけれど、人気はあったはずなのだが。
違和感を覚えつつ、食堂につく。
すると、インカムが反応する。
ただ、ザザザッと何言ってるか分からない状況。
それを聞いて、嫌な予感が駆け巡る。
「え? もう1回、なんて?」
ダメだ。インカムの故障か何かで聞こえねぇ。
もしかしたら、こっち側の問題かもしれないけど。
ただ、嫌な予感だけは駆け巡る。
いや、嫌な予感だけじゃない。吐き気すらも回ってきやがった。
なんと言えばいいか、本能がこの場に留まるのを拒否してるって言うか。
瞬間、嫌な予感は的中する羽目になった。
サイト内にけたたましくサイレンが鳴り響く。
「……え?」
俺は嘘だろ?と言った表情をうかべるが、すぐに収容室に走って戻る。
そんな馬鹿な。サイト-17で収容違反!?
取り敢えず、シガーロスを連れて……ソフィア博士やライツ博士はどこに行ったんだよ!?
収容室に入ると、シガーロスが何事かと、怯えた目で俺を見てくる。
「な、なにこれ?!」
「あ〜……なに、ちょっとしたドッキリっていうか、避難訓練っていうか、そういう奴だよ!」
シガーロスをゆっくりと持ち上げ、携帯をポケットの中に。
携帯には、SCP-2000-JPが見えるが、今は隠れておくように指示しておく。
ライツ博士らがどこにいるか分からない…ソフィア・ライト博士からも多分、あのインカムからの連絡だろうけど、繋がらねぇし……!
カインはどこだ!!カインならなんか知ってんだろ!
とりあえず、探し出すしかねぇか…。
「シガーロス、ちょっと動くから、舌噛むなよ?」
「う、うん!」
ちゃんと口を閉じことを確認して、勢いよく走り出す。
収容所内を駆け巡るが、ほとんどの部屋は閉じていて、中がよく分からない。
ちくしょう……アイリスすらどこにいるのか…。
すると、目の前の人影を見つけて、ゆっくりと速度を落とす。
なんか、変な仮面のようなものを付けている人間が立っている。
しかも、こちらを向いて。
誰だ……いや、知ってるぞあれ。
「やぁ、SCP-???-JP……いや、優磨……だっけ?」
「……誰だお前?」
俺の質問にくつくつと答えるそいつに、俺は若干ながら恐怖を覚えた。
「SCP-035…と、言えばわかるかい?」
Q.優磨ってどこの収容サイトにいるの!?
A.色々と転々してる(主にライツ博士とソフィア博士のせい)が、基本的にサイト-17にいます。たまーにサイト-19にもいます。
Q.何故そんなに転々と移動してるの?
A.財団「え?彼めちゃくちゃ使える異常性してるから」
優磨「おfuckですわ〜〜!(某お嬢様VTuber風)」