特化にしたいので極振りしてみた、と言うゲーマー達の話   作:ウィンド

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大変遅くなりました!


特化達とギルドホーム

とある夕暮れ・・・

 

「今日を無かった事にしたぃいいい!!!」

 

「不覚だ・・・」

 

メイプルこと楓、そしてオーシャンこと海人は今日起きた出来事で嘆いていた。

 

 

 

何があったか時を遡る。

 

「おはよう理沙!」

 

「おはよう白峯」

 

「おはよう!朝から一緒に登校とはお熱いですな〜」

 

「えへへ〜」

 

第二回イベントが終わった次の日、三人は学校に向かっていた。

 

「あっそうだ二人共、念の為言っとくけど気をつけなよ?」

 

「ほぇ?」

 

「何がだ?」

 

「昨日のイベント!七日間もやり込んでたわけじゃん?初心者って結構感覚が麻痺しちゃう事もあるからって、お兄ちゃんも心配してたから」

 

「確かに、未だに一日しか経ってないとか実感湧かないな」

 

「そうだね〜気をつけないとだ」

 

やらかし①〜授業中〜

 

「ではここを・・・本条さん」

 

教師に指名されるが、楓は机に突っ伏して寝ていた。

 

「かっ楓・・・」

 

隣の席にいる理沙が起こそうとする。

 

「ふぇ・・・っ!もっもう見張り交代!?」

 

「俺が見てるから構わないぞ」

 

「えっちょっ、委員長!?」

 

「「あっ・・・」」

 

教室内がざわめく。

 

「え?委員長のあれ、どう言う意味?」

 

「さぁ?・・・」

 

「「うぅ・・・」」

 

楓と海人は顔を赤くさせた。

 

 

やらかし②〜移動中〜

 

「やっちゃった・・・」

 

「俺もうっかりしてた・・・」

 

「まっまあ今から気をつければ大丈夫だって・・・」

 

そう言った直後、反対側から歩いて来た生徒が楓の肩に当たってしまい、持っていた教科書などを落としてしまった。

 

「あっ!ごめんなさ・・・いっ!?」

 

すると楓は盾を構える姿勢、海人は何故か壁に立て掛けられてた箒を手にして生徒に向けて構えた。

 

「ちょっと二人共!!?」

 

「「あっ・・・」」

 

 

やらかし③〜また授業中〜

 

「よっ、ほっ・・・」

 

楓はドッジボールのボールを華麗に避ける理沙を見ていた。

 

「わ〜流石理沙、リアルでも凄い反射神経・・・」

 

「ふふ〜ん・・・って楓前!」

 

楓が前を見るとボールがこちらに向かって来ていた。

 

「『闇夜ノ写』・・・あれ?へぶっ!?」

 

手を前に突き出すも、見事顔面で受け止めた。

 

「楓!?」

 

「っ!待ってろ!『大な・・・」

 

「委員長!?」

 

「あっ!・・・」

 

突然走り出した海人を理沙が止める。

 

「ほっ、保健室に、連れて行ってくる・・・」

 

海人は顔を赤くして楓に近づく。

 

「あっありがと〜・・・(こんな委員長初めて見た・・・)」

 

そしてそのまま楓を持ち上げて保健室に向かう。

 

「なぁ、委員長さ・・・」

 

(やば、流石に変って思われて・・・)

 

「本条をお姫様抱っこで連れてくとか、見せつけてくれるじゃん」

 

「ひゃ〜やっぱあの二人ラブラブだね〜」

 

「海×楓・・・てぇてぇな・・・」

 

「海×楓しか勝たん・・・」

 

(あっなんだそっちか・・・)

 

そして冒頭へ・・・

 

 

 

「と言うわけで、メイプルとオーシャンが暫くゲーム自重するって」

 

「了解・・・コウソラは流石に平気なんだな」

 

「僕達慣れてるからね」

 

「これからどうするの、お兄ちゃん」

 

今この場にはサマー、サリー、コウ、ソラ、イズ、ロキの六人が集まっていた。

 

「早速ギルド設営用のアイテムをゲットして、ホームになる場所を抑える・・・と言いたいんだが・・・」

 

サマーはインベントリからコインを一枚取り出す。

 

「既にもう取ってるんだわ」

 

「「「「早っ!?」」」」

 

「流石サマーね」

 

「で、今からホームを決めるんだが・・・ウチは今22人のギルドメンバーがいるからそれなりの場所が必要だ」

 

「確かにあんま小さいとこだと入りきらないよな」

 

「これからギルドメンバーが増える可能性も考慮すると・・・最低は50人の規模かしら?」

 

「そのくらいが妥当っすね」

 

「よし、それじゃあさっそ・・・っ!」

 

その時、サマーは何かを感じたり隣にいたサリーを抱き上げた。

 

「おっお兄ちゃん!?急にどうし・・・」

 

「喋るな!舌噛むぞ!」

 

そしてそこから大きく横に移動すると、二人がいた場所で何かが大きな衝撃と共に降ってきた。

 

「なんだ!?」

 

「・・・」

 

土煙が上がる場所を睨みつけるサマー。

 

「いやぁ流石やな〜」

 

土煙が晴れてくると、そこには金髪の少年が膝をついていた。

 

「随分な挨拶だな・・・『ショウ』」

 

「よっ!サマー!」

 

「サマーの知り合いか?」

 

「知り合いなんてもんやない、俺とサマーは熱い絆で結ばれとるんや」

 

「同じ企業のゲーマーってだけだろ・・・てか俺はまだ仮所属だ」

 

「大学出たらウチ来るんやろ?同じ事や!」

 

「ハァ・・・それはそうとショウ」

 

「なんや?」

 

サマーはショウの頭を掴んだ、俗に言うアイアンクローである。

 

「ぎぃやああああ!!?」

 

「俺が気付いたから良かったが、危うくサリーにも当たる所だっただろうが!ウチの『大事な妹(・・・・)』が傷物になったらどう責任取るつもりだ!」

 

(お兄ちゃん、そこまで私の事・・・(キュン))

 

「すまんすまんすまん!!!でもサマーなら余裕で避けるもんやと思たし!てかゲームなんやから怪我なんかするかいな・・・ってあぁあああ!!?ごめんて!サマー反省しとるから力強めんといてや!!!」

 

「あの〜サマー?そろそろホーム探ししない・・・?」

 

イズの言葉にサマーはショウから手を離した。

 

「それもそうだな」

 

「ハァ、ハァ・・・ゲームやのに川で手振ってる爺ちゃんが見えたわ・・・」

 

「それって三途・・・」

 

「いやお前のお爺さん生きてるだろ、勝手に殺すなよ・・・」

 

「あっほんまや・・・」

 

そしてなんやかんやで、条件の合ったギルドホームを見つけた。

 

「ここにしよう」

 

外装は西洋風の館になっている。

 

「凄く広い!」

 

「うわ!奥に部屋がいっぱいある!」

 

「転ばないようにな?」

 

「「は〜い!」」

 

双子達がホームを探索する中、他は中央にあるテーブルの椅子に座っていた。

 

「あっせや、忘れとったわ・・・サマー、お前のギルドに俺と、後もう一人を入れて欲しいんやけど」

 

「別に構わないが・・・誰を入れるつもりだ?」

 

「あ〜・・・簡単に言うとお前の同期になる人間や、ホンマはサマーがウチに正式に入るタイミングで顔合わせるつもりやったんやけど、実はとある事情があってな・・・」

 

ショウは頭を掻きながら少し困った顔をする。

 

「ショウくん、だったわよね?あまり外部の人に話せなさそうな内容なら私達席を外すわよ?」

 

「構へんよ、これはもう公になっとるさかい」

 

「もしかしてあの大会の?」

 

「せやせや」

 

「あの大会って?」

 

「今年末に開催されるゲームの大会だよ」

 

するといきなりロキが立ち上がる。

 

「えっ!まさか『GCS』!?」

 

「おっ坊主詳しいな、そう『ゲーマーチャンピオンシップ』、通称GCS・・・色んな企業のプロゲーマー達で競い合うゲーマー達の祭典や」

 

「俺、毎年中継見てるんです!毎回盛り上がりが半端ないんですよね!」

 

テンションが上がってるロキにイズが微笑む。

 

「ロキくん、楽しそうね」

 

「あっ・・・いや、その・・・はい・・・」

 

顔を赤くしながら座り込むロキにショウはイズとロキを交互に見る。

 

「えっ?あの坊主、まさかそう言う事かいな?」

 

「そう言う事だよ・・・それで?」

 

「ん?あ〜せやせや・・・ほんでこれはまだ確証がないんやけど・・・」

 

ショウがサマーに耳打ちをする。

 

「っ!?」

 

サマーは驚いた顔を見せた。

 

「・・・本当なのか?」

 

「まだ分からん、今代表達が必死で確認取っとる・・・」

 

「どうしたんだ?」

 

「すまんな〜、これは流石にまだ企業秘密なんや」

 

「・・・」

 

(お兄ちゃん・・・)

 

険しい顔をするサマーをサリーは心配そうに見る

 

「まあ、そんな訳でメンバー不足ってのもあるからサマーとその同期ちゃんにもそのゲームに出てもらわなアカンねん」

 

「それで新人育成の為に俺のギルドに入るって事か」

 

「あわよくばサマーと交友を深めて連携を取れるくらい仲良うなって欲しいんや」

 

「そう言う事ならこっちとしても歓迎するよ」

 

「おおきに!ほな早速呼ぶわ、今レベル上げさせてたとこやからすぐ来るはずや」

 

「新人放ったらかしで何しに来たんだよお前は・・・」

 

そうして数分後。

 

「ショウせ〜んぱ〜い!」

 

ホームの外からショウを呼ぶ声が聞こえた。

 

「おっ来たな」

 

ショウがホームのドアを開けると、黒のポニーテールに前髪に緑色のメッシュをつけた少女がいた。

 

「その子が例の?」

 

「せや、名前は『ネモ』や」

 

「ネモです!サマーさんですよね!先輩から聞いてます!」

 

するとネモはサマーの下までやって来た。

 

「サマーさん!私とバトルしてください!」

 

「別にいいけど、随分と急だな・・・」

 

「すまんなサマー、ネモは所謂戦闘狂(バトルジャンキー)なんや・・・」

 

「っ・・・ふぅん」

 

戦闘狂と言う聞いたサマーは一瞬黒い笑みを浮かべた

 

(あっ・・・)

 

そしてそれを見逃さないサリーであった。

 

「じゃあ早速やるか」

 

そう言ってサマーはNWOのシステムの一つ、『決闘』をネモに申し込んだ。

 

「はい!」

 

ネモがそれを承認すると、二人はその場から消えて行った。

 

「あの、ショウさん・・・」

 

「ん?えっと確かサマーの妹ちゃんの・・・」

 

「サリーです・・・あの、先に謝っときますね・・・」

 

「えっ何?どう言う事?」

 

「ご存知かもしれませんけど、おにい・・・兄も戦闘狂なとこがあって・・・」

 

「そら知っとるよ、散々付き合わされた事もあるしな」

 

「兄のステータス、ご存知です?」

 

その言葉を聞いた瞬間、ロキとイズは苦い顔をした。

 

「ん?いや、ここでは今日初めて会うたけど見た感じ魔法使いやし・・・サマーの事やからINT高めのMPやAGIとかにそこそこ振っとる感じやろ?」

 

「実は・・・」

 

その後、ホーム中にショウの驚きの声が響いた。

 

 

 

そして数時間後。

 

「アハハ!楽しかった〜!」

 

「またやりたかったらいつでも付き合うぞ」

 

「はい!是非!あっ!先輩聞いてください!サマーさん凄いんですよ!空飛ぶしAGIもすっごく速いし!」

 

「あ〜おう、妹ちゃんから聞いたわ・・・サマー、一つええか?」

 

「ん?」

 

「何をどないしたらそうなんねや!!?」

 

サマーの規格外さにショウの叫びが響く、それに対してサマーは・・・

 

「俺悪くないもん」

 

と返したのだった。

ジョウトで好きな御三家は?

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