どうやらSCPと言うのになったらしい 作:YY:10-0-1-2
優磨君のSAN値は現在0です。対あり。
死ねよ。
死ねよ。
死ねよ、死ねよ、死ねよ、死ねよ、死ねよっ!!!!
俺は、誰だ!?
俺は、優磨だろ! 人を殺した! いっぱいの人を、数え切れない数を!!
敵でも、味方でも関係ない。人を、たくさん殺した……!!
俺が、お前が死ね!!
ああぁっ……!!
まさか、
何が乗り越えるだ!! 乗り越えれてねぇ、自分自らが起こしてるじゃないか!!
死ねよほんとに!!
死んでしまえ!
死んでしまえ…!!
なんで、こんなことに……こんなっ、こんなの……!
「あんまりじゃないか…っ!!」
「おれが、俺が何をしたって言うんだ……ここにいるから、ダメなのか…もしかして、生きてるからか…?」
目の前の血に映る俺を見て、俺は殴った。
「死んでしまえ…」
小さく、俺は言う。
「
◇◆◇
「アァ…?」
目の前で召喚されたketer…『アベル』に、全員が固まる。
その光景に、ライツ博士とソフィア博士は心臓がいきなり止まったかのような衝動に襲われる。
【なんだ貴様】
アベルに話しかける吸血鬼。
アベルはその顔を見て、目を少しだけ見開く。
「…殺したはずだが……」
その事を知らない中の吸血鬼は、疑問符をうかべるが、それをすぐに消し飛ばす。
なぜならば、アベルが目の前から消え、自身の首にブレードを掛けていたからだ。
血を噴出させ、ブレードから一気に距離を取る。
それを見て、アベルが「ほぉ」と感嘆の声を上げる。
「おい、人間共」
アベルがライツ博士の方を向く。
──……殺される?
ライツ博士に一瞬ながらの覚悟が過ぎる。
だが、アベルはブレードを向けることなく、放った。
「手を出すなよ?」
そういうや否や、アベルが吸血鬼の方へとダッシュし、吸血鬼の首を思いっきり吹き飛ばす。
その光景に、ソフィア博士は再び身体が冷えたかのような感覚に襲われる。
頭と体が泣き別れしたはずだったが、それを吸血鬼は一瞬で治し、アベルを殴り飛ばす。
アベルはモロにくらい、2、3回水切り石のように地面を跳ねてから壁に激突する。
ガラガラと音を立てて瓦礫などがアベルを潰す。
だが、アベルはその瓦礫を全て吹き飛ばし、ペロッと口から出た血を舐めて「はあ」と嬉しそうにため息を吐いてからブレードを再び構え直す。
【フッフフフ………フハハ…】
「クハハ…クッハハハ……」
アベルと吸血鬼が口を歪ませる。
そして──……
【フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!】
「クハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」
…───サイト内に、悪魔と吸血鬼の笑い声が響いた。
◇◆◇
私は、怖かった。
少し前、いや、分からない…どれくらい前かも分からない記憶だけれども、変な人達に追いかけ回されていた。
それまで楽しかった。
大まどうしクレフが私のことを殺しにくると知って、怖かった。
そのせいで色んな人達が犠牲になった。
だけれども、眼鏡をかけた人に注射器を打たれたら、なんだか眠くなった。
それで、ずっと寝てた。
優磨と会って、もっと楽しくなった。
ライツ先生も、ソフィア先生も、アイリスお姉ちゃんも、ステラちゃんも、サイボーグちゃん*1も……。
みんな、みんな私と話してくれて、優しくしてくれた。
優磨なんかは、ずっと一緒にいてくれた。
ずっと、ずーっと、私が駄々を捏ねても、無理言っても、泣きそうになっても、ずっと一緒にいてくれた。
優磨を見ると、ドキッてするの。それで、一緒にいたいって思うの。
この優磨は…
私の知ってる優磨は…もっと、優しくて、カッコよくて、たまにため息ばっかりついてるけれども……
私が好きな優磨は、この優磨じゃない!!
「…さない…!」
目の前で、大きな黒い人と笑いながら走っている
「許さない…!!」
私は叫んだ。