「はぁやっと無意味な一日が終わった」
(今日も俺の寿命は尽きなかったか・・・人の寿命無駄になげぇんだよくそがっ)
彼が意識を取り戻すとそこは真っ白い空間だった。彼は少しの間呆然として、回りを確認を行うと何処からか声が響いて来る。
「やっと目が覚めたようだな人間」
「だ、誰だ!姿を見せろ!」
「言っておくがそちらの声は私には届かない。それと何を叫び散らしても無駄だ誰も助けなど来ない。」
「なんだと・・・俺は確か家に帰って来て意識を失った、ここはあの世か」
「さて人間貴様のこれからに付いて今から説明してやる。しかと聞くようにまあ聞かなくても結果は変わらんがな」
謎の声は説明を始めた、要約するとこれから異世界に彼に行くことになり、そして迷宮の主として魔物を生産しまくれとのことである。
「あとは貴様の頭のなかに直接ぶちこんでおくから、まあ精々邪神勢力の一駒として役にたて使えなければ永劫に何もない世界に飛ばし苦しみを与える」
「う、ああああああ」
邪神が喋り終わった途端彼の頭の中に情報が流れ混み激しい頭痛が襲い意識を失った。
彼の意識が目覚めると林檎と思われる木が一本と池がある公園位の広さの平地であった。彼は頭の中にある情報を整理した。
「地球には戻れないか・・・ふっふふふはあはっはは!」
「最高じゃあないか俺は人間を辞めて魔族になった!あんなチ○カスにも劣る糞な世界から脱出できた!」
彼は数分間喜び叫び疲れると冷静になり思考していく。
(取り敢えずこの世界はレベルやステータスはないと・・・俺の場合魔力を体調不良が起こるまで消費を繰り返すとあがるのと、魔物の体内にある魔石を喰う事で上げることができるみたいだな)
指を鳴らすと迷宮を管理する為のメニュー画面が目の前に出てきた。そこには一回限定眷属ランダム生成、眷属選定、眷属蘇生、階層拡張、階層追加、宝箱設置、魔物生産、魔物栄養玉、の項目があった。
「雑だな、このメニューまあステータスがないからこうなるんだろう。」
・一回限定眷属ランダム生成、魔力消費3割
・眷属選定、魔力消費5割
・眷属蘇生、魔力消費8割
・階層拡張と階層追加、魔力消費7割
・宝箱設置、魔力2割
・魔物生産、
・魔物栄養玉、魔力消費1~5割
(魔力は体内の8割を消費すると酷い酒酔いの様な感覚になる・・・眷属は絶対に裏切らない魔物でそれ以外は野生の魔物になるのか。野生の魔物でも力で屈服させたあと名前を与えると裏切らないし襲ってこない様になるが、どれだけ魔力消費するか不明で死んだら蘇生不可で、他に重要なのは作成出来る魔物等階層が増えれば出来る事が増えて行くみたいだな)
(迷宮の1~3層は体育館位の広さの平原でランダムに小鬼か粘液か魔鹿がポップする、4階がボス部屋で侵入されたら俺が自動で転移する様で広くはない闘技場という感じだな、5階が俺が居るところで俺か眷属しか入れない階層だな。)
「取り敢えず限定の眷属を作って置くかな、一応これでドラゴンとか出るみたいだし」
彼は長い時間メニューを弄りながら考えていたが、取り敢えず一回しか引けない物を引くことにした。メニューを弄り目的のものを押すと彼の前に眩しい光と供に魔方陣が浮かび上がった。
「おお!頼む!強い魔物よこいこい!」
光が収まるとそこには一匹の巨大な芋虫が現れた。
「・・・でっけぇ蚕って外れやん。ざっけんなぁ糞邪神!どうせならまだ小鬼の方が良かったは」
(いや、待つんだ俺。幼虫系は食った餌の魔力によって成虫の姿が変わるから一概に外れとは限らないかもしれないな。取り敢えず魔物の栄養玉最大の3割で生成じゃあ!)
「うわ・・・気持ちわりい」
彼は巨大な玉を出したは良いが蚕が下敷きになってしまった。幸い魔物だから潰れて死ぬような事はなかったが産まれたばかりで、突然の事に蚕は焦っているようだ。彼は体調不良で意識を失った。