おのれぃ、ハルカ君を使ってコメディタッチに仕上げてくるとは……。
当方に(ギャグ小説で)迎撃の用意あり!!
俺が一番ハルカ君(と変態達のコンボ)を上手く使えるんだ!(天パ並感)
というわけで、『TS^2ようじょの終末対策』様で触れられていた、
幼女ネキが霊山同盟支部で「アギトに会わせろー!」とダダこねてた一件のお話。
あ、『君は、このソラを飛べる』も同日投稿です。
「アギトに会うまで帰らないぞォー!どかしたければ実力行使でこぉーい!!」
「いや、実力行使で貴方をどかせる人間とかこの支部に数人しかいませんよ……」
まあそもそも居座ってる黒札を実力行使で退かせる人間が数人いるだけでも破格である。*1
そんな初手から始まったのは、ギルス撮影回やらG1開発計画やらがひと段落した後の霊山同盟支部。
幼女ネキこと【鵺原リン】、事の発端は彼女がある情報を仕入れた事であった。
『あ、そういえば分霊って形で【本物】が来たことあるみたいだよ、仮面ライダー』
『……は?』
当然だが、世界の破壊者とその相方が起こしたアレコレは阿部経由でショタオジにも報告済。
大江山でハルカ/ギルスが『本物のギルス』っぽい相手からアギトの力を譲渡された件も報告済。
取得物各種についても、山梨支部の技術班が解析及び運用を計画中と言う事も含めて報告済ときた。*2
それを聞いたショタオジは『意図的に四国で創世王降臨の儀とかしたわけじゃないしセーフ!』という割と甘めの判定を下している。
下手にアンチライダーな悪の組織ムーヴやって自分がライダー映画の黒幕みたいにされたらたまらないからだ。
そも、あれはライダー側でも『時間や空間を滅茶苦茶にしてる組織』*3がいたせいで両者の世界の境界が曖昧になり。
そこに天文学的な確率で『この世界の仮面ライダー』が発生したせいで起きた奇跡である。
どのぐらい奇跡かと言うとRXでも中々起こせないレベルの奇跡である。*4
とはいえ、禁止事項にするのなら当然『何があったのか』も周知する必要があるわけで。
ショタオジとの歓談中に『そういえば』ぐらいのテンションで語られた言葉に、幼女ネキは盛大に憤った。
「理想を言えば小野寺クウガじゃなくて五代クウガがいいけど世界の破壊者とかさ!
この心の傷は本物のアギトと会って記念撮影と握手と2ケツしないと収まらない!」
「いやですから、そのアギト氏は中学生ですので、今は学校に……」
「私も小学校サボってるから問題ない!!」*5
「いやそれは義務教育的な意味では問題なのでは?」
どうしましょう、と対応していた『巫女長』はため息をつく。
シキガミ移植も行ったとはいえ、巫女長は未だにLV20にも届かない。*6
実力行使なんてやったらグーパン一発で戦闘不能になるぐらいに実力差があるのだ。
支部のロビーで子供みたいに(実際子供なのだが)駄々をこねるリンにほとほと困っていると、巫女長の携帯に着信音。*7
「はい、私ですが、ええ、ええ……え、いいんですかそれは?
今は使用中で、しかも例の『アレ』では……ああ、はい。
許可は得ている?はあ、それはまた……分かりました」
これは厄介事になるぞ、と若干遠い目になった巫女長は、通話を切ってからリンに向き直る。
「支部長から『考慮するからロビーではなく接待室に来てくれ』と言伝を預かりました。ご案内します」
「おおお、ついに!」
「あくまで『考慮』ですからね!?……とりあえず、こちらへどうぞ」
ニッコニコで立ちあがったリンを見て、いろんな意味で今回の件がナナメ方向に転がる確信を得た巫女長であった。
【霊山同盟支部 接待室】
「毎度毎度僕の動画に高額スパチャ送りすぎて生活費危うくしてるんじゃないよ!!」
「ごめんなさい!ごめんなさい!もっと激しくお願いパパぁ!!」
「仲魔からも止められるとかよっぽどだぞ!?元ゴブリンでしょうが彼ら!!」
「ごめんなさい!(ばしんっ)あっもっと強く(バシィン!)ヒヒィンッ!!」
「最近じゃこのお仕置き目当てで生活危うくしてるじゃないかこのダメ人間!!」
「ダメ人間でごめんなさい!もっと人格を否定して下衆を詰る感じでお願いします!追加料金支払いますからお願いします!ごめんなさい!!」
「メンタルケアとはいえ中学生にお金払ってこんなこと頼んで恥ずかしくないんですか!!」
「ごめんなさい!ごめんなさい!恥ずかしいけど気持ちいいんですごめんなさい!寧ろ恥ずかしいのが気持ちい(バシィン!)んひぃっ!もっとお願いします!」
接待室に入ったリンを待っていたのは、非R18小説でやれるギリッギリのラインのSMプレイ。
ハルカに平手打ちで尻をシバかれながら*8、とてもお嫁にいけない顔で謝罪とオネダリを続ける黒札。
悪魔娼館脳破壊暴走事件を引き起こした『伊予島 杏(イヨジマ アンズ)』*9の姿であった。
自分やハルカ/ギルスと同レベルか、下手すればそれ以上*10の霊能力者(それも黒札)が、非合法未成年にお金貢いで尻をシバいてもらってるのである。
それも前世どころか今世の年齢だけでも自分より年下*11の少年をパパと呼びながら、だ。
色々と変態も見慣れているリンであるが、リンが見て来た変態達とは『方向性』が違う。
あれらは性癖を隠せない、言ってしまえばオープンかつ露骨な変態だ。ギャグで済む変態ともいえる。
それに対してこれはもう色々とギャグでは済まない。
インモラルかつセンシティブ、年下の美少年をパパと呼びながら尻をシバかれる事に羞恥と快楽をアヘ顔になるほど感じている。
やってることはただのお尻ぺんぺんなのだが、なんというか、色々ヤバい。
見ちゃったリンがフリーズする程度にはアレ過ぎる光景だ。*12
なので更にそんな光景をもう一発!!
「んちゅ、んちゅ、ぱぱぁ……」
「おお、よしよし。あんずちゃんはいい子だねぇ」
「えへへ、ぱぱぁ、ぱぱだいしゅきぃ……♪」
年下の少年に赤ちゃんみたいにあやされながら哺乳瓶でホットミルク飲ませてもらってる黒札様だ。
前世での年齢は不明だが、少なくとも美少年性癖拗らせてる時点で第二次成長期はとっくに終わっているはず。
つまり精神年齢は最低でもハルカと親子ほどは離れているわけで……。
「ほーら、ミルクおいちい?あんずちゃん?」
「んちゅ、ちゅっ、おいちいよぱぱぁ♪」
それがコレとかはっきりいって尊厳破壊とかそういうレベルではない。
一切エロい事してないはずなのに下手なR18小説よりマニアックまである。
かつて『パパのミルクが飲みたい』とかいうトンデモ発言をぶっぱなした彼女。
このミルクがパパのミルク(意味深)ではなくパパのミルク(母乳)だったことが発覚した時点で既に性癖が手遅れであった。
だが、そんな変態極まる彼女の性癖に対しても、ハルカはストレートに応じて受け入れた、受け入れてしまった。
『こんな新興の支部にこんなに強い霊能力者の黒札が来てくれる時点で破格だし……』という思いも無くはない。支部長として当然だ。
が、それ以上に『これだけ追い詰められた人を放っておけない』という純粋な気遣いの心と、無駄に広い器で受け止めちゃったのである。
結果、伊予島 杏は特撮俺達以上にハルカに(色々と)ドハマリしている模様。
あのミナミぃネキですら『自分を超える天性のダメ女キラー』と評価する、鷹村ハルカの才能であった。
そして、フリーズしっぱなしのリンの前で、ミルクの時間を終えた杏がハルカの子守歌ですやすやと寝息を立て始め。
安眠できるよう、杏の耳にシノさん特製防音耳当てをきゅぽっとつけて。
「ふう……お待たせしました」
「いやお待たせしましたじゃなくてぇ!?」
鵺原リン、恐らく転生してから今までの人生で一番全力のツッコミである。
そりゃ目の前でショタおねSMプレイからのショタおね赤ちゃんプレイ見せつけられたのだ。
寧ろプレイがひと段落するまでフリーズで済んでた分冷静まである。
「なにこの部屋!?悪魔娼館の出張所!?」
「いえ、何故かギルス姿での記念撮影を希望する人が多いので。
応接室とは別に、撮影設備その他を併設した『接待室』を作ったんですよ。
杏さんみたいに、個人的に『接待』されたい人も含めて必要でしたから」
「いや身内*13でしょ杏ちゃん」
「身内でもメンタルケア必須な人の筆頭なので……カウンセリングとかペンパトラ*14とか効果なかったですし」
「ああうん、つまり精神病じゃなくて性癖が拗れまくったんだな」
ハルカは確かに、悪魔娼館で待ち合せとかされるとツッコミを入れる側である。
が、それはそれとして『変態を許容するレベル』が異常なほど高い。
師匠はホモ寄りのバイな上に日本全国に種ばらまいてるもっこり男。
よく一緒に仕事してる黒札は、チン〇ついた美少女になりたがってなってしまった後天的TS鬼娘♂な変態と所かまわず人妻・未亡人を光のNTRカマして孕ませたがる変態と発明の合間にハルカの女装用装備を定期的に作ってる変態だ。
支部の幹部に至っては自分・娘・孫の三色丼バッチコイとか言ってる巫女長まで完備。*15
はっきりいって『好みの女抱くために生やしました』なリンですら『あー、あるある』ぐらいで受け入れてしまう。
少なくとも今見せた杏ほどのインモラル感はないし。
「というかなんでここに呼んだ、そしてなんでアレを見せつけたんだ。どんなプレイだ」
「いや、普通にここで『接待』するので、それで帰ってもらおうかなーと」
「私は尻をシバかれた挙句哺乳瓶で授乳されて喜ぶ趣味ないんだけどぉ!?」
「流石にあのコース希望してるのは今の所杏さんだけです」
「……あれ、なんだか前会った時*16よりフランクさが欠けてない?」
「厄介客への態度なんてふぶ漬け出すかセメント対応ですよ鵺原さん」
なんかごめんなさいと言いそうな気分になってきた幼女ネキをさておいて、寝かせた杏にタオルケットをかけて準備完了。
こちらメニューになっておりますー、と杏に手渡されたのは、ファミレスや悪魔娼館でも使われている注文用タッチパネル。
とはいえこの前記念撮影はたっぷりやったしなー、と、ソファに座ったままぼやっとメニューを眺めていたのだが。
「…………」
スッ、スッ、スッスッスッ……と段々メニューをフリックする手が早くなっていく。
時折メニューを前のページに戻しながら、真剣な顔で何やら悩み始めた。
そして、タッチパネルで『あるモノ』を注文し……。
「はい『ギルスに変身してデモンズファングクラッシャー開いた状態で咆哮』コース入りましたー!変身!!」
「FOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO↑!!」
「ヴォアアアアアアァァァァァアアアアァァッ!!!」
「YEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEES↑!!」
(※高速フリック&タッチで追加注文)
「はい『G3をレンタルして廃工場型セットでギルスと組み手』コース入りましたー!!」
「模擬弾を装填した『GM-01 スコーピオン』貸出オプションもお願いしまァーす!!
あ、あと……『戦闘不能と同時にマスク割れ』オプションと!
『決め技指定オプション』で『ギルスヒールクロウ』を!」
「はいオプション各種入りましたー!」
いやっほーい!とニコニコ顔で奥へ歩いていく鵺原リン。
『G3がギルスにメタクソにブチ壊された』シーンの再現を氷川君ポジションでありったけ堪能し。
エクシードギルスへの変身&咆哮を生で鑑賞し。
最後にハルカの宝物である『小野寺ユウスケのサイン』を手に取って記念撮影して……。
「「えがった……」」
丁度目覚めた杏と共に、恍惚とした顔で接待室から出て来た鵺原リンなのであった。
ちなみに、結局アギトに会えなかった事を思い出したのは宮城支部に帰ってからだった模様。