特化にしたいので極振りしてみた、と言うゲーマー達の話   作:ウィンド

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前回書き忘れてましたが、この作品ではHPは1ポイント振る事に4、MPは2上がる仕様にしてます。
原作と矛盾が生じるかもしれませんが、そこはご理解ください。

※念の為タグに『オリジナル要素』も加えておきました。


知能特化とエリアボス戦

「と言う訳なの、サマー!」

 

『INT寄りの剣士か・・・』

 

メイプルとオーシャンはセツナを強化する為にサマーに通話で相談をしていた。

 

『えっとセツナだっけ?お前は剣を使いたいのか?』

 

「はい!炎魔法を極めたいんですが、出来れば体を動かして戦いたいので」

 

『因みにステータスってどれぐらい偏ってるんだ?』

 

「はい、まずレベルは・・・」

 

セツナはサマーにステータスの事を細かに説明した。

 

『あ〜確かにそれは剣士よりも魔法職の火力、他も物理職寄りのステータスだな』

 

「うぅ・・・」

 

サマーの言葉でセツナは体を縮こませる。

 

『まあ、まだ取り返しのつくレベルで良かったよ』

 

「本当ですか!?」

 

「何とかなるのか?」

 

『あぁ、ただ楽じゃないぞ?』

 

「どうするの?」

 

『まずはSP(ステータスポイント)だが、まずはSTRをINTと同じ数値まで上げるんだ。あっ装備分はノーカンな?じゃないとMPが切れた時の火力不足でやられるからな。後はそこからVITを・・・15まで上げる。剣士やるなら多少の防御は必須だからな』

 

「えっと今のセツナのレベルだと・・・」

 

「レベルを24まで上げる必要があるな」

 

「ですね」

 

オーシャンとセツナが瞬時に計算する。

 

『セツナ、お前ダメージは受けた事はあるか?』

 

「いえ、まだ一度も・・・」

 

「あれ?さっきプレイヤーに襲われてた時は?」

 

「メダルさえ渡せば危害は加えないと脅されていただけで・・・」

 

『ラッキーだな。じゃあそのまま25までノーダメージで行けば『剣の舞』ってスキルが手に入る』

 

「剣の舞、ですか?」

 

『相手の攻撃を避ける度にSTRが上がるスキルだ』

 

「そんなスキルが・・・」

 

『後スキルだが、片手剣と魔法のそれぞれの心得がいるな。取り敢えずはそこまでやってみな?その後の立ち振る舞いはその時教えるよ』

 

「はい!あの、ありがとうございました!」

 

セツナは画面越しではあるがサマーに頭を下げる。

 

『何か困った事が有れば言いな。力になるから』

 

『お兄ちゃ〜ん、そろそろ行くよ〜』

 

『サマーさん!早く早く!』

 

サリーが呼ぶ声とは別の声が画面から聞こえてきた。

 

「ん?サリー以外にも誰か居るのか?」

 

『まぁお前達と似た状況だな。詳しい話はまた後でな』

 

「ありがとうサマー、そっちも頑張ってね!」

 

『そっちも頑張れよ?』

 

「うん!」

 

メイプルの返事を聞き、サマーは通話を終了させた。

 

「じゃあ、早速セツナのレベル上げを・・・」

 

「いえ、それはイベント後でも構いません。メダル探しを優先しませんと」

 

「いや、海の中を探索出来るのは俺だけだ。つまり時間はある・・・メイプル、アレ(・・)が使えるだろ?」

 

「ほえ?・・・あぁ!アレ(・・)だね!」

 

メイプルとオーシャンの会話にセツナは首を傾げた。

 

 

 

 

 

「『パラライズシャウト』!」

 

メイプルは新月の鞘を少し開いてから勢いよく戻すと、キィンと音が響くと同時にメイプルの目の前にいたモンスター達が体を痙攣させてその場に倒れ込んだ。

 

「すっ凄いですメイプルさん!」

 

「これならモンスターが麻痺して間に倒せるよ!」

 

「では、有り難く・・・『ファイアボール』!」

 

それからメイプルはスキルを駆使してモンスター達を行動不能にしてからセツナが倒すを繰り返し、見事セツナはレベル16となり【片手剣の心得】と【魔法の心得】も習得した。

 

「お疲れ様!後もうちょっとだね!」

 

「はい!なんだったら今日中に済ませてしまいましょう!」

 

「おっ良いね!とことん付き合うよ!」

 

そんな二人のやる気に応えるかの様にモンスターが現れた。

 

「メイプルさん!」

 

「任せて!『パラライズシャウト』!今だよセツナ!」

 

「はい!」

 

そしてセツナは剣でモンスターを斬りつけるが・・・

 

「あっ!」

 

「剣が!」

 

なんと、セツナの剣が折れてしまったのだ。

 

「耐久値が限界を超えてしまったんですね。ですが私には魔法が・・・ってあぁ!?MPを回復させ忘れてしまいました!早くポーションを・・・もう無い!?」

 

「うぇえ!?え、えっとじゃあ私のポーションは・・・ってうわあぁ!?私も無い!」

 

テンションが上がり過ぎていたからか、二人はポーションが無くなっている事に気付かなかった。

 

「どうしよう!もうすぐ麻痺が解けちゃう!いっそここは私が・・・」

 

「・・・いえ、折れても剣は使えます」

 

そしてセツナは走り出し、モンスターに向かって高く跳んだ。

 

「ハァアアア!!!」

 

そして落下の勢いでモンスターに折れた剣を突き刺し、モンスターを倒した。

 

「大丈夫セツナ!」

 

「はい、なんとか・・・」

 

「ポーション切れちゃってるし、今日は戻ろっか」

 

「そうですね」

 

「あっでも折れた剣、どうしようか・・・」

 

武器が壊れてしまっては戦う術が魔法のみとなってしまう。幸いセツナは魔法を使えるが本職は片手剣使いだ。

 

「・・・それなんですが」

 

セツナは顔を真っ赤にしながらインベントリからレイピアを取り出した。

 

「予備を買っていたのをすっかり忘れてて・・・」

 

「あちゃ〜・・・まあそう言う事もあるよ!気にしないで!」

 

二人は野営をしていた拠点の浜辺に戻ると、砂浜に腰掛けた。

 

「オーシャン、まだ戻って来てなかったね」

 

「ゲームの中とは言え海は広いですからね」

 

二人は海を眺めながらオーシャンの帰りを待った。

 

ガサガサッ

 

後ろの茂みから近付いて来る存在に気付かずに・・・

 

 

 

 

 

少し時間を戻しオーシャンは大鯰に変身して海の中を探索していた。

 

(広いな、これは一日で終わらせるのは難しいな・・・ん?)

 

オーシャンは珊瑚に引っ掛かったメダルを見つけた。

 

『キミタツ、取って来てくれ』

 

「スシッ」

 

オーシャンは口を開くと、そこからキミタツが出て来てメダルを回収して口の中に戻った。

 

『これで三枚、やっと半分か』

 

これでオーシャンはメダルを五枚所持してる事になった。口の中ではスッシーズがメダルを持ちながら喜んでいる。

 

『一旦戻ろう・・・ん?』

 

岸の方へと戻ろうとしたオーシャンの目に海底の方に魔法陣があるのが見えた。

 

『アレは・・・行ってみるか』

 

オーシャンは魔法陣の中へと入る、すると目の前には薄暗い海中にいた。

 

『雰囲気が変わり過ぎだ・・・っ!』

 

後方に気配を感じ振り返るが、それよりも先に二本の触手の様な物がオーシャンに巻き付いた。

 

『しまった!』

 

そして目の前に巨大なイカのモンスターが現れた。

 

『お前がここのボスか?だとしたら拍子抜けだな。これで俺を捕まえたつもりか!』

 

オーシャンは力任せに泳ぐとモンスターは力負けしてしまい、オーシャンに引っ張られる。

 

『『一丁上がり』!』

 

素早く方向転換してモンスターにスキルを放つ。すると衝撃でモンスターはオーシャンを離す、その瞬間に墨を吐き出した。

 

『目眩しか、だが・・・『ハイドロンストリーム』!』

 

墨に紛れたモンスターを見失う事も無く捉え、スキルを放った。

 

『一丁上がりのお陰で威力も上がっている。耐えられるものなら耐えてみろ!』

 

勿論耐えられる訳もなく、モンスターはそのまま消滅した。

 

 

 

 

 

その様子をモニター越しで見ていた者達がいた。

 

「かっ『海皇』が・・・」

 

運営スタッフ達である。

 

「アレをソロで勝つとかあり得ないだろ!?」

 

「詳細出たぞ、名前はオーシャン・・・いや何このぶっ壊れステータス!?」

 

「INT極振りでどうやったらこんなバケモンになるんだよ!?」

 

「第一回は未参加、その後に来たプレイヤーみたいだな」

 

「あっ!コイツ、初日の最初までサマー達と居ますよ!」

 

「「「「「またサマー(あいつ)か!」」」」」

 

「ロキにコウとソラやメイプルと言い、アイツと関わった奴等みんな化け物染みた事になってるよ!」

 

「何!サマーは規格外製造マシーンだとでも言うのかよ!?」

 

「ただでさえ飛翔を制限出来なかったのにこれ以上厄介事を増やされたら溜まったもんじゃない!」

 

「あっ!?皆さん大変です!」

 

「「「「「ん?」」」」」

 

新人の声にモニターを見ると、そこに写ってた光景にスタッフ達は悲鳴を上げた。

 

「あっアレは不味いぞ!?」

 

「海皇の所には何がおいてある!?」

 

「えっと『亀』です!」

 

「他はどうした!?」

 

「え〜っと・・・『狐』は氷山の『銀翼』に・・・」

 

「『狼』と『鳥』は!?」

 

「すっすみません!ミスって未実装に・・・」

 

「いつもなら叱るが今回だけは許す!良くやった!」

 

「大変だ!サマーが氷山にいる!」

 

「あああ聞こえない!俺は何も聞こえない!」

 

「現実逃避をするんじゃないよぉ!」

 

運営の苦労、プレイヤー知らず・・・

 

 

 

 

 

そしてオーシャンは探索を終えて拠点に戻って来た、大鯰も解除している。

 

「思わぬオマケが手に入ったな・・・」

 

オーシャンの手には大きな緑色の卵があった。

 

「これは一度メイプル達にも見せて・・・」

 

「うわぁああ!駄目だって!?」

 

「あぁそんな!」

 

「っ!?メイプル!セツナ!」

 

二人の声が唯ならぬ感じだったので、オーシャンは卵をしまい急いで二人の下に向かった。

 

「くそっ!大鯰を解除したばかりで・・・無事か二人、とも?」

 

駆け付けたオーシャンは目を点にさせた、何故なら二人は・・・

 

「はいパーフェクトとチェックメイト、また僕の勝ちだね♪」

 

「う〜悔しい!」

 

「二人相手、しかも違うゲームだと言うのに・・・」

 

赤い髪の少年とリバーシとチェスをしていた。

 

「アハハッ・・・およ?」

 

「ん?あっオーシャン!おかえり〜!」

 

「た、ただいま・・・これは一体・・・」

 

「あっ紹介するね、この子は『カナデ』。一緒にゲームしてたの」

 

「よろしくね〜♪」

 

「あっあぁ・・・てっきりまた襲われてるのかと」

 

「アハハッ、だとしたら今頃返り討ちにあってるよ。僕まだレベル5だしね」

 

「カナデさんは一週間の休暇のつもりで今回のイベントに参加したそうです」

 

今回のイベントは時間加速の影響でイベントに参加してるプレイヤー全員は、七日間もこの専用ステージで過ごす事になる。その為イベントに消極的な一部のプレイヤー達は休暇目的で参加している者もいる。

 

「そっ、だからのんびりとゲームするつもりだったんだけど、相手が居なくてね。メダルとかにも興味ないし」

 

「そうだったのか」

 

「良かったらオーシャンもやるかい?他にも色々あるよ」

 

「本当に休暇目的で来てるんだな。なら将棋で」

 

「おっ良いね。僕将棋もそこそこ強い方だよ」

 

「ふっ、俺はよく祖父の道楽で付き合わされて鍛えられている。簡単に勝てると思うなよ?」

 

「面白いじゃん」

 

〜数分後〜

 

「・・・王手だ」

 

「・・・あ〜負けた!強いなオーシャン」

 

「いや、こちらもかなり危なかった」

 

それからメイプル達はカナデを交えて軽く雑談をしていた。

 

「へぇ〜二人って付き合ってたんだね」

 

「納得です。そんな感じがしたので」

 

「えへへ〜」

 

「そう言えばオーシャンは探索に行ってたんだよね?何か収穫はあったの?」

 

「収穫・・・あっそう言えば」

 

オーシャンは先程の卵を取り出した。

 

「卵?」

 

「ボスと戦って勝った時に拾ったんだ。メダルも合計で六枚ゲットした」

 

「と言う事は後二枚だね!それでこの卵は・・・」

 

【モンスターの卵】

温めると孵化する。

 

「じょ、情報が少ない・・・」

 

「これ、もしかしてテイムモンスターって事じゃない?」

 

「可能性はあるな。俺も持っているし」

 

「えっそうなんですか?」

 

「セツナにもまだ見せてなかったか・・・『エビタツ・トロタツ・キミタツ・覚醒』!」

 

「「「スシッ!」」」

 

「なっ何ですか!?この可愛い生き物は!」

 

「へぇ〜何かお寿司みたいな見た目だね」

 

「この卵からはどんな子が産まれるのかな〜」

 

「良かったらメイプル、それはお前が貰ってくれ」

 

「良いの?」

 

「俺にはもうスッシーズが居る」

 

「海の中で手に入れたなら、私とは相性は良くなさそうですしね」

 

「僕はそもそも部外者だしね」

 

「・・・ありがとうみんな!元気に産まれておいでね〜」

 

メイプルは卵を抱きながら優しく撫でる。




ゼロに秘宝が始まるまでアニメ二期直前までは出来れば行きたい。
(書けるとは言ってない)
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