雑に配信するVtuber   作:一汎人

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※釈迦の都合で基本的に展開は省略します


【MD】デュ↑エルだぁ!【メイ響シスイ】

 

「そういえば、景品って何に使うのか決めたの?」

 

「────」

 

「……そ。まあ、私には関係のないことだけどさ」

 

「────」

 

「……えぇ、それはちょっと困るって」

 

「────!」

 

「まって、ねえまってやめて離して!」

 

「〜♪」

 

「まっ! このっ! メイリィィッ!」

 

 ◇

 

 

 

 

 どうやったってVtuberはネットワークから逃げることはできない……なら、ここで満足するしかないと弾け出した決闘者系Vtuberがいるらしい。

 一体どこの美少女なんだ……? 

 

 私だ! 

 

「はい、配信始めました」

「了解っと、こっちも終わりました。メイリィは?」

「ピッ!」

「力強い肯定ですね」

 

 :肯定(笛)

 :待ってた

 :えぇ!? 満族だけで決闘だって!? 

 :できらぁ! 

 

「はい、えーどもども、好きなテーマはインフェルニティの姫水シスイさんでーす」

「こんにちは、ミララボ四期生の五十鈴響子です」

「ピッピー、ピピピピッピー」

「……はい!」

 

 コイツ一生笛吹いてるなと呆れながら、画面の調子やマイクの音量などを確認する。

 ……よし、どうやら問題はないみたいだ。

 

「それでは本日はMDをやっていこうと思います。基本的には各々デッキを3つずつ組んできたのでそれで対戦していきます。そして、最終的に1番多く勝った人には新弾の基本パックを1BOXプレゼント!」

 

 ──パチパチパチパチ

 ──ワァァァァァァッ

 ──ヒューヒュー

 

 :おおおお

 :サウンドエフェクトは草

 :メイリィェ

 

「それでは対戦していきたいんですけども、誰からいきます?」

「そうですね……ここはダイスで決めましょう」

「「ダイスロール!」」「ピーッ」

「4!」「5」「ピッピッ(6)

「それじゃあ……最初は私とシスイさんからやりましょう」

「そーですね。メイリィ、bgm任せた」

「ピーピピッ」

 

 曲は……おっと、メニュー画面の曲のアレンジか。

 メイリィが演奏する度に思うことが、一度聴いた曲を完コピするどころかアレンジまでできるのは本当に化け物じみているということだ。

 これのせいで昔何人の演奏家が膝をついて業界を去ったんだっけな……

 

「それでは早速対戦お願いします」

「お願いします。コイントス結果は……表、私が先行ですね」

「──スゥゥゥッ、どうぞ」

「セイジ召喚! 効果発動!」

「終わったぁ!」

 

 :あっ

 :次行きましょう

 :はい、終わり終わり! 

 

 ◇

 

「そして最後にケルベロス、コレでターンエンドです」

「……(3素材アポロ、Wアストラム、バロネス、相互ケルベロス、バリア×3)──ふぅぅぅ、私のターン、ドロー! くらえライスト!」

「バリア」

「羽箒!」

「バリア」

「サンボル!」

「バリア」

「三戦!」

「バロネス」

「……‥アルベル召喚、効果発動!」

「アポロ」

「……ターンエンド!」

「私のターン、ドロー! バトル!」

「うわぁぁぁぁぁぁぁっ!!!???」

 

 五十鈴響子 WIN

 

 :酷すぎて草

 :楽しいなぁ

 :草

 

「こんなんじゃ、満足できない……」

「ふぅ、満足できました」

 

 2戦目(メイリィvs響子)

 

「ピッピッピッ、ピッピッピッ、ピッピッピッピッピッピッピッ!」

「どうして三々七拍子?」

「(バロネス、サベージ、デンジャラスガブの確定三妨害、ですが手札が結構ありますね……)私のターン、ドロー。ではデスガイドを召喚し、効果発動!」

「テテテーテー、テテテーテーテテー」

(……何故コ○ン?)

「続けて手札からデーモンを捨ててワンフォーワンを発動します」

「テテーテテレレレ」

(……今度は何故マ○オ)

「ウララを握っていましたか……ではパラノイア発動」

「デッデッデーデーデーデンデンデーレーレーレー」

(……情熱○陸?)

「バロネス……では舞い戻った死神を「デデドン! (やしき)」……ターンエンド」

「デレレレレレデレーレレー」

(あー、この曲は確か)(確かこの曲は……)

「「城○内死す」」

 

 :まじで喋ってなくて草

 :デュエルで語ってるんだよ

 :日本語で語ってもろて……

 

 3戦目(シスイvsメイリィ)

 

「はい失烙印」

「」

「はい烙印融合」

「」

「はいミドラーシュ」

「」

 

 :おぉう……

 :展開デッキ相手にそれは不味いですよ

 :ロックしてくるやつきらい

 

 まさかいきなり満足してきたりするとか思わないでしょ……うん。

 

 ◇

 

「シンクロンとコンバーターで……スピーダー!」

「あぁ……どうぞ」

 中略

「お返しの5妨害、どうぞ!」

「ふぅ……化石「無効‼︎」」

 

 :これはクリアマインド

 :やりすぎィ! 

 :モーメント壊れちゃーう

 

「今そちらに送らせていただいたビシバールキンの攻撃力の上昇値は8000、よってマシュマックの効果により8000のダメージです」

「ピーッ!?」

 

 :先行ワンキル草

 :コレが令和のスクラップかぁ……

 :この人一生ワンキルしてる気がする

 

「ええと、バリアが3枚にバロネスサベージ、オーガドラグーンクリスタル……スゥゥゥッ、効果発動! 「ピィィィィッ!」あぁぁぁぁっ!」

 

 :さっき見た

 :シンクロ軸の方か

 :草

 

「ふぅ、なかなかやりますね」

「そう言うあなたこそ、まさかここまでとは」

「ビィィィ……ピィィィ」

 

 :ここまで先行全勝

 :ゲーム性に問題があると思うんですけど(迷推理)

 

 ◇

 

「よし、それじゃあラピスラズリの効果を発動して響子さんに3000ダメージ! さらにダイヤでコピーしてもう一回! そして融合! ダイヤ! コレで最後! コピーして3000ダメージ!」

「誘発さえ……! 誘発さえ引けていれば……!」

 

 :綺麗にワンキル決まったな

 :一生ワンキルしてるよ……

 

「これが、令和のゲートマテリアルです。エリクシーラー! エリクシーラー! シャイニング! エリクシーラー! エリクシーラー! グスタフ! 効果発動!」

「ビピッ!?」

「ガイア! ガイア! エリクシーラー! エリクシーラー! エクシーズ、グスタフ! 効果発動!」

 

 :無限ループ草

 :平成なんだよなぁ……

 :コレは酷い

 

「〜♪」

「……ちょっと待とう? メイリィ、一旦落ち着いてターンをこちらに回さない?」

「〜♪」

「わ、わかったから。この間冷蔵庫のプリン勝手に食べたの謝るから」

「〜♪」

「まって、お願い。なんでもするから!」

「デッデデデーデレーレーレーレー」

「あっ」

 

 :命乞いは草なんよ

 :ん? 今なんでもって

 :ガンマンループ決まったぁぁ

 

 ◇

 

「……あの、コレどうしましょう」

「ええと……全員3勝ずつしてますね」

「ピィィィ……」

「「「…………」」」

 

 :全員互角

 :引き分け! 

 :先行勝率100%とか終わってる

 

「──はい、と言うわけで今日はみんなソリティアするようなデッキを持ち寄って対戦してきました。ここまで配信に付き合ってくださりありがとうございます」

「えー、よろしければそれぞれのチャンネル登録、高評価、ツブヤイターのフォローなどよろしくお願いします」

「ピーピーヒョロピー」

「それでは……」

 

「「さよならー」」「ピーッ」

 

 :乙

 :お疲れ様です

 :また来週を楽しみにしてます

 

 ◇

 

「……ふぅ、配信お疲れ様でした。今日はコラボしていただきありがとうございます」

「ああ、いえ。こちらこそ、コラボありがとうございました。あのー、私実は響子さんの配信結構見てて、それでいつかこうしてMDとかしたいなと思ってたんですよ」

「シスイさんほどの方に言われるとは、光栄ですね」

「はは、私はそこまで大したものじゃないですよ……」

「いえ、十分すぎるくらいには大物です」

「……そうですか?」

「はい」

「…………そっかぁ」

 

「……ところで、なぜ先ほどからメイリィさんはシスイさんの膝を枕にして寝ているのですか?」

「そういう関係だから、かな?」

「そういう関係」





・姫水シスイ
融合系が好きなVtuber。高速中速低速あらゆるデッキを作っては配信で使用している。大体ダイヤ帯の人であり、満族。

・五十鈴響子
指定満族組ミララボ支部部長のVtuber。ソリティアと先行ワンキルだけが生き甲斐。
↓大体のイメージ(さくメーカー様にて作成)


【挿絵表示】


・メイリィ
主に展開系デッキでシスイをサンドバックにしている。今夜はお楽しみだそうです。
↓大体のイメージ(逆光乙女様にて作成)


【挿絵表示】


Q.TRPGどこに行った?
A.番外編送りになりました。

気が付いてたら1万UA行ってました。
ありがとうございました。

それでは筆者の次回作にご期待ください

〜(完)〜

もし書くとするならこんな番外

  • セブンデイズの成り立ち
  • 水の人の受難
  • メイリィについて
  • 4期生と先輩方
  • 番外編なんかねえよ
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