淫魔「やっぱ人間」竜族「そらもう」吸血鬼「人間よ」魔獣族「一番好き」天使「救って差し上げましょう♡」 作:お便器
まぁ大体そんな感じですよね
1:名無しの天使
全ての人間様を全て救ってしまった気がします……
2:名無しの天使
喜ばしいことです
3:名無しの天使
しかし、罪ある人間様の改心して私達に溺れてくれるお顔はこれでもう見れなくなってしまったわけです……
4:名無しの天使
それは……
5:名無しの天使
嘆かわしいことですね……
6:名無しの天使
そういえば最後の大罪を犯したと言われる人間様はどうなりましたでしょうか?
7:名無しの天使
七大天使様の一柱であるアズライール様が罪の自浄は望めないとおっしゃってましたね
8:名無しの天使
ああ、ということは
9:名無しの天使
ええ、彼の罪なる魂はアズライール様の聖胎で清浄する運びとなりました
10:名無しの天使
欲望の根幹を根こそぎ搾り取って、肉体という殻から魂をその御身に宿して『産まれ直し』を行う、尊い儀式……
11:名無しの天使
穢れきってしまった魂、肉体を一から作り直す……生と死を司るアズライール様だからこそ出来ることです
12:名無しの天使
罪なる人間様が無垢なる御子となってからは……
13:名無しの天使
全ての天使が御子の母となり
14:名無しの天使
姉として優しく接し
15:名無しの天使
はたまた妹のように無邪気に触れ合い
16:名無しの天使
恋人のように熱いひと時と過ごした後に
17:名無しの天使
安寧と平穏で満ち溢れる天にて妻となる……
18:名無しの天使
素晴らしいことです
19:名無しの天使
しかしながら
20:名無しの天使
罪なる人の子は全て救ってしまいました……
21:名無しの天使
けれども、苦悩に苛まれる人間様はまだまだ地上にいます
22:名無しの天使
そうですね
23:名無しの天使
最近は教会でシスターとして皆様の苦しみを聞いて回る生活をしておりますが……
24:名無しの天使
ええ
25:名無しの天使
魔族の方々の悩める恋について、話を聞くことが多いですね
26:名無しの天使
まぁ
27:名無しの天使
ええ、ええ
わかります
28:名無しの天使
愛するために生まれた存在である人間様ですから……
私達と同じ、牝しかいない魔族の方々も人間に惹かれ恋に落ちるのは至って普通でありましょう
29:名無しの天使
ええ、ええ
30:名無しの天使
なのでその方にちょっとしたお呪いをお教えいたしました
31:名無しの天使
恋に纏わるお呪いですね
32:名無しの天使
その通りです、その殿方を虜にするためにはどうすれば良いのか
33:名無しの天使
単純な話です、好意をそのままにお伝えすればよいと
34:名無しの天使
愛しています、慕っています──
35:名無しの天使
すこし、喉に魔力を乗せて恋の輪郭をなぞるように喋るだけ
36:名無しの天使
それだけでどんな人間様も伝えられた愛を自覚し、彼女への恋に目覚めます
37:名無しの天使
ええ、私達は恋に苦しむ方々の背中をそっと和らげるようにしながら押して差し上げているだけ
38:名無しの天使
ただ、きっかけがないから一歩踏み出せない
そんな方々が結ばれて、教会の鐘に鳴らされて幸福に満ち溢れた顔で祝福されている時は何とも表現し難い喜びです
39:名無しの天使
あの感情はなんなのでしょうか
40:名無しの天使
アズライール様が仰るには、母が子の結婚を祝い喜ぶ様と同じだと……
41:名無しの天使
なるほど……
42:名無しの天使
つまりこの感情は、人間様や魔族様を愛する子供とみなしているからこそ……なのでしょうか
43:名無しの天使
すっぽりと、あるべきところに落ち着いた感じがします
44:名無しの天使
ええ、ええ
腑に落ちる、とはこういうことを言うのですね……
45:名無しの天使
あの……少し違う話をしてもよろしいでしょうか?
私もシスターとして教会に赴いたのですが……
祈っている最中に視線を感じまして
46:名無しの天使
まぁ
47:名無しの天使
それはそれは
48:名無しの天使
もしかして……敬虔な人間様でしょうか?
49:名無しの天使
そうですね
何やら薄汚れたような方で……教会に訪れたのもお祈りの後のご飯をいただくためだったようで
どうやら身寄りもなく家もない、ほーむれすと呼ばれている男性でした
50:名無しの天使
まあ……直ぐにお救いしなければならないような人間様ですね……聞いているだけで辛くなってきます……私であれば直ぐに天界にお招きして幸せをたっぷりと教えて差し上げてるところでした……
しかし……その口ぶりからして、貴女はお話を聞くことから始めたのでしょうか?
51:名無しの天使
ええ、ええ……
まずは人間様がどんなお悩みなのかを分析するために心の声に耳を傾けてみたのです
やはり、一度は苦悩をお聞きしなければ人間様の全てをお救い出来ないと思っていましたので
52:名無しの天使
もしかして……読心を?
53:名無しの天使
はい、行使致しました
そうしたら……
「ここのシスターさんエロいんだよな……天使らしいけど、あんなムチムチの身体であんなん聖職者は無理だろ」
「なんだよあのシスター服……ぴっちりと張り付いてるせいで身体のライン丸見えだしよぉ……何年とヤってねぇ俺に毒だっつーの……」
「あ゛〜〜〜〜〜マジで懺悔室でしゃぶってくんねぇかなあ……」
といった色欲を包み隠そうともしない、劣情の数々でして……♡
54:名無しの天使
まぁ……♡
55:名無しの天使
この平穏極まる地上でまだこんな敬虔な人間様が……♡
56:名無しの天使
いらっしゃるのです、やはり
元より一人でも多くお救いしたいと言う一心で舞い降りましたが……こんなにも早く敬虔な人間様に出会えるとは……♡
57:名無しの天使
祝福しなければなりません……♡
58:名無しの天使
しかし、まずは人間様の欲望を発散させねばと思い立ち、食べ終わるのを見計らって声をかけました……
59:名無しの天使
想像出来ますね……
60:名無しの天使
見下ろされて少し怖がっておりましたので、前屈みにして目線を合わせて差し上げると……胸に向けて痛いぐらいの熱い視線が……♡
61:名無しの天使
ああいけません……♡
62:名無しの天使
乳房とは母性の象徴……♡そこをじっと見る行為は胸に溺れながら私達の寵愛を望むという意思……♡
63:名無しの天使
こちらの方へよろしいですか、と申し上げれば驚いた様子ですんなりと懺悔室に赴いてくださりました……♡
64:名無しの天使
ああ、聞いているだけで疼いてしまいます……♡
65:名無しの天使
手を引きながら、私が人間様の事をどう思っているのか……♡
このまま懺悔室で何をするのか……♡
そして私の愛を受け取った後はどうなるのか……♡
一字一句、丁寧に……♡言葉に愛を込めて、じっくりとお伝えしました……♡
66:名無しの天使
火照ってきました……♡
67:名無しの天使
そうすると人間様は……♡遠慮もなく、太い指先を臀部に這わせて食い込ませながら鼻息荒く私を求めてくださいました♡
68:名無しの天使
えっちです……♡
69:名無しの天使
そんな滾る獣欲を押し付けられてしまえば、熱い交わりを求めてしまいます……♡
70:名無しの天使
私の口やほとで全ての汚れを舐め取って差し上げれば、さぞ満足したようでして……♡
たっぷりと寵愛を注いで下さって……♡
71:名無しの天使
大変羨ましいです……♡
敬虔な人間様と、懺悔室という空間で交わる……♡
人間様の悔いや罪の贖いを私達に向けて吐き出して貰い、それから天へと誘う……♡
72:名無しの天使
蕩けるような交わりでした……♡
行為の最中、私に孕め、孕めという至上の悦びに達するようなお言葉も言って頂いたので……♡
73:名無しの天使
まあ……♡
74:名無しの天使
祝福を与えている中、私達天使との子を成そうとするなんて……♡
なんという人間様なのでしょう……♡
敬虔という言葉では足りません……♡
75:名無しの天使
掻き抱くような包容を幾度と行い、もうこの人しかいないと思いながら……♡結婚してくださいませんか……?♡と申したら
「結婚するに決まってんだろっ♡」と……♡
76:名無しの天使
ああ、ああ……なんという……♡
77:名無しの天使
もう居ても立っても居られず、そのまま天へと連れ帰りました……♡
交わりに疲労したのか、今はベッドでぐっすりとご休息されてます……♡
78:名無しの天使
聞いているだけで身体に迸りが駆け抜ける、素晴らしいお話でした……♡ありがとうございます♡
79:名無しの天使
私も地上にてシスターとして教会に赴かなくては……♡
敬虔な人間様をお救いして差し上げたい……♡
80:名無しの天使
ええ、ええ……♡善は急げといいますから……♡
皆様に敬虔な人間様が見つかるようお祈りします……♡
アズライール:全ての天使を束ねる大天使の7人の1人。見捨てられ、報われないような人生に他者を傷つける、害を為すように歩んできた人間に対しては天使達に引き渡されるが、口にすらしたくないような大罪人に対しては七大天使の自らの手で罪が洗われる。罪の重さにより担当する大天使が決まっていて、罪なる子が贖い終わるまで天界にて保護される(尤も、天使達は人間が大好きであるため心配のあまりに天界に閉じ込めてしまっているケースも多々あるが)。
しかしながら、どれだけの手で以ってしても重過ぎる罪、悪意を持つ人間の贖罪が難しいと認められた場合はアズライールの手で更生が行われる。
更生の内容は口にし難い。女であれば魔法にて陰茎を生やされる。
人間の男女共に72時間による耐え難い愛撫で一度の絶頂も許さず、狂いそうなほどの快楽に沈めてから、本格的な贖罪が始まる。
泣き叫んでも終わらない搾精により搾られ尽くし──ほどなくして絶命させられる。そうして胎に収められた精を基盤に魂をゼロから作り直す『産まれ直し』が行われる。大天使の子宮によって優しい慈愛に包まれた魂は変わり、無垢なる子供として生誕した子は一身に天使達の深すぎる愛情を注がれ育つ。天界という、天使のみ蔓延る世界で愛情と愛欲に爛れた生活を送ることになるのはいうまでもない。
天使:天界に住む種族。基本的に善性であり、困っている人を見れば種族問わず損得勘定抜きで助け、面倒を見て欲しいと乞われれば喜んで天界へと誘ってくれる。天界以外では教会にいることが多く、その場合はシスターとして天に祈りを捧げているのがほとんど。しかしながらシスター服の下は天から離れて人間成分を不足しているために疼きに苛まれていて、敬虔である人間を見れば言葉巧みに懺悔室に誘いながら懺悔穴に唇や下腹部で精を搾ろうとする根っからのスケベ族。また天使自体、愛そうとする者は種族性別は問わないため乞われれば女でも容赦無く腰砕きになるほど寵愛を注ぎまくる。
尚懺悔室で行為を働いてしまえば天界に同行する意思があるとみなされて連れ去られてしまうため注意が必要。
性欲をぶつけられたり、色欲に濡れた瞳で見られるだけで視姦している人間が敬虔な教徒だと問答無用で信じる性質であるため、天使を避ける時は決して目を合わさないこと。
一つ救いなのは、お手つきの人間には手を出さないこと。
寵愛を注がれている者に天使がちょっかい出すのは両者の想いを踏みにじること他ならないという教えがあるため。
そのためか、魔族達が手をこまねいてるところに手助けをする恋のキューピッドになることも。
自分のしている行動が正しいと信じて疑わない性格をしており、人の心を読む『読心魔法』や魅了魔法の行使に躊躇いがない。
人間の保護とは言うものの、本質にあるのは独占欲であり、愛してやまない彼らを決して出られない天界に閉じ込めている。
そこに人間の意思はなく、ただ彼女達の大きすぎる愛の受け皿として包み込まれる。
死にたいという意識は慈愛に塗りつぶされ。
逃げ出したいという願望は愛欲によって潰され。
思考という人間が唯一持つ機能は包容によって溶かされる。
人間は母乳を飲まされながら柔らかな牝の肉に溺れるだけの存在と化す。
悪意のない善意のため厄介な性格ではあるが、話自体は聞いてくれるし人間が自分の意思で愛を伝えることが出来れば対等の存在として側に立ってくれる。ただし、その前に思考を奪われてしまうのが大半である事は留意しておきたい。
──『天使の生態』から流用