雑に配信するVtuber   作:一汎人

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簡単な人物紹介

五十鈴響子←丁寧なマジメちゃん。ゲームが超上手い。
穢祭ヨカゼ←そこそこ丁寧な野郎。ゲームがちょっと上手。
メイリィ←いっつも演奏ばっかしてる。ゲームは上手くない。
姫水シスイ←そこそこヤバい奴。ゲームは上手?
アリス・カツラギ←割とヤバい奴。ゲームは比較的上手なはず。


【四期生コラボ】人生初マイクラをする【#キヨメシアクラフト】

 

『──というわけで、シスイさんにはこれから同期組とコラボしてもらいます』

 

「……はい?」

 

 ◇

 

 何故か初コラボにも関わらず割と馴染みのあるような、見知った面子と共に人生初マイクラをするような超絶美少女Vtuberというものがいるらしい。

 もう大体わかるかな。

 

 私だ。

 

 今日も今日とて週一配信を早速やっていこうと早速ゲームの動作確認をしているけど、やはり慣れないゲームだからかちょっともたついて配信開始時間が遅れてしまいそうだ。

 

「マイクラの起動は……よし、何とかなった」

「大丈夫そうですか?」

「ええ、何とかなりそうです」

「良かった。それじゃあ配信準備しますね」

 

 ヘッドホンから聞こえてくる同期の声に反応しながら、パソコンを操作して配信の準備をする。

 その途中、画面の端にあるザットコードに自分含めて4人いる表情があるのを見て、感慨深いような、どうしてこうなったと言いたいような、複雑な気持ちになる。

 

 まあ、そんなことを思ってもいまさらどうしようもないので、諦めてこの場をどうにかして楽しむか。

 そう思い、配信開始のボタンを押した。

 

「まあ皆さんご機嫌麗しゅう、週一配信系Vtuberの姫水シスイさんでしてよ」

「まあ何故お嬢様風でいらしたのかしら?」

「何せ私はエリート系Vtuberですもの。そういうあなた様こそどうしてお嬢様風でいらしてるのかしら?」

「私は超超超絶エルィィィィトなVtuberですもの。であれば、お嬢様であるのはトゥーゼンのこと」

「あらやだお優雅。惚れてしまいますわ」

「でしょう?」

「「オホホホホホホッ」」

 

「ちょっと待って、何でこの二人打合せなしで息のあった会話をしているの!?」

「流石草をやり尽くした2人なだけありますね」

「「失礼な‼︎五十鈴さん(ちゃん)! 世の中には言っていいことと悪いことがありましてよ‼︎」」

「何でその長文でハモる!?」

「ピーッww」

 

 :信じられるか? 初コラボなんだぜ

 :これが草の会……

 :メイリィ吹き出しててワロタ

 

 何故か息の合う会話を同期のVであるアリスとしていたけれど、本当にあの長文がハモったのは正直謎に思ってる。

 寧ろ事前に一切やり取りしていないのにここまで息があっているとすごく恐怖を感じる。

 

「…………」

「どうしたんですか、アリスさん」

「事前に打ち合わせしてないのになんでここまで息が合うのかわからなくてすごく恐怖を感じた……」

「やっぱり怖いですよねー」

「ねー」

「2人をみてるとこっちが怖くなりますね……っと、ここらで一旦茶番はやめてください」

「「はーい」」

 

 :仲良し

 :シスアリ‥‥ありだな

 

「それでは遅くなりましたが、マイクラ配信をはじめていきたいと思います。初めての方も居るので、まずは自己紹介からやっていきます。どうも皆さんこんにちは、ミララボ4期の良心担当五十鈴響子です。よろしくお願いします」

 

「よろしくー」「よろよろ」「よろしくお願いします」「ピーッ」

 

 :良心……? 

 :また猫かぶってる

 

「それじゃあ次はオレが行きます。超絶スーパーウルトライッケメェーンことオレの名前は穢祭ヨカゼ! ミララボ所属のVtuberにして4期の良心担当です! 今日はよろしくお願いします!」

 

「「よろしくお願いします」」「よろしくー」「ピッ」

 

 :イケ……メン? 

 :良心とは

 :顔がない件

 :フード界隈ではイケメン定期

 

「順番的に……次は私か」

「ピーッ! ピピピッピピーッ‼︎」

「改めて自己紹介すると、普段は4期のメンバーの最大の良心系Vtuberやってますミララボ所属にしてセブンデイズの水の人こと姫水シスイさんです。今回は4期のみんなと初めてコラボできると聞いて楽しみにしてたので、今日一日よろしくお願いします」

「ピーッ‼︎ピーッ‼︎ピーッ‼︎」

 

「よろしくお願いします」「初コラボよろしく!」「よろしくねー」

 

 :良心……かなあ? 

 :後ろで抗議してる音がw

 :メイリィ省かれてて草

 

「最後は私ってわけね。いつも貴方の背後を見つめる人形、アリス・カツラギです。一応ミララボ所属のVtuberをやってるね。この中だと……私が良心担当になりそうだね」

 

「は?」「何を言ってるんですか?」「寝言は寝て言え」

 

「………………ぐすっ」

 

 :あーあー泣かせた

 :辛辣すぎて草

 :流石初コラボの相手にも冷たくされることに定評のあるアリスだ

 

「それじゃあ自己紹介も無事に終えたことですし、今回やっていく企画の紹介に入りましょう」

「ボォォォォォォッッ!」

「今回やって「ボォォォォォォッ‼︎」行く企画は、ハードコアで初心者が1人いる「ボォォォォォォッ‼︎」状況でエンドラ討伐‼︎」

 

「いえーい」「フゥーッ‼︎」「やったー!」「ボォォォォォォッ‼︎」

 

 :え? 初心者がいる状態でハードコアエンドラ討伐を!? 

 :できらぁ! 

 :できねぇ! 

 

 ……うん、さっきからみんなスルーしてるから触れなかったけど、流石に触れてあげた方がいいかな。

 最初はリコーダーだったのが気がついたら角笛の音になってるし、なんなら哀愁が漂っているような音にも聞こえる。

 

「……そういえば、まだ自己紹介してないアホが居ましたね。そこで角笛を吹いているメ「ボォォォォォォッ‼︎」…………はい」

「それではプレイスタート‼︎」

 

 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

※以下切り抜きより抜粋

 

「さて、マイクラの世界に無事に入ってきたわけですが、シスイさんこの後どうすれば良いかわかってますか?」

「あー、ちゃんと予習してきたんで大丈夫です」

「おー、えらいえらい」

「参考までにどうするのか聞いておきましょう」

「まずはメイリィを倒します」

「ピ──ッ!?」

 

 :相変わらずメイリィに対する殺意が高すぎる

 :ハードコアの世界なんだよなあ

 :余裕だなー

 

「因みにこれ死んだ場合はやり直しにするんですか?」

「まさか、しませんよ。もし途中で死んだ場合は話しかけるだけの機会になってもらいます」

「嘘ォ!?」

 

「いやー怖いですねー」

「まあ私たちには関係のない話ですけどね」

「「はっはっはっはっ」」

 

「ポンポンポロロロポンポロロン」

 

 :既に1人殺されている件

 :日本語が喋れないばっかりに

 :流石音響担当ww

 

「あ、鉄発見です。ヨカゼ君とアリスさんこれみてくださいよ」

「ちょっと待ってて今スケさんの群れと大乱闘してるから!」

「じゃあお先に失礼」

「待てアリスオレを置いていくなァァァァ‼︎」

 

「……平和ですね」

「ダンッ! ダンッ!」

 

 :ヨカゼ君は唯一の野郎だからね。仕方ないね

 :置いていきやがったww

 :1人で黙々と作業する響子さんお疲れ様です

 

「ネザーゲート作りましたー」

「おーありがとうございます」

「シスイさんは初心者と思えないほど手際がいいですね」

「まあ、草で鍛えてるので」

「成る程、確かに6週連続で配信をしていたら草で経験が身につくのは当然のことですね」

「ウッ!」

「思えば配信で最初にオレとシスイさんが一緒ゲームしたのって草の方か」

「システィ先輩とのコラボ配信でしょ? 私も参加したかったなー、草戦争」

「……草の話はやめません? あのアホが湧いて出てくるので」

「〜〜♪」

「意気揚々とヴァイオリン弾きはじめやがったぞコイツ」

 

 :ダメージ食らってて草

 :草を広めた元凶がいるぞ

 :草の製作者(冤罪)と言われてる奴だ、面構えが違う

 

「あら、ガスト来ちゃった。ヨカゼ君任せた」

「任せろ! 火の玉……よし一発!」

「おー、お見事。私がやろうとしたら消し飛ばされてしまいますね」

「敵モブと戦おうとすると途端に弱くなるのは一体どう言う理由があるんですか?」

「あー、そーですねー、私NPCに弱弱系Vtuberやってるんですよ」

「その結果が先週の2連ファンブルですか」

「配信見てたんですね……」

 

 :草

 :何でNPCに弱いんですかねぇ

 :メイリィを一方的に嬲れるる程度には強いのに

 

「くっ! ウィザスケに囲まれちゃった!」

「アリスさん大丈夫ですか?」

「ごめんシスイちゃん……私はここまでみたい……」

「そんなっ! 生きて現世に帰ろうって約束したじゃないですかッ!」

「約束……果たせなくてごめん……! 最後に一つだけ……お願いしたいな……」

「何……ですか。それは……」

「…………おっぱ「とっととくたばれ‼︎」あっ」

 

 :草

 :助けにきたヨカゼにとどめ刺されて草

 :唐突な寸劇が始まったと思いきや唐突に終わっていた件

 

「ピーヒョロピー」

「はぁ、メイリィ何か嬉しそーじゃん。アリスさんが死んで脱落組が増えたから満足って感じ?」

「ピーッ‼︎ピーヒョロぴぴぴぴピーピロピー」

「ここまできたら流石にそっちには行けないよ。もうそろそろで要塞に辿り着きそうだし」

「ピピピピーッ!」

 

「何であの2人会話が成り立ってるの?」

「互いが互いに最古参のファンだから、でしょうか」

 

 :てえてえ……? 

 :なお送り込んだ犯人とその被害者の関係の模様

 

 

「オラっ! 早くタマを落とすんだよ! ……くっそ、玉無しだったか」

「〜〜〜〜♪」

「ピアノ演奏がアイテム入手の曲を流したと言うことは、パールが出てきたんですね?」

「出てきてないんだよなぁ」

 

 :この人いくつの楽器弾けるの……? 

 :V界どころか音楽界でも随一のヤベェ奴

 :何でVtuberやってるのかわからない奴

 

「要塞に到着しましたね。シルバーフィッシュに気をつけて進みましょう」

「うわっ!? なんかシューシュー言ってる小さいのが出てきた!」

「言ってるそばから出てきちゃったかー」

 

 :とか言いつつ処理に走るヨカゼくんまじヨカゼ

 :その間に1人で先へ進む響子さんぱねぇっす

 

「これゲートですよね?」

「そうですね。目はヨカゼ君が持っているので、ヨカゼ君にはめてもらいましょう」

「りょーかい。それじゃあ僭越ながらオレがはめますね」

 

「おー、これがエンドへのゲートですか」

「ここまで長かったですね。5人もいたのに随分と時間がかかってしまいました」

「ダンッ! ダンッ!」

「1人速攻で死んでるんだよねぇ」

「一体誰がそんな酷いことを……!」

 

「ピーッ!」「シスイさんだろ!?」「シスイさん」「シスイちゃんでしょ」

 

 :全員から指摘されてて草

 :イッタイダレガソンナヒドイコトヲー

 

「よーしエンド到着!」

「まさか本当に死なずにここまでくるとは……」

「最初やるって聞いた時正気かと思ったよ」

「でもこうしてエンドまで来ることができたのは、まーやっぱり皆さんの協力があったからですね」

「シスイちゃん……」「シスイさん……」

「……だから、ここまできたら絶対に勝ちたいですね。エンドラに」

「ええ! 勝ちましょうエンドラに!」

「それじゃあまずはクリスタルを破壊しなきゃね。まずは弓矢でクリスタルを狙い打って!」

「はーい。ええっと…………あれ?」

「クリスタルがもうない……だと……!?」

 

「私が全て破壊しました。これで安全にエンドラが討伐できますね」

 

「「「仕事が早すぎる‼︎」」」「ピ──ーッ!」

 

 :流石エンドラ討伐RTAの記録保持者だ

 :なぜ黙々とやるんですかね

 :そら寸劇をやり出したからやろなぁ

 

「あとはエンドラのHPを削り切るだけですね」

「あの……何故ベッドを持っているんですか?」

「それはですね…………」

 

『ギュアァァァァァァ』

 

「これが1番早いと思います」

「何でベッドが爆発するんですか!?」

 

「謎だねー」「謎だなー」「謎ですね」「ピポポピー」

 

 :不思議だなぁ

 :ベッドで倒されるエンドラェ

 :まあブロックが浮いてる世界だし、多少はね? 

 

 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

「はい、と言うわけでエンドラ討伐お疲れ様でしたー!」

 

「わーわー」「お疲れ様!」「お疲れ様でした」「ピーッ」

 

「まあアリスさんとメイリィは何故かマイクラしてなかったんですけども、無事に目標達成できたと言うことで本当に良かったですね」

「初心者に負けたー、悔しい!」

「〜〜♪」

 

 :乙

 :お疲れ様です! 

 :エンドラ討伐おめでとうございます‼︎

 

 メイリィが抗議するかのようにピアノを弾いているけれど、誰一人触れることはなくそのまま今回の配信への締めへと移って行った。

 あそこはあれがよかった、だったり、これはこうした方が良かったと言ったプレイの内容的な物や、アプデで追加されたものの情報を一部共有したりだとかをした。

 

「──とまあ、こんな感じで今日のところはお開きとしますか」

「えー、そんなぁー! 私もうちょっとシスイちゃんと一緒にいたいのに!」

「あー、ごめんなさい。私水曜日だけの限定キャラなので」

「あ、そっかぁ。それじゃままた次の水曜日、だね」

「…………はい」

「何今の不自然な間」

 

 :否定させないと言う圧を感じた

 :もうそろそろ水曜日が終わっちゃう

 

「〜〜♪」

「…………と言うわけで今回は響子さん、オレ、メイリィ、シスイさん、アリスさんのミララボ4期生のマイクラコラボでした!」

「高評価並びにチャンネル登録などがまだ済んでいない方は今すぐにお願いします」

「ツブヤイターのフォローもよろしく!」

「それじゃあまあ、また来週お会いしましょう」

 

「「「「ばいばーい」」」」

 

 こうして配信の締めの挨拶を行ってからちゃんと配信を切る。

 切り忘れて色々漏れ出たりしたら大変だから、その辺りはちゃんと確認しておかないと。

 

「いやー今日は楽しかったですね」

「そーですね。ヨカゼ君と響子さんがとても上手で本当に助けられました」

「いえ、シスイさんの手際の良さもなかなかな物でしたよ。よければ、またマイクラでコラボなどもまたしませんか?」

「いいね、それ。今度は他の6人も入れて11人でやる?」

「多すぎだろ……でも、それも面白そうですね」

「ぴー」

 

 またこの4人とコラボ……か。

 今日一日、それもたった数時間ゲームをしながら駄弁っていただけだったけど、その時間はとても心地よい物だったし、あっと言う話に感じた。

 とても居心地が良かったと感じることができた。

 そんな時間がまた過ごせるんだとしたら──そう考えたら、私の答えは一つだ。

 

「──はい、またやりましょう。みんなでコラボ」

「ああ!」「うん!」「はい!」「ピッ!」

 

 こうして私たちミララボ4期勢5人のコラボは終了した。

 

 

 

 なおしばらくしないうちにこの5人は再び集まることとなるのだが、この時はまだ誰も知る由はなかったとさ。




補足
・姫水シスイ
今回のコラボで1番楽しんでいた人。ただし内面描写を開くととんでもない長さになる上、元の内容も超長くなるので雑に切り捨てられた。いつか補完する。

・その他の4人
次回から怒涛の勢いで出番を増やしていくので、個別の回でそれぞれ紹介する。

登場してほしい曜日

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