【百合百合か】アサルトリリィの世界に死神代行(消失編時)の力で介入するってよ【挟まらないようにせねば…(´•ω•)】   作:ストライカーシグマ5

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前回のお話!

1つ!梨璃ちゃんの髪飾りを皆で探し見つけたぜ!さすが百合ヶ丘だァ

2つ!精神世界での戦いを制した真!爆発されて現実に戻されるという謎仕様で帰還!

3つ!でも髪飾りは事案…じゃなかったj・ヌーベルが作ったものだった!本物はとっくに見つけてたらしい…できる女だ!楓ちゃん!あと結梨の分も作っててくれたよ!


【自己犠牲は】ユリ【周りを傷つけるんやで】

side梨璃

 

よし、着替え完了。じゃあ行ってきます

 

閑 「ごきげんよう…早いのね」

 

梨璃「ごきげんよう閑さん。ちょっと朝練に」

 

閑さんを起こしちゃったか、ごめんね閑さん

 

閑 「朝に弱い梨璃さんにしては随分続くのね」

 

梨璃「あはは…うん。私皆を守れるようにもっと強いリリィになりたいから」

 

少しでも皆に追いつけるように…あんな思い、誰にもさせたくないから

 

梨璃「何だか夢から覚めたみたい。私お姉様に憧れてここまで来ちゃったけどリリィって人を守るものなんだよね。分かってたつもりだったけど私自分のことばっかりで…」

 

閑 「そう自分を追い込まない方がいいわ。責任感と罪悪感はきちんと分けないと身を滅ぼすわよ…」

 

と欠伸をしながら返してくれる閑さん

 

梨璃「ありがとうはっきり言ってくれて…行ってきます」

 

 

 

side真

 

真 「はぁ…はぁ…」

 

ベッドの上だとやることがないのでダンベルを片手であげています。でも…はぁ…結構…はぁ

 

真 「1週間も…はぁ…寝てた…から…筋肉…衰えてるな…っ!」

 

 

500:一般転生社畜 ID:0LvXNk+pC

1日分の鍛錬を取り戻すのに3日かかるってよく言うしな

 

502:一般転生社畜 ID:b8IF5Xsor

てかまだ傷口塞がりきってないんだからほどほどでやめとけよ

 

503:一般転生社畜 ID:T/+gdtb/u

午後からリハビリもあんだろ

 

505:一般転生社畜 ID:JLvwzxLU0

昨日それで祀様に怒られたのお忘れ?

 

506:一般転生社畜 ID:u1fgGB++P

その後ろに立ってた美鈴様がめっちゃ怖かったゾ…

 

508:一般転生社畜 ID:Z/115jgbX

般若…いや羅刹だった(ガクブル)

 

509:一般転生社畜 ID:qk2+a0GRs

び、ビビってなんかないもん(ジョワァ)

 

510:一般転生社畜 ID:a7++5GBWB

漏らすな!

 

512:一般転生社畜 ID:Ko/HhVQPT

まぁでも確かに怖かった…

 

513:一般転生社畜 ID:IcS+Sjrvb

本当にあの人戦えないかすら疑わしいわ

 

 

〜回想〜

 

真 「ふっ!ふっ!」

 

あーくそ…10キロダンベルでかなり疲れるな…

 

祀 「失礼します」

 

美鈴「お見舞いに来たよ」

 

真 「んお?ふっ…いらっしゃい…ふっ」

 

祀 「な、なにやってんの!」

 

とダンベルを取り上げられる…ああ、返して…

 

祀 「真君、君大怪我したのよ?わかってる?って重っ!」

 

真 「え、うん。だからさっさと復帰する為に筋トレ」

 

祀 「そんな激しい運動したら傷が開くでしょうがー!!」

 

バチコンとハリセンで叩かれる。いっっったぁぁぁい!!

 

真 「待って!それの方が痛い!!」

 

祀 「ともかく!これは没収です!美鈴様からも…美鈴、様?」

 

振り向いた祀ちゃん、が

 

真 「み、美鈴ちゃん?」

 

あ、あのあの…なんか角生えてません?…その笑顔怖いよ((((;゜Д゜)))

 

美鈴「真」

 

真 「ひゃい!」

 

俺の肩を掴む、い、痛い…

 

美鈴「君は今すごい怪我をして入院している」

 

真 「はい…」

 

美鈴「そんな君が筋トレをすれば塞がり始めた傷が開くのは分かるよね?」

 

真 「おっしゃる通りです…」

 

美鈴「ならなぜやったのかな?」

 

真 「…早く体力取り戻さないと戦えないから…」

 

美鈴「だからって今やったら逆効果だよね?そんなことも分からないのかな?」

 

真 「い…いえ…」

 

美鈴「だったら大人しく出来るよね?なんでやらないのかな?そんなことすればどんどん治るの遅くなるんだよね?わかってるんだよね?」

 

真 「スミマセンデシタ…」

 

〜回想終了〜

 

こ、怖かった…この辺でやめておこう…

 

コンコン

 

真 「はーい」

 

 

side真 梨璃 結梨 二水 楓 神琳 雨嘉 梅 鶴紗

 

二水「失礼します〜」

 

真 「ん?どした二水ちゃん」

 

入ってきたのは二水ちゃん。なんか用かな

 

二水「美鈴様に見張りを仰せつかったので!」

 

真 「美鈴ちゃんめぇ…そんなに信用ねぇか…!」

 

悲しいね…バナージ…

 

梨璃「失礼します」

 

再びドアが開く。入ってきたのは梨璃ちゃん

 

梨璃「あれ?二水ちゃん?」

 

二水「梨璃さん!ごきげんよう」

 

梨璃「ごきげんよう」

 

真 「どうした?」

 

梨璃「真さんが無理してないか様子を見に」

 

結梨「私もいる」

 

梨璃ちゃんの影からひょこっと現れる結梨

 

二水「リリィになればいつかはこんなこともあるって覚悟はしてたつもりだったけど…」

 

梨璃「私もだよ。すぐにはどうにもならないってお姉様も言ってた」

 

真 「ま、いつかは通る道だったって事だな〜今回は何にもなくて万々歳だ」

 

お見舞いのリンゴうめぇ…

 

梨璃「当事者なの分かってますか?」

 

結梨「私も凄い怖かったんだけど」

 

真 「さーせん」

 

そんなやり取りをしていたら二水ちゃんが

 

二水「梨璃さん、ちょっと変わったみたい」

 

梨璃「そうかな?」

 

二水「うん。強くなったと思う」

 

梨璃「そうかな。だったらそれお姉様のおかげだよ」

 

真 「…確かに強くなったかもな、心持ちって大事だよ」

 

二水「羨ましいです…」

 

梅 「大丈夫。ふーみんならきっといいシルトになれるって」

 

二水「梅様!」

 

いや、待て。梅ちゃんや、なぜ当たり前のように俺のお見舞いのミカン食べてるの?

 

梅 「ほんとに誰もいなかったら私がシュッツエンゲルになってやろうか?」

 

二水「本当ですか〜!」

 

鶴紗「当分シルトは取らないんじゃないのか先輩」

 

うん、鶴紗ちゃんもなんで頭に猫乗っけて俺のリンゴ食べてるの…

 

神琳「あら。先を越されましたね」

 

雨嘉「あれ?さっき楓も見かけたけど…」

 

とちゃんと扉から入ってくる神琳ちゃんと雨嘉ちゃん

 

神琳「出ていらしたら?」

 

まっさかー居ないだろ楓ちゃんは

 

楓 「あら?どうなさったんです?皆さんがん首お揃いで」

 

いや、なんで隣のベッドから出てくんだよ。てかそのメロンいつの間に切った。そしてなぜ食べている

 

梅 「お前照れてるのか?」

 

楓 「こういうウェットなシチュエーションは私の柄にそぐいませんから」

 

梅 「柄って柄か」

 

真 「ウェットってよりそれベッドだけどな」

 

二水「みんな集まっちゃいましたね」

 

梅 「いないのはミリミリと夢結だけか」

 

神琳「ミーさんは昨夜「百由様の研究を手伝うのじゃ~」とか何とかおっしゃっていたから夜なべでもしたのでしょう」

 

真 「ミーさん?」

 

神琳「長いので」

 

そんな理由で略されるミリアムちゃん…基ぐろっミーちゃん…ダメだダサい。ぐろっぴちゃんかミーちゃんにしよう(使命感)…ゆで

 

真 「どうかしたか?梨璃ちゃん」

 

梨璃「最近お姉様と話せてなくて…美鈴様とも…」

 

雨嘉「確かにこの何日かミーティングルームでもお見かけしない」

 

梅 「あれ?講義や演習にはちゃんと出てるぞ」

 

えぇ…美鈴ちゃんは昨日会ったっちゃ会ったけど、めっさ怒られたけど…それ以外でもなんか…こう…ううん?なんて言えば良いのでしょう…これは行くしかないですなぁ…リハビリがてら理事長室にカチコミだぁ!!

 

 

side真

 

百由「こういうのは本来私の役目じゃないんですが情報分析の一環として美鈴様について調べてみました」

 

タブレットに美鈴の情報が表示される

 

百由「みんなの知る美鈴様は品行方正でその立ち居振る舞いには一点の曇りもない優秀なリリィ」

 

史房「ええ。そうね」

 

怪我の影響で戦闘には参加していないとはいえ一柳隊の戦術アドバイザーのような立場にいる美鈴

 

百由「では美鈴様がカリスマ持ちだったことは?」

 

史房「えっ?カリスマ?違うわ」

 

眞悠里「美鈴さんのレアスキルは…」

 

百由「そう。公式の記録にも美鈴様のレアスキルがカリスマだったという記録はありません」

 

タブレットを見て溜息を着く

 

百由「でもそうでないとちょっと辻褄が合わなくて」

 

高松「辻褄とは?」

 

百由「CHARMの契約を書き換えるには相応の手続きが必要です。美鈴様は戦闘の最中に契約と術式を瞬時に書き換えマギを通じてヒュージに影響を与えた、ということになります」

 

高松「そして手負いのヒュージがネストに戻り影響を広めたと?」

 

眞悠里「確かカリスマには上位スキルの存在が予言されていたはず」

 

祀 「レアスキル・ラプラス」

 

史房「人の記憶を操作することすら可能といわれていますが実例の報告はまだ…」

 

真 「眉唾だなぁ」

 

ばっとこちらを向く祀ちゃん達

 

真 「リハビリがてらちらっとよったんだけど何やらよからぬ事が起きてるな」

 

祀 「貴方…また!」

 

真 「いやいや、本当に歩く練習してたらここまで来てしまっただけです許してください」

 

今ならなんと!土下座しちゃうよ

 

真 「しかしラプラスねぇ…」

 

「ラプラス」未来の決定性を論じる時に仮想された超越的存在の概念って奴だな。ガンダムだとユニコーンに出てきた「ラプラスの箱」って奴がこれに当て嵌る。まぁあれはスペースノイドの自治権を与えるってもんだったはずだけど

 

眞悠理「当事者にも話を聞くべきです」

 

祀 「では私が。夢結とはルームメイトですから」

 

百由「ああいえ、それは私から。久しぶりにちゃんと話してみたいんです。これでも中等部時代は仲よかったんですよ?主観ですけど」

 

真 「じゃあ美鈴ちゃんは俺から聞くわ、一応あの時俺も現場居たからな」

 

祀 「君は寝てなきゃダメでしょ!」

 

高松「…なら川添君を病室に向かわせよう。それでよかろう、秦君」

 

祀 「理事長代理がそう仰るのなら…」

 

side梨璃 結梨 二水 楓 神琳 雨嘉 梅 鶴紗

 

梅 「なあ梨璃、今度パーティーやろうよ。もちろん夢結も美鈴様も呼んでみんなで」

 

そういう梅様、だけど…

 

梨璃「でも今はもっと訓練して…」

 

雨嘉「根を詰めるのもいいけど息抜きは必要だよ」

 

神琳「生活にはメリハリがありませんと」

 

二水「そうだ!ラムネパーティーなんてどうです?」

 

梨璃「え!ラムネ?ラムネかぁ…」

 

それはいいかも…ん?

 

梨璃「結梨ちゃんどうしたの?」

 

結梨「パーティーって何?」

 

鶴紗「お菓子やジュースで馬鹿騒ぎするものだよ」

 

楓 「ちょっと鶴紗さん?それは偏見でしてよ。本当のパーティーとはもっとゴージャスですわ!」

 

梅 「そういう事か?」

 

 

 

side真

 

真 「よいっしよっ…」

 

リハビリを終えてベッドに戻った俺、あーあ…また退屈な時間がガガガ…しかし美鈴ちゃんがカリスマねぇ…まぁ俺レアスキルに関してはど素人だからなぁ…よし

 

520:代行擬赤目 ID:sinigamiredeye

【急募】カリスマについて【ワカンナイヨ-】

 

522:一般転生社畜 ID:voAXb10tS

美鈴様の件か

 

523:一般転生社畜 ID:nCt3bFo79

まず本人から聞いたら?

 

524:代行擬赤目 ID:sinigamiredeye

いや、まぁそうなんですが…一応概要だけでも知っとこうかと

 

526:一般転生社畜 ID:NCxPtlpbO

カリスマとは

 

邪悪なマギの力から身を守る浄化のスキル。

近くのヒュージ側のマギエナジーを反転させて自己の物とし器に入りきらないものは周りに帯びる。

それを仲間に供給することで、味方の能力と士気を高揚させる。

チーム全体のバランスと、全体攻撃力の向上を促す魔法を高度なレベルで常時発動させる。

覚醒条件は厳しくないが極端に覚醒者が少ない為、まだ解明されていない点が多いスキル。希少レアスキルの一つ

 

527:一般転生社畜 ID:dP0qz04VQ

つまりは味方のやる気上げて頑張りますよってスキル

 

528:一般転生社畜 ID:pk1YxiwdD

ざっくりしすぎ…でもあながち間違っては無い…んだけど…

 

529:代行擬赤目 ID:sinigamiredeye

?なんかあるんですか?

 

530:一般転生社畜 ID:60YNnvbTf

カリスマって解き明かされてないことが多すぎるスキルでな…類稀なる統率力を発揮する支援と支配のスキルとは言われてるが…

 

531:一般転生社畜 ID:P7xy+UlIk

その気になれば記憶改竄なんかも出来るらしい

 

532:代行擬赤目 ID:sinigamiredeye

記憶の改竄!?なんか一気に不穏になって来ましたよ!?

 

534:一般転生社畜 ID:black cat

まぁそんなもの使役する者次第じゃ、良くも悪くも使えるものなんぞこの世にごまんとあるわ

 

536:一般転生社畜 ID:tentyou

そッスねぇ。その記憶改竄1つとったって嫌な記憶を消せるってみる人もいれば自分にいいように記憶を消して悪いことに使う人だっているんスから

 

537:一般転生社畜 ID:2AIw0fOos

セヤナ-

 

539:大前田のパパンID:previous age2 No.2

そういう事だ

 

 

統率と支配、ねぇ…

 

真 「でもそれとヒュージがどう関わんだろ…ダインスレイフだって…」

 

唸っているとドアをノックする音がする

 

真 「入ってマース」

 

美鈴「おや、それは失礼…って待ってくれ」

 

ガラガラーと引き戸を開けて入ってくる美鈴ちゃん

 

真 「いやん、入ってるって」

 

体をくねくねさせる俺…うん、普通にキモイな…キモイからやめよ

 

真 「高松のオッサンに言われて来たんだろ?」

 

美鈴「…ああ」

 

うーん沈んでますな…さてどこから聞いたもんかね…

 

 

 

side 夢結 百由

 

夢結「百由、来たわよ」

 

そう言って工廠科に入る夢結

 

ミリアム「おう、夢結様」

 

夢結「ミリアムさん?」

 

中にはミリアムと百由が居た。なにかの作業をしていたようだ

 

ミリアム「じゃわしは一休みじゃ」

 

百由「うん~」

 

ミリアム「ふあ~。ごゆっくり~」

 

と欠伸をして出ていくミリアム

 

夢結「また徹夜?」

 

百由「ええまあ。気にしないで。好きでやってるから」

 

夢結「毎日ご苦労さまね」

 

百由「え、今あんた私に気を使った?」

 

とびっくりする百由

 

夢結「いえ…別に…」

 

と顔を背ける

 

百由「嘘嘘嘘!孤高の一匹狼としてリリィからも一歩引かれたあの白井夢結がよ!」

 

夢結「…」

 

少し恥ずかしそうにする夢結

 

夢結「って…世間話をするために呼んだわけではないのね」

 

百由「っと…回りくどい前置きは後回しにして…後回しにしたら後ろ置き?違うか。ごめんね。私もちょっと覚悟がいるのよ」

 

はぁと1つため息をこぼす百由

 

百由「聞きたいのは美鈴様のこと」

 

夢結「CHARMのことでは…ないの?」

 

百由「これは元々夢結が契約していたダインスレイフだけど2年前の甲州撤退戦の時最後に使ったのは誰?美鈴様よね」

 

顔を背ける夢結

 

百由「このCHARMね。術式が書き換えられているの」

 

夢結「えっ?」

 

百由「知らないか。じゃあカリスマのことは?」

 

夢結「カリスマ?お姉様が?」

 

百由「カリスマは本来リリィ同士で使うレアスキルよ。仲間の士気を高め結果としてレギオン全体の能力を向上させる、その性質から支配のスキルともいわれているわ…ただ美鈴様はリリィではなくヒュージに対してそれを使った形跡があるの。マギとはヒュージを使って古い秩序を破壊し新しい世界を生み出す意志だとする説もあるわ」

 

夢結「…」

 

百由「だけど今私達の管轄するヒュージの行動にはこれまでになかったパターンが現れるようになったの。何かがヒュージを狂わせ闇雲な凶暴性が増しているような」

 

当時の事を思い出そうとするが、激しすぎる戦いや真の介入でかなりゴタゴタしていた

 

百由「変化の現れた時期はこれを回収した戦いの前後と一致するわ。2年前に仕込まれていた何かにそこでスイッチが入ったとしか」

 

百由「心当たりある?」

夢結「分からない…お姉様は強くて優しくて立派なリリィ。分からないわ…それしか…ごめんなさい」

 

百由「いいから!気にしないで」

 

夢結「百由…」

 

百由「ん?」

 

夢結「私!…いえ。何でもないわ」

 

そう言って部屋を出ていく夢結

 

百由「はあ…まあそんな簡単に昔に戻れるわけないわよね」

 

とつぶやく

 

 

side夢結

 

工廠科を出た後夢結は美鈴との事を思い出していた

 

〜回想〜

 

美鈴『不思議だと思わないか?こんなに咲き誇っていてもソメイヨシノが実をつけることはない』

 

夢結の膝に寝転ぶ美鈴

 

美鈴『人の手を借りなければ増えることのないこの桜もこの辺りにはもうこれだけだ。僕はヒュージはこの桜の木に似ていると思うんだ。マギによって作られ生まれた瞬間から何も食べず何も生まずただ戦って死ぬためだけにある』

 

夢結『美しいものをヒュージと例えるのは…』

 

美鈴『だったらリリィはどうかな?リリィもまたマギによってヒュージ化したヒトの姿だ。ただリリィは迷いや弱さを抱えたまま戦う。人を超える力を持つことへの恐れやそれが命を懸けて守る価値のあるものだろうかという問いを抱えたまま。この違いは何だろう』

 

夢結『…分かりません。守るものに価値を問うのは私達の分を超えています』

 

美鈴『正しい答えだ。こんなこと他の誰にも言わないのにな。夢結のそんな顔が見たかったのかもしれない』

 

 

 

 

 

side真

 

真 「なるほどね…」

 

美鈴「…」

 

真 「…なんというか…めんどい事になってんなぁ」

 

結論、美鈴ちゃんは記憶の改竄はしたみたい。けどそれは今回の件とは関係ないみたいだな…

 

真 「えーとだ、話を整理すると…まず美鈴ちゃんはサブスキルとして「カリスマ」が使えて、えーとエンハンスメント?ってのでカリスマをメインのレアスキル並に一瞬使える。それでダインスレイフの術式を変えて戦っててその途中で俺が介入、そん時にヒュージにぶっ刺したままにしたダインスレイフが例のあれと…そんでダインスレイフはヒュージに持ってかれてレゾンが使ってた…けど扱いきれてなくて燃えてた。てことはさ、あのダインスレイフに使った術式?ってのが色々変にしてるってことか?」

 

美鈴「僕もそこまでちゃんとは…あの時は夢結を守りたい一心で…」

 

真 「ふむ…」

 

多分あのダインスレイフに使った術式ってのがヒュージをおかしくしてるのは確定…ただそれがどんなもんかはワカランチンと

 

美鈴「…こんな汚い感情を夢結に見せたくなかったんだ…」

 

真 「ん?汚い感情?アホか、誰かを大切に、好きに思うって感情の何処が汚いんだ」

 

美鈴「違う!僕は…あいたぁ!」

 

美鈴ちゃんのデコを弾く。全くさぁ

 

真 「いいんだよ、別に。人間誰しも少なからずそういった想いってのはある。でもそれはその人を思うからこその想いだろ?それを否定するってのはその人を否定することだって俺は思う」

 

美鈴「…でも」

 

真 「でもじゃありません〜好きなら好きでいいの、それを伝えるかどうかはその人次第だし伝えたくないなら秘めてればいい。その想いってのはきっと無駄になんかならない」

 

550:一般転生社畜 ID:kCHuJ5BB9

イッチってさ…たまにこう…すげーいいこと言うよね

 

552:一般転生社畜 ID:/p0MqTDIH

あーわかる

 

553:一般転生社畜 ID:nUWS600np

普段百合に挟まるせいで俺らに総スカン食らうけどそれ以外はイッチすげー良い奴だもんな

 

555:一般転生社畜 ID:EXtqvREic

たまにチョコラテ過ぎるところあるけど

 

556:一般転生社畜 ID:+t37NCRJI

ドン・パニーニに怒られそうだよな

 

558:一般転生社畜 ID:+XK7syhvj

ドルドーニ・アレッサンドロ・デル・ソカッチオだ二度と間違えるな

 

559:一般転生社畜 ID:VVz6JSQxU

ア、ハイスミマセン…

 

561:一般転生社畜 ID:XntNnUyjl

人の汚いところも全部知っててそれでも綺麗事を言うって言うのがまたねぇ…

 

563:代行擬赤目 ID:sinigamiredeye

な、なんです急に…皆して褒めて…怖いんですけど

 

565:一般転生社畜 ID:jM4W/hsAF

お前さんは本当に出来た子だねぇ…さぞいい親御さんに育てられたんやろうなぁ

 

566:代行擬赤目 ID:sinigamiredeye

…はい。父さんと母さんは凄い人でした

 

567:一般転生社畜 ID:jM4W/hsAF

あ、スマン…イッチ親御さん無くなってるんやったな…デリカシーなかったわ

 

569:一般転生社畜 ID:CaAkUAwsh

>>565は俺らで締めておくから許したってや、でも自己犠牲は周りを傷つけるんやで程々にな

 

571:一般転生社畜 ID:anVncbqCC

>>565邪王炎殺黒龍波ァ!!

 

572:一般転生社畜 ID:jM4W/hsAF

ギィニィャァァァァ!!!

 

 

 

side梨璃 夢結 美鈴

 

何も考えられずに廊下を歩く夢結

 

梨璃「お姉様!」

 

後ろから夢結の腕を掴む梨璃

 

梨璃「捕まえましたお姉様」

 

美鈴「…夢結?梨璃?」

 

夢結の前から美鈴が歩いてきていた

 

梨璃「あ、美鈴様!良かった!ちょうど探していたんです!」

 

美鈴の腕も掴み

 

梨璃「あの…みんなが私のためにラムネパーティーを開いてくれるって。お姉様も美鈴様来てくださいますよね?」

 

夢結「ごめんなさい。今は…」

 

美鈴「…うん、僕も…」

 

梨璃「待ってください!」

 

掴んだ手を離さない梨璃、が

 

夢結「やめて!」

 

梨璃「あ…」

 

美鈴「夢結…」

 

夢結の背中を見送る2人。この後に起こる災悪に巻き込まれるとも知らずに

 

 

 

side高松

 

窓の外を見る高松と生徒会の3人。海の向こうのヒュージネストから3つの何かが打ち上がっていく

 

史房「ヒュージネストから射出された物体は3つ。弾道軌道の最高到達点は3800kmで…」

 

眞悠理「目的地は?」

 

史房「それが…予想される放物線は地球を一回りしてここへ」

 

眞悠理「戻ってくる?3つともか!?」

 

祀 「ネストにだって相当な負荷がかかるでしょうに」

 

つまり百合ヶ丘はヒュージに襲われると言うこと、ならば高松がやる事は1つだった

 

高松「百合ヶ丘の全生徒に退避命令を発令する。各自持ち場を離れて避難区域まで後退するように」

 

史房「それで済むでしょうか」

 

高松「分からん。じゃから早急にな」

 

 

 

 

side真

 

百合ヶ丘の校舎に退避勧告が鳴り響く。マジかぁ…地球一周してここに落ちるってマ?泣くぞ

 

真 「ま、やる事は1つなんだけどね…」

 

いてて…あーこうなったらアレしかないよなぁ

 

真 「代行証っと」

 

とりあえずデカイ傷は塞がってるから大丈夫だな…とりあえず貰った兵糧丸食べてっと…あと左腕にバンドして包帯取れないようにして…

 

真 「うっし!行くか!」

 

バタバタと皆が用意し走っている中俺は屋上に上がる。斬月を出して死神化する、んだけど

 

真 「ん?袖直ってない」

 

左半身側の死覇装が直ってない。霊力が完全に回復してないからか?いや、でもあれって卍解の場合だったような…まぁなくてもいいが今の格好双極の丘でルキア助けた時の一護みたいだな…んお?

 

真 「ただいま出ることが出来ませんピ-ヒョロロピ-の後にメッセージをd」

 

高松『鈴村君!今どこにいるんだ!』

 

ケータイにかけてきたのは高松のオッサン

 

真 「え?えーと…小便しに屋上に…」

 

高松『まさかとは思うが落ちてくるヒュージを迎え討つ気ではあるまいな!』

 

バレテーラ…

 

真 「ソソソソ」

 

高松『やめなさい!君はまだ怪我も治っていないだろう!』

 

真 「だからってここをなくなるのをただ見てられるほど楽観的ではないんですよ。大丈夫ですって!死ぬ気は無いんで」

 

ブチッと切って代行証の中にケータイを入れる。なんだが代行証が四次元ポケット化してるけど…ま!いっか!

 

真 「お、見えてきた」

 

えー結構な速度出てますねコルェワ…しゃーない!百合ヶ丘の敷地内に落ちる前に全力で行きますか!!

 

 

 

つづく

 

 

 




次回 【純粋】ユリ2【無垢】
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